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「都市伝説と戦う為に都市伝説と契約した能力者達……」 Part5 (1002レス)
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[saga] 2012/01/07(土)18:06
ID:9duhJNFX0(1)
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267: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga] 2012/01/07(土) 18:06:57.07 ID:9duhJNFX0 「バスカヴィルの黒犬、標的を一度狙えば離さない自律行動型の都市伝説」 「然り、故に一度発動すれば相手を確実に仕留め、主の意識せぬ攻撃まで防御する最良の使い魔」 「時空間を跳躍し、鋼鉄を容易く切り裂く牙を持ち、主人の言うことに完全に従う」 「然り、されど君は私の眼前に立っている」 「我が名はサンジェルマン伯爵、不死の超人にして時間旅行者、貴殿の使い魔が我が臓腑を抉ったところですぐに再生し 貴殿の使い魔が空間を跳躍して我が居城に至ろうとも、それと同時に我が城は時空を超える 故に討伐不可能、至極当然の理というものだ」 「なるほど、夜盗の類かと思えば面白い男が来たものだ」 「貴方はコナン・ドイル、かの有名なシャーロック・ホームズを主人公とする一連の推理小説群の作者とお見受けする」 「然り、我こそコナン・ドイル、バスカヴィルの魔犬の契約者也 かくも月朱き晩に我が家を尋ねたのは何故か教えていただこうか」 「用事は瑣末なこと、それよりも貴殿の使役する魔犬、本来はあそこまで強力な存在ではなかった筈だ そもそも……バスカヴィルの魔犬などという名前自体、持っていない存在の筈」 「当然だ、この私が作品に描き、名前を与えたことにより、人々の想像力が注ぎ込まれ只の幽霊犬だった彼らの内に結晶したのだ 世界で私一人のみが御しうる最強の都市伝説、のつもりだった」 「それも今宵この時この私に破られた、とでも?」 「そうかもしれん」 月の赤光を反射する滑らかな毛皮、床を確かに掴む純白の爪、鋭利極まりない牙 コナン・ドイルの指を鳴らす音と共に数知れぬ黒犬の群れがサンジェルマンに襲いかかる。 サンジェルマンはどこぞより真紅の棍を取り出してそれを一時に薙ぎ払う。 「もう一度だ」 再び大挙して押し寄せる黒犬。 まるで一つの生き物かのように自在に集合離散してサンジェルマンを取り囲む。 再び一閃、しかし今度はわずかに間合いを外す。 「襲撃のタイミングに緩急をつけたようですね」 サンジェルマンの持つ棍はいかんせん長すぎる。 これでは至近距離まで迫る魔犬を屠ることなど到底不可能。 そう思われた時だった。 棍が突如として縮み、腕ほどの短さになったかと思うと至近距離まで近づいてきた黒犬を殴打した。 「なに?」 「中国に伝わる如意棒と呼ばれるものです、昔は宝貝などと呼ばれていたそうですが……まあ今は都市伝説、あるいは貴方のような魔術寄りの方であれば仙道の産物と言うのが一番わかり易いでしょうか」 「アジアの人間の遺した術か」 「然り、契約により奇跡を生み出すアトランティスの遺産」 「アトランティス?」 「おっと、しゃべりすぎたか……」 再び襲いかかる無数の犬達。 しかしサンジェルマンはもはや動きを覚えたと言わんばかりに如意棒を用いてそれらを簡単にいなす。 屠った犬の数が百匹を超えたところでドイルはそれを止めた。 「なるほど、解ったよ私の負けだ。私の制作の腕では神代の都市伝説には勝てないらしい」 「そうですか、そう思ってもらえたならば結構。ですがそれ、まだ強くなりますよ?」 「どういうことだ?」 「もっと小説を書いて人気になり、貴方の作品をもっともっともっともっと有名にするのです どこの国でも知らぬものが居なくなるほど、ヨーロッパどころか地球の裏側にまで貴方の作品の名前が知れ渡るほど その為に……」 それを聞いた瞬間、ドイルはやれやれといった顔で砕けた調子で止めに入った。 「あーわかったわかった、それ以上は言わなくても解る シャーロック・ホームズを復活させろっていうんだろ?」 コナン・ドイルの目の前の男は嬉しそうに頷いた。 コナン・ドイル自身はやれやれとため息を吐くばかりであった。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/267
