[過去ログ] 【卑怯】 いじめスレ Part5 【トラウマ】 (1001レス)
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840: 2006/04/05(水)11:18 ID:XN/BQKWh(2/4) AAS
いじめ行為が酷いという現実から目をそらすために、
被害者が弱い、ださいということにしている。
そんなことは他の者が一人でいじめ被害に遭って、
耐えるなり、やり返すなり、止ませることができてから言え。
実のところ、てめえらの弱さを隠すために集団いじめを行ってるのが実情ではないか。
いじめ行為はただ酷いだけだ。
いじめ行為ほど酷いことはそうそうない。
まともに見ればわかるはずだ。
だいたい、畜生がやることをそのままやっているだけだ。
被害者のことを少しでも考えれば、どれほど酷いことかすぐさまわかる。
省4
841: 2006/04/05(水)11:27 ID:tqYM5f+w(4/5) AAS
単節◆vabFvXfSGk流に言うと『いじめは文化』と言う事ですね
842: 2006/04/05(水)11:28 ID:XN/BQKWh(3/4) AAS
いじめ被害者ほど酷い状況に置かれている人はそういない。
843
(1): 2006/04/05(水)12:19 ID:d6fRo87B(1/15) AAS
ネタと思われるの嫌だから書いとく。これはネタじゃない。

夕べ実家の近所で家事があったらしく、朝カーチャンから電話。
大体の出火住所を聞いて(まさかあそこじゃねえよな)って思った。
転校した藤枝で小中9年間いじめられまくった俺だったけど
その住所は、その中でも特に奇妙な「いじめ」の思い出にまつわる場所だった。

ある日唐突に、背後から近寄ってきた女の子に、シャツからむき出しの二の腕をつねり上げられた。
激痛に驚いて振り向くと、知らない女の子が二人、無言で逃げていく所だった。
思えばそれが彼女達との出会いだった。

小学一年の俺より頭二つ分くらい大きな上級生の少女。横に、俺くらいの年恰好のやけにニヤ付いた妹らしき子を従えていた。
二人は、それから頻繁に俺の前に現れ、オレにちょっとした危害を加えるようになった。
省7
844: 843 2006/04/05(水)12:29 ID:d6fRo87B(2/15) AAS
今にして思えば、その少女達と俺は会話を交わした記憶がない。
二人は終止、無言だった。
せいぜいが周辺に人の目がありすぎる時に「ちょっとこっち来な」と耳打ちされ
乱暴に両腕を掴まれて物陰に連行されるくらいだった。
一方的な暴力の記憶が当時の俺にとってあまりに恐ろしすぎたせいか
その一時期の災難の詳細を俺自身おぼろげにしか思い出せない。

一ヶ月、二ヶ月。「ささやかな嫌がらせ」は徐々にエスカレートしていった。
845
(1): 843 2006/04/05(水)12:42 ID:d6fRo87B(3/15) AAS
俺は、自分の背後を常に気にする様になった。
なにしろ人ごみが一番ヤバいのだ。
当初、周囲の大人が誰もこっちに注意を払っていない時に限って手を出していた二人は
その内大胆になり、教師が傍にいる場面でも巧妙にいたずらを仕掛ける様になった。
夏休みのプール。低学年の子供達が遊ぶ自由時間でも、俺は縁に近寄る事もしなかった。
予告もなく後ろから血が出るほど引っかかれ、こっぴどく突き落とされるからだ。

当時のクラスのいじめメンバーは揃いも揃って田舎者ガキ大将で肉弾派ではあったが
そういった「変質的な」暴力は決して振るわなかった。
何より俺自身「自分の身体に伸びる少女のすんなりした指や爪」の感触をはっきり識別できる様になっていた。
846: 843 2006/04/05(水)12:55 ID:d6fRo87B(4/15) AAS
不思議なのは「何故俺が標的に選ばれたか」よりもむしろ
俺を執拗に狙う「二人」の関係だった。
あの頃、オレはてっきり「あの子」の傍にぴったり張り付き寄り添う幼女を
「年下の子分なのかな」くらいに思っていた。
腰巾着の様に年かさの少女の傍に立つその子は、少女と同じく何も話さなかったが
いつでも気味の悪い薄笑いを浮かべて少女の意向に従い、真似をした。
少女が俺の右腕を取って俺を引っ張りまわせば、彼女も左腕を掴んで俺を引きずる。
少女が俺のふくらはぎをを蹴れば、彼女も蹴る。
すばやく一瞬の来襲の時もあれば、しつこく長時間にわたる時もあった。
周囲に大人が来ると、とっさに俺を両側から抱えて
省2
847: 843 2006/04/05(水)13:06 ID:d6fRo87B(5/15) AAS
そうして耐え難い半年が過ぎ、あの日が来た。

