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「都市伝説と戦う為に都市伝説と契約した能力者達……」 Part5 (1002レス)
「都市伝説と戦う為に都市伝説と契約した能力者達……」 Part5 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/
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287: DKGとファントムさん ◆m0.bp8Dx9r/H [saga sage] 2012/01/07(土) 23:15:14.66 ID:YM8GTQHW0 「……で、お前は何で来た?」 「酷いなー。実の兄貴に向かって。昔みたいに『お兄チャーン』って呼んでくれよ」 「黙れ。お前の目的を吐けって言ってるんだ」 雄介――――ファントムは、実の兄、総司を木の枝にぶる下げて、枝で突きながら尋問を行っていた。 そんな光景を見て、ポンポンと薫に百花が肩を叩く。 「……ねえかおるんかおるん」 「るんってなんだ気持ち悪い!やめろ鳥肌がたつ!!」 「今はそんなのどーでもいいじゃない!……それでさ、さっき私達の疲れを取ってくれたの人ってさ、かおるんは置いておいて、旦那さんの実のお兄さんなんでしょ?」 「置いて置いてないな。ま、事実だが?」 「それでよくあんな風に拷問まがいな事できるよね」 「当然の報いだ。……花の乙女の四肢を突き刺して拷問をした奴に同情する善意はいらない」 「……ちなみに、その、花の乙女、は?」 「絶世の美少女の俺に決まってるだろ」 百花達は、ますます本条薫という人間(都市伝説?)がわからなくなった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/287
288: DKGとファントムさん ◆m0.bp8Dx9r/H [saga sage] 2012/01/07(土) 23:15:54.10 ID:YM8GTQHW0 その頃、男性陣は吊るされている総司の周りに集まって話し合いをしていた。 「本条さん達のお父さんとは、あの本条弘さんだったんですか……」 「ツバメくんとやら、あの人は確かに陰陽師としては優秀だが、その本性は獣だ狼だ。その本性の所為で妻を七人捨てる羽目になった性欲の塊だ。けっして『さん』だなんて呼ぶんじゃない」 「お前が言える立場じゃないな。独占欲の塊」 「……話を戻してもいいか?」 「「お前は黙ってろ蛸」」 「ついさっき来たお前にまで言われないといけないのか俺は!?」 哀れなた……嫌、水城である。 「だが、さっきから聞きたいことが聞けてないんだが?」 ファントムが、ウリウリと、総司の頭を突く。 「僕が今の状況を理解していないとでも?」 「……ってことは、やっぱり?」 「ああ、マヤの予言をGETしに来たのさ☆」 ペロッと舌を出し、ウィンクで決めなくてもいいところを決める総司。 「「「気持ち悪いからやめてくれ」」」 結果、男性陣からの拒絶だった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/288
289: DKGとファントムさん ◆m0.bp8Dx9r/H [saga sage] 2012/01/07(土) 23:18:25.06 ID:YM8GTQHW0 「……まあ、冗談はこれまでにして、だ」 水城が手をパンと叩くと、先程までの喧騒が嘘だったかのように静まった。 彼はリーダーの才能やら、その類の都市伝説を使えるわけでもない。 ただ、彼の真剣さが伝わっただけだろう。 「敵陣はもう目の前。さっき偵察させてみたが……囲まれていた」 「そうですか。……あれだけ派手な光を出せば、包囲して様子見は当然でしょう」 この状況を打破するため、どうするか水城と玄鳥は頭の中でシュミレーションを繰り返す。 特にそう言った事が得意というわけではないのだが、ここにはそういった物をまかせられる『頭脳』が無い。 「……別に、包囲されてるからって、僕なら突破できないわけじゃない」 いつの間にか、総司は自分を拘束していた縄をほどき、ファントムの隣に座っている。 シャッと右手を振ると、噴水から水があふれ出るかのように、その手から何十枚ものカードがあふれだす。 「数には数だ。この都市伝説達だけでも、十分殲滅できる」 今度は左手に二枚のカードを見せつける。 『進む』と『退く』。 「さあ!!自分だけで考えてみると良い!!影となり闇を切るか、陰に隠れ闇から逃げのびるか……」 二枚のカードを、男性陣だけではなく、女性陣にも見せつける。 総司の目に映るのは―――― 「さあ、改めて選択しろ」 ニア 『進む』 『退く』 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/289
