我々はどうやって生きて来たか。 (223レス)
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39: 2021/02/10(水)10:22 ID:88T03aqt0(1/7) AAS
かつてリビアと言う国にカダフィ大佐というものがいた。独裁軍事政権だったので、
 人々は素直に従って平和に発展していた国だった。ところがソ連供与の核をすてて、
 油田開発で欧州に輸出していくと、中国資本がインフラ整備に名乗りを上げた。携帯
 端末を安く供給し、欧米の民主化運動とつながった時に、民衆はジャスミン革命など
 よばれた抗議運動に、日本にいた駐在大使すらも民主化革命だと母国に帰っていく。
 カダフィは追われ土管の中で死に絶える。ではリビアは民主化は成り得たのか。否、
 かつての教育も文化も秩序も政治も行政のほとんどがない浮浪者の貧困国家で観光の
 資源すら、暴徒に観光客が襲われる国になり、爆破された博物館跡に新しくオープン
 した博物館ができたが、数々の戦闘や戦死した人々を回顧するのみだ。学校では再び
 授業が始まった。中には砲火の傷跡でぼろぼろのままの校舎もある。かつては反逆軍
省4
40: 2021/02/10(水)10:23 ID:88T03aqt0(2/7) AAS
 アラブの春と言われた大衆デモはたちまち周辺諸国に及んで、部族的集団をカダフィ
 大佐がその独特なカリスマ性で統率して国家を形成していたが、この大衆デモの声は
 結局、徹底抗戦を叫ぶカダフィ政権との内戦となって長期化し、NATO軍の支援を得ら
 れた反体制派のリビア国民評議会が、同年8月首都トリポリを陥落させカダフィ政権
 が崩壊した。実に42年にわたる長期独裁政権の熱いカダフィの夏は終わったのである
 。そして欧州の秋波も大量難民で冬にかわる。カダフィ政権崩壊後、リビアは東西に
 分裂し、国連が承認するトリポリのイスラム系「国民合意政府」とトブルク代表議会
 政府、そして親カダフィ派の避難先がIS系組織となり、その他の地方勢力が乱立し
 、たちまち石油施設の奪い合いや石油利権をめぐる凄まじい抗争と部族間の報復が始
 まりまったからだ。アラブの春どころか 峻烈な厳しい冬将軍の時節の国に変化した
省5
41: 2021/02/10(水)10:23 ID:88T03aqt0(3/7) AAS
 現在でも進行中の内戦は、大きく終結が望まれてはいる。現在では、リビアの最大の
 問題点は東西の分裂に収束はしている。この対立の構図は国連が承認している、西部
 のトリポリの「国民合意政府」と、東部のベンガジを実効支配しているハフタル指揮
 下の民兵組織「リビア国民軍(LNA) 」との戦闘で、統一の二項対立という二律背反の
 のままだ。トリポリの「国民合意政府」は中東の大国トルコとの強い協調関係があり
 、一方、ハフタル指揮下のLNAはリビア東端トブルクの「代表議会(HoR)」政府と連携
 し、エジプトやUAEなどに支持されている。その卓越な作戦能力の故に国際社会か
 らも認められつつある民兵組織ではあるが、欧米の様な倫理や規範や協調意識は少な
 く部族的な集団により構成されており、属する集団への帰属意識で動く、並列しての
 存在を黙認し集団同士で結束、協調するという考え方が培われてない、もともと選挙
省6
42: 2021/02/10(水)10:40 ID:88T03aqt0(4/7) AAS
 アフガニスタン東部で2019年にNGO「ペシャワール会」の現地代表の中村哲医師
(当時73)が殺害された事件で、アフガン捜査当局がイスラム武装勢力「パキスタン・
 タリバーン運動(TTP)」の地方幹部でパキスタン人の男を主犯格と特定したことが
 、複数の捜査関係者への取材でわかった。TTPの報道担当者によると、男は1月末に
