[過去ログ] 秋篠宮家のお噂 その17 (1001レス)
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13: 2008/03/02(日)08:11 AAS
学舎に巣くう遊び女などと、適当にお楽しみになっておられるうちはよかったのですが、
側近の博士の一人娘が王子に礼畏怖され、身ごもってしまい、問題は複雑になりました。
博士は森外れに住まう魔女のところで泣く泣く娘に水子の術を受けさせましたが、
それが幾度にもおよび、ついに王様に直訴しました。

躊躇される王様に対して、お妃様はいつになく強く御進言され、
第一王子に先だって第二王子を博士の娘と結婚させました。
うすうす事情を知っていた国民も、愛くるしい新しいプリンセスをみて、
心から祝福しました。ここの国民はとても単純でした。

それで割を喰ったのは第一王子です。
彼の結婚話は何故かお妃様にことごとく気にいられず、ずるずると先延ばしになっており、
街衆の適齢期などとっくに過ぎてしまっていたのです。
父王や弟みたいな行動をとるには、いささか品位が高過ぎ、
しかたなく王子はあちこちと山に登ってみたり、
父王以上に公務に精を出してみたりしてイライラをおさえておられました。

お妃様にしてみれば、自分をいじめてきた女官や王室の小姑にすこしでもつながる者を、
愛するただ一人の息子の嫁になど出来ない、と言う気持ちだけでなく、
散々泣かされてきた女癖の悪さの遺伝を王室から一掃したい、
という気持ちもあったのかも知れません。
といって、町屋の娘と結ばせるには、第一王子はいささか積極性にかけ、なかなかうまくいきません。
積極性が過ぎるのも困ったものですし、昔から世の中はうまくいかないものだったのです。

さて、この王国はこれからどうなったのでしょうか。
なんでも、この国はあれほど栄えていたにもかかわらず、このあと程なくして滅んでしまったとかで、
いまでは言い伝えさえも残っていません。
今となっては、お妃様と第一王子の不幸が、この国の没落と無関係であったことを願うばかりです。

おしまい
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