[過去ログ]
「都市伝説と戦う為に都市伝説と契約した能力者達……」 Part4 (1002レス)
「都市伝説と戦う為に都市伝説と契約した能力者達……」 Part4 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318689302/
上
下
前
次
1-
新
通常表示
512バイト分割
レス栞
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索
歴削→次スレ
栞削→次スレ
過去ログメニュー
721: シャドーマンの契約者 ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2011/11/25(金) 23:28:27.40 ID:eK+6/tc40 ごめんなさい、「マヤの予言」編全然進んでなくてごめんなさいorz 明日は出かけるし、明後日は面白そうな仕事見つけたのでハローワーク行ってくるという http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318689302/721
722: 鳥居を探すの人 ◆12zUSOBYLQ [sage] 2011/11/27(日) 00:53:15.01 ID:J3bDNRhAO 単発の人乙なのです 自分もいい加減進めねばorz http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318689302/722
723: 悪党と正義の味方 ◆W5H6Y5Rl3M [sage] 2011/11/27(日) 18:55:02.28 ID:Hff55E2lo ごとりと重たい音を立てて、携帯ゲーム機より一回り大きな機械が取り付けられたベルトが台の上に置かれる 「これが変身用のデバイスです。試作段階なのでまだ大型ですがね」 「てっきり趣味だと思ったけどな」 既に拘束を解かれたZ-No.592は、抵抗する様子もなくヴィッキーの傍らでその試作品を眺めていた 契約都市伝説を奪われた彼は、ただの黒服としての能力程度しか持ち合わせておらず、戦闘員や怪人に対抗する事はおろか、ヴィッキーを倒し切る事もできない 自害したところですぐに『修理』されてしまうため、今はただ従う他に無いのだ 「こんなものを作れるなら、俺は必要無いんじゃないのか?」 「これ単体で機能するだなんて、誰が言いました?」 するりとヴィッキーの腕がZ-No.592の身体に絡みつき、胸元をまさぐるように撫で回す 「あなたのここには、このデバイスとリンクするシステムが埋め込まれています。デバイスで読み込んだ結晶体のデータをそのシステムに複製転送し、その身体に浸透して結晶体に応じた変身を可能とするのです」 「……その結晶体を、返してもらいたいんだがね」 「ああ、あの『こっくりさん』達のですね」 ヴィッキーはZ-No.592から身体を離し、壁のタッチパネルを操作する 仰々しい駆動音と共に開いた保管庫はほとんど空だったが、手のひら大のケースに収まった大きなメダルがいくつか並んでいた 「あなたの大事な都市伝説は……これ、ですね」 小さな結晶体を丸い透明の物質が包んでおり、更にそれが金色のメダルにはめ込まれている、そんな造形の物体 「結晶体の強度はさほど強くはないので、それなりの工夫をしてあります。メダルの素材は『第三帝国』に入り込んでいた私が横流ししたオリハルコン製で、カバーとしての強度は勿論のこと都市伝説の力を伝えやすいようにしてあります」 己の成果を誇示するように、メダルを手に取ってZ-No.592に見せつけるヴィッキー 「ですが、これを渡せるのは……あなたの脳改造が終わってから。私達の忠実なる下僕になる前に、力を与えるわけにはいきませんから」 「だったら、そもそもそれを見せるべきじゃなかったな」 そう言ったZ-No.592は既にその手にベルトを掴み、己の腰に巻きつけていた ヴィッキーが何をするよりも早く、メダルを持つその腕を掴んで引き寄せて、遠慮も容赦もない拳がヴィッキーの顔面にめり込ませる 痛覚が無くとも反射的に緩んだその手から、Z-No.592はメダルを奪い取り その手にじわりと伝わってくる、『こっくりさん』の力 《ただいまー》 《ひさしぶりー》 《さみしかったー》 声が 聞こえたような気がした 気のせいかもしれない それでも 「また一緒に、戦おうぜ」 メダルを握る手に力を込めて ベルトのスロットにそれをはめ込んだ 「変身」 ベルトにはめ込まれたメダルから溢れ出す三色の輝きは、かつての彼女達の毛並のようで 胸の内から身体中に行き渡るその力は、かつての彼女達の声援のようで 「よく、変身の方法が判りましたね」 「こういう造形、こういうノリならこんなもんだろ?」 すぐさま背後から襲い掛かってくる戦闘員達を、肘打ちで一人、振り返る勢いを乗せたパンチで一人、回し蹴りで三人まとめて薙ぎ払う 立て続けに死角から襲い掛かる戦闘員達を次々と薙ぎ倒すZ-No.592に、ヴィッキーの顔に笑みが浮かぶ 「想定していたより、戦闘力は高めですね。元々の契約都市伝説ですし相性が良いのでしょうかね」 「そうかもな。お前は都市伝説の強さってのを甘く見過ぎてるんじゃないのかね」 「甘くは見ていませんよ?」 