その日の彼女達は、いつもとは明らかに違っていた。
校門で俺を待ち構えていた二人は、気付いて逃げようとする俺をいつものように捕まえ
なぜかそのまま大通りに向かった。
俺の家とは逆の方向、中学校の西の方角へ。
何処に連れて行かれるかよりも、いつもの様に身体をつねられないのがすごく不思議だった。
俺と彼女達にとって、もはや苦痛は挨拶代わりみたいなものだったから。
もちろん逃げようとすると向こう脛をひどく蹴られはしたが。
848: 843 2006/04/05(水)13:17 ID:d6fRo87B(6/15) AAS
俺達が着いたのは、ごみごみした住宅地の一角にある、木製の平屋だった。
俺は、その中の一軒の前でようやく開放された。
少女は俺に「ここにいるように」と命じ、二人は家の中に消えた。
路上には、俺一人だけが残された。
三十分経っても一時間経っても、それっきり二人は現れなかった。

俺は、もう限界だった。
家に帰るんだ。
逃げるんだ、ここから。
逃げたい。もう嫌だ。怖い。こわい。こわい。
たすけて。
省1
849: 2006/04/05(水)13:23 ID:0cWnfGeE(1) AAS
チン☆⌒ 凵\(\・∀・) 続きまだぁ?
850: 843 2006/04/05(水)13:28 ID:d6fRo87B(7/15) AAS
それから後の事は、カーチャンの方が俺よりもよく覚えている。
共働きだったカーチャンが夕方遅く帰宅した時、家の中は真暗で
カーテンを全部閉め切った台所の奥、テーブルの下で俺は震えて縮こまっていた。
電気をつけないでと泣いて騒ぐ俺をなだめすかしてカーチャンがリビングの電気をつけた瞬間
俺はダッシュで風呂場に飛び込んだ。
玄関の外、暗い路上にあの「二人」が手を繋いで立っている絵が脳裏に浮かんで、恐怖が頂点に達したのだ。

カーチャンは、きれぎれで支離滅裂な俺の話を時間をかけて全部聞いた。
そうして、二人でその家に行ってみようと言った。
一緒に行けば絶対に怖くないから、と。
851: 843 2006/04/05(水)13:41 ID:d6fRo87B(8/15) AAS
次の日は日曜だった。
俺は渋ったが、結局カーチャンと二人で記憶を頼りにその家を訪ねた。
カーチャンはかなり怒っていた様だけど、俺は何でもいいからとにかく終わらせたかった。

朝、改めて訪問したその家にはチャイムがなかった。
カーチャンが「御免下さい」と呼ばわりながら引き戸を開けると
俺はカーチャンの手を振りもぎって遁走したくなったが
中から出てきたのはあの二人じゃなく、カーチャンと同年代の「ごく普通のおばさん」だった。

おばさんは、多分話を聞いて申し訳ないとカーチャンに謝ったのだろう。
その辺りは、あまり覚えていない。
ただ、おばさんは何度もカーチャンと俺に「ウチの子はずっといじめられてて」と繰り返した。
省2
852: 843 2006/04/05(水)13:56 ID:d6fRo87B(9/15) AAS
「あの二人」に関しての俺の思い出は、これで全部だ。

その後、あの少女達が俺の前に現れる事はなくなった。
本当に煙みたいに、俺の前から消え失せたのだ。
元々家が近い訳でもなかったし、学校でも接点がまるでなかったので
今までも二人が積極的に俺に接触しようと目論まない限り
偶然に出会う確率は低かったのだ。
それだけに、どれだけ執拗に付きまとわれていたかわかるというものだ。

