【愛媛】[新居浜市]新居浜太鼓祭り[2019/10/15-18] (319レス)
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177: 02/14(水)00:21 ID:zYGdfZvy(1) AAS
30代の男性。「陰謀に巻き込まれた。組織の人間に命を狙われている」
などと怯えてオープンダイアローグを受けました。男性が恐れているのは仕事の雇い主だったのですが、
なぜそう思うのか、医療スタッフも家族も理解できませんでした。しかし、「不確実性」
に耐えて話を聞くうちに、きっかけとなる出来事が分かったのです。男性はもともと賃金が低く、
この年は年末のボーナスも出なかったため、家族へのクリスマスプレゼントを買えずに悩んでいました。
そこで勇気を出して雇い主に電話をかけて、ボーナスの支払いを求めようとしたのですが、
通話中に突然停電が起きて会話が途切れてしまったのです。
困窮続きで既にこころが弱り切っていた男性は、この停電を雇い主がわざと起こしたと考えて、
電気までも操れるその力を恐れるようになったのです。
少々飛躍した考えですが、思考の筋道は理解できます。ミーティング参加者たちは、
男性のこころの悲鳴に共感できるようになりました。参加した心理士と精神科医は、男性の前で
「自分よりも他人の気持ちを忖度するタイプなのでは」「自分の権利を主張することが苦手なのかも」
などとリフレクティングを行いました。こうした対話を通して、
信頼できる人たちと一緒に自らの心象風景を覗き見た男性は、停電を偶然だったと思えるようになり、
短期間で症状が消えて劇的に回復したのです。オープンダイアローグの場合、
再発してもまた対話を行うことで、早期の回復につながることが知られています。
このため、回復した患者の定期通院を医療者側が一方的に求めることもしません。
「せっかく回復したのだから、病気のことなんか忘れて医療からも自由になろう、というわけです。
その方が精神的にも健康に過ごせます。もし再発したら、その時に来ればいい。
対話でまた治るのですから」これほどの成果を上げれば世界が注目するのは当然ですが、
日本で特に関心が高いのはなぜなのでしょうか。日本の精神医療の質の低さが関係しているのでしょうか。
現状を何とかしたいという思いが医療者の中にも強く、それが関心の高さにつながっているのでしょうか。
「オープンダイアローグへの関心が特に高いのは日本とポーランドです。どちらも精神医療が遅れた国で、
人権を侵害する事件も多い。あまりにも遅れているがゆえの関心の高さでしょうね。
関連書籍の安定した売れ行きを見ると、やはり専門家も忸怩たるものがあったのだと思います。
診療報酬などの様々な制約(オープンダイアローグを行っても診療報酬がつかない)
があって今はできないけれど、本当はもっとちゃんとしたことがしたい、という潜在的な熱は感じます。
日本の医療者の良心も、ある程度は期待していいんじゃないでしょうか」
オープンダイアローグを日本で実践するにあたり、まず、
劇的な効果が出ている統合失調症の急性期の患者ではなく、ひきこもりの人を対象としました。
なぜなのでしょうか。「当初、ひきこもりの人を対象にしたのは、『対話で統合失調症は治ります』
と言っても、日本の精神科医は信用しないと思ったためです。ひきこもり支援なら
『家族も巻き込むので有効かもしれない』という反応があったので、受け入れられやすいだろうと考えました」
「ところが驚いたことに、日本でも統合失調症に一番有効だと分かったのです。
オープンダイアローグによる変化の幅が一番大きく、幻聴も消えてしまうレベルの高い有効性を示しました。
薬物療法以上に有効だったのです。しかも、時間もかかりません。私は還暦を過ぎましたが、
この年でこれほど新しい臨床経験ができるとは夢にも思っていませんでした。
新鮮な驚きと好奇心とワクワク感を持つことができ、非常に感謝しています」「ただ残念ながら、
私の現在の臨床現場は大学病院と外勤先のクリニックなので、対応可能な数が限られています。
申し訳ないのですが、要望をすぐに受けられる状況ではありません」「これまで主に対応してきたのは、
他の病院で治療したけれど全然良くならず、藁にもすがる思いで来られた統合失調症の患者さんたちです。
通常治療では症状が治まらない患者さんたちにも、とても有効だったのです。あまりの効果に、
当初は私自身が『こんな劇的なことが起こるはずがない』と半信半疑になってしまうほどでした」
「これは日本に限りませんが、ほとんどの精神医学の教科書に
『統合失調症はカウンセリングや精神療法では対応できず、
薬物療法か電気ショックか入院療法しかありません』と断定的に書いてあります。
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