【裾野】富士山南東部を語ろう3【御殿場】 (715レス)
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37: 2024/04/05(金)07:43 ID:UZim+54p(2/4) AAS
2023年ノーベル経済学賞 クラウディア・ゴールディン
書評『なぜ男女の賃金に格差があるのか』 慶應義塾大学出版会
外部リンク:note.com
安田 洋祐 大阪大学経済学部教授

夫婦の公平な分担を阻む「時給プレミアム」の問題

本書は、米国における大卒女性たちの約100年分のデータと、各世代を代表する著名人のライフストーリーを重ね合わせながら、男女の賃金格差の謎に迫っていく

具体的には、19世紀後半以降に生まれた大卒女性を5つの世代に分け、キャリアと家庭の両立が各世代でどう進んだのかを分析している

この変化をもたらした要因として著者が指摘するのが、若年女性への「低用量ピルの普及」である
ピルは大卒女性の初婚年齢を劇的に引き上げ、彼女らを一気にキャリア志向へと変えた
小さな避妊薬が静かな革命を起こしたのである

男女の賃金格差のカギを握るのは「時給プレミアム」だ
長時間または不規則な勤務で時間当たりの賃金が上がる場合に、その割増分(=時給プレミアム)が大きい職種では、職場で長時間待機するような働き方が有利となる
結果的に、夫婦で仕事と家事を公平に分担するのではなく、夫が職場、妻が家庭での待機に時間を割くような専門化が起こりやすくなる
この専門化こそが男女格差の原因だと著者は説く

「時給プレミアム」=残業を減らす組織・経営改革が必要であるというメッセージを、日本の政治家や経営者もぜひ真摯に受け止めてほしい

(低用量ピルの効果)
避妊効果(排卵を抑制する)
PMS(月経前症候群)の緩和
月経周期を調節できる
生理不順・生理痛の改善
卵巣がん・子宮体ガンの予防
子宮内膜症の悪化を防ぐ

丸の内で働く女性(〜50歳)の15%はピルを使用している(全国では約3%)

フランスでは2013年以降「15〜18歳の未成年女性」にはピルが無料。親の許可は必要なく、子ども本人の判断で服用できる
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