ヴィッキーはメダルが装着されてない結晶体を手に取ると、べろりと突き出した舌の上に乗せ そのままそれを、ごくりと飲み下した 「甘くは見ていませんが、その存在はあくまで添え物。『悪の秘密結社』と『正義の味方』の戦いを彩る、ソースの一つに過ぎません」 みしり、と ヴィッキーの身体が音を立てて歪む それはかつて見た、都市伝説の力を取り込んだ人間の変貌と同じ 白い羽毛に覆われた翼がその背を覆い、西洋の甲冑を思わせる純白の甲殻がその体表を覆っていく 「あなたの『こっくりさん』と同系列の都市伝説、『エンジェルさま』ですよ。同系列とはいえ、動物霊とはイメージとしての格が違います、多少マイナーとはいえ、ね」 「そうか、それで」 とん、と床を蹴り http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318689302/723
724: 悪党と正義の味方 ◆W5H6Y5Rl3M [sage] 2011/11/27(日) 18:56:04.66 ID:Hff55E2lo 身体を丸めてくるりと後方に宙返りをするZ-No.592 そして、ぐんと身体を伸ばして蹴りを放つように片足を突き出す 「お前は、その都市伝説をどれぐらい知っている? 都市伝説としての定説じゃない、『その都市伝説』の個性をだ」 蹴りの姿勢のまま、Z-No.592の身体が空中でぴたりと静止する そこにはまるで、その身体を矢とするかのように、引き絞られた弓の形をした力場が展開されていた 「こっくりさんこっくりさん、お帰り下さるなら鳥居の方へ!」 冷たい、霊的エネルギーが室内に吹き荒れる それは鳥居の姿を模って、ヴィッキーに向かって一直線に立ち並び すぐさまそれから逃れるようにヴィッキーが動くが、鳥居は彼女への道を作るようにその位置を変えるだけ そして弓から放たれたZ-No.592の蹴りは、くぐった鳥居のエネルギーを取り込みながら加速して、正確にヴィッキーの胸板を捉えた その一撃は触れた瞬間にその甲殻を塵と化し、取り込んだ都市伝説のエネルギー諸共にヴィッキーの身体を消し飛ばした 「お疲れ様、こっくりさん」 床に膝をつき、そう呟いたZ-No.592 変身が解け身を覆っていた装甲が光の粒となってメダルへと吸い込まれていくその背後で、ヴィッキーだった人の形をしたものもまた光の粒となって空気に溶けるように消えていった ――― 『悪の秘密結社』を象徴する紋章が掲げられた、大首領の間 陳腐さすら漂う無駄に豪奢な玉座は空で、その傍らには幼い少女の造形をしたヴィッキーが立っていた 「親玉は何処に行った? お前の本体もな」 「本格的な活動のために、真の秘密基地へと帰還しました」 「お前はそれを伝えるために残ったのか?」 「ええ、あとあなたの合格を伝えるために」 ぱちぱちと手を叩きながら、笑顔でそう告げるヴィッキー 「貴方を、ただの素材ではなく……我々の敵として認めましょう」 「認められなくても、こっちは最初っから敵のつもりだけどな」 「いえ、私達が敵として認めるのはとてもとても重要な事。何故なら、『悪の秘密結社』は私達が認めた敵である『正義の味方』によってしか滅ぼされる事は無いのですから」 「……わざわざ、滅ぼされるための存在を作り上げ認めようと?」 「ええ、その通り」 「お前らは……自分達が滅びるために、悪行を重ねていたとでも言うつもりかよ」 「まさか……打ち倒すに値する存在が、打ち倒されるに値する存在があってこそ、我々は初めて意味を為すのです」 ヴィッキーは笑う 嬉しそうに とても嬉しそうに 「さあ、始めましょう。正義と悪の壮絶な戦いを。語り観る者の心を躍らせる最高の遊戯を。世界の命運を賭けた茶番劇を」 両手を広げ 天井を仰ぎ 「私達は悪事を為します。今まで以上に無闇に、無意味に、無秩序に、無茶に、無作為に、無謀に、そして無限に……あなたはそれを阻止し続け、私達追い続けるのです」 悪意に満ち満ちた笑顔 悪意に満ち満ちた声 「させねぇよ。お前の出来の悪いシナリオなんざ、1クール持たせずに打ち切りにしてやるよ」 その全てを吹き飛ばすように、Z-No.592が笑みを浮かべる 「俺と、『こっくりさん』を舐めるなよ?」 「あなたこそ……『悪の秘密結社』を舐めて掛からないように」 そう言ってZ-No.592は、ヴィッキーに背を向ける 「何処へ?」 「一つ、済ませてない用事があるんでな。それを済ませたらすぐに相手をしてやるよ」 「『組織』の手を借りようなどと思わない事です。私達を倒せるのは、あなただけなのですから」 「そんな理屈が、あの町に通用すると思うなよ? ……まあ、仲間を呼んだりはしないから安心しとけよ」 「信用しろと?」 「お前達が認める正義の味方だぜ?」 「なるほど」 ヴィッキーはくすりと微笑むと、黙ってその背を見送った ――― 『悪の秘密結社』が学校町に侵入した一件以来、町に出入りする都市伝説存在への『第三帝国』の監視が相応に厳しくなった だがその警戒すらも、長く続けば日常となる いつものように『スツーカの悪魔』が町の遥か上空を飛び回る中、メイはいつものように日課の犬の散歩へと出掛けていく 何匹もの大型犬のリードを握り締め、道行く近所の人々に笑顔で挨拶をしながら http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318689302/724