 死亡した可能性が高いという。男は生前、「(中村さんを)誘拐するつもりだったが
 、(共犯者が)殺してしまった」と周囲に話していたという。

  こうした偉人を殺しまくるのが 紛争の正体だ。自由を望むな 使命を重んじろ。
 民主主義や自由主義は 稼ぎはあろう。だが稼ぎは人間としての務めの為のものだ。
 人間としての務めは 全人類の 安寧の生活や平和の構築ではなく、家庭や個人の
 平穏と暮らしで 他人を思いやる社会の建設だ。
43: 2021/02/10(水)17:20 ID:88T03aqt0(5/7) AAS
 今回のクーデターを前に前日、国軍とスー・チーの両サイドで「最後の交渉」が行わ
れたことが明らかになっている。選挙不正への対応をめぐるもので、交渉内容を知りう
る筋は「メンツとメンツのぶつかり合いだった」と明かす。この国の憲法は、国家非常
時には最高司令官が全権を掌握できるシステムになっている。「クーデター容認条項」
がある。そうした憲法上の実質的な最高権力者ミン・アウン・フラインと、憲法を超越
した最高権力者スー・チーの2人は、互いに妥協を拒み、従来からスー・チーへの不満
に加え、義憤にかられたミン・アウン・フラインは最後の一線を越える決意をした…。
「選挙不正」がクーデター正当化の理由になりえるのか、と提起されるが、スー・チー
政権を誕生させた2015年総選挙でもスー・チー側が「不正」を訴えて大騒ぎになった事
もある。軍系政党の票の買収疑惑に加え、今回と同様に有権者名簿の不備に起因するも
省14
44: 2021/02/10(水)17:39 ID:88T03aqt0(6/7) AAS
ミン・アウン・フラインも又大統領になれた階段があった。スー・チーのNLDは2015年
総選挙で大勝して、国会議席の過半数を占めて、NLDが出す副大統領が大統領に選出さ
れることになった。しかし、大統領は憲法上、国家元首である。スー・チー女史は自分
がなりたかったが、憲法の国籍条項によって出来ない要素が阻んでいた。息子が外国籍
だからだ。そこで彼女は「大統領の上に立つ」と宣言し、ミン・アウン・フラインとは
水面下で攻防を繰り広げて今の地位にいる。当時のヤンゴンでのNLD法律顧問をやり
最高裁の法廷弁護士だった人物は推移を語っていた。この時スー・チー女史は国籍条項
の一時凍結案を国会で通して「正式な大統領」になるウルトラC案を突き付けた。が、
しかし「憲法の守護者」を任じるミン・アウン・フラインは頑なに抵抗し、抵抗は強く
国民的にも支持された。最終的にスー・チーは「国家顧問」という超法規的ポストを、
省11
45: 2021/02/10(水)17:47 ID:88T03aqt0(7/7) AAS
 裏には見逃せないロヒンギャ問題がある。資金を持つ中国資本も欧米資本も隠れて、
暗躍していた。とみるのは当然だろう。特にバイデン政権の発足は中国側の運動家達を
勢いづかせていたし、欧米もロヒンギャを守る立場で国軍に反対し民主化に動いていた
どう見ても法の守護者たるミン・アウン・フラインには旗色が悪かったのはゆがめない
国軍は、ロヒンギャ武装組織への掃討作戦に国連や米欧から「民族浄化だ」と何故だか
厳しい非難を浴びせられている。武装組織による治安部隊への同時多発テロの引き金と
なった作戦で国民からも白い目でみられた。国際司法の場は国軍幹部は訴追の対象だ。
2期目に入ったスー・チー政権が国際的な圧力に屈し、拘束などのリスクにさらされる
可能性は強い。しかし、あのリビアの惨状を見る限り欧米の指導者は応援する相手を、
間違っている。と言わざるを得ない。均衡な発展を図る国軍がいてこその中国の押さえ
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