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「都市伝説と戦う為に都市伝説と契約した能力者達……」 Part5 (1002レス)
「都市伝説と戦う為に都市伝説と契約した能力者達……」 Part5 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/
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300: DKGとファントムさん ◆lzXMjKhUPM [sage] 2012/01/08(日) 00:54:14.19 ID:r3t05nZe0 花子さんの人よろしくお願いしまーす!! それと総司について捕捉説明。 前にも言ったと思うんですか、総司は都市伝説を貸し借りしています。 仕事ならば、聖剣やらゼウスの雷やら何でも貸してくれますよ。 仮契約なので、負担は本来の千分の一!! お買い得だよー!! それと、総司はほとんどの神話、伝承、都市伝説を封印しているので、何でもだしちゃってください。 >百花ちゃん、菊が参加する獄門寺家の新年会って、興味ある? 薫「……何で俺に誘いがないんだ。龍一とも交流あっただろうが」 雄介「キャラが面倒くさいんですよ。最近は作者自体わからなくなってきたらしいですし。それに『若ー!!』は薫の事警戒してませんでしたっけ?」 薫「その若は龍一の事かオイっ」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/300
301: プラモデルの人 ◆O7UlIyT0Jc [saga] 2012/01/08(日) 01:00:53.76 ID:TwP6WM470 遅くなりました、手違いで書き溜めを消してしまいまして……orz今度こそ! 前回までのあらすじ:紫亜萌えの変態殺人鬼と命をかけた鬼ごっこ中 ・???視点 「それ」はいつからかそこに存在していた。長い年月か、つい最近かは定かではない。 「それ」は道行く人を脅かして楽しんでいた。それこそが「それ」の存在意義であったから。 故に、悲鳴も上げず逃げ出しもせずに「それ」を追ってきたあの人間に対し、「それ」は一種の恐怖を覚えた。 思わず対車用の切り札を使い、無様に逃げ出してしまったほどだ。 翌日、あの人間は来なかったが「それ」はある事を自覚しつつあった。 自分があの人間にリベンジしたがっている事に。 そのさらに翌日、あの人間がやってきた。ご丁寧にも自分の切り札そっくりな物を携えて。 生涯初めての強敵を前に―――「それ」は、笑みが溢れるのを抑えられなかった。 そして今日。何時ものようにあの人間との勝負を楽しみにしていた「それ」だったが…… 「…………?」 来ない。いつもの時間帯をすぎても、姿一つ表さない。 今更怖気付いたわけでもあるまいに……などと考えながら歩いていた「それ」の背後に、 『立ち入り禁止』と書かれた看板が、ストンと落ちてきた。 ・出井視点 「ここも立ち入り禁止!?なんで今日に限ってどこもかしこも通行止めなんだよ!?」 「待たんかあ!今なら即死させてやる、だから止まれぇ!」 「誰が止まるかぁ!俺はまだ人生終わらせる気はさらさらない……くそっ、ここもか!」 現在、背後から追ってくる変態を撒こうと街を走って逃げてるんだが……大晦日だからかどこもかしこも道がふさがってる! 『立ち入り禁止』『この先工事中』『ここから先は一方通行』……よりにもよってこんな時に同時多発的に道路工事しなくてもいいのに! 「不味い、確かこのまま行くと行き止まりに……なって……」 まさ、か。 振り向くと、【殺人鬼】は『気付いたか』と言うようにニヤリと笑っている……やられた! こいつ、俺が通る道の先……『視覚外』の道に看板を移動させて俺を誘導していたのか! しかし気付いた時にはもう遅く、俺の目の前には袋小路が……こうなれば最後の手段だ、間に合え……! http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/301