725: 悪党と正義の味方 ◆W5H6Y5Rl3M [sage] 2011/11/27(日) 18:56:44.57 ID:Hff55E2lo だが、時折 その笑顔は暗く陰り、歩を止めた犬達が心配そうにその顔を覗き込む 「どうした、元気が無いな」 俯いていたその頭上から、男性の声が掛けられる 「悪ぃ、報せが遅くなって」 ぽん、と 気安く頭に乗せられた手が、ぐしぐしと頭を撫で回す 「ちょっと遠出しなきゃならないが、すぐ終わらせてくるから安心して待ってな」 頭から、手の感触が離れ メイが顔を上げると そこには既に誰も居なくて 犬達の視線が向けられた先にも、既に人影は無く それでもその先、ずっと先に彼がいる事を、手のひらの温もりに教えられ メイは顔を上げ、真っ直ぐ前を見詰めて歩き始めたのだった http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318689302/725
726: 三面鏡@ドクター ◆W5H6Y5Rl3M [sage] 2011/11/27(日) 19:04:38.48 ID:Hff55E2lo 前回までのお話は >>527-528をご参照下さい これにて悪の秘密結社編は一旦幕となります 正義の味方と悪の秘密結社の果てしないバトルもあるのですが、それはそれで書ききれる気がしないので(爆) 色々好き放題設定をでっち上げ過ぎた、今は反省している というのが正直な感想でございますorz http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318689302/726
727: 夢幻泡影 † 目醒め、そして ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2011/11/27(日) 22:32:52.46 ID:nIlcIFit0 ―――貴様、「水晶髑髏」を知っておるか? ―――13の「水晶髑髏」を集めた時、宇宙万物の力を手に入れる事ができるのだ ―――その力を手に入れれば、例え人間だろうとそこの神も、下手をすれば我でさえも滅ぼせるだろう ―――――――――――――「水晶髑髏」を………13個集めれば…………!! ぱちり、目を開いて彼は飛び起きた 「ッ!! レ、裂邪!」 「ご主人様ぁ!!」 思わず勢い良く抱きつくミナワ 上体をよろめかせながらも、裂邪は彼女の身体をそっと抱きとめた 「っとと……すまねぇ皆、心配かけたな」 「全くバクよ、あの状況で一人だけ残るなんてどうかしてるバク」 「水臭いですぜ旦那ァ! 死ぬときゃ皆一緒でさあ!!」 「そっちか、俺は血を吐いた方にくるもんかと」 「どっちでもッ、良いですよぉ……お元気そうで……よかったぁ……」 しゃくり上げ、青い瞳から大粒の涙がぽろぽろと溢れ出した 至極申し訳無さそうな顔をして、裂邪は指でその涙を拭う 「本当にごめんな……でも、涙は後に取っといてくれないか?」 「…え?」 「シェイド、ミナワ、リム、ウィル 驚くだろうし怒るかも知れないけど……話がある、黙って聞いて欲しい」 それぞれに視線を配りながら、彼はベッドの上で正座をして、一つ咳払いをする 4人を捉えるその目は真剣な、しかし深刻な色をしていた が、シェイド達はそれ以上に得体の知れない何かを感じ取り、思わず小さく身震いした 「……用件ハ何ダ」 ようやくシェイドがそう問いかけると、 裂邪はこくん、と頷いて、大きく息を吸った 「まず…ローゼちゃんや正義が出て何分経った?」 † † † † † † † 「うわー、お兄ちゃんの様子見に行ってたの忘れてたー!」 病院の廊下であるにも関わらず、騒ぎながら慌ただしく走るライサ 先程、ローゼの命を受けて晶髏を別室に誘導し、蓮華に連絡をしていたのだが、 裂邪の病室に行った本当の目的を忘れてしまっていたようで、遅まきながら彼女はひたすら走っていた そんなに走らずとも、この階は然程広くもない為、すぐに辿り着くのだが、 「あっ、こ、ここだ……お兄ちゃん、お姉ちゃん、入りますよー」 今回だけは、もう少し早く来るべきだったのかも知れない 「………あれ…お兄、ちゃん?」 部屋は蛻の殻だった 真っ暗な部屋の中は、窓から入る月光が視界を作り出している その光を直接浴びている綺麗に整頓されたベッドの上には、 『ごめん』とだけ書かれた紙切れが、寂しく残されていた ...To be continued http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318689302/727
728: シャドーマンの契約者 ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2011/11/27(日) 22:37:57.53 ID:nIlcIFit0 久しぶりに書いて1レスか……むぅorz まぁ良いさね、次の『赤い幼星』を書き終えたらやっと戦闘シーンが…… 三面鏡の人乙です〜 これでひとまず終了か……また学校町に来たりするんだろうか そしてZ-No.592さんかっこいい、ヴィッキーさんもかっこいいハァハァ(ぁ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318689302/728
