【愛媛】[新居浜市]新居浜太鼓祭り[2019/10/15-18] (319レス)
【愛媛】[新居浜市]新居浜太鼓祭り[2019/10/15-18] http://egg.5ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1571067647/
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87: 情報発信元:七七四通信社 [sage] 2023/11/04(土) 00:30:31.27 ID:+zNW6qfk 動物性脂肪を食べ過ぎると脂肪を多く含む食品への依存が発生すると聞き、 「どうやら自分も依存症みたいだ。今さら抜け出すことはできないんだろうか」 と感じた人がいるかもしれません。抜け出すための鍵はすでにみつかっています。 動物性脂肪の依存症になって肥満したマウスの脳ではエピジェネティクス変異が起きていて、 ドーパミンを受け取る構造を作るよう指令を出す遺伝子のスイッチがオフになっていました。 そのため、遺伝子のスイッチが切れるのをじゃまする物質を使って遺伝子をオンにしたところ、 マウスは動物性脂肪を多く含む餌を以前ほど食べなくなりました。 取りつかれたように動物性脂肪を食べていたのが嘘のようです。 もちろん、こんな危険な物質を人に使うわけにはいきません。 2021年の時点で遺伝子のスイッチを切り替える技術に関する明確な規制はないため、 使用しただけで罰せられることはありませんが、 スイッチがオフでなければいけない他の遺伝子までオンにしてしまう恐れがある以上、 投与は慎重に検討すべきです。でも大丈夫、もっと安全な選択肢があります。玄米です。 玄米に含まれるγ‒オリザノールという成分は脳で起きた好ましくないエピジェネティクス変異を修正して、 動物性脂肪への依存症をやわらげると報告されています。 稲の籾を包む固い籾殻を除いたものが玄米で、ここからさらに糠と胚芽をはがすと白米になります。 γ‒オリザノールは稲の糠に含まれているため、白米からは摂取できません。 人での研究も始まっています。メタボリックシンドロームに該当する日本人男性を2つのグループに分けて、 白米と玄米を2ヵ月ずつ食べてもらう実験を行いました。 他の食品の摂取量は同じで、白米だけを同じカロリーの玄米に置き換えています。 すると、白米を2ヵ月食べたあとで玄米を2ヵ月食べると体重とBMIが減少し、 インスリンの効き目がよくなるとともに、総コレステロール値と悪玉コレステロール(LDL)値が改善しました。 さらに、玄米を食べているあいだだけ内臓脂肪が明らかに少なくなった一方で、 皮下脂肪の量は変わらなかったこともわかりました。内臓脂肪は皮下脂肪とくらべてやっかいな脂肪で、 生活習慣病やがんを引き起こします。玄米は有害な内臓脂肪に集中的に働きかけてくれるわけです。 ところが、玄米を2ヵ月食べたあとで白米を2ヵ月食べたグループは、体重が増加しただけでなく、 玄米を食べているあいだに起きた望ましい効果が消えて、実験開始時の状態に戻ってしまいました。 最近は玄米の健康効果が知られるようになり、産地や栽培方法にこだわって購入する人もいます。 しかし歴史を振り返れば、精米技術が進歩した江戸時代以降、 玄米を含む雑穀は白米より軽んじられる傾向が続いていました。 そんななかでも、「いや、健康のためには玄米を食べるほうがよい」という思想が受け継がれ、 実践していた人が少なくありませんでした。医学的な知識はなくとも、 玄米と白米のどちらを食べるかで体調が違うことを肌で感じていたのでしょう。 肥満防止にはγ‒オリザノールだけでなく、 白米とくらべて玄米に6倍多く含まれる食物繊維も大きな役割を果たします。 その主役は、食物繊維を分解してできる短鎖脂肪酸です。短鎖脂肪酸には他にも健康効果があり、 大腸でのカルシウム、マグネシウム、鉄の吸収を促すとともに、 肝臓でコレステロールが作られるのをおさえ、 さらには大腸の粘膜に発生した異常な細胞にアポトーシスを起こさせて、 がんになりにくくすると考えられています。アポトーシスは細胞死ともいい、 細胞を破壊して体を守るためのしくみでしたね。 妊婦さんが食物繊維をしっかり摂取すれば子どもの肥満防止に役立つ可能性があるだけでなく、 東アジア人は食物繊維を多く摂取すると糖尿病の数値が改善し、 日本人は心臓病や高血圧を発症しにくくなるまし。日本で食物繊維の摂取が減った大きな原因が、 玄米や大麦、雑穀に代表される穀物をあまり食べなくなったことです。 日本人の腸には諸外国の人とくらべて善玉菌が多くいるのに、 その餌となる食物繊維が不足していたら善玉菌も働きようがありません。 http://egg.5ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1571067647/87
88: 情報発信元:七七四通信社 [sage] 2023/11/05(日) 14:34:17.72 ID:ThplaeMI 県感染症情報(10月23日―29日) 新型コロナウイルス感染症242例。 http://egg.5ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1571067647/88
89: 情報発信元:七七四通信社 [sage] 2023/11/06(月) 20:03:45.39 ID:bc8p08sx 9月3日、日経新聞が「厚生労働省が健康診断の項目を変更する」と報じていた。 その内容は、健康診断ではおなじみだった胸のX線検査が廃止されるなど衝撃的なものだ。 ただ、実は一口に健康診断と言っても、特にがんについてだが、 「対策型」と「任意型」という2つのタイプがあるのをご存じだろうか。 まず、対策型は主に自治体が実施しているもので、住民健診ともいわれる。住民健診の検査は、 受けた人の死亡率が減ったりQOL(生活の質)が改善すると証明されたものに絞られている。 よって医療費削減などに繫がり税金を使って検査するメリットがあると認められている。 一方、任意型はいわゆる「人間ドック」のこと。 こちらは、受ける本人の希望でオプション検査を選べるようになっていて、 がんのマーカー検査やCT検査などさまざまな検査が行われる。 会社員が毎年受けている健康診断もこちらだ。しかし、人間ドックの検査項目には、 住民健診と比べて科学的根拠が乏しいものも含まれるため注意が必要だ。 厚労省による変更のお達しも、どうやら人間ドックに関係するという話を聞いている。今後、 “効果が疑わしい検査”には何らかのガイドラインができる可能性がある。健康診断を受ける際、 皆さんが気にするのは基準値だろう。血圧や血糖値など項目別に正常範囲が示され、そこから外れると 「要注意」「要精密検査」などとされる。この基準値は、最新研究の結果や医学会の意向、 各国の政策など多くの影響を受けて決まるので、実は固定されたものではない。 医学会のガイドラインは定期的に更新されており、「昔受けたときの基準値と変わっている」 と気づく人もいるかもしれない。例えば日本の高血圧の基準は、 1980年代には180/100mmHgだったのが、今では140/80mmHgに引き下がっている。 最近も、中性脂肪が空腹時とそうではないときとで分けて基準値を設けるように変更が提案されており、 今後、「空腹時中性脂肪」という聞き慣れない言葉も浸透していくことになりそうだ。 そして当然、基準値が厳しくなれば、新たに“病人”と認定される人が増える。 厳格化された基準値によって、「過剰診断」や「過剰治療」が生み出されている問題があるのだ。 例えば、前立腺がんを早期発見するPSA検査がよく話題に上る。 この検査ではがん以外のケースも引っかかることが多いにもかかわらず、陽性判定されると、 精密検査では股間に針を突き刺す、あまり受けたくない検査が行われる。受けた人には「地獄だった」 と話す人もいるほどだ。しかし、再検査の結果、何らがんでないとわかるケースは思いのほか多い。 つまりこのPSA検査そのものが、偽陽性を多く検出する傾向があり、「過剰治療」 を生む温床となっているのだ。実際、米国のガイドラインでは、前立腺がんを健康診断として行う場合には、 やってもいいが、受ける人に対してデメリットも必ず説明すべきと明記している。では、 なぜ過剰な検査が行われてしまうのか。その理由は2つある。一つは、医療機関の収入に繫がるからだ。 病気が見つかるほど病院は儲かる。そのため、病気を見つけたいと、 必要以上に行動する可能性があるということだ。もう一つは、医療関係者のリスク回避。 見逃すと後で訴えられるかもしれないので「念のために検査しておきましょう」と言いがちになる。 受ける側も「念のために受けておこう」と思うが、 それはムダな検査に自ら足を突っ込んでいる可能性がある。 この健康診断の“基本”を踏まえ、次回は「本当に必要か?」と疑ってもらいたい。 http://egg.5ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1571067647/89