290: DKGとファントムさん ◆m0.bp8Dx9r/H [saga sage] 2012/01/07(土) 23:20:27.88 ID:YM8GTQHW0 ……投下終了。 最後のは何だかゲームに影響されてしまいましたごめんなさい。 しばらく私はこの話に手を付けられないかもしれません。 付けられるかも知れませんが。 選択は花子さんの人かシャドーマンの人、お願いしまーす。(わかり切ってるけどね http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/290
291: シャドーマンの契約者 ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2012/01/07(土) 23:31:51.13 ID:Q43TsQTB0 DKGとファントムさんの人乙です〜 そっか数増やせるんでしたね、やった!「フラカン」討伐できそうだ! 花子さんとかの人が何もなければ俺が書こうかしら、書くもん溜め過ぎたんでかなりかかると思うけどorz てか水城さんの扱いwwww最後はびしっとやってくれたけどwww http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/291
292: 花子さんとかの人 ◆nBXmJajMvU [sage saga] 2012/01/07(土) 23:38:10.01 ID:i6+ljBqt0 乙でしたの〜! シャドーマンの人様が続きのシーン特に決めていらっしゃらないなら、こっちでちょっと書きたいシーンあるんで書いていいかな? 明日11時待ち合わせで出かけなきゃいけないんで今夜中は無理だし、明日も書けるかどうかわからんが い、一週間以内には!! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/292
293: シャドーマンの契約者 ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2012/01/07(土) 23:42:33.25 ID:Q43TsQTB0 >>292 了解、お任せしますの♪ 俺は先に他のシーンをば……降りてこい速筆の神様!( http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/293
294: 花子さんとかの人 ◆nBXmJajMvU [sage saga] 2012/01/07(土) 23:52:37.10 ID:i6+ljBqt0 >>292 いえっさ、了解、構想がっちり固めとくわ あ、それと、書けるかどうかわからんうえ、時期逃したネタなんですが 百花ちゃん、菊が参加する獄門寺家の新年会って、興味ある? http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/294
295: 【チョイえろ& ◆rKb67h1NRGep [saga] 2012/01/08(日) 00:08:24.88 ID:efiSWxFK0 ある夜、私が部屋で寝ているとお父さんが入ってきた。 彼は何も言わずに私の布団の中に入ってきた。 そんな時は多分お母さん達が忙しくて寂しいのだろうから私は気を利かせて相手をしている。 なんてのは冗談で、相手をさせてもらっているというのが正解だ。 私はお父さんのことが好きだし、お父さんも私の気持ちを色々有った末に受け入れてくれた。 だから何も問題はない。 まずお父さんの胸に私の胸をおもいきり押し当ててから唇を合わせる。 まだキスは慣れない、唇を軽くしゃぶって、舌で頬の内側を舐めて、それから舌をピチャピチャと絡ませる。 私は軽いのでキスの間にお父さんの上に跨る。 それから口を離す、少し名残惜しそうな声をあげるお父さんが愛おしい。 唾液が私の口から細くこぼれていく。 長くしていた髪が下に垂れ下がって視界を塞ぐ。 愛する人の顔だけが見える世界。 幸せな世界。 彼にまたがったままパジャマのボタンを1つずつ外す。 待ちきれ無くなったのかお父さんは私の服に手を伸ばすがそれを止めて首を振る。 わざと焦らすようにしてパジャマのボタンをゆっくり外す。 私だって待ち切れない、でも駄目、そうするようにとお父さんが言ったのだから。 