729: 三面鏡@ドクター ◆W5H6Y5Rl3M [sage] 2011/11/27(日) 23:37:27.29 ID:Hff55E2lo >>728 > これでひとまず終了か……また学校町に来たりするんだろうか まあ来ない方が色々楽なので、変身システムを別のキャラに流用でもしない限りは出番は無いはず > そしてZ-No.592さんかっこいい、ヴィッキーさんもかっこいいハァハァ(ぁ ぽっと出の割に主役っぽくなれた気がします、Z-No.592 ヴィッキーはもうちょっと狂った方が面白かったかもww http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318689302/729
730: 単発ネタ [sage] 2011/11/29(火) 14:00:31.88 ID:oFPZRG0SO 公園に変な子供がいる。 時計を見ると丑三つ時だった。子供が出歩く時間じゃあない。 ちょっとした散歩ができる広さのある公園だ。夕方からずっと迷子になってる可能性も考えてみた。 「……無いな」 「どうしました?」 まあ、こんな時間に公園で、黒服きた男といる俺も変だよな。 「餓鬼がいるんだよ」 「はい?……ああ、契約者のようですね」 契約者?そういや、赤い布をマントみたいに身体に巻き付けてんな。赤マントか。 「なぁ……良い?」 俺の質問に答えず、黒服はiPadみたいな物を弄りだした。 この黒服、何考えてんのか分かんなくて苦手だ。 前の黒服は組織の為なら何でもするって感じの過激な感じだったし、その前はそもそも感情なんてなさそうだった。 こいつは、なんか「どうでもいい」って感じだよな。よく分からんけど。 「良いですよ」 「あ?」 「良いですよ。何処にも所属してない、フリーの契約者のようですから」 「さいですか」 よく分からん奴だけど、俺の好きにさせてくれるから嫌いじゃない。苦手だけど。 「こんばんは、坊や」 携帯電話を動画撮影モードにして、子供に向ける。 「うわぁ!……あ、ぁ、びっくりした……」 驚かせてしまったらしい。そんなつもりは無かったんだがな。 「ぁ、えと、こんばんは。ど、どちら様、でしょう……?」 「組織」 「っ……」 俺が組織と言っただけで、子供の目に警戒の色が浮かぶ。 こんな子供でも知ってるとは、どれだけ嫌われてんだよ。 「あ、の、何の用でしょうか。僕、何もしてませんよ?今だって、悪い都市伝説を捜してるだけで……」 「あー、いや、君が何してるとか、興味ないから」 俺がそう言った時、子供の右手の人差し指が、落ちた。 「…………?…………へ?………………痛い?」 何が起きたか子供が理解する前に、次は中指が落ちた。 「っ!?」 そうして、ようやく攻撃を受けている事に気がついたらしい。 子供は反撃にでようとして、 「あ、じっとしてて」 両足が、スッパリと切れ、落ちる。 「スナッフフィ〜ルム〜 ♪」 子供の身体があちこち切れ、無惨な死体になってゆく様を、俺の都市伝説『スナッフフィルム』で撮影する。 「な…………ん……で、……」 「俺、餓鬼が嫌いなんだよね。都市伝説とか契約者だとかは、特に」 俺の両親を殺した契約者は、餓鬼だったから。 この世界じゃ、見た目が餓鬼だからって、中身も幼いとは限らない。 その姿で何十年と生きている、気持ちの悪い化け物がいる。 自分は無害ですよという顔で人を[ピーーー]化け物がいる。 だから、 「疑わしきは、罰せよってな」 「 」 子供から返事はない。首切れてるから当たり前だけどな。 「終わりましたか」 気がつくと黒服が隣に立っていた。 「それでは、任務の話に戻りましょう」 子供のバラバラ死体を見下ろし、何も言及しない。 子供は、悪さをしていた契約者だった事にされ、処理される。いつもの事だ。 「次の任務の対象も、餓鬼?」 「そうですよ」 それは、楽しみだ。 終 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318689302/730
731: 犬神憑きと怪人アンサーの人 ◆vQFK74H.x2 [sage saga] 2011/11/29(火) 22:06:02.25 ID:GJNG+jD50 単発の人様、三面鏡の人様、シャドーマンの人様乙ですー 拘束系の能力を使える方が居ると安定しますねー 『悪の秘密結社』編がひとまず完結…ヴィッキーさん達に会えなくなるのは寂しいですが、また会える日を密かにお待ちしております! ライサちゃん可愛いなぁ… 裂邪君カッコイイ… 裂邪君も水晶髑髏を集めに行くかもしれないんですねwktk なんて素敵な青年と黒服…! 思想・行動共に応援したい… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318689302/731
732: シャドーマンの契約者 ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2011/11/29(火) 22:23:33.58 ID:zoVyhBSi0 単発の人乙です〜 「スナッフフィルム」をこう使うか、この発想はなかったな でも子供をイジメル奴は許さないゾ☆ >>729 >ヴィッキーはもうちょっと狂った方が面白かったかもww あー、なるほど 狂ったキャラって難しい……どういう台詞で、どういう描写で狂っていることを読者に使えるかが 考えただけで俺が狂いそうになrハッ!?(何かに気付いたようですがそっとしてあげましょう >>731 >裂邪君も水晶髑髏を集めに行くかもしれないんですねwktk あのバカはもっと酷い事やらかしますw うえーん、続き書きたいけど眠いのでベッドに行ってきますorz http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318689302/732
