[過去ログ] 秋篠宮家のお噂520 (1001レス)
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993: 2011/09/11(日)16:55 AAS
ごめん。手記の地震に遭った部分をそのまま書き起こしてみた。

津波から必死に逃れて

三月十一日の地震発生当時、週末相馬に戻るために常磐線上り電車に乗っていました。
東京から相馬へは仙台を経由し南下するルートを使っていました。
揺れが起こったのは、相馬まであと二駅の新地駅に停車中の時でした。
不安定な電車の揺れは大きく、なかなかおさまることがありません。
三十分ほどは余震も強く落ち着いて避難できる状況ではありませんでした。
水田の先に見える松林の向こう側には、海があり、あしました。

しかし、「津波」そして「津波から逃げなければならない」という言葉と意識はまだ頭に浮かびませんでした。
地震から三十分ほどたった時にふと何かに導かれるようにして、この場を離れたほうがいいと感じ、同じ車両にいた人たちに声をかけて駅を出ました。
約一キロ離れた避難所となっていた新地町役場に一緒に歩いてきた人を案内し、そこからは相馬へ向かう方と二人で国道六号線沿いを徒歩で南下し、相馬を目指しました。

十五分ほど歩いた頃、よく響く異様な音が突然聞こえてきました。
電車が橋を渡る時にガード下で聞こえる「ゴーッ」という感じの音でした。
「電車が動きだしたのかな」

一瞬そう思いました。しかし、すぐにおかしいと気付き、音のする方向を見ました。
視界に入ってきたのは、海辺の松林が、白というか、灰色というか……どちらかというと寒色系の色の津波にのみこまれていく様子です。
防風林を超えて、こちらに向かってきます。
この場所も危ないかもしてないと思い、国道を走っていた車を止め、高いところまで乗せてもらいました。
これが、駅を出てから三十分くらいの出来事です。
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