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「都市伝説と戦う為に都市伝説と契約した能力者達……」 Part5 (1002レス)
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313: ヘタレ姉妹と過激な母と。 ◆12zUSOBYLQ [sage] 2012/01/08(日) 02:52:17.24 ID:xKHN95BAO A-No.99『赤坂千草(あかさか ちぐさ)』は黒いキャリア風のスーツを着た、辛うじて若いと言える女。 明るいブラウンに染めてある髪は隙なく纏められ、自信に溢れた眼差しはやや威圧するようでもある。 「お久しぶりね、O-No.99」 「お久しぶりです、A-No.99」 ヨーロッパは如何でしたと表面だけは慇懃にO-No.99が頭を下げた。 「それなりに緊張感はあったわね。それに比べて日本(ここ)は…まるで昼寝をしているみたいね」 「組織」までが。 「組織」至上主義の彼女にとって、どちらかと言えば穏健派の発言力が強く、外部とも必要とあらば連携を厭わない ここ学校町の「組織」の現状は愉快なものではないらしく、 瞳に宿る険が強くなり口調は吐き捨てるようだ。 やはりこの女は、生粋の過激派なのだ。 双子は改めて、この女ではなくO-No.99「ウラシマさん」が自分たちの担当黒服であることに感謝した。 この女黒服を母として生まれたにもかかわらず、双子が「組織」入りする際に穏健派に所属する事を熱望したのは、 彼女に対する反発と恐れがあったという事は否定できない。 「あたし、ジュース買ってくる」 事実、形式的な挨拶を交わすと、緋色は紫の手を引いてそそくさと立ち去ってしまった。 その場に残されたのは、二人の黒服。 会話の口火を切ったのは女だった。 「…まあ、つまらない儀礼はここまでにしましょう」 「…『死神』の契約者?」 「そう。外見は十歳程度の、黒髪に青い瞳の女の子供。もしかしたら、二十歳位の若い男が一緒かもね」 「『組織』のデータベースに無いのなら、フリーの契約者かも知れません。 探してはみますが…そんな子供を何故?」 過日、千草が呼び寄せたヨーロッパの友人が、野良と思われる都市伝説を排除しようとしたところ、 一般人と思しき少年と「死神」を使役する少女、少女の連れの若い男に阻まれた経緯を話すと、O-No.99の表情が曇り、 あらゆる可能性を考慮した上で先ずは事情聴取すべきではないかと述べた。 「『組織』に加入が決まった者が一名は殺害され、もう一人も殺されかけた… それだけでは足りないと言うの?」 見る間にその表情を怒りに染め上げた千草はその視線で射殺さんとばかりに目の前の男を睨みつけた。 聞く耳持たずか。 睨まれた男は鼻白んだ表情であらぬかたを向いた。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/313
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