733: 鳥居を探すの人 ◆12zUSOBYLQ [sage] 2011/11/30(水) 00:54:52.93 ID:Oou+Y8zAO 三面鏡の人乙ですー おぉうZ-No.592たん華麗に改造! 彼のご活躍をお祈りしますですよ シャドーマンの人乙です れっきゅん再始動wktkですの 単発の人乙です スナッフフィルム怖えぇ… さて墓地組とノイ組どっちを先に進めようか http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318689302/733
734: 赤い幼星 † 迫る影 ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2011/11/30(水) 23:16:23.56 ID:i5QvWfLS0 「こんなところに洞窟があったなんて……」 「足元にお気を付けなさって、赤い光しか出せなくて申し訳ないけど」 学校町を山に沿って北に離れた所にあった謎の洞窟 そこに「水晶髑髏」があるらしく、ローゼは正義達と共に探索を開始した 歩き始めて既に数十分。深奥に辿り着く気配は、未だ無い 「こ、コインちゃん、まだなの?」 『うん、ずーっと先の方だよー』 「嘘でしょお……ねぇ、ローゼさんでも勇弥でも良いから、奥までパッと行けないの?」 「それが…何かブロックがかかってるみたいですの」 「オレも同じだ。この洞窟内の空間に干渉できないみたいだ」 「という事だそうだ。諦めるんだな心星」 「そんなぁ……足が棒になっちゃうよ……」 「でも宝探しには付き物だよね」 「楽して手に入れられるものではないという事だな」 「世界の命運がかかってるのよ!?」 状況の悪さとは裏腹に、あまりにも和やかなこの雰囲気に、ローゼはまたも噴き出してしまった 「ほらお前ら、ローゼさんが呆れてるぞ」 「え、あ、そんな事はありませんわ…それにしても狭い洞窟ですこと」 「広いところはあったけど、そこだけだったよねぇ」 「こういう方が洞窟っぽいから、ボクは狭い方が良いな」 「そうですわね、心が躍るようですわ♪」 「ろ、ローゼさんまで……」 「おほほほほ♪ さあ、お宝を目指して冒険ですわ――――」 ぞくり、背筋を走るような悪寒 表情を強張らせ、彼女は咄嗟に振り返った 闇しかないその先――正確には後ろだが――に、何か邪悪なものがある (…ジャガーの怪人じゃない……でも「太陽の暦石」やその取り巻きでもなさそうですわね…… どうしましょう、行けばこの方達は――――) 「ローゼちゃん」 正義に呼ばれて振り返ると、眩い光が彼女の目に差した 掌で目を覆いながら確認すれば、それはどうやら勇弥の「電脳世界=自然界論」の能力で発生した光のようだった 一瞬、ローゼの心に不安が過ったが、それは的中した 「…「水晶髑髏」はボク達に任せて」 「っそんな、貴方達だけじゃ危険ですわ!」 「じゃあ、全員で敵を迎え撃つか?」 「……卑怯ですわ、そんなの。どっちみち危険に変わりないじゃありませんの」 「大丈夫ですよローゼさん、私達も死にに来た訳じゃないので」 「そうそう、ねーコインちゃん?」 本日何度目の溜息だろうか はぁ、と不満を排出すると、無理矢理に笑顔を作って 「…死ぬ事のありませんように」 「分かってる。絶対に合流しよう」 こくんと頷いて、彼女は赤く輝く翼を背に生やし、 闇が広がる、先程歩いてきた道を猛スピードで翔け抜けていった そこに何が待ち受けているかも知らずに http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318689302/734
735: 赤い幼星 † 迫る影 ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2011/11/30(水) 23:16:57.03 ID:i5QvWfLS0 † † † † † † † 自らの赤光を頼りに狭い通路を飛んでいると、ローゼは突如広い空間に出た 体育館程度の広さで、天井から氷柱のような鍾乳石が幾つも垂れ下がっていた ふと、そこでローゼが気になったのは、異常に赤すぎる足場だった 「………ッ!! こ、これは………!?」 無理もない 彼女が見たものは、今にも消えようとしているジャガー人間の惨殺死体だった ある者は首を落とされ、ある者は縦に、ある者は横に分断され その中の幾つかは、焼かれたように黒焦げた者もあった 「…ワタクシ達を追ってきたようですわね……それより、一体誰が……」 「まさかそっちから来てくれるとは思ってなかったよ」 暗闇に響いた、少年の声 声の主は正面の、やや離れたところに立っていた 片手に紫の禍々しいオーラを伴った黄金の柄の血塗れた剣、片手に消えゆくジャガー人間の死骸を持った、 闇に紛れるような黒尽くめの少年 「裂邪さん……!!」 安堵と、病院を抜け出した事に対する怒りが沸き起こったが、 それらを払拭してしまう程に強烈なものを、彼は持っていた 「……どうしてそれを使ってらっしゃるの?」 