90: 情報発信元:七七四通信社 [sage] 2023/11/07(火) 01:39:28.05 ID:/EpWc1uB 発達障害の子に対する一般的な対応では、うまくいかない。学校現場で今、 そんな問題が浮上しているという。こうした中、注目され始めているのが第4の発達障害ともいわれる 「トラウマ系発達障害」だ。トラウマ系発達障害とは何なのか、 その対応は一般的な発達障害の対応と何が違うのか。トラウマ系発達障害とはどんなものなのでしょうか。 2003年にあいち小児保健医療総合センターの心療科に虐待の専門外来を開設した際、 1000人もの被虐待児と接して驚いたのが、その過半数が発達障害の診断基準を満たすということでした。 長期慢性的なトラウマ(心的外傷)に晒された被虐待児には、さまざまな後遺症が出ます。 これが発達障害の症状とよく似ており、実際に被虐待児の多くが発達障害の診断を受けていました。 それはなぜかと言うと、現在の精神医学は症状によって診断されます。カテゴリー診断学と呼ばれ、 代表的な症状のうち○個当てはまるから、その病気と診断しましょうという方法で診断されるからです。 そこで、こうしたケースを「第4の発達障害」と捉え、トラウマ系発達障害と呼ぶようにしました。 その後、精神科医のベッセル・ヴァン・デア・コークが2005年に同じ現象を「発達性トラウマ障害」 という概念で説明していることを知りました。しかし、トラウマ系発達障害に対しては、 一般的な発達障害の治療が通用しません。トラウマが中核にある場合は、 それを取り除かないと子どもの本当の問題がわからないからです。発達障害に似た症状だけでなく、 愛着障害や解離性障害、双極性障害なども併存し、実は治療があまりうまくいっていません。 激しい癇癪や暴力などの問題行動が多く、学校教育の現場を非常に混乱させています。 虐待などの体験は、具体的にどのような影響を心身に及ぼすのでしょうか。小児期逆境体験(Adverse Childhood Experiences:ACE)の影響については、すでに研究が行われています。ビンセント・ フェリッティが、アメリカ疾病対策センターとACEスコアを作成したところ、大人になってからの身体的・ 精神的な健康や発達、人間関係などに大きく影響していることがわかったのです。 ACEスコアは身体的な虐待、心理的な虐待、性的虐待、ネグレクト、家族の機能不全 (親のアルコール依存、家族の精神疾患や服役等)などに関する質問に答えてもらい、 スコアを算出するというものです。このスコアが高い人ほど、 健康リスクが高くなることが明らかになりました。小児期逆境体験があると喫煙は2.2倍、 慢性気管支炎または肺気腫は3.9倍、心筋梗塞は2.2倍、アルコール依存は7.9倍になります。 虐待は脳にも影響を及ぼすのでしょうか。身体的な虐待を長期にわたって受けると、 感情や思考のコントロールに関わる前頭前野の体積が小さくなることが明らかになっています。 一般的な発達障害で、前頭前野にこれだけ大きな影響が出ることはまずありません。 このように、ACEは何十年も強い毒性を持ち、子どもの脳の働きだけでなく形まで変えてしまいます。 幻覚や多重人格(解離性同一性障害)などが起こることもあります。しかし、精神科(とくに成人)では、 「トラウマがある」という視点を持って理解し、診療する、いわゆる「トラウマのメガネをかける」ことも、 その大切さも知られていません。例えば、幻覚を訴えた患者に解離性障害を疑うべきところを、 統合失調症と診断して薬を出してしまうなど、多くの誤診が起こっています。トラウマ系発達障害は、 PTSD(心的外傷後ストレス障害)とも異なるのでしょうか。衝撃の大きい出来事があったり、 怖い体験をすると、ふとしたきっかけで記憶がよみがえるフラッシュバックが起こります。 通常は数日もすると記憶が薄れていきますが、 フラッシュバックが続くようだとトラウマになっていると判断されます。PTSDの場合は、 このトラウマが“1回だけの出来事”によるものになります。怖い体験を思い出すのはつらいので、 思い起こさせる行動を回避するようになりますが、安心感が戻ってくると過剰な覚醒(緊張) 状態は収まります。この過覚醒、フラッシュバック、回避が2カ月以上続き、 日常生活で明らかなマイナスが生じているとPTSDと診断されます。 一方、虐待のように長期にわたって何度も繰り返される反復性のトラウマは、 いつ暴力が降りかかってくるのか、つねに緊張の中で過ごすことになります。 それは過覚醒状態が続くということ。すると、感情のレギュレーション機能が壊れ、 激しい気分変動が起こります。さらに、自分は価値がないと感じたり、人への信頼関係が壊れてしまうのです。 http://egg.5ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1571067647/90
91: 情報発信元:七七四通信社 [sage] 2023/11/08(水) 00:43:51.75 ID:CfuC9R/l PTSDの3症状(過覚醒・フラッシュバック、回避)に「気分の上下・無価値感・ 他者への信頼の崩壊」の3症状を加えたものを、複雑性PTSDとしています。 複雑性PTSDではフラッシュバックがいつでもどこでも起こります。 そして、複雑性PTSDは子どもへの虐待で多く発症しています。まずはそれに対する治療が必要です。 しかし、フラッシュバックがあると一般的なカウンセリングがうまくいきません。 一般的なカウンセリングの基本は傾聴と共感ですから、 これをやるとフラッシュバックの蓋があいてしまい収拾がつかなくなって悪化してしまうのです。 子どもによく行われるプレイセラピーも同様で、ほぼ禁忌と考えています。 治療は続くものの臨床的にどんどん悪くなり、 そのうちに子どもが嫌がるようになって中断するケースがものすごく多いですね。 トラウマへの対応では一般的なカウンセリングやプレイセラピーが無効なので、 フラッシュバックを起こさないための精神療法が開発されています。それが「トラウマ処理」です。 (1)トップダウン型、(2)ボトムアップ型、(3)1と2の要素を持つもの、の3つに分類しています。 (1)は認知行動療法による遷延曝露法(トラウマを延々と語らせて慣れを生じさせるもの)、 (2)はフラッシュバックを起こさない反応を身体のほうに作る治療法で、 マインドフルネスやヨガなどがあります。そして、(3)がEMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)です。 これは、トラウマになっている記憶を想起しながら眼球運動を行い、 その記憶と心理的な距離を取れるようにするというもの。 近年はさまざまなトラウマ処理の技法があり、保険診療外来でもできるものもあります。 しかし、トラウマ処理を行うことができる医師や臨床心理士は多くありません。 そこで、一般的な外来で行うことができる簡易的なトラウマ処理方法を工夫してきました。 それが、EDMRを基盤としたTSプロトコールです。これは、 トラウマの記憶を思い出すのをやめて不快感だけを抜きます。するとフラッシュバックが収まるのです。 セルフで可能な方法も考案していて、例えば自分で自分の胸の上、鎖骨のあたりで腕をクロスし、 鎖骨の下を左右交互にパタパタと叩くというものです。心のラジオ体操のような感覚で、 学校の朝礼などでもTSプロトコールを取り入れてもらえたらと思っています。 トラウマ系発達障害には、こうしたトラウマ処理が有効ではありますが、虐待は家族の病理ですから、 子どものトラウマ処理だけでは解決しない問題もあります。虐待してしまう親は、 自身も子どものときに虐待を受けていた人が非常に多いもの。日本の子ども虐待が減らないのは、 子どもも親もトラウマ処理をしていないからなのです。トラウマ系発達障害の治療では、 子どもだけでなくその親の治療も行う必要があります。子どもの頃、虐待を受けていた女性の中には、 暴力的な男性への親和性が高くなり、そうした男性と結婚してDVに遭うというケースが多くあります。 反対に、暴力的な男性を避けて、対人距離が遠いASD(自閉スペクトラム症) の男性に親和性を感じ、伴侶に選ぶケースも少なくありません。 一方で、知的な遅れのない軽度の発達障害のある人は虐待を受けるリスクが高くなるといわれています。 発達障害の症状に対して、親はしつけで何とかしようとして虐待になってしまうことも起きてきます。 また、ASDの人は感覚過敏といった特性から、 普通に生活をしていても怖い世界が広がっていると感じやすいもの。さらに、ASDには「タイムスリップ」 (トラウマのフラッシュバックに似た記憶の病理)があり、トラウマを抱えやすくなっています。 このように、親がトラウマを抱えている家族の間では、鶏が先か卵か先かといった具合に、 トラウマが先か虐待が先かわからない状態となることがあります。 教員や子どもに関わる大人は1つ目はトラウマに気づくこと。 「トラウマのメガネをかけ」て、その子を見るのです。2つ目は、子どもだけでなく親子で見ること。 トラウマ系発達障害の子どもは長期にわたる虐待を受けていますから、その親はモンスター・ ペアレントになりやすい傾向にあります。そのため、学校だけで対処しようとすると埒があきません。 児童相談所、医療機関、心理士など、専門家との連携をつくりましょう。 3つ目は学校でできることをやること。それは何といっても教育です。学習の成果が上がることほど、 子どもの自尊心を伸ばすものはありません。トラウマ系発達障害の子はネグレクトや不登校が多く、 解離という記憶を飛ばす症状もあって、学習が遅れがち。一人ひとりに合った学習が必要です。 http://egg.5ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1571067647/91
