[過去ログ] 福永祐一叱咤激励スレ@競馬2Part114 (1002レス)
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232: (ワッチョイW 4914-hq0B) 2021/06/03(木)21:46 ID:sXcSOYAH0(3/4) AAS
川田将雅
4月、僕は自信満々で競馬学校に入学しました。今思い返してもかなり調子に乗っていて、「どうせ1年は乗馬なんだから、2年からでいいのに」くらいに思っていました(苦笑)。しかし、入学してすぐ、そんな鼻はへし折れられることに…。
最初にABCの3段階でクラス分けがあるのですが、Aクラスが乗れる子、Bクラスが普通の子、Cクラスが初心者の子という評価のなか、なんと僕はBクラス。それが現実だったわけですが、自分の技術に自信があった僕は「なんやこれ、ふざけんな!」と憤りを隠せませんでした。
実技の授業が始まってからも、「乗り方が古い!」「お前は下手だ!」と怒られ続け、実際はどうだったのかわかりませんが、僕としては自分だけがひたすら怒られてる気分で、非常につらい毎日でした。そんなとき、最悪な気分に追い打ちをかけるように右足首を骨折し、同時に心も折れて……。松葉杖を突きながら、ボストンバッグに荷物をすべて詰め込み、「辞めます」と寮監に伝えました。
実際、入学して10日間のうちに何人も辞めていたし、辞めたいと申し出た子は、当日か次の日には親が迎えにきて、そのまま帰っていたんです。だから当然、僕もすぐに迎えが来ると思っていたわけですが、親はもちろん、なぜか学校も辞めさせてくれませんでした。
入学後1カ月間は電話ができないルールだったため、父とは手紙で「辞めたい」「辞めさせない」のやり取りを3週間ほど繰り返しました。
最終的には、伯父が競馬学校まで僕を説得しにきました。伯父はいろんな切り口から説得してくれましたが、僕はといえば、泣きながら謝り、「辞めさせてください」と懇願するばかり。3時間が経ち、ついに伯父はあきらめ、佐賀にいる父に電話をして──。
「ダメだ、こんなやつ。ジョッキーになったって大したもんにならねぇよ。こんな恥さらし、さっさと連れて帰れ」
すると、電話口からこんな父の声が漏れ聞こえてきました。それは、僕にとって久しぶりに聞く父の声でした。
「ああ、わかりました。でも、ウチにはいらないので、置いてきてください」
電話を切った伯父は、僕にこう言い放ちました。
「な、聞こえただろ? お前なんかいらねぇってよ。無理なんだよ、あきらめろよ」
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