[過去ログ] ハイリターン狙い●外国株でも▲コインでも何でも (714レス)
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346: 2019/05/15(水)03:48 ID:YWWsmBl6(2/3) AAS
アンリツの検査計測装置がアツい
当研究所では、5G通信の普及の前段階で開発に必要な計測器を製造販売しているアンリツ(証券コード:6754)の業績動向が5G開発進捗の指標になると注目しています。
冒頭のグラフを見れば、各通信世代が普及する1年ほど前からアンリツの売上収益の拡大が開始していることがわかります。
なお、3G普及期(2000〜2001年)や4G(LTE)普及期(2010〜2012年)以降は、開発需要が減衰する影響から同社の業績が悪化しましたが、
今回の5Gに関しては、スマートフォンを中心とする従来の需要に加え、自動運転やIoTなどの新たなユースケース拡大が見込めるため、業績の伸長は長期化すると考えられます。
アンリツのT&M事業(検査計測装置事業)の2019年3月期実績は、売上収益682億円(前期比25%増)、営業利益94億円(同4.4倍)と急拡大しました。
地域別では特に米州の売上収益増加が顕著となり、5Gに対する世界的な投資が立ち上がり始めたことがうかがえます。
他にも注目の5銘柄は?
波長可変レーザー光源という光通信部品の検査に用いられる製品については、santec(6777)のシェアが高い模様です。
検査計測装置のみならず、世界的な5G関連投資の本格化により拡大が期待される分野は幅広いと考えられます。
5Gネットワークは、従来と同様に基地局(アンテナ)、光伝送装置、光ファイバー、光コネクタ、光トランシーバーといった機器・部品などから構成されますが、
通信トラフィック(ネットワーク上を移動する情報量)の拡大をにらんだ強化・増設などが見込まれますし、高周波対応などにより設備が高度化していくと考えられるためです。
残念ながら、基地局やスマートフォン端末メーカー(およびチップセット)といった分野において日本企業のプレゼンスは低いのですが、
関連機器や部品部材の分野においては十分にビジネスチャンスがあるでしょう。
たとえば、山一電機(6941)は5G用光トランシーバー(電気信号と光信号を相互に変換するためのデバイス)向け高速伝送用コネクタの製品開発において、
先行している模様です。また、精工技研(6834)は光通信部品(光コネクタ、フェルールなど)や光コネクタ研磨機を手がけていますが、
特に光コネクタ研磨機ではグローバルスタンダードを握っています。
さらに、5G基地局で使われる電子回路には高周波特性を求められますが、日東紡績(3110)の「NEガラス」と呼ぶ低誘電率など高周波特性を高めたグラスファイバーや、
第一工業製薬(4461)の5G基板向け紫外線硬化樹脂用材料などが、増産に向けた準備を進めています。
張谷幸一(いちよし経済研究所 企業調査部長)
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