92: 情報発信元:七七四通信社 [sage] 2023/11/09(木) 04:32:07.61 ID:NT5Z2a0G 人生を振り返ってみると、「トラウマとともに生きてきた」という感覚があります。 今までトラウマは治すものだと思って、いろいろな療法を受けてきました。 でも、「トラウマを踏み越えて生きていけ」と書かれていた。 そこでどっと涙が出たんです。自分にとって大切なものを失ったり、 傷つけたりしてしまったときに感じる不安やネガティブな感情を抑圧するために行う自己防衛を心理学的に 「防衛機制」と言います。過去のトラウマや心の傷というのは、 本当に乗り越えなければいけないものなのか、今一度問いかえしてみるべきと思いました。 現実的には、心に負っている傷は必ずしも癒やされることはなく、何らかの防衛機制を使って、 その傷を踏み越えて生きているのが現実ではないかと思います。プライベートで 「ここぞというときには、どんなに怖くても踏み越えなければいけないんだ」と感じた体験がありました。 トラウマに向き合うなかで、最後はそれでもなんとかしなければならないときがあると気づいたんです。 悠長に治している場合ではなく、「うおおおお」と乗り越えねばならない場面が、本当にあるんだなと。 火事場のクソ力みたいなときもありますもんね。みんなトラウマを解消するのではなく、 抱えながら踏み越えるんですよね。今の日本で心療内科や精神科に行く必要があっても、 実際に自分の意思で行く人は少ないです。 行ったとしてもカウンセラーと相性が合うかどうかという問題もあります。 トラウマというのは薬物療法で治るものではないと思っているので、心療内科や精神科に行けても、 ある程度トラウマ療法に対してのキャリアがある良いカウンセラーに出会える可能性は、 感覚では1%くらいの確率だと思っています。 もちろん、キャリアのある先生方に比べたらトラウマに詳しくはありません。 でも、一応思春期を専門分野にしてやってきた者としては、 これはトラウマだなと言える経験をもっている人がクラスに一人なんて、 そんな少ない数ではない気がしています。 トラウマをもつ人は多く、良いカウンセラーに出会える機会に恵まれる人は圧倒的に少ない。 誰にも相談できずにトラウマを抱えながら、 あるいはうまく乗りこなしながら生きている人のほうが圧倒的に多いと思います。 一方で、もちろんトラウマの治療は研究が進んでいます。学内ベンチャー企業があるのですが、 そこの理事をしています。工学部のベンチャーなので顕微鏡のレンズでも作るのかなと思うじゃないですか でも、ちがうんです。トラウマ治療の部署があり、そこには何百人と診ている専門家がいらっしゃいます。 なぜベンチャー企業でトラウマ治療をしているかというと、 最先端の科学の研究をしたり教育を受けたりしている人のなかにトラウマを抱えている人がとても多いからなんです。 多少の先入観も込みで、もしその背景を説明するならば、 そういう人は親も高学歴で教育熱心。その親の価値観に従っていればいるほど、 有形無形に価値が高いと見なされる家庭に育った子が多い。家族の閉ざされた価値観のなかで、 子どもによっては意識的にも無意識的にもとても無理を強いられるということが起きる。 すごくストレスフルな思春期を送って、その結果一流大学に入ったり、 就業的なチャンスに恵まれたりしたけれど、一方ではひどくさみしい思いをしていたりして、 抑圧も強い。そういう人が社会人になり気持ちが折れてしまったり、 あるいは自分に従わない部下を見ると猛烈にストレスを抱えたり、 ある種のパワハラという関係性におちいったりするというようなこともあり得るんです。 実際、その会社では延べ何百人も受診されています。 引っ張りだこなわけですが、それほどトラウマ治療が注目されていますね。 トラウマによって怒りがコントロールできなくなることもありますよね。 頭ではわかっていても部下に暴言を吐いてしまったり、 子育て中の親がお子さんに対して尋常ではなくキレてしまったり。 感情をコントロールできなくなることがトラウマ症状だと気づかないまま、「自分の性格の問題だ」 と人知れず悩んでいる方もいらっしゃいます。トラウマ療法には様々な手法がありますが、 この10年くらいで海外の方法論が日本に入ってきて、翻訳書もこの2〜3年で次々に出ています。 様々な流派のトレーニングや研修に参加していますが、オンライン開催が増えたこともあって参加者も多く、 一度に150人ほどの心理職が参加しているものもあります。 悩みの背景にトラウマがあることがわかってきていますから、 これからはトラウマを扱えないとカウンセラーとして話にならない時代だと思います。 http://egg.5ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1571067647/92
93: 情報発信元:七七四通信社 [sage] 2023/11/10(金) 03:51:36.34 ID:G5bwiEpq 死亡前1カ月間でがん患者の40%が痛みを訴え、死亡前1週間だと約30%の方が 「ひどい痛み」を訴えると聞くと、つい気が重くなってしまう。治癒できなくても、 残された時間のQOL(生活の満足度)を高める抗がん剤はないのだろうか。 延命よりもそんなことを末期のがん患者さんが望んでいると聞いたとき、 P-THPという抗がん剤を思い出したのである。教授が開発したP-THPについて、 当時、抗がん剤はがんを治療することが前提であって、 ステージ4の患者さんのQOLを維持するという発想はもとよりなかった。それに、ある化合物が「薬」 と認められるというのは、治験(臨床試験)によって有効性(効き目)と安全性(副作用)を示すことであって、 QOLを維持する抗がん剤は、はなから対象外なのだ。そんなことから、 P-THPは治療よりQOLを維持するのにすぐれた抗がん剤であることをすっかり見逃していた。 P-THPの構造は簡単で、ピラルビシンという昔からある抗がん剤にポリマーをくっつけただけである。 臨床試験で有効性と安全性が認められていない、つまり未承認の抗がん剤だった。 このP-THPを何度も動物試験で安全性を確かめると、 余命3カ月を切ったステージ4のがん患者さんから、安全性試験の希望者を募った。 それを取材させていただいたのである。希望した多くの方たちは「治療の方法はありません」 と見放されたが、がんとの闘いを諦めたわけではなかった。そんな彼らを観察していて、 P-THPはこれまでの抗がん剤とまったく違うことに驚いた。例えば肺腺がんで余命3ヶ月。 ストレッチャーに乗せられてやってきたが、希望は「口内炎が治ったらラーメンが食べたい」だった。 点滴でP-THPの投与を受けたあと、こう言ったのだ。「副作用がない」 抗がん剤につきものの副作用はゼロだったそうだ。これまで一人でトイレにも行けなかったのに、 やがて自分で歩いて行けるようにもなった。3週間もすると、あれほど願っていたラーメンを、 タクシーに乗って食べに行けるようになった。それだけではない。餃子やレアチーズなど、 好きなものが食べられるようになったのだ。とはいえ治癒したわけではない。余命は3ヶ月だったが、 7ヶ月後に静かに看取られたという。前立腺がんの末期だった農家。いきなり余命2ヶ月と言われて、 家族も見ていられないほど落ち込んでいた。それがP-THPの投与から1ヶ月後に会うと、 「毎日畑に出て働いています」と笑いながら言ったのだ。「痛みはないし、食事も普通に食べています。 びっくりです」と目を輝かせた。2カ月が1年に延命して亡くなられたが、 最期まで孫たちと楽しそうに過ごしていたという。直腸がんが肺に転移したがん末期は、 抗がん剤の副作用でひどい目にあってから二度と治療はしないつもりでいた。 ところが、転移したがんがリンパ節を圧迫して歩けなくなった。 そんなときに副作用がないというP-THPのことを聞いて試してみたそうだ。残念ながら、 投与しても腫瘍マーカーは下がらなかったのだが、なぜか多発性肺転移によくある呼吸苦もなく、 すこぶる元気そうだった。日がな一日好きなピアノで作曲をしながら、最期まで満足そうだったという。 地方公務員が肺がんとわかったときは既にステージ4だった。余命は「2ヶ月から半年」。 やがて呼吸が苦しくなり、好きなラーメンも食べられなくなった。それがP-THPで痛みがなくなり、 そのうえ副作用がないから、「今のうちにやれることはやっておこう」と、パソコンで仕事をしはじめた。 転移したリンパ節転移も、肺の腫瘍もP-THPで縮小したが、腫瘍マーカーの数値が下がらず、 半年後に亡くなった。好きなラーメンを毎日のように食べ、最期は痛みもなく旅立ったという。 P-THPの投与を受けた全員が延命できたわけではない。この4人を含めて4割程度だった。 ただ共通するのは、痛みがほとんど消え、好きな物を食べられたことである。 なぜ痛みが消えて好きなものが食べられたのか、教授もわからないと言っていた。 がんを治そうと、世界中が抗がん剤の開発にしのぎを削っているが、 ステージ4のがんを治癒できないのは今も昔も同じである。 もちろん患者さんは治したい気持ちはあるが、治らないから苦しむよりも、QOLを維持しながら、 つまりがんと共生しながら、残された時間を思う存分生きたいという患者さんは少なくない。 P-THPは、おそらく、それを実現できる唯一の抗がん剤だったように思う。 それが治療薬にならなかったことが今も残念でならない。P-THPでなくても、 確実に「QOLを維持」できる抗がん剤があるなら、ぜひとも認めるべきではないだろうか。 http://egg.5ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1571067647/93
94: 情報発信元:七七四通信社 [sage] 2023/11/11(土) 03:53:50.56 ID:idgA56Wt 人の死は千差万別で、予測のつかないことが起こることも少なくありません。 いや、人の死ばかりでなく、動物の死でも同じです。動物の安楽死で、 思いもかけない状況を体験しました。三十代のはじめに外科医として勤務していた病院で、 技師さんの研修にウサギの解剖を実演することになったときのことです。 生きたままのウサギを解剖するので、クロロホルムで眠らせましたが、それでもかわいそうで、 先に安楽死させたほうがいいと思い、メスを入れる前に塩化カリウムを心腔内に注射して、 心臓を止めました。これで安らかに死ぬと思ったら、ウサギが突然、 ヒィィーッという甲高い声を繰り返し出したのです。下顎呼吸によるうめきだったようです。 まさに断末魔の叫びのようで、私は焦りと動揺で息が詰まりそうでした。まさか、 そんなことになるとは思っていなかったからです。尊厳死や安楽死でも、似たようなことが起こり得ます。 一九九八年に発生した川崎協同病院事件の場合がそうです。喘息の重積発作で心肺停止になったあと、 蘇生処置で人工呼吸器をつけていた患者さんが、脳死に近い状態になったとき、 主治医はこのまま延命治療を続けて生きたまま身体が腐っていくような悲惨な状態になる前に、 治療を終えたほうがいいと判断し、家族の同意を得た上で、気管チューブを抜きました。 家族にも病室に集まってもらい、最後のお別れをしてからの処置です。 そのまま安らかに亡くなるはずだったのに、患者さんが背中をのけぞらせて苦しみだしたのです。 予想外の事態に、主治医は同僚医師のアドバイスで、筋弛緩剤を投与して患者さんを看取りました。 主治医の予測が甘かったとも言えますが、それは結果論で、 脳死と思われる患者さんがそんな反応をすることは、ふつうは考えられません。 それでも主治医は懸命に対応し、なんとかその場を収めたのです。