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52: 2021/05/21(金)15:00 ID:RrDtecTf0(9/10) AAS
世界の行末・・・・・・32
イランでは、1939年9月1日に勃発した第二次世界大戦中には、レザー・シャーがイラン
国内に居住するドイツ人の追放を拒否して、連合国に鉄道の使用を拒否する。こうして
イランは急速に枢軸国のドイツに傾斜して行った。このために、連合国のイギリスとソ
ビエト連邦は、1941年夏に鉄道を含む補給路と、石油などの豊富な資源の確保のために
イランへの侵攻を行った。この侵攻を受けてレザー・シャーは、連合国の一国でイラン
との関係も深かったアメリカ合衆国のフランクリン・ルーズベルト大統領に仲介を求め
たものの 拒否され9月にはイラン軍は制圧された。その後イランは、両国による共同
進駐を受け、両国の圧力を受けて退位した父に代わり、モハンマド・レザーはモハンマ
ド・レザー・シャーとして皇帝に即位し「白色革命」を推進してイランの近代化を進め
ている。皇帝はしかし、モハンマド・モサッデク政権が誕生し1951年より石油国有化を
進めソ連に接近する首相と対立する。1953年にCIAとMI6の支援を受けた皇帝派のファズ
ロラ・ザーヘディー将軍らによるクーデター(アジャックス作戦)が起きてモサッデク
首相は失脚し、権力を回復したが、このやり方が尾を引いた。石油国有化を断行したモ
サデグ政権を倒した軍部クーデタでいったん実権を失い海外に亡命していたパフレヴィ
ー2世が帰国したが、この秘密警察サヴァクを動かして左右の反体制運動を取り締まる
など権威主義体制を敷き、上からの指導改革を図って経済成長を目指すといういわゆる
開発独裁体制を確立する道を歩いたからだ。日本の飛躍的な経済成長に注目して1963年
からは石油の輸出により獲得した外国資本とアメリカ合衆国による経済援助を元手に、
白色革命は、土地の改革、国営企業の民営化、労使間の利益分配、婦人参政権の確立、
教育の振興、農村の開発などの改革を実行し、イランの近代化を進めが、一方で親欧米
路線のもと引き続き欧米諸国の外国資本の導入によって、欧米の諜報工作員がはびこっ
た。こうして専制政治を復活させた事で、イランの石油国有化を中心と民族主義政策は
挫折したが国民はより性急な改革に反対が起こっていた。
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