窮屈なのでパジャマの下にはブラジャーはつけてない。 パジャマの上のほうを脱ぐとすぐに私の胸が露わになる。 それを見てお父さんはいやらしく笑う。 その綺麗で濁った瞳で見つめられる度に切なくてお腹の奥の方が熱くなってくる。 下の方を脱ごうとしているとその間にお父さんに胸の先端を摘まれてしまう。 興奮して体が震えてしまった。 それを知ってか知らずか私の乳首を指でふにふにと摘んだり、優しくなでさすったり、軽く爪を立ててみせたりする。 背中に冷たくてむずがゆい痺れが走ってたまらずその場でへたってしまう。 脱ぎかけのズボンをそこら辺に投げ捨てて私はパンツだけの姿になってしまった。 そしてお父さんは自分も服を脱ぐ。お父さんのアソコは既に大きくなってて、ドキドキしてしまった。 あんな物が自分の体の中に入るなんて未だに信じられない。 私はすぐに起き上がって自分の隣に寝そべったお父さんのだいじなところを舌で舐めて濡らしておく。 お父さんの指がわたしのアソコをなぞる、既にさっきから濡れていたので指は途中までスルリと中に入っていった。 まるで宝石を磨くように満遍なく、しかもゆっくり丁寧に私の体の内側がなぞられていく。 私も負けないようにお父さんのアソコを先端だけ口に含む。 歯を当ててしまうと怒られるので唾をいっぱいかけながら唇と舌で何度も愛してみる。 お股がムズムズして集中できないせいか、今日は適当じゃないか?といたずらっぽく聞かれてしまった。 ごめんなさい、というと先ほどまで前をいじっていた指が急に後ろの方にきてにゅるりと私の中に入ってしまった。 痛い、けど痛いのがまた興奮する。お父さんだったら痛くても嬉しいのだ。私はちょっと変な子なのかもしれない。 でもお父さんが喜んでくれるなら変な子でも良いかな……。急に背筋に冷たいものが走る。 お尻の穴を舐められている!?恥ずかしいからやめてといってもやめてくれない。思わず声を出してしまった。 怖くって少し泣いてしまう。するとお父さんは少しきまり悪そうな顔で私に謝ってくれた。 体勢を変えてお父さんと正面から向き合う。黒くて底の見えない瞳がこっちを覗いている。 吸い込まれそうな瞳に見とれている内にお父さんが私に覆いかぶさってきた。 お父さんは大人だからやっぱり少し重たい。重たさが心地良いのだけれど。 お父さんが下半身を私にこすりつける。私は少し腰を浮かせてお父さんをアソコに受け入れやすいような体制を作る。 ゴリゴリと身体の内側を侵す異物感、お父さんが私の中に入ってきた。 暖かい。大好きなお父さんが私の中にいる。お父さん、お父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さん。 良い匂い、大きな手、私の身体の中で幾度も幾度も波打ち跳ねて掻き回す。 下半身から熱が上ってきてドロドロと心と一緒に身体が溶けて混ざっていくような錯覚を覚える。 お父さんの顔を見ながらうっとりとしてキスをする。お父さんがもっと欲しい。お父さんに溺れていたい。 私も腰を左右に動かしてみたり、お父さんのタイミングに合わせて擦りつけてみたり、工夫をする。 私の中でお父さんが急に大きくなる、間違っても逃げられないように私は足を絡ませて強く強く抱きしめた。 私の中にたっぷりとお父さんの愛の証を刻んで欲しかった。 私はお父さんにお願いした。お父さんが好きで好きでしょうがないからお父さんの子供が欲しいと。 まだ私は子供だけど、学校でそういうことができる年だとは教えてもらったし、好きなのだから構わないと思った。 お父さんは一瞬困ったような顔をしたが諦めたように私に完全に身体を委ねた。 私はお父さんを抱きしめる。強く抱きしめるごとに私の中でもお父さんを強く抱きしめられている気がする。 彼の大事なところはビクンビクンと私の中に赤ちゃんの元を流しこんでくれる。 お父さんの下からグリグリとアソコを押し付ける。一滴も無駄にしたくないと思った。 私の頭をお父さんが撫でる。優しいお父さんが大好きだ。私を幸せにしてくれるといったお父さんが好きだ。 お父さんが私の両手を抑えつけて乱暴に腰を叩きつける。獣みたいに荒々しく、まるで憎んでいるかのようでさえある。 その激しさに興奮する。意思なんて関係なくお父さんのものにされてしまっている恐怖がまた快楽を煽る。 力は本当に強くて、腕が痛い。腰だってあんなに重いものを何度もぶつけられるから痣にならないか心配だ。 痛い、気持ちいい、痛い、気持ちいい、痛い、気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい 嬌声を上げてもっと激しくとねだる、うるさい口をお父さんに塞がれる。 