[過去ﾛｸﾞ] NHK連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」pert80 (779ﾚｽ)
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772: 01/25(木)23:57 ID:uC+qzbpq(1) AAS
＞カムカムの時は女性に暴行する米兵については一切語られることがなくその点だけ違感を感じていた。
＞ブギウギでは悪い米兵もいるとしたうえで、スズ子と小夜ちゃんが出会った米兵のように良い人もいる
＞と描いていたのが良かった。
花売りのお婆さんはなぜあれほどロバートのことを恐れていたのか想像してみよう
・元々鬼畜米英イメージが刷り込まれていたところに、軍人しかも絶対的支配者である占領者に対する本能的恐怖心から、
イメージとして国民の間に広まっていた「恐ろしい米兵」が本当にやってきた
〜男は皆奴隷、女はレイプし妾にする
・一部米兵による乱暴狼藉を実際に(ニュースは出せない)見聞きしていた(組織が規律を課しても軍隊は暴力装置であり、
一定割合で性暴力含む暴力沙汰は起きてしまう)
お婆さんは話しかけてきたロバート個人の言動に怯えたのではなく、「先入観」によって〈米兵一般〉に対して初めから怯えていた
そこにロバートが近づいてきて訳の分からぬ言葉で何か話しかけてきた
お婆さんは野原の花を摘んで売っていたことに多少の罪悪感を持っていたため、これらの先入観から
目の前の米兵は自分を摘発にきたと誤解してしまったのだろう(年齢的に性暴力を受けるとは思っていない)
そこで問答無用？とばかりにロバートに「許してください」「許してください」と先制攻撃をかけたため、
狼狽したロバートはせっかく学んだ日本語が出て来ず(by本人)、コミュニケーションが一切成り立たないまま
立ち往生してしまった(そこに安子が現れ取り次いだのがロバートととの出会い)
こうして振り返ると
特に米兵暴行のシーンやセリフで「米兵は女を襲う」ことを強調しなくても、お婆さんの態度と挙動によって、
「イメージされた性暴力含む米兵の怖さ」(実像でもあり虚像でもあった)は伝わったのではないだろうか
カムカムのストーリー展開上、現実に発生してたかもしれない米兵による性暴力描写は何ら必要なかった反面で、
お婆さんの怯えぶりからは、「米兵は皆優しい」といったイメージを紛れ込ませたとすることはできない
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