彼女の問いに、裂邪はにやっと笑うだけ 自分の前に放り投げたジャガー人間の死骸は、闇の中に融けていった ぼう、と剣から紫の炎が燃え上がる 「まさか、ナユタにとり憑かれて………!?」 『残念だけど僕は一切関与してないよ ここに来たのも、僕の力を利用しているのも、全てマスター自身の意志によるものだ』 「そういうことだ」 怪しい笑みを浮かべながら、一歩、また一歩と歩み寄る裂邪 今まで感じた事のない、表現しようのない恐怖を抱き、ローゼは直感的に後退る ごくんと息を呑むと、唇を震わせながら、一番聞きたくなかった、しかし一番気になった事を問うた 「…裂邪、さん……貴方、ここに何しにいらっしゃったの…?」 その瞬間、紫の炎が激しく燃え、2人の周囲の半径10メートル四方をぐるりと囲んだ 宛らデスマッチのリングを思わせるその光景に驚きを隠せないローゼを見て、彼は狂ったように高笑いした 「ヒッハハハハハハハハハ!!」 「なっ……!?裂邪さん! これはどういう――――――」 「何しに来たかって?……お前を殺しに来たんだ」 ...To be Continued/『夢幻泡影』へ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318689302/735
736: シャドーマンの契約者 ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2011/11/30(水) 23:20:16.69 ID:i5QvWfLS0 むぅ、早1ヶ月を過ぎてしまった…何たる失態orz とりあえず書きたかったシーンその5にまで持っていけた 今週中には裂邪vsローゼ書きたい所存 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318689302/736
737: シャドーマンの契約者 ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2011/11/30(水) 23:22:36.91 ID:i5QvWfLS0 >>733 >れっきゅん再始動wktkですの 再始動したよ! もっと褒めて♪( >さて墓地組とノイ組どっちを先に進めようか 新キャラという事もあって墓地組が楽しみなの 無論可愛いノイノイの活躍もハァハァしながらwktkしてますよ☆ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318689302/737
738: ソニータイマー [sagesaga] 2011/12/01(木) 17:32:47.13 ID:Hdbe8vAO0 「ロリコンとロリコンの邂逅」 これは、世界終焉の10月28日より少し前のお話…。だけど、CoA編は解決した後のお話。 僕、任天堂寺はいつものように光機と小奈美と一緒に歩いていた。歩くたびに揺れる小奈美のツインテール。 堂寺「漂う幼女の香り…。相変わらず小奈美は可愛いなぁ…なんてことを考えながら歩くのであった」 小奈美「声に出てる!」 堂寺「はっ…! な、なんてこった! こんなところで僕の趣味が露見してしまうとは!」 ニンテンドーDS用ソフト、『あつめて!カービィ』をプレイしながら叫ぶ僕 光輝「いや、最初からバレてたよ」 そんな他愛もない会話をしながら、(僕はゲームをしながら)僕達は歩いていた その頃…(3人称視点だよ!) (裂邪>はいミナワ、あーん ポッキー(今日11月11日はポッキーの日である)を持ち、ミナワ―『童謡・シャボン玉』の少女の口元に差し出す黒尽くめの少年、黄昏裂邪 (ミナワ>あーん (裂邪>うまいか? ミナワ (ミナワ>はい、美味しいです♪ と、いうかご主人様がくれるものならなんでも…/// (裂邪>ウヒヒ、相変わらず可愛いことを言うなぁミナワは♪ (ミナワ>もぉ、裂邪ったらぁ…/// などと、白昼堂々イチャイチャするカップル。(片方は幼女である)恐らく、いや確実に、妬見女疾風がこの現場を目撃したら大惨劇が訪れるであろう ところで、一番最初に『照れ』を///で表した人は天才だと個人的には思う。まぁ、それはそれとして… (任天堂寺の1人称視点に移行するよ!) 堂寺「まぁでも問題はないはずだよ。幼女は可愛い。これは真理なんだから…よし、ステージクリア!」 光輝「いや問題大有りだよ!?」 小奈美「やっぱり異常者(アブノーマル)は性癖も異常(アブノーマル)なのかしら…私はまともだけど」 ちなみに、光輝も小奈美も僕と同じ異常者である。やはり、異常者の兄弟姉妹は異常者になるものなのだろう…なんてことを考えながらゲームをしていると… (裂邪>じゃ、今度映画館にでも… 堂寺「可愛い幼女と少年が見えた。少年の方は僕の守備範囲から外れている…あと5歳くらい若ければ良かったのだが」 光輝「だから声に出てるって!」 まぁ、そんな風に歩いていたのだが、偶然にも少年の方と目が合った…瞬間 堂寺「君、名前は?」 僕は無意識のうちに、僕は彼に名前を聞いていた。僕は人見知りなので、初対面の人に自分から話しかけることなど滅多に無いのだが… (裂邪>黄昏裂邪だ。兄ちゃんは? 堂寺「黄昏裂邪君か―良い名前だね。邪を引き裂く、みたいなかんじで。僕は任天堂寺、STGが大好きだよ。