自分の鼻息が聞こえる。意思に反して身体がブルブルと震え、脳の中までしびれるような感覚が走る。 一際高い声を上げて私はそのまま気絶してしまった。 「やめようとは、思わないのか?」 私が目を覚ますとお父さんはタバコを吸っていた。私はお父さんに後ろから抱きついて首を横に振る。 「私ね、大好きなお父さんに女の人として扱ってもらえて幸せだよ」 お父さんはため息を深く吐く。 「お前がそれで良いというならそれで良いさ、俺だってどうせもうやめられない」 「なんで?」 「だってほら、お前が愛おしくてしょうがない。お前が幸せならば、俺はこれでいい」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/295
296: 【チョイえろ& ◆rKb67h1NRGep [sage] 2012/01/08(日) 00:11:46.29 ID:efiSWxFK0 一レスでエロを書く となるとこの手しかなかったぜ! 年齢書いてないからセーフですが何か 地の文異常ニトリだけどひゃっほい http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/296
297: 【チョイえろチュッチュごめんね><】 [sage] 2012/01/08(日) 00:13:01.12 ID:efiSWxFK0 まさかとは思うけどスレ消されたら俺の責任ですごめんなさい http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/297
298: シャドーマンの契約者 ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2012/01/08(日) 00:35:11.03 ID:TkPQQJRp0 これは……感想書いたら削除されかねんから避難所で書きますの >>294 >百花ちゃん、菊が参加する獄門寺家の新年会って、興味ある? (百花>わお、それ楽しそう! あ、友達も連れて行って良いのかな? (玄鳥>僕達も招待されてるみたいだけど (百花>ううん、そっちじゃなくて別な友達 (裂邪>(何か嫌な予感がするんだが…) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/298
299: プラモデルの人 ◆O7UlIyT0Jc [sage] 2012/01/08(日) 00:40:39.18 ID:TwP6WM470 では、投下します! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/299
300: DKGとファントムさん ◆lzXMjKhUPM [sage] 2012/01/08(日) 00:54:14.19 ID:r3t05nZe0 花子さんの人よろしくお願いしまーす!! それと総司について捕捉説明。 前にも言ったと思うんですか、総司は都市伝説を貸し借りしています。 仕事ならば、聖剣やらゼウスの雷やら何でも貸してくれますよ。 仮契約なので、負担は本来の千分の一!! お買い得だよー!! それと、総司はほとんどの神話、伝承、都市伝説を封印しているので、何でもだしちゃってください。 >百花ちゃん、菊が参加する獄門寺家の新年会って、興味ある? 薫「……何で俺に誘いがないんだ。龍一とも交流あっただろうが」 雄介「キャラが面倒くさいんですよ。最近は作者自体わからなくなってきたらしいですし。それに『若ー!!』は薫の事警戒してませんでしたっけ?」 薫「その若は龍一の事かオイっ」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/300
301: プラモデルの人 ◆O7UlIyT0Jc [saga] 2012/01/08(日) 01:00:53.76 ID:TwP6WM470 遅くなりました、手違いで書き溜めを消してしまいまして……orz今度こそ! 前回までのあらすじ:紫亜萌えの変態殺人鬼と命をかけた鬼ごっこ中 ・???視点 「それ」はいつからかそこに存在していた。長い年月か、つい最近かは定かではない。 「それ」は道行く人を脅かして楽しんでいた。それこそが「それ」の存在意義であったから。 故に、悲鳴も上げず逃げ出しもせずに「それ」を追ってきたあの人間に対し、「それ」は一種の恐怖を覚えた。 思わず対車用の切り札を使い、無様に逃げ出してしまったほどだ。 翌日、あの人間は来なかったが「それ」はある事を自覚しつつあった。 自分があの人間にリベンジしたがっている事に。 