302: プラモデルの人 ◆O7UlIyT0Jc [sage] 2012/01/08(日) 01:02:20.70 ID:TwP6WM470 「さあもう貴様に逃げ場はないぞ、早く諦め……む?」 セーフ!ギリギリで《光学迷彩スーツプラモ》の発動に成功できた! 本来は婆さんとのホッピングバトルを一般の方々に見られないよう作った物だが……まさかこんな形で役に立つとは このまま横を素通りさせてもらうぜ、変態殺人鬼! 「あ、そういや婆さんとの勝負時間すぎてるじゃん……参ったな不戦敗kいっだああああああああああああああああ!」 頭に何か大きな物が降ってきた!?衝撃自体は《ヘルメット》で殺したものの首が!首が痛いぃぃぃぃ! 「……そこか。姿を消せるとは意外だったが、所詮は紫亜が広げてくれた我が能力の敵ではなかったな」 不味い、バレた……と俺が思った瞬間、一瞬で現れた大量の砂によって、首から下を埋められてしまった。 さっき降ってきた物の正体を横目で伺うと、『立入禁止』の看板が。へ、ヘルメットがなければ最悪死んでるぞ!? 「ぐ……なんで俺の居場所が……」 「ふん。簡単な事だ、お前の頭に直接落とすのではなく『お前の頭上に落ちるよう』能力を使っただけの事……さて」 そう言うと【殺人鬼】は、巨大な鉈を振り上げ……どこから出した!?てかこれ、本気でヤバ…… 「紫亜を泣かせた罪、その命をもって償えええええええええええええええええええええええ!?」ドゴーン 「紫亜ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 終わった。確実に死んだ。 さようなら俺が作った機獣達、未完成なままの機獣達よ。どうか心ある人達に拾われる事を祈る。 さようならクラスの悪友達、並びに先生方。もう貴方達と馬鹿みたいな話で盛り上がる事もないんだな。 さようならホッピング婆さん。あんたとの決着、出来ればきっちりつけておきたかったな。 そして、さようなら紫亜。唯一の女友達のお前を、こんな変態野郎から助けられなくて…………本当にごめん。 ココだけの話、一時期お前に惚れてたときもあったんだぜ?まあ、お前はなんとも思ってなかったみたいで諦めたけどさ。 ああ、なんでこんな事になってしまったんだろう。やっぱり、あの冬の夜得た能力のツケが回ってきたんだろうか。 人智を超えた力なんて持つもんじゃないな、やっぱり凡人は平凡な日常で満足するべきだったんだ。 あ、ついに痛みも感じなくなったか……そりゃそうだ、首を切られたんだか…………ら…………。 ――――――ちょっと待て。いくらなんでも、もう意識切れてもおかしくね? それに痛みを感じなくなったというより、痛み自体来てないような。恐る恐る目を開けてみると―――――― 「ぁ……有間君ーーー!目が覚めたんですね………よかったぁ………」 目の前に、涙目の紫亜がいた。その後ろでは、手錠やらロープやらで雁字搦めの【殺人鬼】と仁王立ちしている婆さん 「よかった………ぐすっ、本当、に………………よかっ………うぁぁぁぁぁぁん………!」 「…………えっと…………何、この状況?」 とりあえず、また紫亜が泣き止むまで待つしかなさそうだ。 ケースA:ベッドの下の殺人鬼(契約者:紫亜)終わり http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/302
303: プラモデルの人 ◆O7UlIyT0Jc [sage] 2012/01/08(日) 01:05:47.41 ID:TwP6WM470 ようやく終わった……次回でいよいよ、紫亜が出井に「選択」を迫る予定です。 後、婆さんの処遇も決めたいと思ってます(一応、野良都市伝説がフラフラしてるのは「組織」的にもまずいですよね?) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/303
304: シャドーマンの契約者 ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2012/01/08(日) 01:31:48.16 ID:TkPQQJRp0 プラモデルの人乙です〜 「ホッピング婆」まさかの再登場wwwwwしかも活躍してるwwwww そして解決か…おめでとう紫亜ちゃん、出井くんもげろ( http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/304