バスカヴィルの黒犬標的を一度狙えば離さない自律行動型の都市伝説 然り故に一度発動すれば相手を確実に仕留め主の意識せぬ攻撃まで防御する最良の使い魔 時空間を跳躍し鋼鉄を容易く切り裂く牙を持ち主人の言うことに完全に従う 然りされど君は私の眼前に立っている 我が名はサンジェルマン伯爵不死の超人にして時間旅行者貴殿の使い魔が我が臓をったところですぐに再生し 貴殿の使い魔が空間を跳躍して我が居城に至ろうともそれと同時に我が城は時空を超える 故に討伐不可能至極当然の理というものだ なるほど夜盗の類かと思えば面白い男が来たものだ 貴方はコナンドイルかの有名なシャーロックホームズを主人公とする一連の推理小説群の作者とお見受けする 然り我こそコナンドイルバスカヴィルの魔犬の契約者也 かくも月朱き晩に我が家を尋ねたのは何故か教えていただこうか 用事は末なことそれよりも貴殿の使役する魔犬本来はあそこまで強力な存在ではなかった筈だ そもそもバスカヴィルの魔犬などという名前自体持っていない存在の筈 当然だこの私が作品に描き名前を与えたことにより人の想像力が注ぎ込まれ只の幽霊犬だった彼らの内に結晶したのだ 世界で私一人のみが御しうる最強の都市伝説のつもりだった それも今宵この時この私に破られたとでも? そうかもしれん 月の赤光を反射する滑らかな毛皮床を確かに掴む純白の爪鋭利極まりない牙 コナンドイルの指を鳴らす音と共に数知れぬ黒犬の群れがサンジェルマンに襲いかかる サンジェルマンはどこぞより真紅のを取り出してそれを一時に薙ぎ払う もう一度だ 再び大挙して押し寄せる黒犬 まるで一つの生き物かのように自在に集合離散してサンジェルマンを取り囲む 再び一閃しかし今度はわずかに間合いを外す 襲撃のタイミングに緩急をつけたようですね サンジェルマンの持つはいかんせん長すぎる これでは至近距離まで迫る魔犬を屠ることなど到底不可能 そう思われた時だった が突如として縮み腕ほどの短さになったかと思うと至近距離まで近づいてきた黒犬を殴打した なに? 中国に伝わる如意棒と呼ばれるものです昔は宝貝などと呼ばれていたそうですがまあ今は都市伝説あるいは貴方のような魔術寄りの方であれば仙道の産物と言うのが一番わかり易いでしょうか アジアの人間の遺した術か 然り契約により奇跡を生み出すアトランティスの遺産 アトランティス? おっとしゃべりすぎたか 再び襲いかかる無数の犬達 しかしサンジェルマンはもはや動きを覚えたと言わんばかりに如意棒を用いてそれらを簡単にいなす 屠った犬の数が百匹を超えたところでドイルはそれを止めた なるほど解ったよ私の負けだ私の制作の腕では神代の都市伝説には勝てないらしい そうですかそう思ってもらえたならば結構ですがそれまだ強くなりますよ? どういうことだ? もっと小説を書いて人気になり貴方の作品をもっともっともっともっと有名にするのです どこの国でも知らぬものが居なくなるほどヨーロッパどころか地球の裏側にまで貴方の作品の名前が知れ渡るほど その為に それを聞いた瞬間ドイルはやれやれといった顔で砕けた調子で止めに入った あーわかったわかったそれ以上は言わなくても解る シャーロックホームズを復活させろっていうんだろ? コナンドイルの目の前の男は嬉しそうにいた コナンドイル自身はやれやれとため息を吐くばかりであった
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