[過去ログ] 女権帝国【アマゾネス・サーガ】part4 (986レス)
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158: アマゾネス・サーガ「無敵の英雄」 2009/11/11(水)15:20 ID:MifjCLP7(3/3) AAS
第5部 黙示録の巻 第8章 暗雲(4)
ここは花の都、フィレンツェ。イタリアを代表する豊かで美しい町。
しかし、そのフィレンツェに、何やら怪しげな暗雲が立ち込めつつあることを、市民の誰もが感じていた。
「ルドヴィーコめが、『十三人委員会』を創設する模様ですぞ!」
「何と……あの男の増上慢、もはや看過できぬ! 我らの決断の時が来たというものだ!!」
「然り! 剣の時、炎の時こそ来たれり!!我らのフィレンツェに自由を、圧政者に死を!!!」
元老院議長フェデリーコの邸宅に参集し、ドゥーチェ・ルドヴィーコへの敵意を露わにしているのは、元老院議員たる名だたる大貴族達。
「ルドヴィーコは己の意に従う議員ら十三人に、『十三人委員会』を結成させ、元老院の機能を剥奪しようと企んでおります!
これは、ゆくゆくは元老院を廃し、己が独裁者とならんとの野望の現れ!!!」
「許すわけには行かぬ!賽は投げられた……我らがフィレンツェに自由を!圧政者に死を!!」
元老院議長フェデリーコの言葉に、密かに参集した議員らは一斉に頷いた。
「誰か、祖国フィレンツェのため、破邪の剣を振るってくれる者はいないか!?」
フェデリーコの言葉に、一人の若き議員が立ち上がった。
「私がやりましょう!フィレンツェに自由を!!」
男の名はリカルド。貴族の師弟にして、フィレンツェきっての剣の名手である。
フェデリーコは頷き、厳かに断を下した。
「祖国フィレンツェの国体を破壊し、市民の自由を奪う反逆者、ドゥーチェ・ルドヴィーコに死をもって報いん!!
執行者はリカルド、義を愛する勇士!!諸君、正義の戦士を讃えよ!」
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