305: 夢幻泡影 † 兄弟:中 ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2012/01/08(日) 01:46:23.55 ID:TkPQQJRp0 「…自分が死ぬ覚悟と。相手を殺す覚悟がなければ…お前は俺に一生勝てない! 俺が手本を見せてやる……自分が死ぬ覚悟って奴を!!」 裂邪が叫んだ、その直後 シェイドは漆黒、ミナワは蒼碧、理夢は純白、ウィルは紅蓮、「レイヴァテイン」は黄金、 それぞれ形が崩れ、煙か液体のような姿に変わってゆく 「っ!? こ、これは……!?」 「シェイド! ミナワ! 理夢! ウィル! 行くぞ!!」 「了解シタ」 「はい、ご主人様!」 「OKィ!」 「がってんでい!」 各々の掛け声と共に、5つの都市伝説が完全に無形となり、裂邪の身体を包み込んだ フラカン戦の『シャドーズ・ウトガルド』に始まり、ローゼとの戦いの『リュツィフェール』、 そしてこの戦いの『ゾディアック』、『胡蝶之夢』、『ファンタズマゴリア』、『インプローバブル』、 『シャドーズ・アスガルド』、『シャドーズ・ラグナロク』 裂邪の9つ目の融合であり――――彼の、持てる力の全て 【『コラプサーズ・ラグナロク』!!】 月が降りてきたかと思わせる眩くも神々しい黄金の鎧 天使の最高位である熾天使のものよりも多い、赤青黒白の4対の翼 その圧倒的な存在感が、その恐怖にも似た威圧が、正義と大王の身を竦ませた 「なっ………この、感覚は………!?」 「た、「タナトス」…?」 【ヒハハハハハハハハ……正義ィ、「恐怖の大王」 お前等の戦いは…ここで最後(レッツト)だ!!】 裂邪は両手で黒い翼に触れると、黒い剣が出現し、それを構えて正義達に斬りかかった 2人は手に持っていた剣を用いて防いだが、その手は小刻みに震えていた 「ぐぅっ……なんという力だ……!」 【当然だ! 俺の“中”には5つの都市伝説の力が凝縮されている… お前等が戦っているのは1人じゃない、“5対2”と同じだ!】 「でも、目標が一つだけだから…こっちの方が戦いやすい!」 裂邪の剣を弾き、渾身の蹴りを喰らわせる正義 反動で後方に飛ばされるが、翼を広げてブレーキをかける その隙を、正義は逃さない 「大王!」 頭上の黒雲が低く唸り始め、光を地へと突き立てた だが裂邪はあらかじめ生成していた大きなシャボン玉で、雷の衝撃をシャットアウトした 【ウヒヒヒ、惜しかったなぁ?】 「いや、狙い通りだ!」 裂邪の眼と鼻の先、正義が剣を振り上げて飛びかかり、一気に振り下ろす 刃は油断していた裂邪の鎧を袈裟切りに切り裂いた ―――かのように思えたが 「っい、夢!?」 【言ったろうが、“惜しかった”って】 そう、夢 正義が斬った人影は霧散し、本物の裂邪は彼の背後に平然と立っていた 裂邪は先程正義が自分にそうしたように、黒い刃を振り上げた が、振り下ろされるその前に、がしっと腕を掴まれる 「やらせんぞ!」 【ちっ、「恐怖の大王」…!】 そのまま大王は裂邪の身体を勢いよく投げ飛ばした 空中で逆さまになりながら速度を殺し、赤い翼から炎の弾丸を射出するが、 大王はマントを翻し、それを受け止めた 「ハァ、ハァ…ごめん、大王」 「気にするな、まずはあいつを倒す事を考えろ」 【“倒す”? そりゃまるで俺を殺す気が無いように聞こえるな】 「勿論、無いよ。ボクも死ぬつもりは無い ボクにはお兄ちゃんを殺す理由がこれっぽちも無いから」 【ウヒヒヒヒヒ…ヒハハハハハハハハハ! …随分舐められたもんだな、あぁ? まだそんな甘いこと抜かせる元気があるってのか】 声を荒げ、怒りを露わにする それと同時に、黒い翼が洞窟内の端まで届く程に大きく広がり始めた http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/305
306: 夢幻泡影 † 兄弟:中 ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2012/01/08(日) 01:47:18.73 ID:TkPQQJRp0 「少年、また何か来るぞ!」 