[過去ﾛｸﾞ] メンヘラ達の宴 第4章 (1002ﾚｽ)
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537: (ﾜｯﾁｮｲ 9ffb-Cm6z) 2018/06/27(水)15:33 ID:USgaCUEA0(4/14) AAS
39 名前:瀬戸内茂雄 [sage] :2018/06/27(水) 15:22:52.76 ID:jWij8f6p
こんな本があった いじめられっ子が逃げない理由
中学1年生のころ、僕はクラスでいじめにあっていた。原因は家が貧しかったからである。
中学校から徒歩2分のおんぼろ借家に住んでいたからであり、おさがりの傷んだカバンを使って登校し、自転車を買うお金もないので友達と遠出もできなかったからである。
SとYとMのいじめの手段は主に暴力と暴言だった。暴言の内容は大抵家庭の経済環境を貶めるものであり、暴力は俗に『肩パン』と言われる、その名の通り肩にパンチをお見舞いするだけのものである。
当時はボクシングチャンピオンの畑山隆則がブイブイ言わせていた時代だったので、「俺畑山〜」と言いながら殴ってくるのがSとYとMのお決まりであった。
そっか、これから先ずっと、制限がない暴力が自分を襲い続けるのか。僕も悩んで自殺とかするのかな。だったら今死のうが後から死のうが一緒だよなと思うと、
苛立ちが募ってきたこともあって僕の中で何かが吹っ切れてしまい、気が付けばMから一発肩を殴られるたびに、Mの二の腕を殴り返した
これに一番驚いたのはMである。自分が一発殴るたびに、おもちゃだと思っていた相手が殴り返してくるのだから。
するとどうだろう。肩がズキズキと傷んでたまらなくなったころ、Mは急に殴るのをやめて、あろうことか「お前おもっさん（面白い）な〜。やるじゃん！だー、友達になろう！」と言って肩を組んできたのである。
SとYのリーダーだったMと仲良くなったことでいじめはやんだ。
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