家族も驚いたでしょうが、 最後は主治医に礼を述べて帰って行ったそうです。この事件の発覚は、 発生から四年たった二〇〇二年です。なぜそんなに時間がかかったのか。 事件当初、主治医は病院長に経緯を報告し、注意は受けましたが、公表はされませんでした。 ところが三年後、主治医を嫌う麻酔科医が、何かのきっかけで古いカルテを見て、 筋弛緩剤が使用されていたことを知り、院長にカルテのコピーを見せて、これは安楽死事件なので、 やめさせなければこれをばらまくと迫ったのです。この内部告発を受け、事態を重く見た病院側は、 調査の上、主治医に退職を勧告。主治医が退職したあと、病院は患者遺族に謝罪し、 記者会見を開いて事件を公表しました。マスコミは事件をセンセーショナルに報じ、 患者遺族は病院側から多額の賠償金を得、警察は主治医を殺人容疑で逮捕しました。 裁判では主治医は有罪とされ、一審では家族の意思を十分に確認せずに気管チューブを抜いたとして、 懲役三年執行猶予五年の判決が下されましたが、二審では家族の同意があったことが認められ、 懲役一年六ヵ月執行猶予三年に減刑されました。主治医は自らの行為の正当性を主張すべく、 最高裁に上告しましたが、最高裁は二〇〇九年にこれを棄却しました。この事件には病院側の対応や、 賠償金がもらえるとわかった患者遺族の態度の変化など、さまざまな要素が絡まっています。 本件をモデルにした小説を執筆する際、二度、当事者である元主治医に取材しましたが、 善意のみに基づいた医療行為に、殺意などあるはずもないのに、 殺人罪の判定には大いに疑問を感じました。危惧していたことですが、 心肺停止で運ばれてきた患者さんに蘇生処置をして、悲惨な延命治療になりかけたとき、 それを中止したら殺人罪になるのなら、医者ははじめから蘇生処置をしなくなるのではないでしょうか。 そのことで、助かる命も見捨てられる危険性も生じます。人間関係のこじれによる安楽死・尊厳死の発覚は、 病院の事例でもありました。こちらは当事者の外科部長と、病院長の間に確執があったようです。 善意の判断で治療を中止し、家族も納得していても、あとで病院内の人間関係がこじれると、 いつ内部告発されるかわからないとなると、医者はおいそれと尊厳死や、 ましてや安楽死に手を出せないことになります。それでつらい目を見るのは、患者さんでありご家族です。 http://egg.5ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1571067647/94
95: 情報発信元:七七四通信社 [sage] 2023/11/12(日) 12:38:52.47 ID:Y9nHMpN8 県感染症情報(10月16日―29日) 結核3例。 ウイルス性肝炎1例(B型=20代男性)。 梅毒1例(20代女性)。 過去分として 梅毒2例。 県感染症情報(10月30日―11月5日) 新型コロナウイルス感染症150例。 http://egg.5ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1571067647/95
96: 情報発信元:七七四通信社 [sage] 2023/11/13(月) 20:09:07.70 ID:kaUefiwh 「ごめんなさい、そちらまで伺えなくて歩きがほとんどできなくて」 今の自分の状態を訴えたいと応じたのは、50代の女性。 日中はこうしてソファの上で過ごしていると言います。「足を下げているとしびれがひどくて、 色が変わってくるので足を上げる。こんな感じで過ごしていることが多い」 長かった髪も抜けやすくなったため、いまは短くしています。そして「(足の)指がピクピク」 「今指が動いてますよね。自分の意志で動かしているわけじゃないんですか」「ないです。 だいぶこの動きも収まってはきたんですが、勝手に動いています」手足の感覚はほとんどなく、 握力もほとんどないため、スマートフォンを持つことも難しいという女性。こうなって、1年半以上経ちます。 新型コロナワクチン接種、1回目はおととし8月。39度を超える熱が出て1週間寝込みました。 そして3週間後、2回目の接種。迷いましたが、「打つしかなかった」と言います 「2回目はやめようという選択にはならなかったですか」 「その前に頸椎ヘルニアの手術をしていてほぼ治ってはいたが、病院に通っていたので、医者から 『打っていないと病院に来てもらったら困る』と」「本当はコロナワクチンは打ちたくなかった?」 「打ちたくなかったですね」その後、再びひどい「副反応」が「箸が持てない、 字が書けないという症状が出てきて、食べものがあまり食べられなくなったという状態でした」 「ワクチンは2回で終わりですか」「3回打ちました」 2回目の接種で熱に加え極端に筋力や食欲が落ちましたが、「首の治療を受けるためにも打つべきだ」 という医師のすすめで、去年3月、3回目を接種したのです。「接種の不安を言いましたが、 『熱は出るけど大丈夫だから』と言われて、もうどうとでもなれという気持ち」 問診した医師も女性の症状を問題視せず接種しましたが、40度近い熱が2週間続き、 おさまったときには思ってもみなかった状況に。「2週間寝込んで、 やっと熱が下がってきたと思った時には動けなくなっていた」「布団からぴくりとも動けない状態」 「(体に)力も入らないし痛いし何もできないという感じ」女性の症状について「ワクチン後遺症」 と明記された診断書。今回、4つの医療機関が女性のワクチン後遺症を指摘しました。 しかし、「断定は難しい」と話す医師も。「ワクチン打ったあとからすぐ悪くなっていること、 他に病気が調べても見つからないということ、 症状からワクチン副反応でこういうものがあるかなということを考えて、 これはコロナワクチンの影響かなと思った」「決定打はないわけですか」 「これが出ればワクチン後遺症ですよと確定診断するものはないので、 他の病気を除外して経過から判断するしかないのかなと」 「私自身はワクチンは決して悪いものじゃないと思っているので、 必要な方には打っていただきたいと思っていますが、無理して、若い方は特に、 接種しない方がいいのかなという考え方に変わってきている」女性のケアをしている訪問看護師は、 副反応と認めない医療機関が少なくない現状を指摘します。「症状が『ワクチン後遺症』 だと思っている人は医療界では少ない」「『ワクチン後遺症』だと認めてもらえない限り、 結局はそっぽ向かれてしまうというか、うちでは分からないと言われてしまい、自分でがんばるしかない」 「人の手を借りないと暮らしていけない体になってしまっているので、誰かに負担がかかる。 そうまでして生きていたら逆に迷惑かかるんじゃないかとか思ってしまう」 一方、市内に住む男性。ワクチン接種後、神経に障害が起きる 『急性散在性脳脊髄炎』を発症し、下半身不随の状態が2年以上続いています。 「何とか上半身だけで生活できるような態勢とか体づくりは整ってきて」 男性のもとを市長が訪れました。支援を訴える男性との面会は2度目です。国の救済が認定され、 医療費の補助は受けられるようになりました。しかし仕事への復帰はまだ難しく、 車いす生活で必要になった家のリフォーム代や車の改造費について国や市への補助を求めました。 市長は「必要な補助は出すようにしたらどうだと厚労省に提言すると伝えた」 「接種後の事故が起きた場合の生活保障まで、国に求めていくということですか」「そりゃあそうですよ、 生活があるんだから。どうしてくれるんだということ」「事実上、国が『任意だ』と言いながら、 ほとんど『接種せよ』と言っていた。責任は取らなければいけない」一方、男性は改めてこう訴えます。 「国がワクチン後遺症を認めていないのが納得できない。後遺症患者は体が不自由な中 なんとか認めてもらおうと戦っている。こういう人たちもいるんだと認めてもらえるよう http://egg.5ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1571067647/96
97: 情報発信元:七七四通信社 [sage] 2023/11/14(火) 00:55:52.07 ID:NNfHC5qb ポックリ死の可能性があるのは、心筋塞か脳塞、あるいはクモ膜下出血などです。 いずれも発作が起きたあとすぐ死ぬと思われているかもしれませんが、 実際は発作と同時に意識を失うわけではありません。心筋塞なら胸、脳塞やクモ膜下出血なら頭に、 激しい痛みを感じます。命を落とすくらいの痛みですから、激烈なと言ってもいいでしょう (クモ膜下出血では、金属バットで思い切り頭を殴られたような痛みとも言われます)。 その痛みを感じながら、これでもう死ぬのかとリアルに意識しなければならないのです。 それがどれくらい続くかは人によりますが、取り返しのつかない思いに背筋を凍らせ、 深い悔い、気がかり、恐怖と悲しみが一気に湧き上がり、それでもどうにもできず、 死神の手に拉致されるままになるのが、ポックリ死です。当然、ゆっくりと人生を振り返る余裕はなく、 覚悟を決める間もなく、狼狽しつつ亡くなるのです。ポックリ死は突然の死ですから、 死後の準備ができていません。恥ずかしいことや、隠しておきたいこともそのまま、 しておかなければならないこともできず、愛人からの手紙やSNSのやり取り、 アダルトサイトの閲覧履歴など、死後に家族に見られたくないものも残したままです。 望ましい死に方として思い浮かぶのは、老衰死でしょう。十分に長生きをして、最後は眠るように亡くなる。 なんとなく安らかなイメージがあるのでしょう。実際の老衰死はそんなに生やさしいものではありません。 老衰死は死ぬまでがたいへんなのです。それまで元気でいて急に衰えるわけではなく、 死のかなり前から全身が衰え、不如意と不自由と惨めさに、長い間、 耐えたあとでようやく楽になるのです。視力も聴力も衰えますから、見たり聴いたりの楽しみはなく、 味覚も落ちますから美味しいものを食べてもわからず、それどころか食べたら誤嚥して激しくむせ、 そのたびに誤嚥性肺炎の危険にさらされ、腰、膝、肘とあらゆる関節痛に耐え、寝たきりになって、 下の世話はもちろん、清拭や陰部洗浄、口腔ケアなどを受け、心不全と筋力低下で身体は動かせず、 呼吸も苦しく、言葉を発するのも無理というような状況にならないと、死ねないのが老衰死です。 