[過去ログ] 小学生女子が小学生男子をいじめる世界の小説 (1002レス)
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165: 私立桜女学園附属*学校 02 2009/12/31(木)12:15 ID:Xr5Z349j(1/5) AAS
《5:給食の時間》
給食の時間も5年A組の男女が対等な関係でいられるはずはない。
今日のメニューはジャムパンに焼きそば、ビーフシチューにプリンという、小*生なら誰でも喜ぶ
ような献立。だが男子達はどうも浮かない顔をしている。
「それでは手を合わせて、いただきます」
「いただきます!」
机と机を向かい合わせて給食を食べ始める女子達。その正面で、何もせずにじっと黙っている男子。
よく見てみると、男子の給食の食器には、何ものっていない。逆に女子はジャムパンを1人2個も
手にし、焼きそばは大盛りによそわれ、プリンも2個重ねてある。そう、毎回の給食を、男子は食
べることができない。自分の分を全て、仕えている隣の席の女子に差し出す。それが男子に課せら
れた義務だったのだ。
「成長期の女の子は普通の給食じゃ足りないのよね〜」
それが女子の言い分。それは勿論男子も同じはずなのだが、女子はそんなことは気にも留めない。
だからこそ、発育の良い女子と発育不良の男子というクラスが出来上がってしまったのかもしれな
い。女子は二人前の給食を美味しそうにペロリと平らげてしまう。
こんな光景も見られる。
「私、ニンジン嫌いなんだよね〜」
そう言いながら、ビーフシチューをスプーンでかき回すのは紀香である。隣席の義博はただそれを
じっと見るしかない。紀香は義博の盆から空の皿を一つとり、自分のビーフシチューの中からニン
ジンの欠片をつまみ上げると、皿に載せていく。
「はい、これ義博の分ね」
そう言って義博に渡されたのは、5欠片だけのニンジンであった。紀香が嫌いな食べ物を処理する
のが義博の役目なのだから、当然のことであった。
だが、これが逆に惨めで、義博は泣きたくなった。紀香は焼きそばやプリンを美味そうに頬ばって
いるのに、自分が食べるのは雀の涙ほどのニンジン。どうしても、紀香の食べているものが羨まし
い。
「そんなにお腹空いた? 義博」
義博の視線に気づいた紀香が言う。そして、ニンマリと笑うのだった。
「食べさせてあげるわよ、私が一端食べた奴を、後でね。ちょうどお腹張っちゃってるの。次の休
み時間、一緒にトイレ行きましょ?」
その言葉の意味が分かり、義博は青ざめてますますブルブルと震えるのだった……。
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