てすと (136レス)
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75: 2021/07/04(日)18:20 ID:+w9HbY9G0(2/3) AAS
十字軍の空の下に    08

 巨大資本でラオスを荒らしまくり、結局のところ廃虚を残しただけとなった中国は、
ここへきて、ミャンマーに目をつけ、また開発を計画した。ラオスでの政府の肝いりで
スタートした経済特区と同じ事をミャンマー政府に行ったのである。ラオス内実では、
中国資本に開発を丸投げしていて当時を知る現地の男性は言う。「カジノで遊んでいる
のは中国人ばかりでした。カジノ場では、中国人の高級娼婦が名刺を配り歩いており、
VIPルームの中に入るとアヘンの匂いが立ちこめていました。」しかしながら、カジ
ノで身ぐるみはがされる中国人現地人が続出し、殺人事件が多発し暗殺団すなわち取り
立て屋まで商売した。こういして「犯罪の街」となってしまったのです。夢の街の成れ
の果ての現在は、ボーテンで、20数件の雑貨店や飲食店が街の片隅に軒を並べている。
全員が中国人で、壁の時計は中国時間に合わされて雑貨屋商売している。これが、中国
が強引に創り出そうとした「夢の街」の成れの果てだったのです。ボーテンから離れた
国道沿いに、かつてこの地に住んでいた少数民族 (ルー族) の村がある。「2000ドルを
やるから出て行けといわれ拳銃で脅かされた。逆らうことはできません。それまでは、
先祖代々田畑の恵みで生きていましたが、今あるのは家だけです。」「荷物の積み降ろ
しの出稼ぎで家族6人を養っています。この先? あるのは不安だけです。」と答えた
。しかし、ミャンマー政権やコロナ禍のせいで、このボーテンに今度はゴルフ場を中心
とした山岳リゾート開発が持ち上がっている。閉鎖したホテルや商店の一部が再開しつ
つあり、地元民は「また治安が悪くなるのではないか?」「やめてくれ!」との困惑の
声を発している。中国人のための観光地となったボーテン。東南アジアで唯一「海のな
い」国のラオスの風景は、山と田畑ばかりです。日本の本州くらいの面積にも関わらず
、人口も約 650万人と少ないため、国道を走っていても滅多に集落を目にすることがあ
りません。そこで行われた「磨丁黄金城計画」…「ボーテン・ゴールデン・シティ」…
この夢の傷跡。地元はこの国道建設の、次にくる鉄道建設にも恐れをなしている。
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