【良いものを見せてやろう……言っとくがこの姿は基本形態、力を抑えた姿でな 本気を出す為には、一々それなりの準備をしなきゃならねぇんだ】 広がった翼が、裂邪を包みこみ始める 【……変身、『コラプサーズ・シャドー』】 黒翼が彼を完全に包み込むと、ふわりと宙に浮かんで球体を作り出す まるで皆既日食のような、不気味かつ不可思議なそれが、少しずつ変化を見せ始める 上部の表面に、ぽう、と大きな泡が6つ、7つと浮き出てきて、 下部からは白くたなびくベールが前方に2つ、後方に2つ、脚か触手のように伸び出で、 後方より炎の蛇が出現し、2、3回その球体に巻きついて、 前方、正義達に面と向かったところから、金色の頭部が顔を出した 4本の脚、巻きつく蛇、泡は亀甲模様、頭は亀の意匠、そして黒い胴体が甲羅だとすれば、 その姿は宛ら、伝説上の生物であり、四神の一つ――『玄武』 「っ……さっきのよりも大きい……!」 【【ヒハハハハハハハハ……これが“私”のもう一つの姿だ 命乞いなどしてくれるなよ? 時間の無駄だ】】 「ふん、また巨大化か…馬鹿の一つ覚えだな!」 大王が右掌を頭上に翳すと、またも黒雲が唸り始め、暗闇に霹靂を落とした 霹靂は岩盤を穿ち、焦げ臭い匂いと共に破片を辺りに撒き散らす あの巨体は、どこにもない 「消えたか……何処に――――――――ッ!?」 【【不意打ちをするのなら場所は一つだろう?】】 しゅるりと無数の触手が伸びて、先端の刃を突き立てる 庇いに向かった正義がその剣で数本弾き落とすが、間に合わなかった 大王の腕に、つぅ、と赤い筋が走る 「っ大王!」 「くっ……問題無い だがさっきの瞬間移動…一体どうやったんだ?」 「多分、影から影へ移動したんだと思う…それがシェイドの能力だったから」 【【御明答だ。「シャドーマン」の力を最大限に発揮した私の力…とくと味わうが良い】】 その瞬間、球体の表面がゆらりと波打ったかと思えば、そこから夥しい数の触手が伸び出てきた 正義も大王も、剣1本で何とか触手から繰り出される攻撃を耐え凌いでいる 【【しぶといな…ならばこれはどうだ?】】 球体に巻きついた炎の蛇が動き始め、地面に向かって体当たりを仕掛けてきた 触手を振り払い、足場を強く蹴って2人は左右にそれぞれ回避した しかし蛇は大地を焦がしながら、2つに分かれて触手と共に追撃を開始した 剣があれば触手は何とかできるが、炎はどうにもできない 「このっ、少しは直接向かってくればどうだ!?」 【【ヒハハハハハ、文句があるなら私に触れてみるが良い 尤も、この空間に影がある限り、私に触れるどころか近づく事さえ出来ないだろうが】】 「影…………ッ! 大王!」 敵の攻撃を躱しつつ、正義は反対側にいる大王を呼ぶ 大王はただ、こくんと強く頷いて、触手を払って蛇の攻撃をジャンプして避けながら、 空中で手を広げてそれを己の雲に向けた ゴロゴロと唸り声をあげて黒雲が降らせたのは、雫――――――洞窟内に、雨が降る しかしそれは、人を不快に、もしくは愉快にさせるような気持ちの悪い匂いを放っていた それが何なのか、答はすぐに判明する事になる 蛇の炎が、洞窟内をあっという間に火の海に変えてしまったのだ 大王が降らせた雨の正体は、ガソリン それに「鬼火」の炎が引火して、地面を真っ赤に染め上げたというのが真相である 炎の勢いはさらに増し、唯一の光源として1つ灯っていた「ヴァルプルギスの夜」さえも掻き消す程に燃え上がる そして 【【ぬぅっ………お、前達………!!】】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/306
307: 夢幻泡影 † 兄弟:中 ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2012/01/08(日) 01:47:45.88 ID:TkPQQJRp0 苦しげな声をあげた玄武は、徐々にその形を崩していき、 裂邪の姿は、元の4対の翼の鎧騎士に戻った 「影は光の反対側に出来るもの……これだけの炎に囲まれれば、光ばかりで影なんて出来ない 「シャドーマン」の力を引き出した姿だから、光の多い所では長くいられなくなる…!」 【…炎は酸素を喰らって存在を維持する…ここがただでさえ空気の薄い洞窟内だと知ってこの作戦に出たのか?】 「大丈夫だよ。さっき剣を交えて分かったんだ…その姿のままなら、絶対に勝てる!」 自信に満ちた表情で、赤々と燃える炎の中、正義と大王は剣を構えた ごうごうと盛る火の海に、裂邪の笑い声が反響した 【ウヒヒヒヒヒヒヒヒ……ヒハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!】 「っ…何がおかしい? 気でも狂ったか?」 【正義、お前今何つった?『この姿のままなら勝てる』だぁ?