メディアではこういうイヤな事実はめったに伝えません。そこへ行くと、がんは治療さえしなければ、 ある程度の死期がわかるので、それに向けて準備ができます。もう一度行きたいところ、会いたい人、 食べたいもの、見たいもの、聴きたいもの、したいことを楽しみ、世話になった人に礼を言い、 迷惑をかけた人に謝り(死が前提なのだからたいていのことは許してもらえるでしょう)、 ケンカ別れした友とも仲直りする余裕があります。己の来し方を振り返り、いろいろなことを思い出して、 自己肯定したり、苦笑いしたり、感謝したり、自分をほめたりして、人生を慈しむ時間的な余裕もあります。 あとは死ぬだけなのですから、何の努力も我慢も必要なく、自由気ままにすごせます。 その上、超高齢の不如意、不自由、情けなさに直面する危険も確実に避けられます。 こんな安心なことはありません。医者たちが、「死ぬならがん」と言うのは当然と言えるでしょう。 がんで死ぬときに大事なことは、無理に治ろうとしないことです。かつては、 がんは治るか死ぬかのいずれかでしたが、今は、治らないけれど死なないという状態が作られています。 いわゆる「がんとの共存」です。がんを根絶しようと思うと、過度な治療を受けて副作用で苦しんだり、 場合によっては逆に命を縮めてしまったりします。過激な治療ではなく、ほどほどの治療でようすを見て、 治療の効果より副作用のほうが大きくなったら、潔く治療をやめる。これががん治療の要諦です。 治療をやめたら死ぬじゃないかと思うかもしれませんが、治療を続けても、さらにはがんを根絶しても、 人は死にます。死にたくないと思うのではなく、上手に死ぬというふうに発想を変えれば、 治療の中止も大いに好ましい選択であることがわかるでしょう。それをいつまでも治療に執着していると、 せっかくの残された時間を、つらい副作用で無駄にする危険性が高いです。 がんの患者さんの治療をしていたとき、副作用の危険や患者さんの苦しみようを考えると、 治療を中止したほうが患者さんのためになるのにと思いながら、受け入れてもらえず、 最後の最後になって、こんなことなら治療をしなければよかったという嘆きを何度も聞きました。 長生きにはよい面もありますが、過度な長生きは決して好ましいものではありません。 その事実をしっかりと頭に入れていれば、がんを放置して、 人生の残り時間を自分なりに充実させる選択肢も、あながち悪いものではないと http://egg.5ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1571067647/97
98: 情報発信元:七七四通信社 [sage] 2023/11/15(水) 00:55:08.44 ID:vWYsgVTh 医者から処方された薬を勝手にやめていいのかという問題を取り上げるのは、 「血圧の薬を飲んでフラフラしたり、調子が悪くなったりしたら薬を飲むのはやめてかまわない」 というようなことを書くと、必ずといっていいくらい、編集者に 「お医者さんと相談してからやめるようにしましょう」みたいに書き直されてムッとするからです。 まあ確かに医者に相談なしにやめるよりは、「先生、この薬を飲んだら調子が悪くなったんですけど」 という話をしてからにしたほうがいいんでしょうが、でも、医師によっては 「そうは言っても、薬のおかげで血圧が正常になっているんだから」とか 「ちゃんと効いているんだから」とか言ってやめさせてくれないことがけっこうあるんです。 ほとんどの医者がそうしているのだと思っています。だから患者さんも不安になるんだと思う。 確かに、インスリンがほとんど出なくなる1型糖尿病のような病気だと、インスリンをやめてしまったら、 血糖値が800くらいまですごい勢いで上がって、最終的に目が見えなくなってしまう恐れもある。 勝手に薬をやめてはいけない、そういう病気もあるんです。でも、2型糖尿病のように、 インスリンはちゃんと出ていてもレセプター(インスリン受容体)がおかしくなっている病気の薬とか、 コレステロールがちょっと高いのを下げる薬とか、 前に脳梗塞をやっているから血をサラサラにする薬を飲んでいるとか、 そういった場合は薬をやめてもあまり影響はないんです。 もしも調子が悪くなったらまた飲み始めればいいんです。 たとえば心不全という持病があって、利尿効果のある薬を飲まされたせいで、 やたらとオシッコが近くなってイヤになっちゃったから、 しばらく飲むのをサボっていたらまた息が苦しくなったので、これはまずいなと思って、 いまでも飲んでいるわけです。再び飲み始めれば症状は元に戻るのですから、 わざわざ医者に相談する必要があるのかと聞かれたら、その必要はないと答えます。 アメリカみたいに医療費が高い国では自己判断にゆだねるケースがけっこうあるんです。 でも、日本の場合は医療費が安いから「必ず医者に相談してね」 って話になるんでしょうけど。長いあいだ医者をやっていますから、 薬を出しただけちゃんと飲んでくれない患者さんがいっぱいいることは知っています。 そして、そういう人のほうが病気は重くならないという事実も。 医者に言われたとおり15種類もの薬を飲んでいたら、 体調がおかしくなる人が出てきたって不思議じゃない。 たぶん、患者さんが上手に自己判断されているんだろうと思います。 「大変です、薬を飲み忘れました」とか言って連絡をくれる患者さんもいますが、 少なくとも、薬を飲み忘れて具合が悪くなったという話はほとんど聞いたことがありません。 逆に、認知症の人とかで1回飲んだのを忘れてもう1回飲んじゃったとか、 多めに飲んで具合が悪くなった患者さんはいっぱい知っています。 だから、飲むと調子が悪くなる薬を、次の診察で医師に相談するまでやめちゃいけないっていうのは、 明らかに思い込みにすぎない。そう思っているんだけど、そういうことを書くと、 それを読んで薬を飲まなかったために具合が悪くなった人が出た時に責任を問われるから、 編集者は「やめる時は医者に必ず相談してください」 なんてしょうもない注釈を入れるわけですよ。でも、国の金を使っているのですから、 本来なら飲んで具合が悪くなるような薬を出す医者こそ責任をとらないといけないと思います。 もっとムカついたのは、「精神安定剤は記憶障害や足がふらつく原因になるからやめたほうがいい」 という文章にも、著者に断りなく、編集者が「医者に相談してから」と書き加えたことです。 精神安定剤とか頭痛薬っていうのは、いちばん勝手にやめていい薬なんです。 たとえば、頭痛がしなくなったとか、胃が荒れたから頭痛薬を飲むのをやめたとしても、 それについてはさすがに医者もうるさいことを言わないと思いますよ。 だけど、血圧の薬を自己判断でやめたとか言ったらムッとする医者はけっこういるはずです。 でも、頭痛薬とか睡眠薬を、 調子がよかったので飲まなかったからって怒るような医者は相当ヤバい医者です。 二度と行かないようにしましょう。よほど命に関わる病気を持っている人とか、 普通とは違う病気の人だけは、「先生、この薬を急にやめたらまずいですか」 という確認が必要かもしれないけれど、そうでない場合は、調子が悪くなったら、 「あの薬を飲んでいると調子悪いから、飲むのをやめちゃいました。 いまはわりと調子がいいので、もう飲まなくてもいいですよね」 http://egg.5ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1571067647/98
99: 情報発信元:七七四通信社 [sage] 2023/11/16(木) 01:13:52.52 ID:2vzcWpkR というような言い方をすれば、「そうだね」って話になるか、 あるいは「じゃあ代わりにこっちの薬を出しておこう」ということになって、 少なくともその薬を飲ませ続けられることはあまりない。 ところが、我慢してやめないでいると、「先生、もうこの薬はやめたいんです」と言ったところで、 「いや、でもちゃんと血圧が正常になっているからやめないほうがいいよ」とか言われて、 むりやり飲まされる可能性が高い。自己判断でやめたほうが話は早いですから、 そういう意味も含め、薬をやめるときにいちいち医者に相談する必要はないと思います。 くれぐれも自分が苦しい思いをしないように、医者とは上手に付き合うことをお勧めします。 医者の言うことは何でも信じてしまうみたいな話になって、「やっぱり専門家の言うことだから、 健康法についても素人の意見より信用できる」と言う人もいました。たとえば医者に「これは体にいいよ」 とか「健康のためにはこれを食べたほうがいい、あれを飲んだほうがいい」とか言われると、 そうなのかっていう気になると言うので、医者ってそんなに信用されているのかと、ちょっと驚きました。 実のところ、医者の多くは健康法について信用に足る専門知識は持ち合わせていません。 たとえば、「免疫力がアップするから納豆を食べなさい」とか 「もうちょっと肉を減らして魚中心の食事に変えたほうがいいですよ」とか、 栄養について医者がいろいろ言ったとしても、実は医学部では栄養学はいっさい教えてもらっていないのです。 もしかしたら教えてくれる学校が一つか二つあるのかもしれませんが、 少なくとも普通の医学部には栄養学の科目はありません。 だから、あるお医者さんが栄養について詳しい知識を持っていたとすれば、 それは自分で本を読んで勉強しただけであって、専門家ということではない。 たとえば“ナントカ健康法”とか“体にいいナントカ”みたいな本を何冊か読んだ人と大差はないわけで、 つまりは健康オタクの素人と似たり寄ったりか、それ以下です。 確かに医者は海外の論文とかを読んだりすることもありますが、いまのインターネットの世の中では、 ちょっと詳しい人なら、医者じゃなくても海外の論文くらい読めますから、 そんなに大したことではない。自動翻訳のソフトもあるから英文でもいくらでも読める。 とてもじゃないが、医者が栄養学の専門家であるとは言えません。それに、 日本の医療は外国と比べてちょっと特別なところがあります。保険診療は、 やっている国とやっていない国とがありますが、日本の保険診療の特色の一つは、 保険がきくのは病名のついた病気だけということです。