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570: 2016/09/28(水)00:27 ID:7NAEWmDi(1) AAS
アメリカのイマを読む
米国で進化論を信じる人が過半数超え
多くの日本人にとって、「エッいまだに?」と驚いてしまうことが米国で続いている。米市民の10人中4人が、人間が神によって創造されたといまだに信じているのだ。
いや、ようやく10人中6人が「進化論」を信じるようになったと言い換えた方がいいかもしれない。米ピュー・リサーチ・センターが2015年11月に明らかにした調査で、
ほぼ6割が進化論派になった。2004年11月に米CBSテレビが行った世論調査では、回答者の55%が「創造論」を信じていると答えていたのだ。
だが過去10年で急速に進化論を信じる人が増え、形勢が逆転したのだ。変化が起きていると述べて差しつかえないだろう。いったい過去10年で何が起きたのか。
その前に、ここで便宜的に使った創造論と進化論という言葉について簡単に記しておきたい。
創造論は、神が(旧約聖書ではエロヒム)天地を創造。さらに、自分をかたどって男と女を創造したとする捉え方だ。旧約聖書で人間の祖として記されているアダムとイブは、
いまでも創造論を信じる人たちが連綿と語り続けている人物である。一方、進化論は英自然科学者チャールズ・ダーウィンが1859年に発表した『種の起源』で記した
自然選択説を基礎にした考え方だ。同書は生物の進化を実証的に説明している書物である。端的に述べるならば、人間は神が創造したものではなく、
生物の進化の歴史の中で誕生したという解釈をしている。『種の起源』は創造論と対比する形で議論を展開してしおり、米国では進化論と創造論が社会をほぼ二分している。
共和党大統領硬派は創造論派に配慮
キリスト教信者が多い米国では長い間、創造論が社会の基礎になってきた。創造論を信じる人たちは、人間の起源が細部まで科学的に解明されたとは言い切れない、
進化論が圧倒的に有利というわけではないと主張している。そのため米国では創造論と進化論のどちらが正論であるかは個人によって異なると言われてきた。
2015年になっても意見の対立はつきない。例えば米人気コメディ番組「ビッグバン・セオリー」に登場するシェルドン・クーパーと母親の会話に次のようなセリフがある。
母親「(創造論と進化論については)人それぞれの意見によるから」シェルドン「進化論は意見なんかじゃないよ、母さん。事実だから」母親「それはあなたの意見です」
50年前のテレビドラマではない。今年放映された番組での会話である。米社会に創造論がこれほど根強く信奉されているのは、言うまでもなく、
学校教育と家庭教育、さらに教会が説くキリスト教の教義の影響が大きい。キリスト教社会は、進化論を否定してきた。
だから敬虔なクリスチャンと呼ばれる人たちは今でも真剣に創造論を口にする。教育レベルが高い人は進化論を信じているとは限らない。
例えばルイジアナ州のボビー・ジンダル知事は創造論を擁護している。テキサス州のテッド・クル―ズ上院議員も「進化論は共産主義者が作ったウソだ。
進化論については言及したくない」と述べている。ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事やフロリダ州のマルコ・ルビオ上院議員も慎重な態度を取っており、学校では両論を教えるべきとの立場だ。
彼らはいずれも共和党の大統領候補に名乗りを挙げている。創造論を信じている有権者の票を失わないための策であり、創造論を否定していない人が相当数いる証拠でもある。
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