ッヒヒヒヒヒヒヒヒ…… んじゃあ、良い事を教えといてやるよ、愛すべき馬鹿な弟にな】 そう言って、裂邪は右手を差し出し、三本の指を立てた と同時に、背中に生えた泡で出来ている翼が、徐々に広がっていくのが分かった 【俺はまだ……あと3つ、変身を残している 残念だが、他の姿は「シャドーマン」由来じゃなくてね…光如きじゃ止められん】 「―――――――――ッ!?」 「おい少年! 今兄は何と言った!?」 「…お兄ちゃんは……まだ3回変身できる……!」 【光栄に思うが良い! これが俺の…第2の変身だ!!】 泡の翼が裂邪を包み込む 今度は先程のような球体ではなく、細く長い形となる 真ん中の少し膨らんだ部分に黒い4つの脚が、その背側になるところには白い鰭が生え、 さらにめらめらと燃える赤い尾鰭と、黄金に輝く槍のように尖った頭部が現れる 身体の全体を占めるシャボン玉が、蒼碧の鱗のように見えるその姿、まさに『蒼龍』 【【ウヒヒヒヒヒヒ……お待たせ致しました、第2ラウンドと行きましょう “私”に勝つという意思がまだ、貴方達の心に残っていれば、ですが】】 ...To be Continued http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/307
308: シャドーマンの契約者 ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2012/01/08(日) 01:51:50.43 ID:TkPQQJRp0 お久しぶりですね皆さん 作者としてのシャドーマンの人ですよ(ウザッ 裂邪のイメージCVは中尾隆聖さんなので、裂邪=フリーザで妄想して下さい 【【】】の部分は裂邪とシェイド、裂邪とミナワみたいに、発現させてる都市伝説と同時に喋ってる且つエコーみたいなのがかかってる感じ …しまった、第2の変身の後に『コラプサーズ・バブル』って入れるの忘れてたorz http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/308
309: プラモデルの人 ◆O7UlIyT0Jc [sage] 2012/01/08(日) 02:26:36.95 ID:TwP6WM470 シャドーマンの人乙ですー 烈邪、まさかの5段変身!?残り三つの変身も楽しみです! にしても戦闘のレベルが違いすぎる、こいつと同期の紫亜って一体……orz >「ホッピング婆」まさかの再登場wwwwwwwwwwしかも活躍してるwwwwwwwwww 解決編でも説明しますが、一応何が起こったかというと↓ @ホッピング婆さん、後ろに落ちてきた看板と足音に気付く A反射的に隠れたところ、命懸けの鬼ごっこ中の二人を発見 B気付かれないよう後をつけたら、強敵(出井)が命の危機に! C背後からホッピングのバネで【殺人鬼】を突き飛ばす、【殺人鬼】は壁に激突し気絶(>>302のドゴーンがそれです) D出井も切られたと思い込み気絶、婆さんは彼を掘り起こしていつもの決戦場(土手)へ Eその頃、起きてすぐ状況を理解し有間宅を飛び出してきた紫亜と遭遇→次回へ といった具合です……いやーご都合すぎかな? http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/309
310: 鳥居を探すの人 ◆12zUSOBYLQ [sage] 2012/01/08(日) 02:45:05.78 ID:xKHN95BAO 投下された皆さま乙ですの きゅんきゅん切ない系の短編が多いですねえ バラエティに富んでいてどれも繰り返し読みたくなってしまいます ところで本条兄さんのキャラ転換っぷりにワラタのと、出井くんは実はすげー戦いの才が隠れてるんじゃないかと妄想してみたりとか れっきゅんの多段変身に胸熱になってみたりとか 皆さん続きを楽しみにしてますの http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/310