そのさらに翌日、あの人間がやってきた。ご丁寧にも自分の切り札そっくりな物を携えて。 生涯初めての強敵を前に―――「それ」は、笑みが溢れるのを抑えられなかった。 そして今日。何時ものようにあの人間との勝負を楽しみにしていた「それ」だったが…… 「…………?」 来ない。いつもの時間帯をすぎても、姿一つ表さない。 今更怖気付いたわけでもあるまいに……などと考えながら歩いていた「それ」の背後に、 『立ち入り禁止』と書かれた看板が、ストンと落ちてきた。 ・出井視点 「ここも立ち入り禁止!?なんで今日に限ってどこもかしこも通行止めなんだよ!?」 「待たんかあ!今なら即死させてやる、だから止まれぇ!」 「誰が止まるかぁ!俺はまだ人生終わらせる気はさらさらない……くそっ、ここもか!」 現在、背後から追ってくる変態を撒こうと街を走って逃げてるんだが……大晦日だからかどこもかしこも道がふさがってる! 『立ち入り禁止』『この先工事中』『ここから先は一方通行』……よりにもよってこんな時に同時多発的に道路工事しなくてもいいのに! 「不味い、確かこのまま行くと行き止まりに……なって……」 まさ、か。 振り向くと、【殺人鬼】は『気付いたか』と言うようにニヤリと笑っている……やられた! こいつ、俺が通る道の先……『視覚外』の道に看板を移動させて俺を誘導していたのか! しかし気付いた時にはもう遅く、俺の目の前には袋小路が……こうなれば最後の手段だ、間に合え……! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/301
302: プラモデルの人 ◆O7UlIyT0Jc [sage] 2012/01/08(日) 01:02:20.70 ID:TwP6WM470 「さあもう貴様に逃げ場はないぞ、早く諦め……む?」 セーフ!ギリギリで《光学迷彩スーツプラモ》の発動に成功できた! 本来は婆さんとのホッピングバトルを一般の方々に見られないよう作った物だが……まさかこんな形で役に立つとは このまま横を素通りさせてもらうぜ、変態殺人鬼! 「あ、そういや婆さんとの勝負時間すぎてるじゃん……参ったな不戦敗kいっだああああああああああああああああ!」 頭に何か大きな物が降ってきた!?衝撃自体は《ヘルメット》で殺したものの首が!首が痛いぃぃぃぃ! 「……そこか。姿を消せるとは意外だったが、所詮は紫亜が広げてくれた我が能力の敵ではなかったな」 不味い、バレた……と俺が思った瞬間、一瞬で現れた大量の砂によって、首から下を埋められてしまった。 さっき降ってきた物の正体を横目で伺うと、『立入禁止』の看板が。へ、ヘルメットがなければ最悪死んでるぞ!? 「ぐ……なんで俺の居場所が……」 「ふん。簡単な事だ、お前の頭に直接落とすのではなく『お前の頭上に落ちるよう』能力を使っただけの事……さて」 そう言うと【殺人鬼】は、巨大な鉈を振り上げ……どこから出した!?てかこれ、本気でヤバ…… 「紫亜を泣かせた罪、その命をもって償えええええええええええええええええええええええ!?」ドゴーン 「紫亜ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 終わった。確実に死んだ。 さようなら俺が作った機獣達、未完成なままの機獣達よ。どうか心ある人達に拾われる事を祈る。 さようならクラスの悪友達、並びに先生方。もう貴方達と馬鹿みたいな話で盛り上がる事もないんだな。 さようならホッピング婆さん。あんたとの決着、出来ればきっちりつけておきたかったな。 そして、さようなら紫亜。唯一の女友達のお前を、こんな変態野郎から助けられなくて…………本当にごめん。 ココだけの話、一時期お前に惚れてたときもあったんだぜ?まあ、お前はなんとも思ってなかったみたいで諦めたけどさ。 ああ、なんでこんな事になってしまったんだろう。やっぱり、あの冬の夜得た能力のツケが回ってきたんだろうか。 人智を超えた力なんて持つもんじゃないな、やっぱり凡人は平凡な日常で満足するべきだったんだ。 あ、ついに痛みも感じなくなったか……そりゃそうだ、首を切られたんだか…………ら…………。 ――――――ちょっと待て。いくらなんでも、もう意識切れてもおかしくね? それに痛みを感じなくなったというより、痛み自体来てないような。恐る恐る目を開けてみると―――――― 「ぁ……有間君ーーー!目が覚めたんですね………よかったぁ………」 目の前に、涙目の紫亜がいた。その後ろでは、手錠やらロープやらで雁字搦めの【殺人鬼】と仁王立ちしている婆さん 「よかった………ぐすっ、本当、に………………よかっ………うぁぁぁぁぁぁん………!」 「…………えっと…………何、この状況?」 とりあえず、また紫亜が泣き止むまで待つしかなさそうだ。 ケースA:ベッドの下の殺人鬼(契約者:紫亜)終わり http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/302
