[過去ログ] 「都市伝説と戦う為に都市伝説と契約した能力者達……」 Part5 (1002レス)
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(1): プラモデルの人 ◆s4UBML4lLM [sage  saga] 2012/01/02(月)01:44 ID:tzhmBSEC0(2/5) AAS
「……くぅ、すぅ……むにゃ……ありま、くん……えへへ」

「……という訳だ。わかったら早く貴様の都市伝説を呼び出せ、そして紫亜に土下座して詫びろ」

「……ああ、よくわかったぜ。お前がいるべき場所は紫亜の隣じゃなくて病院だって事がな」

「今なんと言った貴様あああああああああああ!私の話をちゃんと理解していたのか!?」

「やかましい、お前こそ今何時か理解してんのか!?そもそもそんなふざけた話信じられるわけないだろ、ボケ!」

「よーしよく言った今ここで死ねっ!」

「上等だ、かかってこ…………」

瞬間、背筋に悪寒が走った。ヤバイと思う間もなく、その場から飛び退く。
さっきまで俺が座っていた場所に……拳ほどの大きさの石が降ってきた。

『私の能力も紫亜が広げてくれたようなものでな、相手の視覚外に物体を―――』

「…………マジ!?え、じゃあ本当にあんた、紫亜の彼氏とかじゃなく…………!」

「いずれそうなる予定だ!だが今日くたばる貴様には関係ない、紫亜を泣かせる奴は何人たりとも生かしてはおかんわああああああああ!!」

紫亜の彼氏、いや都市伝説【ベッドの下の殺人鬼】が吼えるとほぼ同時に、俺はフル装備のまま外へと飛び出していた。
そのまま走って逃げる俺を、【殺人鬼】と石礫が追いかけてくる…………ああもう、どうしてこうなった!

今からおよそ30分程前、正確にはAM6:00頃。
新しい朝の習慣となりつつあるホッピングバトルの為、何時ものようにフル装備を着込んでいると
ピンポーンとチャイムが鳴った。

「ん、誰だこんな時間に……はーい、どちら様ー?」←インターフォン

『あの、有間君……古田です。……ちょっと、上がらせてもらってもいいですか……』

「何だ紫亜か。どうした、こんな朝早くに。また未知の物質でも生成したか?」

紫亜は料理が苦手だ。初めて紫亜の家へ遊びに行った時、窓から立ち込める紫色の煙には驚いたものだ。以来、たまに俺が料理を作りに彼女の家へ行く事になったのだが、未だに何を混ぜたらカレーライスからあんな色の煙が出るのか想像もつかない。最近は得体のしれない物体を作り次第、俺に相談するようになったが……油断すれば「ダークマター」の悲劇再びである。
ちなみに俺が来るまでは、料理の失敗はうまい棒等の駄菓子で埋めてたらしい。こいつ、よく今まで生きてたな。
が、そんな俺の予想とは裏腹に…………いつになく真剣な声で、紫亜は続けた。

「大事な話、なんです……有間君にとっても、私たちにとっても……」

「……そっか。まってろ、今チェーン外すから」
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