[過去ログ] 秋田クールー病を社会生態学的に考える(その2) (396レス)
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59: 481 2006/03/21(火)17:01 AAS
ナチス・ドイツの有機農業 「自然との共生」が生んだ「民族の絶滅」
藤原辰史、柏書房、2005/11/13
外部リンク[html]:www.cc.mie-u.ac.jp

ナチスドイツで有機農業が押し進められていたというのは初耳であるが、
そのことをホロコーストと接点で捉えた筆者のオリジナリティはあかぬけていると言えるだろう。

ルドルフ・シュタイナーのバイオ・ダイナミック農法については言葉程度で
ほとんど内容を理解していなかったが、その農法が「生命法則農法」という名に変わりつつも
ナチスドイツで取り入れられたのは、本書に書かれているように、輸入が絶たれて
化学肥料の不足が憂慮されたドイツがその物質循環機構を活用して単に無駄を無くす
ということだけではなく、そのエコロジー思想によって動物や植物との共生を重視する農業
に向かわせることで、「人間非中心主義思想」へ発展させて他民族との共生を
排除しようとする意図も働いていたのであろう。

本書のすばらしいところは、農学とは異なる分野に所属する立場でありながら
多様な文献の掘り起こしを行って、バイオ・ダイナミック農法の現場は技術を
明かすところから取り組んでいること

(以上、全文URLである。当該書籍及び書評は、秋田県の循環型農業政策を考える上での参考資料になりうる)
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