311: ヘタレ姉妹と過激な母と。 ◆12zUSOBYLQ [sage] 2012/01/08(日) 02:49:41.30 ID:xKHN95BAO 「これはどーゆーことですか(棒」 東区の墓地。 周囲数十メートルの地面やら建築物に無惨に開いた無数の穴を目の当たりにして、 O-No.99の温和そうな、あるいは温和を装っている通称「鉄面皮」も流石に引きつっていた。 この双子、特に緋色は都市伝説を完全に制御下に置いているにも関わらず、 仕事―その能力の都合上、どうしても他者との戦闘が中心になるのだが―を任せると 必要以上に周囲の被害が甚大になる傾向がある。 それが彼女達の臆病さ故という事は、もう数年面倒を見ているこの黒服も把握してはいる。 何時も所在なさげにおどおどしている紫は勿論のこと、 表向きは生意気で図々しい態度を取る緋色ですらも―むしろ彼女の方がメンタルは脆いかも知れない― 相手の反撃を恐れすぎるが故に、無理を押しても敵を初撃で片付けようとしてしまうのだ。 二人ともまだ子供なのだからと常々自分に言い聞かせては来たものの、とうとう今日は堪忍袋の緒が切れた次第だ。 「す…すみません」 姉よりかは空気を読む術を心得ている紫が、自分がやったわけでもないのに、 さながら蝦蟇の油売りの見せ物ででもあるかのように脂汗を流しながら頭を下げた。 一方、辺り一帯に季節外れの雹を降らせてこの惨状を招いた当人は、ふてくされてそっぽを向いている。 「緋色ちゃん」 紫が緋色のパーカーの袖を引いた。 謝罪を促していることは当人たちを含め誰の目にも明らかではあるが、 それでも緋色は自分たちの担当黒服と目を合わせようとしなかった。 「…そんっなに、破壊行為が好きならさ、明日からA-No.に担当変えてあげようか?」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/311
312: ヘタレ姉妹と過激な母と。 ◆12zUSOBYLQ [sage] 2012/01/08(日) 02:51:15.56 ID:xKHN95BAO 完全に凍り付いている声音に、紫がひっと小さく息を呑み、緋色の方も一瞬で顔色が変わった。 「ごっ…ごめんなさいっ!ごめんなさい!ごめんなさい!それだけはイヤ!」 この双子にとって「過激派」や「強硬派」の多いA-No.やB-No.は同じ「組織」に属しているにも関わらず、仲間ではなく恐怖の的でしかない。 それをよく知っているO-No.99は、「過激派」の中でも彼女たちが最も恐れる人物を引き合いに出して、効果的に双子の恐怖心を煽った。 「いーんじゃない?もうA-No.99に面倒見てもらいなよ。 彼女だってきっと、君たちの世話なら喜んでするさ」 「そんなこと…」 あるわけないと続けようとした緋色が、O-No.99の背後からこちらに近づく人影を目敏く見つけ、顔色を失くした。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/312
313: ヘタレ姉妹と過激な母と。 ◆12zUSOBYLQ [sage] 2012/01/08(日) 02:52:17.24 ID:xKHN95BAO A-No.99『赤坂千草(あかさか ちぐさ)』は黒いキャリア風のスーツを着た、辛うじて若いと言える女。 明るいブラウンに染めてある髪は隙なく纏められ、自信に溢れた眼差しはやや威圧するようでもある。 「お久しぶりね、O-No.99」 「お久しぶりです、A-No.99」 ヨーロッパは如何でしたと表面だけは慇懃にO-No.99が頭を下げた。 「それなりに緊張感はあったわね。それに比べて日本(ここ)は…まるで昼寝をしているみたいね」 「組織」までが。 「組織」至上主義の彼女にとって、どちらかと言えば穏健派の発言力が強く、外部とも必要とあらば連携を厭わない ここ学校町の「組織」の現状は愉快なものではないらしく、 瞳に宿る険が強くなり口調は吐き捨てるようだ。 やはりこの女は、生粋の過激派なのだ。 双子は改めて、この女ではなくO-No.99「ウラシマさん」が自分たちの担当黒服であることに感謝した。 この女黒服を母として生まれたにもかかわらず、双子が「組織」入りする際に穏健派に所属する事を熱望したのは、 彼女に対する反発と恐れがあったという事は否定できない。 「あたし、ジュース買ってくる」 事実、形式的な挨拶を交わすと、緋色は紫の手を引いてそそくさと立ち去ってしまった。 その場に残されたのは、二人の黒服。 会話の口火を切ったのは女だった。 「…まあ、つまらない儀礼はここまでにしましょう」 「…『死神』の契約者?」 「そう。外見は十歳程度の、黒髪に青い瞳の女の子供。