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「都市伝説と戦う為に都市伝説と契約した能力者達……」 Part5 (1002レス)
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ふえぇ……
[saga] 2012/01/24(火)22:54
ID:xlIQpWBR0(6/9)
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727: ふえぇ…… [saga] 2012/01/24(火) 22:54:52.14 ID:xlIQpWBR0 「なあ、あんた組織の偉い人なんだろう?」 九郎はそんなサンジェルマンの目を真っ直ぐに見据える。 「ええ、一応そういうことになっていますね」 その鋭さにサンジェルマンは少々驚く。 そして少しだけ口元を緩める。 「確かサンジェルマンというと黄金練成に至った本物の錬金術師って話だが……」 「ふむ、子供のくせに中々知っているではないですか」 「そんなあんたならばこの世なんて思いのままだろう 何故こんな少女一人を追い求めるんだ?」 「それは……貴方は知らないのですか?」 「さあ?」 「………………」 トトは唇を噛み締める。 「若いなりに心得ていますね しかしその行動は無駄なんですよ 貴方が知っているなら今教えた所で損は無い、知らないならば教えることで貴方の動揺を誘える ですから教えてあげましょう。その娘の正体は邪神ナイアトラップ 人類に破滅と混沌を齎す邪悪の権化です」 トトに緊張が走る。 これで九郎が彼女を拒絶したら……、そんな恐怖が彼女を襲う。 最悪、契約の回路を通して無理矢理彼の精神を乗っ取って……と彼女が考えた時だった。 「ああ、そう」 彼はまるでその話を聞いてなかったかのようにあっけらかんと答えた。 九郎のリアクションの薄さにサンジェルマンは驚いた。 「おや、あまり気にしてないようですね」 「俺は他人の言うことは信じない。俺は俺の目だけを信じる 俺の目にはこいつが悪いやつには見えない、俺は俺の目が信じたこいつを信じる むしろ……あんたのほうが悪者に見えるぜ、組織のお偉いさん」 「ククク……中々達者な口だ。見合う実力が無ければ滑稽なだけなんですがね 組織に追いかけられてあなた達は無事でいられると思っているのですか?」 サンジェルマンの心は踊っていた。 この青年、どうもサンジェルマンの好みのタイプらしかった。 「その組織をどれほど掌握できているかも怪しいね この前俺を追いかけてきた黒服に元人間は一人も居なかった そして今、あんたは幻らしいとはいえ自らここに来ている あんたが本当にサンジェルマンだっていうなら私兵だって居る筈なのに トトへの行動は組織に知られていない行動なんじゃないか? だとしたらある程度あんたの行動に合点が行く」 「中々に聡いですね Good、腕の良い情報屋、そして契約者を見つけましたね、ナイアトラップ 気が変わりました。そこの青年もまた危険分子だ、そして研究対象にもなりうる 貴方達、否、貴方に降伏の選択肢はなくなりましたよ 残されたのは屈服だけだ」 「成程、それであとの用件は?」 「今日は宣戦布告だけだ。重ねて申し上げますが不戦の約定を破る気はありません 私は能力を持つ人間には敬意を払う主義でしてね、無粋な方法で戦うのはやめておきましょう もし派手に動いて組織の方に目を付けられると困るのは私ですし」 「ならば早く帰った方が良いぞサンジェルマン 貴重な命のストックをこれ以上は減らしたくないだろう?」 「ん……?」 次の瞬間、ホログラムのサンジェルマンが血反吐を吐いて倒れる。 ホログラムは消失し、鳩はそのままその場で気絶した。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1324651745/727
なああんた組織の偉い人なんだろう? 九郎はそんなサンジェルマンの目を真っ直ぐに見据える ええ一応そういうことになっていますね その鋭さにサンジェルマンは少驚く そして少しだけ口元を緩める 確かサンジェルマンというと黄金練成に至った本物の錬金術師って話だが ふむ子供のくせに中知っているではないですか そんなあんたならばこの世なんて思いのままだろう 何故こんな少女一人を追い求めるんだ? それは貴方は知らないのですか? さあ? トトは唇を噛み締める 若いなりに心得ていますね しかしその行動は無駄なんですよ 貴方が知っているなら今教えた所で損は無い知らないならば教えることで貴方の動揺を誘える ですから教えてあげましょうその娘の正体は邪神ナイアトラップ 人類に破滅と混沌をす邪悪の権化です トトに緊張が走る これで九郎が彼女を拒絶したらそんな恐怖が彼女を襲う 最悪契約の回路を通して無理矢理彼の精神を乗っ取ってと彼女が考えた時だった ああそう 彼はまるでその話を聞いてなかったかのようにあっけらかんと答えた 九郎のリアクションの薄さにサンジェルマンは驚いた おやあまり気にしてないようですね 俺は他人の言うことは信じない俺は俺の目だけを信じる 俺の目にはこいつが悪いやつには見えない俺は俺の目が信じたこいつを信じる むしろあんたのほうが悪者に見えるぜ組織のお偉いさん ククク中達者な口だ見合う実力が無ければ滑稽なだけなんですがね 組織に追いかけられてあなた達は無事でいられると思っているのですか? サンジェルマンの心は踊っていた この青年どうもサンジェルマンの好みのタイプらしかった その組織をどれほど掌握できているかも怪しいね この前俺を追いかけてきた黒服に元人間は一人も居なかった そして今あんたは幻らしいとはいえ自らここに来ている あんたが本当にサンジェルマンだっていうなら私兵だって居る筈なのに トトへの行動は組織に知られていない行動なんじゃないか? だとしたらある程度あんたの行動に合点が行く 中に聡いですね 腕の良い情報屋そして契約者を見つけましたねナイアトラップ 気が変わりましたそこの青年もまた危険分子だそして研究対象にもなりうる 貴方達否貴方に降伏の選択肢はなくなりましたよ 残されたのは屈服だけだ 成程それであとの用件は? 今日は宣戦布告だけだ重ねて申し上げますが不戦の約定を破る気はありません 私は能力を持つ人間には敬意を払う主義でしてね無粋な方法で戦うのはやめておきましょう もし派手に動いて組織の方に目を付けられると困るのは私ですし ならば早く帰った方が良いぞサンジェルマン 貴重な命のストックをこれ以上は減らしたくないだろう? ん? 次の瞬間ホログラムのサンジェルマンが血反吐を吐いて倒れる ホログラムは消失し鳩はそのままその場で気絶した
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