日本人一人あたり1600万円の金融資産? 日本で進む、強烈な貧富のニ極化 (218レス)
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101: 2023/06/23(金)10:01 ID:8KZ1fJBA0(2/2) AAS
女性を働きにくくしている隠れた理由は「主婦が家庭の財布の紐を握る"旧来の家制度"」世界でも珍しい慣習
「日本の主婦は、家庭内の地位が高く居心地が良い」ために社会構造としての家父長制が成立した
外部リンク:president.jp
中村敏子 政治学者

第2次世界大戦後、日本国憲法に「両性の平等」が定められました。
しかしこれにより変化したのは、国家の政治的権利における平等の達成だけであり、企業と家族を合わせて〈大きな「家」〉を構成する男性と女性の「性別分業」の構造は維持され、女性の専業主婦化が進みました。
女性はパートや非正規の労働者として補助的に働き、賃金は低く抑えられて、男女の賃金格差が当たり前となったのです。

日本の家族では、夫の稼ぎは彼個人の所有とはならず、家計に計上されました。
西洋では個人の所有権概念が厳しいため、夫の稼ぎは夫個人の所有となります。主婦が働くことにも、いちいち夫の許可が必要でした。

日本で主婦の地位が高い理由として、母の役割があります。日本や儒教の国では家制度のため、子どもがとても大事にされ世話をする母の役割が重要だと考えられています。
しかしイギリスや欧米ではキリスト教によるカップル文化があり、夫婦が一体でそのつながりが強固な分、子どもは基本的には他人だと考えられています。

日本は人間にとって基本的に必要な教育や保健に関しては男女の平等がほぼ達成されているのに、「性別分業」により女性が担当してこなかった経済や政治の分野では、平等化が進んでいないのです。
「男性に合わせた働き方を前提とした長時間労働」が、夫婦間の家事労働時間の不均等を生んでおり、女性管理職を少なくしています。(独身女性が増える原因)

つまり、女性が家族における協同的な「性別分業」に安住している間に、大きな社会構造としての「家父長制」が成立してしまったのです。
男性が政治や経済における決定権を握っていることが、女性たちが現実に感じる困難を変えていくのを妨げているのです。
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