もしかしたら、二十歳位の若い男が一緒かもね」 「『組織』のデータベースに無いのなら、フリーの契約者かも知れません。 探してはみますが…そんな子供を何故?」 過日、千草が呼び寄せたヨーロッパの友人が、野良と思われる都市伝説を排除しようとしたところ、 一般人と思しき少年と「死神」を使役する少女、少女の連れの若い男に阻まれた経緯を話すと、O-No.99の表情が曇り、 あらゆる可能性を考慮した上で先ずは事情聴取すべきではないかと述べた。 「『組織』に加入が決まった者が一名は殺害され、もう一人も殺されかけた… それだけでは足りないと言うの?」 見る間にその表情を怒りに染め上げた千草はその視線で射殺さんとばかりに目の前の男を睨みつけた。 聞く耳持たずか。 睨まれた男は鼻白んだ表情であらぬかたを向いた。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/313
314: ヘタレ姉妹と過激な母と。 ◆12zUSOBYLQ [sage] 2012/01/08(日) 02:53:03.37 ID:xKHN95BAO 「『組織』の体面と、何より志気に関わるとは思わなくて?」 「A-No.99」 どうせ無駄には終わるが、念のため此方の理も述べておかねば。 「ここ学校町では、人間と契約者、都市伝説が…小競り合いはあっても表面上は、平穏を保っております。 『組織』外の協力者を刺激しない為にも…今のような非常の折、平地に乱を起こすような事は厳に慎んで頂けますよう」 握り締められた女の拳が僅かに震えた。 「…それが『穏健派』の見解というわけね」 「あくまで僕個人の見解であり、『穏健派』の総意ではありません。 納得頂けなければご自身で…」 「もう結構」 腰抜けが舐めた事を。 口には出さずともはっきりとそう言いたげな表情で、千草は身を翻した。 「『組織』じゃなくて自分の面子でしょーが。 あの女のオトモダチだもん。大方自分からケンカ売って返り討ちにでもされたんでしょーよ」 「ひ、緋色ちゃん」 こっそり物陰に隠れて一部始終を窺っていた双子のもとに真っ直ぐ歩み寄った千草の姿に反射的に身構える。 「どうせ聞いていたんでしょ」 実の娘に向けるにはかなり温度の不足した視線を向けると、用件だけをこれまた低温の声音で述べる。 「そういう訳で、もし該当しそうな契約者を発見した場合、直ちにA-No.に引き渡しなさい。生死は問わないわ。 直接発見していなくても、学校などでそのような契約者の存在を掴んだ場合も私に連絡しなさい。いいわね」 一方的に言い捨てて立ち去る母親の背中に紫が呟いた。 「…私たち、学校になんか行ってないよ…………お母さん」 でも二人とも知っている。そもそも彼女達が学校に行っているか、どのような生活を送っているか、 そんな事に興味を示すような女ではないと。もしかしたら、何年前に自分たちを生んだかも忘れているかも知れない。 「緋色ちゃん、紫ちゃん」 「ウラシマさん」が駆けつけてくれたので、少し凹んでいた気持ちがほっと暖かくなる。 「聞いてた通りだから。それっぽい女の子を見たら、或いは『死神』を使う契約者を見たら、僕のところに連れてきて貰えないかな。 あくまで任意でね。A-No.が身柄を押さえる前に『尋問する』って事にして保護するから」 よかった。やっぱり「ウラシマさん」だ。 少し安心したものの、事によったら、同じ「組織」の者と事を構えなくてはいけないかも知れない。 ふたりの少女は硬い表情で頷いた。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/314
315: ヘタレ姉妹と過激な母と。 ◆12zUSOBYLQ [sage] 2012/01/08(日) 02:53:41.73 ID:xKHN95BAO …ほぼ同時に、墓地からひとりの若い男が歩み出てきた。 年の頃なら二十歳前、やや痩せ気味の長身に、凛々しくはあるが地味な顔立ちをしている。 どこか陰のある雰囲気に、身につけた革のライダースジャケットとグローブが見る者によっては幾分アンバランスに映るかも知れない。 「…ふうん、『組織』が動くのか」 まあ「組織」の身内を殺してるとあれば無理もないか。 取り敢えず新宮さんには教えてあげなくては。 携帯電話を取り出し、ワンプッシュで彼女の携帯を呼び出す。 「…あ、もしもし? …………え!?なんで勝手に動いちゃうんだよ!? 今からそっちに行くから動かないで! ……何言ってんだよ!俺が居なけりゃ新宮さんひとりでどうやっ」 言い終わる前に切られた。 (いつもいつもなんでこんなに勝手なんだ!) 暫く渋い表情で携帯を眺めていた彼だが、ぶつくさとひとり文句を呟きながら走り出した。 続く http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/315