よろしくね」 (裂邪>ああ、よろしく そして、僕たちは固い握手を交わした―そう、この瞬間がまさしく、ロリコンとロリコンの邂逅となったのだ… 堂寺「ところで君と一緒に居たその可愛らしい女の子は君の妹?」 (裂邪>ミナワのことか? 妹じゃない…俺の嫁だ(キリッ)。そして俺の契約都市伝説でもあるんだが…俺の嫁だ(大事なことなので2回言いました) 裂邪君はキメ顔でそう言った 堂寺「なん…だと? いや、君まだ18じゃないよね。結婚できるような年齢じゃないよね? …契約? ってことは君も契約者なの?」 (裂邪>ウヒヒヒ、その辺は心配無用だ。なぜなら俺たちがその頃に結婚することはすでに決まっているからだ! そしてその通り、俺は契約者…ってその口ぶりからして、堂寺兄ちゃんもそうなのか? 堂寺「なるほど…。うん、そうだよ。『ソニータイマー』他3つと契約してるんだ」 疾風君が聞いたら大変なことになるな、うん。 (裂邪>そうなのか…俺はミナワの他に3つの都市伝説と契約、2つの都市伝説と仮契約してるぜ。ところで、堂寺の兄ちゃん。兄ちゃんの隣に居たあの幼女は… 堂寺「僕の可愛い妹だよ! …よくそんな多重契約して飲まれずに自分を保ってられるね…すごいなぁ」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318689302/738
739: ソニータイマー [sagesaga] 2011/12/01(木) 17:33:52.54 ID:Hdbe8vAO0 小奈美「何か盛り上がってるわね…」 (ミナワ>何の話をしているんでしょう…? 光輝「どうせ下らないことかろくでもないことだよ、兄さんのことだから…あ、僕の名前は任天光輝。RPG…特にポケモンが大好きだよ。よろしくね」 小奈美「私は任天小奈美。好きなジャンルはSRPGとRTSよ。よろしくね!」 (ミナワ>ミナワです。よろしくお願いします… 堂寺「お待たせ小奈美ー。紹介するね。たった今友達になった黄昏裂邪君だよ、よろしくね」 小奈美「黄昏さんですね? よろしくおねがいしま…」 裂邪(ウヒヒ、可愛いなぁ) 小奈美「―――ッ!」 急に裂邪君から距離をとる小奈美。どうしたんだろう? 小奈美(なぜか寒気を感じたわ…)よろしくお願いします まぁ、普通にお辞儀したわけだけど(お辞儀する姿も可愛い) 小奈美「ところで何の話をしてたの、お兄ちゃん?」 堂寺「ん? ああ、幼女って可愛いよね、みたいな話をしてたんだよ!」 小奈美「本当にろくでもない!」 未来日記、天野雪輝の名言(?)が飛び出した 光輝「ああ、成る程。兄さんと同じ種類の人間なわけか…」 僕の弟、任天光輝は基本的にアンチロリコンである。そのうち一つ目の黒い球体を召喚してもおかしくない (裂邪>いやー小奈美ちゃん可愛いよな、堂寺の兄ちゃん! 堂寺「そうでしょう? でも、小奈美は僕のものなんだからね! 君には渡さないよ?」 小奈美「いやお兄ちゃんのものでもないから。私は私のものだから」 (ミナワ>ご主人様、また浮気ですか? (裂邪>いや、もちろん一番はミナワだけさ (ミナワ>裂邪ったらぁ〜/// いや、僕達もいるんだけど。空気読んでほしいんだけど。と、そんな風に話していると… 『この中で』 『誰が一番』 『キレイ?』 三人組のマスクをした女性が現れた。おそらく、『口裂け女三姉妹』だろう 堂寺(どうしよう光輝…なんて答えたら良いかな?)ヒソヒソ 光輝(いや、どう答えても切り刻まれると思う…)ヒソヒソ 小奈美(じゃあ、皆キレイよ、っていうのはどうかな?)ヒソヒソ ミナワ(それ、全員に殺されると思います…)ヒソヒソ 裂邪(もう、正直な気持ちを伝えるしかないんじゃないか…?)ヒソヒソ 堂寺(正直に…よし!)ヒソヒソ 堂寺「年増に興味はありません! 引っ込んでてください!」 「「「「正直過ぎるわ!」」」」 全員から盛大にツッコまれた 『『『殺す!』』』 やばい、怒らせた! 早くセーブを…と3DSを操作する僕だったが… 堂寺「え…?」 しかし操作を終える前に、僕の心臓は貫かれていた。僕の腹は抉られていた。 別に気づかなかった訳じゃない――見えなかった訳じゃない。僕は視界に移るものを一つ残らず認識できるのだから。 しかし、それでも100mを3秒で走りきる『口裂け女』の速さは伊達じゃなく―― 堂寺「ま…だ…セーブ…して…な…」 僕の人生はこんな台詞を最期に、ゲームオーバーとなった… 小奈美「お兄ちゃんっ!」 光輝「兄さん!」 (裂邪>兄ちゃん! (ミナワ>堂寺さんッ! 『ふん』『私達を』『貶すからだ』 小奈美「お兄ちゃん…! お兄ちゃん! お兄ちゃん!!! 嫌だよ、目を開けてよ…」 光輝「…確かに兄さんはロリコンだよ。ロリコンでショタコンでシスコンで…どうしようもない変態野郎だ…。 だけど! それでも! そんなのは兄さんを殺して良い理由にはならないだろ!」 (裂邪>自分を否定された…それだけの理由で俺の友達を殺しただと? ふざけるなよ…。闇のように深い心を持つ俺でもこれは許しておけない―ああ、腸が煮えくり返りそうだ (ミナワ>自分の美しさを! 魅力を否定されたなら、それを補う努力をすれば良いでしょう! 自分を否定した人を殺せば自分が一番になれる? ふざけないでください! 小奈美「お兄ちゃん…! エスターク、お兄ちゃんに心臓マッサージ! 人工呼吸は私が担当するわ!」 こんなこともあろうかと、常に人工呼吸用のマウスピースは常備しているのよ、と小奈美 『了解した』 勿論、蘇生するならここで優先すべきは止血だ。しかし、小奈美は真っ先に心臓マッサージをさせた。それは作為か天然か。天然だったら恐ろしい。作為だと思いたい まぁともかく、心臓マッサージするには巨体のエスタークは屈まなければならなくて、ちょうど小奈美はその陰になる―そう、口裂け女達からは小奈美が何をしているか見えないのだ 『無駄だ』 『私達が』 『殺した。』 『心臓を貫けば』 『内臓を引き裂けば』 『人間は死ぬ』 『『『諦めろ』』』 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318689302/739