俺の日常は、全く正常に戻った。
相変わらずクラスのいじめは華々しかったけど
それすらかわいらしく思えるほどだった。
省4
853: 843 2006/04/05(水)14:08 ID:d6fRo87B(10/15) AAS
その後俺は、普通に進学、就職した。
一生を共にしてもいいと思える伴侶を見つけ、もう結婚して5年になる。
決して幸せなばかりの思春期ではなかったが、どん底に落ちかけるたびに
常に家族や近所の励ましが俺を掬い上げてくれた。
あの頃の苦い思い出は、あくまでも「思い出」だ。
むしろあの思い出のおかげで、俺は強くなれたのだ。
そう、今日まで思い続けて来た。

今日まで。
854: 843 2006/04/05(水)14:24 ID:d6fRo87B(11/15) AAS
午後、親父から二度目の電話があった。
物見高い親父は、わざわざ朝を待って火元を見に行って来たらしい。

「お前のホレ、アレだ、あのワケ判らん子ら『提坂さん』って言ったっけ?モロあそこだったぞ。
朝方までハデに燃えてて寝られなくてな、幸い延焼はしなかったらしいけえがな」

大人になってから、何度か家の前まで行った事はあった。
ふと足が向いたのは、多分、好奇心だけではなかった。
あの家が?

ともかく電話を切って、テレビをつけよう。
ローカルニュースなら何か報道されるかもしれない。

昼過ぎのテレビ静岡にチャンネルを合わせた時、その速報は目に、耳に飛び込んできた。
省2
855: 843 2006/04/05(水)14:49 ID:d6fRo87B(12/15) AAS
記憶の底から初めて鮮明に浮かび上がったのは、あの『小さい子』の姿。
今の今まで「あの事」といえば、思い出されるのは決まって主導権を握っていた「少女」だった。
俺自身、あの二人が「姉妹」であった可能性など考えてもみなかったのだ。
たまたま傍にいた、おべんちゃらな「年下の友達」であると思い込んだからこそ
カーチャン達にも「傍にいた小さな子」の存在を強くは訴えなかった。

血色の悪い、細くて小さな「あの子」。
「提坂さん」が無表情で俺の腕を静かにつねり上げている間
始終薄ら笑いを浮かべて、同様に小さな指で反対側の腕を押さえつけていた「あの子」。

あの子も「提坂さん」だったのか?!
856: 2006/04/05(水)14:52 ID:QbfoVDZw(1) AAS
じゃあ3行でまとめて
857: 843 2006/04/05(水)15:02 ID:d6fRo87B(13/15) AAS
そう考えれば、何もかも納得がいく。
あの時判明した「提坂さん」の学年は小学三年生。
俺より二つ上だ。
そして俺は今年34歳。彼女の現在の年齢は逮捕された「次女」の年齢とは食い違う。
しかし「あの子」が妹で、小学二年生だったとすれば‥

姉妹だからこそ、いつも一緒にいたのだ。
「お姉ちゃんのやる事」だから、嬉々として従ったのだ。
いや、むしろ心から虐待を楽しんでいたのは「あの子」自身だった。
何処の誰ともわからない小さな男児を理由もなく追い詰めては
陰湿な方法で虐待を繰り返す「気晴らし」を。
858: 843 2006/04/05(水)15:18 ID:d6fRo87B(14/15) AAS
あれから17年間。
彼女に一体何があったのだろう。
それとも「何もなかった」のだろうか。

あの時、か細くて口封じが容易に出来そうな弱者であれば
二人にとっては誰でもよかったのだろう。
俺でなくとも。
そうして俺はそこから抜け出した。
逃げ出せたんだ。もう怯えなくていいんだ。
俺はずっとそう自分に信じ込ませてきた。
でも
省4
859: 843 2006/04/05(水)15:52 ID:d6fRo87B(15/15) AAS
連レスでレス浪費すまん。
俺も此処まで自分が書き込み続けるとは思わなかった。
病的に長くなっちまって、これじゃまるで俺がメンヘル荒らしだなw

だけど俺がここに書いた事は全部本当だ。
17年前から一昨日にかけて、現実に起こった事だ。
静岡新聞にも小さく載ってる。
地元じゃこのニュースは多分全力で「無かった事」にされるだろうけどなw
そういう土地柄だ。

以前、近所で藤中の一年生が首吊り自殺した時もそうだった。
理由は、小学校六年間続いた「いじめ」だったそうだ。
省5
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