316: 鳥居を探すの人 ◆12zUSOBYLQ [sage] 2012/01/08(日) 03:02:23.00 ID:xKHN95BAO 投下は以上です。 前回は前スレ http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/1318689302/l20 です。 双子は「組織」所属です。 母親であるA-No.99は過激派です。すでに花子さんの人が抹殺予約済みww いや自分が「どうぞ殺して下さい♪」って差し出したんだけどwwwwww 双子の担当黒服であるO-No.99は「ウラシマさん」の呼び名が示すとおり、「玉手箱」の能力を使うことが出来ます。 最後にちらっと出てきた男については、また次回になりそうです。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/316
317: 花子さんとかの人 ◆nBXmJajMvU [sage saga] 2012/01/08(日) 09:21:00.22 ID:4FXZXEBF0 おはよう!皆様乙なのだぜ! そして、俺は今日11時に待ち合わせだ!でも、まだパジャマ姿だ!!間に合うのかこれ!?(さっさと着替えろ >>298 >(百花>わお、それ楽しそう! あ、友達も連れて行って良いのかな? 菊「ん」(こくこく頷いている 多分、正月(元日)にばったり顔合わせてそのまま誘われるって感じになると思うので、百花ちゃんがお友達と一緒にいるところに遭遇すればいいかな? >(裂邪>(何か嫌な予感がするんだが…) やだなぁ、嫌な予感だなんて ちょっとこわもてのお兄さんが一杯いるだけじゃないですか >>300 >薫「……何で俺に誘いがないんだ。龍一とも交流あっただろうが」 すまない…上にも書いた通り、偶然ばったり顔を合わせ、そのまま誘うというパターンを想定したため、薫ちゃん達はどう誘ったもんかなぁ、って思いまして 龍一とは顔見知りですが、あいつ、今年の元日は家の人総出での初詣の時以外は家から出ないうえ、新年会の時以外は、ほぼ家に伝わる刀置いてある部屋にこもってますよ ……っは、初詣のときに顔を合わせれば(周囲に組の人がいる状態でどう関われと/多分、近づくのを躊躇われるレベル(強面的な意味で http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/317
318: シャドーマンの ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2012/01/08(日) 09:46:38.70 ID:uV5Q7WhR0 多段変身が思いの外受けて俺歓喜 基本的に巨大戦が好きなので俺の連載の半分には巨大な敵が出たりします 『夢幻泡影』の場合は大体裂邪だけどね 巨大な敵に立ち向かうのってなんか良いじゃない、俺としてはいまいち迫力に欠けてる気がするので精進したいところ >>317 初詣か、偶然そこに裂邪が居合わせたことにすれば! そういや獄門寺家だから、翼くんも来るのかしら 「首塚」の関係で漢と麻夜も行けるかなぁ、と http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/318
319: シャドーマンの ◆7aVqGFchwM [sage saga] 2012/01/08(日) 09:49:56.79 ID:uV5Q7WhR0 おっと >>317 かおるん達はお菊さんからも行けそうな 時間あれば初詣で鉢合わせな話書いてみようかしら DKGとファントムさんの人の許可があればですけど… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/319
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