303: プラモデルの人 ◆O7UlIyT0Jc [sage] 2012/01/08(日) 01:05:47.41 ID:TwP6WM470 ようやく終わった……次回でいよいよ、紫亜が出井に「選択」を迫る予定です。 後、婆さんの処遇も決めたいと思ってます(一応、野良都市伝説がフラフラしてるのは「組織」的にもまずいですよね?) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/303
304: シャドーマンの契約者 ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2012/01/08(日) 01:31:48.16 ID:TkPQQJRp0 プラモデルの人乙です〜 「ホッピング婆」まさかの再登場wwwwwしかも活躍してるwwwww そして解決か…おめでとう紫亜ちゃん、出井くんもげろ( http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/304
305: 夢幻泡影 † 兄弟:中 ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2012/01/08(日) 01:46:23.55 ID:TkPQQJRp0 「…自分が死ぬ覚悟と。相手を殺す覚悟がなければ…お前は俺に一生勝てない! 俺が手本を見せてやる……自分が死ぬ覚悟って奴を!!」 裂邪が叫んだ、その直後 シェイドは漆黒、ミナワは蒼碧、理夢は純白、ウィルは紅蓮、「レイヴァテイン」は黄金、 それぞれ形が崩れ、煙か液体のような姿に変わってゆく 「っ!? こ、これは……!?」 「シェイド! ミナワ! 理夢! ウィル! 行くぞ!!」 「了解シタ」 「はい、ご主人様!」 「OKィ!」 「がってんでい!」 各々の掛け声と共に、5つの都市伝説が完全に無形となり、裂邪の身体を包み込んだ フラカン戦の『シャドーズ・ウトガルド』に始まり、ローゼとの戦いの『リュツィフェール』、 そしてこの戦いの『ゾディアック』、『胡蝶之夢』、『ファンタズマゴリア』、『インプローバブル』、 『シャドーズ・アスガルド』、『シャドーズ・ラグナロク』 裂邪の9つ目の融合であり――――彼の、持てる力の全て 【『コラプサーズ・ラグナロク』!!】 月が降りてきたかと思わせる眩くも神々しい黄金の鎧 天使の最高位である熾天使のものよりも多い、赤青黒白の4対の翼 その圧倒的な存在感が、その恐怖にも似た威圧が、正義と大王の身を竦ませた 「なっ………この、感覚は………!?」 「た、「タナトス」…?」 【ヒハハハハハハハハ……正義ィ、「恐怖の大王」 お前等の戦いは…ここで最後(レッツト)だ!!】 裂邪は両手で黒い翼に触れると、黒い剣が出現し、それを構えて正義達に斬りかかった 2人は手に持っていた剣を用いて防いだが、その手は小刻みに震えていた 「ぐぅっ……なんという力だ……!」 【当然だ! 俺の“中”には5つの都市伝説の力が凝縮されている… お前等が戦っているのは1人じゃない、“5対2”と同じだ!】 「でも、目標が一つだけだから…こっちの方が戦いやすい!」 裂邪の剣を弾き、渾身の蹴りを喰らわせる正義 反動で後方に飛ばされるが、翼を広げてブレーキをかける その隙を、正義は逃さない 「大王!」 頭上の黒雲が低く唸り始め、光を地へと突き立てた だが裂邪はあらかじめ生成していた大きなシャボン玉で、雷の衝撃をシャットアウトした 【ウヒヒヒ、惜しかったなぁ?】 「いや、狙い通りだ!」 裂邪の眼と鼻の先、正義が剣を振り上げて飛びかかり、一気に振り下ろす 刃は油断していた裂邪の鎧を袈裟切りに切り裂いた ―――かのように思えたが 「っい、夢!?」 【言ったろうが、“惜しかった”って】 そう、夢 正義が斬った人影は霧散し、本物の裂邪は彼の背後に平然と立っていた 裂邪は先程正義が自分にそうしたように、黒い刃を振り上げた が、振り下ろされるその前に、がしっと腕を掴まれる 「やらせんぞ!」 【ちっ、「恐怖の大王」…!】 そのまま大王は裂邪の身体を勢いよく投げ飛ばした 空中で逆さまになりながら速度を殺し、赤い翼から炎の弾丸を射出するが、 大王はマントを翻し、それを受け止めた 「ハァ、ハァ…ごめん、大王」 「気にするな、まずはあいつを倒す事を考えろ」 【“倒す”? そりゃまるで俺を殺す気が無いように聞こえるな】 「勿論、無いよ。ボクも死ぬつもりは無い ボクにはお兄ちゃんを殺す理由がこれっぽちも無いから」 【ウヒヒヒヒヒ…ヒハハハハハハハハハ! …随分舐められたもんだな、あぁ? まだそんな甘いこと抜かせる元気があるってのか】 声を荒げ、怒りを露わにする それと同時に、黒い翼が洞窟内の端まで届く程に大きく広がり始めた http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/305
