[過去ログ] ●回復を願う境界例のために●Part5 (868レス)
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440(3): 境界例のためのレッスン 02/04/02 21:38 AAS
ふふふ、著作権無視で書き込んでやる!
長いぞ!
ーーーーここからーーーーーーーー
以下に示すのは、九三年頃に私(斎藤環)が仲間内にだけ
配布した「論文」の抜粋である。一種のパスティーシュであ
り、『星の王子様と野菜人格』(星和書店)とか、最近では、
塚本千秋の『明るい反精神医学』(日本評論社)などにも通
じるような、しかしずっと拙い試みである。内輪ではわりに
好評だったが、どれほど一般性があるのかわからない。ただ、
こういう文章を誰にともなく宛てて書かずにはいられなかった
省16
441(3): 境界例のためのレッスン 02/04/02 21:39 AAS
素材と治療者の資質
まず治療歴が長く、複数の治療者を転々とする傾向がある
患者が望ましい。特殊な受診動機や複雑な来院経路を経てき
ていることは、BPD化のよい徴候である。治療者が著名人で
ある場合は、その著名さがそのまま受診動機であること。ま
た複数の治療技法を経験しており、治療そのものへの基本的
な信頼感が乏しいにもかかわらず、治療関係においては嗜壁
的な傾向がみられること。
ただし、治療ならなんでもよいというわけではむろんない。
治療者の資質も問題となってくる。治療者に望まれる条件を
省32
442(3): 境界例のためのレッスン 02/04/02 21:39 AAS
治療における基本的理念
治療行為によってBPDを作り出すためには、確固たる治療
哲学が要請される。(略)
治療と臨床は相反するもの、という信念も重要である。だ
から臨床場面で参照される理論的枠組みは、きわめて単純素
朴なものでなければならない。たとえば、すべての症状の原
因は「人格の未熟さ」によるものであり、その未熟さを生み
だした犯人は家族、とくに幼児期の母子関係であると断定し
てかかるような。ほかにも「自我同一性の障害」といった、
情報量としてはゼロに等しいのに、何かを説明したかのよう
省14
443(3): 境界例のためのレッスン 02/04/02 21:40 AAS
継続と嗜壁化へ向けて
(略)とりわけ重要なのは「解釈の技法」である。思いつ
きや勘ぐりも含めて、患者の内面の解釈を積極的に行い、そ
れをどんどん患者に伝える。インパクトある解釈で患者を不
意うちし、傷つけなければならない。解釈は反論の余地のな
い、権威的で断定的であればなおよい。「あなたは逃げてい
るだけだ」「あなたは本当に孤独に弱い」「あなたには父親
が必要なのだ」「あなたには社会性のかけらもない」など、
患者を混乱させるような言葉をタイミングよく発すること。
わかりやすくて曖昧な言葉ほどよい。もちろんタイミングも
省23
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