[過去ログ] NHK連続テレビ小説「おむすび」part31 (1002レス)
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296: 12/16(月)22:12 ID:IuM3qj7H(1/9) AAS
入社初日、黒髪スーツとなった結さんですが、ギャル魂は忘れていません。意気揚々と職場である社員食堂に出勤してきます。
しかし、驚くべきことに職長の立川さん(三宅弘城)は「うちに栄養士なんかいらん」と結を突き放します。
「なんでこんなん入れるんですか!」
今まで栄養士のいなかった食堂に、栄養士を採用する。その場合、普通に考えて会社の上層部が現場の職長の意見を聞かないことなどありえません。エース澤田(関口メンディー)が会社に栄養士の採用を打診する。
297: 12/16(月)22:14 ID:IuM3qj7H(2/9) AAS
その後、まず会社がやるべきことは「立川さん、澤田がこう言っているけれど、どうかね」と相談することです。
そこで立川さんはおそらく「あんな巨人に行った裏切り者の言うことは知らん」とでも言うのでしょう。それはいい、この人の哲学だから。そんな立川さんを上司が説得して、はじめて星河が栄養士を採用するかどうかが決定します。
その後、採用するのは米田結という新卒だということで、立川さんはまた癇癪を起こすはずです。
298: 12/16(月)22:15 ID:IuM3qj7H(3/9) AAS
それでも上司がまたなだめて、とりあえず面接をしてみることになる。
そうなれば、当然一次面接には立川さんだって同席するはずだ。忙しくて同席できないなら、面接官に「面接の際にこれだけは確認しておいてほしい」と要望を出してしかるべきだ。
筆記試験やインターン、試用期間があってもいいだろう。
299: 12/16(月)22:18 ID:IuM3qj7H(4/9) AAS
いずれにしろ、正式採用の初日に顔合わせで立川さんが「栄養士なんかいらん」と米田結に告げるシーンが表現するのは、星河電器という組織の破綻です。まるで機能していない。設計や製造部門でも同じようなプロセスで採用を決めていると想像させるし、そんな企業をいい会社だと思えない。
米田結は、あんまりよくない会社に就職したな。たった数秒のシーンで、そういう印象を与えています。
300: 12/16(月)22:21 ID:IuM3qj7H(5/9) AAS
一方野球部では、翔也が右肩を内旋したり外旋したりしながら違和感を確かめつつ、バッティングゲージを眺めています。フリー打撃をしているルーキー・大河内は、大学時代に2年連続ホームラン王を獲っているそうです。
きっとドラフトでも大注目だったはずです。「投の澤田、打の大河内」くらいの騒がれ方をしたんじゃないかな。そんな選手が大卒から社会人に来る事情にも、普通に考えて説明が必要です。
翔也が大学ホームラン王を知らなかったことにも違和感はあるけど、こいつ「変化球」も知らなかったからな。自分のプレー以外に興味がない天才肌ということで理解しておきましょう。
303: 12/16(月)22:34 ID:IuM3qj7H(6/9) AAS
ランチタイム、ごった返す食堂で結さんは所在なさげです。立川さんが指示すべきではありますが、何しろ立川さんはこの日まで結が来ることを知らなかったようですからね。仕事を用意しておけというのも無理があります。
厨房を追われた結さんは、カウンターで注文を取ることに。普通に考えて食券制にしたほうが効率的ですが、星河では「ネギ抜き」とか「大盛り」とか「チーズトッピング」とか、社員から細かいカスタマイズを受け付けているようなので、これだと食券制は厳しいね。
304(2): 12/16(月)22:37 ID:IuM3qj7H(7/9) AAS
これはこれでいいサービスだと思いますが、初日の結さんをカウンターに立たせるのは明らかに悪手です。案の定、結さんの情報処理能力の低さによって食堂は混乱をきたしてしまいます。
結さん、言われたことを書き留めることもできません。こんな必要以上に無能に描く必要はないと思うんだけど。
その後、結さんは皿洗いに回りますが、ナレーションで「ひたすら雑用」と表現されます。こうして、誰かの仕事に対して貴賤をつけるのもまた『おむすび』の特徴です。「農業なんて」「バイト長なんて」、それに「カラオケビデオの女優なんて」というのもあったね。行間から差別意識がにじみ出てドラマを汚します。
305(1): 12/16(月)22:39 ID:IuM3qj7H(8/9) AAS
結さんが仕事を終えると、翔也が待っていました。落ち込む結さんを連れ立って、翔也はタコ焼きに誘います。
食事管理が何よりも重要である、そこに結さんという主人公の存在意義を置いているドラマで、簡単にタコ焼きを食いに行ってしまう。そもそもこのドラマにおける「おいしいものを食べるとつらいことを忘れられる」というメッセージと「アスリートの食事管理」という設定がかみ合っていないことが明らかになるシーンです。
そういや澤田は社食のメシ食ってなかったよな。高たんぱく低脂質のお弁当を自作してきていました。プロ行くやつはそれくらい徹底している、という描写をしたうえで翔也に無駄食いさせている。
306(2): 12/16(月)22:45 ID:IuM3qj7H(9/9) AAS
とにかく極端な性格の人が
月曜日に極端な性格の人が現れ、結さんを困らせる。金曜日に結さんがそれを言いくるめて、いい感じに収める。『おむすび』がそういうドラマであることは諒解して見ているわけですが、それにしても性格の悪さが極端なんですよね。
結のハギャレン入りを認めなかったタマッチ、墓参りを拒否したナベさん、「ナメとんか」と言い放ったサッチン、みんな必要以上にエキセントリックで、結を敵対視しすぎている。人間と人間、大人と大人、それぞれの正義や哲学の衝突ではなく、単にケンカを売ってきているようにしか見えない。「こんなやつと和解したくない」と思っちゃうのよ。
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