306: 夢幻泡影 † 兄弟:中 ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2012/01/08(日) 01:47:18.73 ID:TkPQQJRp0 「少年、また何か来るぞ!」 【良いものを見せてやろう……言っとくがこの姿は基本形態、力を抑えた姿でな 本気を出す為には、一々それなりの準備をしなきゃならねぇんだ】 広がった翼が、裂邪を包みこみ始める 【……変身、『コラプサーズ・シャドー』】 黒翼が彼を完全に包み込むと、ふわりと宙に浮かんで球体を作り出す まるで皆既日食のような、不気味かつ不可思議なそれが、少しずつ変化を見せ始める 上部の表面に、ぽう、と大きな泡が6つ、7つと浮き出てきて、 下部からは白くたなびくベールが前方に2つ、後方に2つ、脚か触手のように伸び出で、 後方より炎の蛇が出現し、2、3回その球体に巻きついて、 前方、正義達に面と向かったところから、金色の頭部が顔を出した 4本の脚、巻きつく蛇、泡は亀甲模様、頭は亀の意匠、そして黒い胴体が甲羅だとすれば、 その姿は宛ら、伝説上の生物であり、四神の一つ――『玄武』 「っ……さっきのよりも大きい……!」 【【ヒハハハハハハハハ……これが“私”のもう一つの姿だ 命乞いなどしてくれるなよ? 時間の無駄だ】】 「ふん、また巨大化か…馬鹿の一つ覚えだな!」 大王が右掌を頭上に翳すと、またも黒雲が唸り始め、暗闇に霹靂を落とした 霹靂は岩盤を穿ち、焦げ臭い匂いと共に破片を辺りに撒き散らす あの巨体は、どこにもない 「消えたか……何処に――――――――ッ!?」 【【不意打ちをするのなら場所は一つだろう?】】 しゅるりと無数の触手が伸びて、先端の刃を突き立てる 庇いに向かった正義がその剣で数本弾き落とすが、間に合わなかった 大王の腕に、つぅ、と赤い筋が走る 「っ大王!」 「くっ……問題無い だがさっきの瞬間移動…一体どうやったんだ?」 「多分、影から影へ移動したんだと思う…それがシェイドの能力だったから」 【【御明答だ。「シャドーマン」の力を最大限に発揮した私の力…とくと味わうが良い】】 その瞬間、球体の表面がゆらりと波打ったかと思えば、そこから夥しい数の触手が伸び出てきた 正義も大王も、剣1本で何とか触手から繰り出される攻撃を耐え凌いでいる 【【しぶといな…ならばこれはどうだ?】】 球体に巻きついた炎の蛇が動き始め、地面に向かって体当たりを仕掛けてきた 触手を振り払い、足場を強く蹴って2人は左右にそれぞれ回避した しかし蛇は大地を焦がしながら、2つに分かれて触手と共に追撃を開始した 剣があれば触手は何とかできるが、炎はどうにもできない 「このっ、少しは直接向かってくればどうだ!?」 【【ヒハハハハハ、文句があるなら私に触れてみるが良い 尤も、この空間に影がある限り、私に触れるどころか近づく事さえ出来ないだろうが】】 「影…………ッ! 大王!」 敵の攻撃を躱しつつ、正義は反対側にいる大王を呼ぶ 大王はただ、こくんと強く頷いて、触手を払って蛇の攻撃をジャンプして避けながら、 空中で手を広げてそれを己の雲に向けた ゴロゴロと唸り声をあげて黒雲が降らせたのは、雫――――――洞窟内に、雨が降る しかしそれは、人を不快に、もしくは愉快にさせるような気持ちの悪い匂いを放っていた それが何なのか、答はすぐに判明する事になる 蛇の炎が、洞窟内をあっという間に火の海に変えてしまったのだ 大王が降らせた雨の正体は、ガソリン それに「鬼火」の炎が引火して、地面を真っ赤に染め上げたというのが真相である 炎の勢いはさらに増し、唯一の光源として1つ灯っていた「ヴァルプルギスの夜」さえも掻き消す程に燃え上がる そして 【【ぬぅっ………お、前達………!!】】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/306
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