[過去ログ] NHK連続テレビ小説 「べっぴんさん」 part83 [無断転載禁止]©2ch.net (325レス)
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300: 2017/03/07(火)04:07 ID:CA7XkyOX(292/317) AAS
熱海の海岸散歩する 貫一お宮の二人連れ 共に歩むも今日限り 共に語るも今日限り 僕が学校おわるまで 何故に宮さん待たなんだ 夫に不足が出来たのか さもなきゃお金が欲しいのか
夫に不足はないけれど あなたを洋行さすがため 父母の教えに従いて 富山一家に嫁かん 如何に宮さん貫一は これでも一個の男子なり 理想の妻を金に替え 洋行するよな僕じゃない
宮さん必ず来年の 今月今夜のこの月は 僕の涙でくもらせて 見せるよ男子の意気地から ダイヤモンドに目がくれて 乗ってはならぬ玉の輿 人は身持ちが第一よ お金はこの世のまわりもの
恋に破れし貫一は すがるお宮をつき離し 無念の涙はらはらと 残る渚に月淋し

空にさえずる 鳥の声 峯より落つる 滝の音 大波小波 とうとうと 響き絶やせぬ 海の音 聞けや人々 面白き この天然の 音楽を 調べ自在に 弾きたもう 神の御手の 尊しや
春は桜の あや衣 秋はもみじの 唐錦 夏は涼しき 月の絹 冬は真白き 雪の布 見よや人々 美しき この天然の 織物を 手際見事に 織りたもう 神のたくみの 尊しや
うす墨ひける 四方の山 くれない匂う 横がすみ 海辺はるかに うち続く 青松白砂の 美しさ 見よや人々 たぐいなき この天然の うつし絵を筆も及ばず かきたもう 神の力の 尊しや
朝に起こる 雲の殿 夕べにかかる 虹の橋 晴れたる空を 見渡せば 青天井に 似たるかな 仰げ人々 珍らしき この天然の 建築を かく広大に 建てたもう 神のみ業の 尊しや

あいたさ見たさに こわさを忘れ 暗い夜道をただ一人 あいに来たのに なぜ出てあわぬ 僕の呼ぶ声わすれたか あなたの呼ぶ声 わすれはせぬが 出るに出られぬ籠の鳥
籠の鳥でも 智恵ある鳥は 人目忍んであいに来る 人目忍べば 世間の人が 怪しい女と指ささん 怪しい女と 指さされても 真心こめた仲じゃもの 指をささりょと おそれはせぬが 
わたしゃ出られぬ籠の鳥   世間の人よ 笑わば笑え 共に恋した仲じゃもの 共に恋した 二人が仲も 今は逢うさえ儘ならぬ ままにならぬは 浮世の定め 無理に逢うのが恋じゃもの
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