[過去ログ] 「都市伝説と戦う為に都市伝説と契約した能力者達……」 Part4 (1002レス)
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600: DKGとファントムさん ◆lzXMjKhUPM [sage saga] 2011/11/12(土)00:42 ID:og6Wk72c0(1/3) AAS
「……いやー驚いたね。まさか本条薫が都市伝説だったとは」
「俺みたいに純粋な都市伝説が入学するのは、珍しいみたいだからな」
「っていうか何? 本条雄介ってそれ本当に変身してんの?」
「ああ、詳しいやり方は教えないし、できないしな」
「『カナリア』の店長さんも契約者というのもねー……驚きました」
「そう」
 イタイ同級生――――百花のガトリングのごとくしゃべる口に、薫――――DKGは嫌気がさしていた。
 ぶっちゃけに言ってしまうと、雄介――――ファントムだけでもうるさいというのに、それ+αというのは耐えきれない。
 百花の友達と思える者達も、遠い目でどこか別の場所を見ている気がする。
「でも蛸さん。その服装はどうかな?」
「俺だけ蛸扱いか!?」
 そのお陰というのか、水城という男は、どうやら不遇な扱いを受ける男という事もわかった。
 そんな事を考えていると、民家の上から、殺気を感じた。
 いち早く菊、DKG、ファントムが視線を殺気に向け、他の者達も視線を上げ、最後に「ほぇ?」と百花が見上げる。
 その目に焼きついたのは―――――ジャガー人間達が屋根から飛び降りる光景だった。
「失せろ」
 DKGは素早くブローニングM2重機関銃を両手で構え、ジャガー人間達をハチの巣に変えていく。
 幸い、屋根から襲ってきたジャガー人間達は少数なので、30秒もせずに終わった。
「それ、本当に能力なのか?」
 風音があっけにとられた顔で聞いてくる。
「ああ、ある程度の武器とかなら出せる。やろうと思えば、機動戦士を発進させたりできるしな」
「じゃあ!! プリキュアとか出せる!?」
「そんなの俺が知るか」
「そんなー!?」
 突如目の色を輝かせた百花は、絶望に満ちた顔で膝をつく。
「ところで水城」
 ファントムはそんな光景には興味が無いらしく、水城に声をかけた。
「待て、お前若の後輩ならまだ俺より年下だろ? さんぐらいつけろ」
「おい蛸さん」
「俺は蛸で固定か!?」
「アンタ組織の一員だろ? 情報とかは届いてないのか?」
「す、スルー!? ……まあいい。ってん? 何で俺が組織の一員だと知っている? 話したか?」
「いや、俺は組織にコネがあるんでね。組織の一員は、ある程度把握できる」
「……お偉いさんか?」
 水城は驚愕のあまり、よろめきながらファントムを呆然と見ている。
「いや、組織には入ってないからな。むしろ同盟を結んでいるといった方がいいか? ……まあ、優遇されてるだけで、関係はアンタと似たようなもんだが」
「そ、そうか。No,0だったらどうしようかと冷や汗かいた」
 どこか安心している水城は、ゆっくりと息を吐いた。
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