[過去ログ] 【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part7©2ch.net (625レス)
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625: 2021/02/24(水)05:53 ID:AkIkG7l3(1) AAS
「生命の木に基づく大アルカナ」の章の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 216) ---
Crowley's point that the card should really be called "The Brothers" is well taken.
カードは、本当は「兄弟たち」と呼ばれるべきであるというクロウリー氏の主張は、よく
理解されている。
In fact, the Key's true meaning is imbedded in its sign of the Zodiac, Gemini,
The Twins.
実のところ、「鍵(大アルカナ)」の真の意味は、その「黄道十二宮」の宮である、
「双児宮」、「ふたご座」の中に埋め込まれている。
--- ここまで ---
確かにクロウリー氏は、『トートの書』で、「6:恋人たち」のタイトルを「THE LOVERS OR:
(THE BROTHERS)/恋人たち、もしくは:(兄弟たち)」と書いており、そして本文中でも
『旧約聖書:創世記』の「カイン」と「アベル」の兄弟の話を出しています。
ちなみに、『トートの書』においては、「カイン」と「アベル」は、実の兄弟ではなく、
「弟:アベル」は「父:アダム」と「母:イヴ」の子であったのに対し、「兄:カイン」
は「父:蛇」と「母:イヴ」の不倫の子であるとされています。
これは、ギリシア神話にある「双児宮」の元となった双子の兄弟である「カストル」と
「ポルックス」が、「兄:カストル」が人の子(父:スパルタ王テュンダレオース、母:
スパルタ王妃レダ)であったのに対し、「弟:ポルックス」は不倫の神の子(父:ゼウス神、
母:スパルタ王妃レダ)であったということの、類似案件となっています。
とはいえ、クロウリー氏の「6:恋人たち」が「兄弟」であるという主張は、投げっぱなし
のネタとなっていて、トート版カードに実際に描かれているのは、「4:皇帝」の冠をかぶり
「聖槍」を持った「黒い王」と、「3:女帝」の冠をかぶり「聖杯」を持った「白い女王」
ですし、その後の無駄に長い説明文を見ても、どちらかというと「恋人たち」や「兄弟」
よりも、昔からある「結婚」というタイトルの方がふさわしいように思えます。
まあ、クロウリー氏も、この「6:恋人たち」の解釈には、色々と迷いがあるというか、
よく分からないまま、色々と試行錯誤しているような感じはありますよね。
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