たとえば、トシのせいで最近、 歩くのが覚束なくなってきたから、50代の体に戻してほしいと言われたとする。 これは一般的に医師の専門外です。医療保険の点数がつかないからです。もちろん、 健康回復だとか若返りだとかの研究をしている医療機関もありますが、どうしてもそれは二の次、 三の次です。やはり病名のついた病気を治す研究のほうが主体だし、優先されることになります。 つまり、医者は人を健康にする専門家ではない。健康になりたいというより、 病気になりたくないということなら、まだなんとかなりそうですが、 要するに医者は体の悪いところや病気を治す専門家なんです。もう一つの重要なポイントは、 循環器内科の医者なら「コレステロールを減らしたほうが心臓にいいよ」とか、 消化器内科の医者だったら「これは消化に悪いから食べちゃいけません」とか言いますが、 それはほとんどの医者がある特定の臓器の専門家だからです。近所に「ナントカ内科クリニック」 が開業して、訪問診療もやりますと看板を掲げると、一見、何でもできそうな印象を受けますが、 そういうクリニックのお医者さんも、それまでは「カントカ大学病院」「カントカ国立病院」 などの循環器科とか呼吸器科とかにいたという人が多い。開業する前は大きな病院に勤めていたわけで、 そういう病院は循環器・呼吸器・消化器というふうに臓器ごとに分かれていますから、 彼らはある臓器の専門家であって、逆に言えば、それしか知りません。 体全体の専門家ではないんです。だから、健康全般の相談なんかしたってムダだということです。 それよりは、素人でも自分で健康についてあれこれ調べている人とか、 あるいは自分でいろいろ試してみて健康になったと言っている人のほうが当てになるかもしれません。 健康の専門家でもない医者を当てにするよりは、本当に健康な人に、その秘訣を聞いたほうがマシです。 先入観を捨ててマインドリセットすれば、医者に頼らなくても、あなたにあった健康法が見つかる http://egg.5ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1571067647/99
100: 情報発信元:七七四通信社 [sage] 2023/11/17(金) 13:14:30.41 ID:u9YC9f13 教授という偉そうな人の言うことをペコペコ聞くほうが出世しやすいのは 医療ドラマを観れば想像がつくでしょう。逆に教授に嫌われようものなら行きたくもない病院に飛ばされ 理不尽な仕打ちを受けます。もう一つは動物実験をたくさんして論文をいっぱい書いた人ほど出世する。 医大で教授になる人間の8割くらいは“獣医”なんです。人間では実験しづらい。 一人一人の同意を得なければいけないし、長期間にわたるいろいろな問題があるし、 人体実験は禁止されていますから、簡単にデータをとることができません。 動物なら虐待に等しい注射でも解剖でも同意はいらないし、すぐにデータが取れます。 動物を平気で殺すのだから動物の病気を治す獣医のほうがよほど偉い。 大学病院で、医者から直接、点滴してもらったり、血をとってもらったりした経験のある人って、 あまりいないと思います。だいたい看護師か臨床検査技師がやってくれます。大学病院の偉そうな先生方、 小さなモルモットやマウスの細い血管の血を抜いたり注射したりするのが得意だったはずなのに、 人間にはやろうとしません。馬大病院で、一人の医師が18人の患者を腹腔鏡手術と開腹手術で死なせ 最終的には30人死なせたという医療事故を起こしました。 業界では、馬大病院は動物実験ばかりしている研究重視・臨床軽視で有名です。 優秀な医師になるポテンシャルのある中高年の優秀な受験生を「研究ができない」 という理由で面接で落とすようなひどい大学です。馬大病院を受診すると、 医師たちはこう考えるのではないでしょうか。「おっ、来たぜ。何にも調べていないな。 大学病院というだけで信じるバカだぜ。じゃあ、あのヘタクソの練習台にしておけ。 もし失敗したって、手術したのにダメでした、ほかの病院ではなおさら助からなかったでしょう、 とでも言えばこのバカ患者たちは、納得するよ」 現実に、少なくとも29人目までの患者さんは納得したわけです。つまり初診時に、 「無知で気の弱そうなこの患者なら、失敗しても訴えられないな」と値踏みされたら、 難しい手術の練習台にされたり、やったこともない腹腔鏡手術の練習台にされかねない。 医者にバカにされるのは本当に危険なことなんです。決してしてはいけないことの一つが「お礼」です。 事前にお礼を渡しておけばまじめにやってくれると思うかもしれませんが、逆です。 500万円くらい積めばどうかわかりませんが、3万とか5万くらいのお礼では、 「あ、こいつやっぱり医者を素直に信じるバカだな」と思われるだけです。どうせお礼をするなら、 病院を建て替えられるくらい巨額の寄付をすれば、真面目にやってくれるかもしれない。 でも3万とか5万では逆効果でバカにされるだけです。じゃあ、医者にバカにされないためにはどうするか。 医者は、失敗したら訴えられそうな患者を怖がります。ドーンと資料を積み上げて、 「いろいろ病院を比べてみたら、こうなっていますが、先生はどうお考えでしょう」とか、 「この治療の副作用はどうなっていますか」「この病院の手術の死亡率はどれくらいですか」 「どういう術式でやっていますか」みたいに質問攻めにするんです。そうして、「あ、くわしく調べているな。 うるさそうだな」と医者に思わせる。ちょっと前の時代なら、それは難しかったかもしれません。 でも、インターネットの時代なら、自分が受ける手術について、たとえば腎臓癌、胆管癌、膵臓癌、 あるいは心臓バイパス手術でも、ネットで調べれば、どんなことをするのかだいたいわかる。 みっちり調べていって、一つ一つ答えられるかどうか試してみたら、医者は「これは大変だ。 失敗したら絶対に訴えてくるぞ」と震え上がります。ついでに、「顧問弁護士にも確認したんですが、 この程度の手術で失敗したら医療ミスということになりますよね」とか言って、 脅してやればいいんですよ。医者に嫌われるんじゃないか、なんて思っちゃいけません。 医者になめられたら助かる命も助からないんです。たとえば、コレステロール値が高かったら、 医者はたいがい「じゃあ薬を出しましょう」と言います。そんな時、 「あなた、コレステロールが高いほうが長生きするのを知っていて薬を出すんですか」 ってやり返したら、医者はビビって、「動物実験の結果やアメリカの疫学調査の論文でも証明されている」 なんて言い訳をします。アメリカ人にあてはまれば日本人にもあてはまるのか。 アメリカで認可されている薬の治験などの時は、「日本人には副作用があるかもしれない」 と言いがかりをつけて、なかなか認可しようとしないのに、 アメリカの疫学調査を無条件に日本にあてはめるなんて、そんなバカな話がありますか。 http://egg.5ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1571067647/100
101: 情報発信元:七七四通信社 [sage] 2023/11/18(土) 16:57:48.58 ID:QgoT6j+1 玉ねぎは1〜2mm幅の薄切り。マッシュルームは半分に切る。にんじんは1cm幅の半月切り。 ブロッコリーは縦半分に切る。鍋にオリーブオイル、にんにくを入れて弱火にかける。 香りが立ったら玉ねぎ、にんじんを加え、しんなりするまで炒める。さば缶、トマト缶、酒大さじ1、 みりん大さじ2、みそ大さじ2/3、水150ml、マッシュルーム、ブロッコリーを加えて中火にする。 煮立ったら火を弱め、10分ほど煮て、塩、こしょうで味をととのえる。 野菜は煮るとかさが減るので、生で食べるよりも多くの量や種類を食べることができます。 調理すると水に溶け出てしまう栄養素も余すことなくとることができ 簡単に温め直せるため、作り置きが可能なのもうれしい。ブロッコリーなら、 スーパーの冷凍コーナーに小房に分かれた冷凍品が売っている。きのこも、 しめじやえのきなど数種類をほぐしてジッパー付きの保存袋に入れて冷凍しておけば、 汁物にいつでも手軽に入れることができる。ブロッコリーは強い抗酸化作用を持つアブラナ科の野菜。 特にブロッコリーの芽であるブロッコリースプラウトは、 100gあたり1000〜2000mgという断トツのスルフォラファンを含んでおり、 最強の抗がん野菜として注目を集めています。タバコを吸わない男性に対する研究では、 アブラナ科野菜の摂取量が多い人ほど肺がんになりにくいという結果や、 閉経前の女性はアブラナ科の野菜の摂取量が多いほど乳がんになりにくいという報告もあります 秋が旬のきのこ類に含まれるβグルカンは、免疫力を高める働きがあり、 がんなどさまざまな病気の予防に効果的です。 きのこの摂取量とがんの発症率についての複数の研究で、 最もきのこを多く食べていたグループはリスクが34%低下していました。 きのこを食べるほどがんのリスクが下がり、特に胃がんや乳がんの予防に効果的です。 なお、きのこ類の特定の成分を含むサプリメントが“がんに効く”という証拠はないため、 きのこそのものを食べましょうさば、いわしなどの脂ののった魚には、 身体にいい脂質であるオメガ3脂肪酸が豊富です。オメガ3脂肪酸は、 がんの原因や進行の要因になる炎症を抑える働きがあり、がんリスクの低下に効果的。 魚の摂取とがんの関係についての研究では、海洋性オメガ3脂肪酸の摂取量が最も多い人は、 最も少ない人に比べて乳がんのリスクが14%減少、肺がんが21%減少、 膵臓がんでは30%減少したという結果もあります。缶詰でも効果があるので、ぜひどうぞ 玉ねぎをはじめとしたアリウム属の野菜は、抗がん作用抜群。ファイトケミカルの一種で、 強力な抗酸化作用を持つケルセチンが豊富で、抗がん作用のほか、 動脈硬化の予防、血糖値やコレステロール値の低下が期待できます。 また、ケルセチンを与えたマウスを使った膵臓がんの実験では、がん細胞の増殖が抑えられました アリウム属の野菜を代表するにんにくには、抗酸化作用と抗炎症作用のある成分が豊富。 