740: ソニータイマー [sagesaga] 2011/12/01(木) 17:35:37.31 ID:Hdbe8vAO0 光輝「…君達は、僕たちが倒す!」 としでんせつの くちさけおんなさんしまい が しょうぶをしかけてきた!▼ (裂邪>シェイド、ウィル! 《シャドー》 《ファントム》 《レイヴァテイン》 《インフォーム!!》 不思議なベルト―ウルベルトのボタンを押し、シェイドを呼び出す黄昏裂邪 (シェイド>イツデモ良イゾ、裂邪 (ウィル>お待たせしやした、旦那ぁ! 光輝「ゆけ! メタモン! そして、レジスチル!」 『お久しぶりですっ』 『ギギギギー』 足まで覆うほど長い裾の、桃色のコートを着込んだショタっ子と、指が三本の丸い金属人間が現れる 小奈美「私も戦う…。お兄ちゃんを殺した貴方達を、絶対に許さない! 5分で片付けてあげるわ! エスターク、スズメバチ、黒いキューピー人形の一部、お願い!」 心肺蘇生を終えたのか―あるいは失敗したのか、それは定かではないが、小奈美も臨戦態勢に入った 『ふん、何人増えようが同じことだ』 『当たらなければどうということはねぇ』 『貴様らも、私達と同じ口にしてやる!』 鎌を構え、襲い掛かってくる『口裂け女三姉妹』。100mを3秒で走りきる速さはやはり伊達じゃない (裂邪>ミナワ、バリアブル! ウィルは電光で目晦まし! シェイドはシャドー・サイスだ! (シェイド>了解した (ミナワ>了解です! ウィルの電光とミナワのバリアブルで足止めし、レイヴァテイン・サイスとシャドー・サイスの二刀流―もとい二鎌流で『口裂け女三姉妹』に攻撃する裂邪 光輝「メタモン、裂邪君に変身!」 『了解です!』 メタモンが体の形を変え… 『ヒハハハ! 『スコルピオ』!』 黄昏裂邪の、レイヴァテイン・サイスの必殺技を使う。必然、二鎌流の裂邪とメタモンのコンビネーションとなるわけだ 『くっ…なかなかやるようだ!』 『だが甘い!』 『鎌で私達に敵うと思うな!』 口裂けの方も、鎌を出して応戦する―物理的な数が違うため、一度でもW裂邪と口裂け女が拮抗すれば、一人は抜け出せるわけで 『そこは姉上達に任せたぞ! こいつらは私が刈る!』 鎌を振りかざし、猛スピードで斬りかかってくる。この鎌の切れ味にこのスピードが乗ったら一溜まりも無い ――ボウ 『熱ッ!』 突如、巨大な炎が三女を襲い、鎌を溶かしてしまった。ドラクエで言えばメラゾーマ、FFで言えばファイガだ 『くっ…貴様かエスターク! メラゾーマで私の鎌を消し去るとは…』 『小娘よ。勘違いしているようだから言っておこう。――今のはメラゾーマではない。メラだ』 魔王の威厳を以って、堂々と言い放つエスターク。ダイの大冒険の名台詞である 『――――ッ!』 これには驚きを隠せない三女。まさかこの台詞を現実で聞くことになるとは思っていなかったのだろう 『クハハハハハ! どうした小僧! さっきの威勢はどこへ行った?』 (裂邪>ヒハハハ! どこにも行ってねぇよ! 『ふん。さっきその子供に変身していたようだが――所詮偽者は偽者。あちらには遠く及ばんようだな』 『ヒハハ! 及ばないのはHPとPPだけだよ! …とは言ったものの、このままじゃ拉致が明かねぇな…一旦退こう、もう一人の俺!』 (裂邪>いやもう一人って…俺が紛れも無く本物なんだけど!? 『クハハハハ! 逃がすかよ!』 『逃がさん。絶対にだ』 長女と次女が鎌で動きを封じようとするが… 『シャドーダイブ』 メタモンが『シャドーマン』に変身し、簡単に抜け出してしまった 『フム、不思議ナ感覚ダナ、群体ニ変身スルトイウノハ』 (裂邪>ありがとう! さて、仕切りなおしだ! 『仕切りなおさせなど、しない』 次女がいち早く攻撃に入る (裂邪>ミナワ! (ミナワ>はい! が、ミナワのバブロッドから出る巨大なシャボン玉が次女の攻撃を受け止める 『姉上!』 三女がフォローに入る 光輝「レジスチル、アイアンヘッド!」 『ジジジジー!』 しかし、鋼鉄の塊が三女を襲う 『遅い!』 しかし レジスチルの こうげきは はずれた!▼ 小奈美「この調子でガンガンいって頂戴、エスターク、オオスズメバチ、黒いキューピー!」 と、指示をする当の小奈美はゲーム機を弄っているわけだが http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1318689302/740
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 262 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
Google検索
Wikipedia
ぬこの手
ぬこTOP
0.010s