中国の比較試験では、にんにくのサプリメントで胃がんによる死亡リスクが34%低下し、 大腸がんとにんにくの複数の研究をまとめた分析でも、 にんにくを多く摂取する人は大腸がんのリスクが25%減っていました トマトに含まれるリコピンには強力な抗酸化作用があり、 老化防止やコレステロール低下を促し、生活習慣病を予防します。 血液中のリコピン濃度が高い人は脳卒中のリスクが50%以上も低下したという報告が。 さらにリコピンは、がん細胞の増殖抑制、血管新生の阻害に働きかけるなど、 強力ながん予防効果を備えていますにんじんと肺がんの関係を調べた複数の研究を解析した結果、 にんじんを最も多く食べるグループは、最も少ないグループに比べて肺がんのリスクが42%低下しました。 野菜の中では糖質が多いので、ジュースにするよりもそのまま調理して食べたほうが効果的です がん細胞は血管を作り出す血管新生という働きを活性化させて成長しますが、 イソフラボンの一種であるゲニステインは、血管新生を邪魔してがんの増殖を防ぎ、 胃がん、大腸がん、卵巣がんの死亡リスクが50%前後低下したという報告も キャベツや芽キャベツといったアブラナ科の野菜には、 植物が有害なものから身を守るために作り出すファイトケミカルが豊富に含まれます。 その一種であるスルフォラファンには強力な抗酸化作用があり、 がんの増殖や転移を抑える働きがあります昆布やわかめ、めかぶなど、 ぬめりのある海藻類に含まれるフコイダンには、がん細胞が増えるのを抑える抗腫瘍効果や、 がんの成長に関わる血管新生を阻害する作用が。さらに、がんと戦う免疫細胞の活性を高める効果もあります http://egg.5ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1571067647/101
102: 情報発信元:七七四通信社 [sage] 2023/11/19(日) 00:19:48.34 ID:9FZ0mLnY 県感染症情報(10月30日―11月12日) 結核3例。 A型肝炎1例(20代男性)。 梅毒5例(40代男性、50代男性、60代男性、70代男性、50代女性)。 県感染症情報(11月6日―12日) 新型コロナウイルス感染症103例。 http://egg.5ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1571067647/102
103: 情報発信元:七七四通信社 [sage] 2023/11/20(月) 19:59:41.80 ID:AtIRQJgl 介護施設に入所していた90代男性がゼリーを喉に詰まらせて窒息死した事例をめぐる裁判で、 「死亡したのは施設職員が男性の誤嚥を防ぐ義務を怠ったことなどが原因」として、 介護施設に2365万円の支払いを命じる判決が下ったのだ。裁判長は、 「ゼリーを配る職員は他の利用者に配膳し、男性が誤嚥する様子を見ていなかった」とした。 「職員らが食事の介助などの措置を講じていれば防げた」とした上で 「誤嚥を防止する措置を講じる義務を怠った責任は極めて重い」と指摘。原告である長男は 「施設の責任が認められて良かった。父の死を無駄にせず再発防止を徹底してほしい」と望んだ。 愛すべき老父を亡くした長男としては、せめてもの慰めとなったと思われるこのニュースに対し、 X(旧ツイッター)はどう反応したのか。90代、ゼリーも食べられないって寿命でしょう 「防げた」と断言した裁判長は「90代の誤嚥を防ぐ方法」を示せ 認知症高齢者は食事禁止で胃瘻しかない介護士がますますいなくなる 意外なことに判決に賛同したり、施設側を責めたりするコメントは検索した限りでは見当たらなかった。 医師にも、判決内容を否定的に捉える向きが多かった。 特別養護老人ホームでパンを誤嚥して死亡した88歳男性に対して、 施設側の安全配慮義務違反を認めて2490万円の支払いを命ずる、 というニュースが報道されたばかりである。日本人男性の平均寿命(81歳) を超えた認知症高齢者の死亡であっても「職員らが見守りを怠ったのが死因」と司法判断され、 約2500万円という高額判決に介護関係者は騒然となったが、今回はさらに上の90代男性ということで、 衝撃を受けているのは医療介護関係者だけではないのではないか。 介護訴訟では年々高額化する賠償金のみならず、 特別養護老人ホームで85歳女性(要介護4)がドーナツで窒息して死亡した事例では、その後、 ゼリーと間違えてドーナツを配膳した准看護師が業務上過失致死剤で有罪判決を受けている。 控訴審で無罪判決を得たものの、6年超に及ぶ一連の裁判報道は確実に介護人材を減らしたと推測できる。 高齢者介護に携わった者ならば、人間の老化や死亡が不可避であるように、 たとえ1:1の介護であっても高齢者の誤嚥をゼロにすることは不可能なことを実感しているからである。 もし「老いてうまく飲み込む力がない高齢者の誤嚥防止」を求められたら、「胃瘻を作成することによって、 声は出るが、口から食べることを諦めてもらう」もしくは「気管切開を作成して、口から食事はできるが、 声を出すことを諦めてもらう」ことの二択、それでも困難なら胃瘻と気管切開の両方とならざるをえないだろう。 その費用の多くは後期高齢者医療制度によって現役世代の社会保険料から賄われているので、 本人や家族の懐はさほど痛まない。胃瘻による延命そのものは比較的容易だが、 進行する身体機能の衰えは避けられない。その結果「推定300万人」「ダントツ世界一」 という寝たきり老人を日本は量産してきた。「全くものも言えず、関節も固まって寝返りすら打てない、 そして、胃瘻を外さないように両手を拘束されている認知症高齢者」は日本の医療・ 介護の現場ではごく普通の風景である。今回の判決によって、 介護施設は次のように心の中で思っているだろう。「ゼリーなら食べられそうだと思ったけれど、 誤嚥の可能性の高い人は、胃瘻にしないと裁判で負けてしまう」「寝たきりの方が、 徘徊老人より手間かからないし介護報酬も大きい」「公費なので家族も賛成するはず」 そうした対策により、統計上の誤嚥事故件数は減り、介護施設が非難されることはなくなる。 ただ逆に、日本の寝たきり老人数や現役世代の社会保障費負担が増大するだけだ。 「団塊の世代(1947〜50年生まれ)が全て後期高齢者」となるが、 医療水準を落とさないまま1学年200万人の老後を70万人の世代で支えることは不可能である。 「北欧には寝たきり老人はいない」「他の先進国では高齢者が口から食べられなくなったら自然に見送る」 とは前から報道されている事実だが、日本ではほとんど浸透していない。端的に言って 「食事をうまく飲み込む力がない」とは自然な老化現象である。もちろん「後期高齢者の誤嚥による死亡」 は痛ましいことであり、その中には明らかな「介護士のミスや怠慢」もあるかもしれない。家族の立場になれば、 極力避けたいことだ。しかし、現状の高齢者3人に介護スタッフ1人という配置の中ではケアには物理的な限界があり、結果的に 「誤嚥」を防げないこともありうる。そうした事故が増える中、「誤嚥=老衰」と考えてもしかたない案件もあるのではないか。 http://egg.5ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1571067647/103
104: 情報発信元:七七四通信社 [sage] 2023/11/21(火) 01:07:28.85 ID:jCPea6tw 不愉快な事実はだれも知りたがりません。臭いものにはフタ、知らぬが仏、見ぬもの清し、 世間知らずの高枕などという言葉もあります。心地よい話はメディアにあふれています。 長寿社会の礼賛、医療の進歩、活き活きシルバーライフ、絆、つながり、助け合い。そのせいで準備を怠り、 いざというときになって慌て、迷い、選択を誤る人が多いのは、いかんともしがたいことです。 何も人を不愉快にさせようとしているのではなく、現場を知る者として、 言わずにおれない気持ちになるからです。テレビや新聞で前向きな、 あるいは希望に満ちたことを発信する人を見て、そういう人も必要だろうけれど、そればかりでいいのかと、 いつも疑問に思っています。これは老いや死に関することばかりではありません。犯罪の報道でも、 凶悪な犯罪では被害者の側に立った視点で、犯人の悪辣なことばかりが報じられます。 犯人の側に立つ報道は、まず皆無です。犯行に関して致し方ない事情や、 被害者にも落ち度があった場合もあるだろうに、それらが報じられることはまずない。 犠牲者が多い場合は特にそうです。加害者側の善なる側面はまずメディアに現れません。 断罪された犯人は、私利私欲や個人的な恨みで犯行に至ったのではなく、 むしろ理想を抱いたがために犯行に手を染めた側面もあったはずなのに。メディアはウソは報じまんが、 都合のいいことしか伝えません。世間の共感を得て、メディアとしての信頼を高め、 最終的には収益につなげることが目的だからです。世間が不愉快な事実を知りたがらないのは、 文字通り不愉快だからでしょう。被害者のことを考えれば、加害者の言い分など聞きたくもない。 それより、犯人の悪辣な情報を得て、勧善懲悪の気分に浸っているほうが気持ちがいい。 だから、メディアもそのニーズに応えて、仮に加害者側に致し方ない事情があっても闇に葬る。 報じられないことは、受け手からすればないも同然です。 その偏った情報をもとに、判断を下すことは危険なことではないでしょうか。 老いと死に話をもどせば、気持ちのいい情報ばかりで安心するのは危険です。 不愉快なことでも知っておいたほうがいいこともあるし、より成熟した人間としては、 イヤなことにこそ目を向け、しっかりと心の準備をしておくべきでしょう。実際、それは起こり得るのですから。 昨今、何が根拠かわかりませんが、日本はいつの間にか「人生百年時代」に突入したようです。 たしかにそうかもしれません。しかし、その意味を正確に理解している人はどれだけいるでしょう。 この言葉の真に意味するところは、「百歳まで生きられる」ではなく、「百歳まで死ねない」 ということだと思います。それがどれほど恐ろしいことか。高齢者医療の現場にいた、 百歳近くまで生きて悲惨な状況の患者さんを間近に見て、何度、長生きは考え物だと思ったかしれません。 生きすぎる長生きは不運以外の何ものでもない。メディアはそういう不愉快な事実はめったに伝えません。 それどころか、超高齢でも元気な人を採り上げ、こんなに食欲旺盛だの、腕立て伏せができるだの、 今も仕事をしているだのと、その活躍ぶりを賞します。見た人は感心し、いい気持ちになり、 無意識に自分もそうなれるのではないかと思ってしまう。そこまで思わなくても、 長生きに肯定的な印象を持つのではないでしょうか。それはフェアな報道ではありません。 元気で活躍する超高齢者は、テレビに映る場面では笑顔でも、実際はあちこち痛かったり、 関節が曲がらなかったり、不眠と便秘と耳鳴りと頭痛に苦しんで、顔をしかめているかもしれません。 おむつをつけていたり、尿漏れに悩んでいたり、心不全、不整脈、肺気腫、腎機能障害、肝機能障害、 脳塞や心筋塞の予兆に怯えていたりと、さまざまな老いの現実に苦しんでいるはずです。 でも、そんなことはいっさい伝えません。新聞の人生相談などにも、 七十歳くらいの人が先の生活について不安を述べると、「人生百年時代なのだから、もっと元気を出して」 などという回答があったりしますが、無責任この上ないと思います。悲観的なことばかり思い浮かべて、 うつ病になってはいけませんが、楽観的なことばかり考えて、心の準備を怠ると、 現実の老いに直面したとき、「こんなになるとは思わなかった」「なぜこんなことになったのか」と、 余計な嘆きに苛まれることになります。在宅医療で診ていた九十二歳の女性は、 肺気腫でふだんの呼吸も苦しい状況で、喘ぎながら言いました。長生きを望んで健康管理に励んでいると、 思いがけない苦しみを抱えてしまう危険がある。長生きを目指すなら、不愉快な事実も視野に入れておく必要があるでしょう。 http://egg.5ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1571067647/104
105: 情報発信元:七七四通信社 [sage] 2023/11/22(水) 00:52:12.35 ID:WwfdAeHk 多くの認知症の患者さんを診てきましたが、認知症になって悔やんでいる人は一人もいませんでした。 認知症になりかけの人で、将来を恐れる人は何人かいましたが、認知症になってしまえば、 不安も忌避感も消えてしまいます。恐怖、軋轢や葛藤から解放されるのですから、 悪い状況ではありません。認知症になりたくない人が知りたいのは認知症の予防法でしょう。 巷に流布する認知症の予防法は玉石混淆で、厚労省や専門家のお墨付きがあるものもありますが、 あやしげなサプリメントや民間療法、おまじないのようなものまであります。医者が推奨するものにも、 驚くような予防法があります。「生き生きした生活を心がける」とか「家族や地域の人間関係をよくしておく」 「生き甲斐を持つ」などです。こんなことでほんとうに認知症の予防ができると思っているのでしょうか。 中には「寝たきりにならないよう心がける」というのまでありました。心がけで寝たきりにならないのなら、 だれも寝たきりにはなりません。少し根拠がありそうなものに、魚に含まれるDHA (神経系に多く含まれる必須脂肪酸)や、EPA(動脈硬化を予防する必須脂肪酸)、 赤ワインに含まれるポリフェノール(抗酸化物質)の摂取を勧めるものもあります。 不足するとよくないでしょうが、多く摂ったら認知症が予防できるという保証もありません。 通常の食事で十分補えるのに、摂取していれば認知症にならないと信じるのは、 ほとんど信仰の域に達しています。驚くのは厚労省の「認知症予防・支援マニュアル(改訂版)」(平成21年) にも、「認知症予防・支援の対象とアプローチ」として、「生きがい型のポピュレーション・アプローチ」 というのが挙げられていることです。内容は「例えば、囲碁、将棋、麻雀、園芸、 料理、パソコン、旅行、ウォーキング、水泳、体操、器具を使わない筋力トレーニングなど、 一般の地域高齢者が自立的にそうした生活習慣を増やしていくことによって、 認知症の危険因子を低減しようとするものである」とあります。 毎日を楽しくすごすことには役立つでしょうが、とても認知症の発症を防げるとは思えません。 国立長寿医療研究センターが出している「認知症予防マニュアル」(平成23年)には、 「多面的運動プログラム」として、「ホームプログラム運動」「有酸素運動」「脳賦活運動」 などが挙げられています。特に興味を惹きそうな「脳賦活運動」には、縦足横歩きや、 床に梯子を置いて複雑な歩き方をする「ラダーステップ」などが挙げられています。 筋力の低下予防や、脳の老化を遅らせる効果はあるかもしれませんが、 認知症とは直接関係のないものです。暗算や漢字の書き取り、右手と左手で別の動きをするとか、 両手で常に右手が勝つジャンケンをするなどの、いわゆる脳トレも、 脳の老化を遅くする効果はあるかもしれませんが、認知症とは無関係の行為です。 以前、国立長寿医療研究センターが提唱したコグニサイズ(脳を使いながら軽い運動をするもの。 ステップ台昇降をしながらのしりとりや、ウォーキングをしながらの引き算など)も注目されましたが、 最近ではあまり耳にしません。やはり認知症予防の決定打というわけにはいかなかったのでしょう。 先に紹介した両マニュアルは、どちらも十年以上も前のもので、最新のものは見当たりません。 その理由は厚労省のマニュアルにこう書かれています。「認知症予防については、 予防の根拠が明確になっていないこと、対象がはっきりしないこと、その方法が明確でないこと、 また、認知症予防の知識や技術を持った人材が不十分なこと、そして、 効果評価の方法が確立されていないことなどの理由を挙げることができる」 さすがは厚労省。正直な記述ですね。認知症という病気の本態は、未だ明確にはわかっていないのです。 脳内の異常タンパクは見つかっていますし、認知症のタイプ分けはできていますが、 本態は未だ不明です。すなわち現在の認知症の治療は、たとえて言えば、 結核菌が見つかっていない時代の結核療法のようなものといえます。 日光浴や転地療養、牛乳や卵の摂取、大気療法(海風にあたる等)、 さらには人工気胸や肺虚脱療法(肋骨を切除して結核病巣を押しつぶす)などで、 一定の効果もあったでしょうが、とても根本的な治療とは言えません。 結核という病気は、結核菌が発見されてはじめて、正しい予防と治療が可能になったのです。 認知症は未だその結核菌に当たるものがわかっていないので、 あらゆる予防と治療は、結核の通俗療法と大差ないと言わざるを得ません。 つまり、認知症の予防として確実に有効なものは、ないというのがほんとうのところです http://egg.5ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1571067647/105
106: 情報発信元:七七四通信社 [sage] 2023/11/23(木) 14:09:46.23 ID:uIzuNZnv 数年にわたり完璧な虫歯治療を施してくれた歯科医院のインプラントが、 打って変わって散々だったのが2021年のこと。30万円近く支払ったにもかかわらず、 上顎にビスを斜めに埋め込まれ、ごまかされた挙句、 しばらくしたらビスがスポッと抜けてしまった悲しいお話である。 闘いを存分に味わうためのプロレス観戦に血道を上げておきながら、 私生活ではすべての争いを避けて過ごしたい私は、文句も言わずすごすごと歯科医院から退散した。 情けない。幸運なことに、新たに通い始めた歯科医院が親切&丁寧だった。 不憫な私の口腔事情に同情した院長は、自分が責任を持って最後まで施術を行うが、 まずは骨が再生されるのを待つしかないと言った。あれから9ヵ月。ついに、埋まったのである。 私の上顎にぽっかりと空いていた穴が! レントゲンを見て私は心底驚いた。 忌々しくも黒々と写っていた空洞が、跡形もない。特別なことはなにもしていないのに、 私はもう50歳なのに、骨は勝手に育った。人体は賢い。右の上顎に不要な穴が空いていると察知し、 私が食べたものから勝手に骨を仕立てたのだから。さあ、穴が埋まったら、次はビスの埋め込みである。 ここからは自由診療。情け深い院長はディスカウントまでしてくれた。しかし、私は躊躇した。 そこに歯がなくとも、生活にそれほど不便を感じなくなっていたからだ。また、あれをやるのか。 前回のビス埋め込みはつらかった。ゴリゴリと骨を削られる感覚は恐ろしく、なにしろ長時間かかった。 苦い記憶が蘇り、私は尻込みした。体調不良もあり、一度は手術をキャンセル。 しかし、院長の厚意を裏切りたくない気持ちが勝り、再度予約を取った。 当日、院長は私の歯茎にチクッと麻酔を打ちながら、「今日一番痛いのは、いまの麻酔ですよ」と言った。 気休めにもほどがある。しかし、それは真実だった。手術は20分ほどで終わり、拍子抜けするほど楽だった。 院長の高い技術と、最先端の設備のおかげである。良かった良かったと安堵しながら、 これが深刻な病気だったら、最初の病院で命を落としていたかもしれないと肝が冷えた。 そして私は母を思った。大病院の大先生から母の手術の方針を説明されたとき、 素人ながら父も私も少し違和感を持った。そんなに内臓を取ってしまって大丈夫なのか、と。 母は、元気だった頃からは考えられないほどか弱い声で「先生の言う通りにしましょう」と言った。 反論したり、質問を繰り返したりしないでという意味だった。母の命は母のもの。 その考えはいまでも変わらないが、母の担当医が私における「最初の歯医者」だったとしたら、 やるせない。母が亡くなってから、父はずっと後悔していた。 本当にあれが最善の策だったのかと。現代なら助かった命かもしれない。専門家である医者と、 素人である患者との間にある埋めがたい知識の差に、私たち親子は翻弄され続けている。 何科にせよ、病院にかかると必ず母を思い出す。亡くなったのは26年も前で、母と過ごした時間よりも、 いなくなってからのほうが長いというのに。 http://egg.5ch.net/test/read.cgi/ticketplus/1571067647/106
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