[過去ログ] 「都市伝説と戦う為に都市伝説と契約した能力者達……」 Part5 (1002レス)
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956: 陛下と僕と獣の数字◆2PnxfuTa8. [saga] 2012/02/02(木)20:54 ID:3Gi0BwwE0(5/12) AAS
 ――――Then there were none

 そして誰もいなくなった。
 どういうことだ?まるで出来の悪い推理小説だ。
 B級ホラーかよ。
 さっきまで俺にアッパーを食らわせていた陛下。
 それに肩車してもらってたトトさん。
 鷲山だって冷静に考えれば俺が陛下の胸に後頭部タッチした時点で既に消えていたのかも……

「……まさか、な」

 僕には戦闘能力なんて無い。
 もし今僕がバトル展開に持ち込まれたりでもしたら抵抗する暇もなく殺される。
 お化け屋敷で本当のお化けを相手にするなんて誰も思わないじゃないか。
 どうしよう助けて神様仏様皇帝陛下。

「お兄さん一人?」

 身構えながら後ろを振り返る。

「どうしたんですか?そんなびっくりして」

 おっぱい

「私はお化けじゃないですよ、もしかしてお友達と逸れたんですか?
 私もちょうどはぐれちゃった所で……」

 そこにはいっぱいおっぱいな女の子が居た。
 年頃は僕と同じかちょっと上。
 クラウディアなんか目ではなかった。
 おっぱいはパワーだ。陛下のおっぱいがギガクラスだとすると彼女のそれはテラの単位で測るべき豊乳力を持っている。
 この娘、本当に日本人なのか!?

「宜しければ一緒に行きませんか?
 女の子一人じゃあ怖いんですよね」

 いやでもお互いに知らない人同士だし……

「勿論!」

 本音と建前が逆になるのもまた人間である。

「うふふ、それじゃあ行きましょうか」

 その子の腰のポーチで魔女のキーホルダーが揺れる。
 何を思ったか彼女は僕の手を握って歩き始めた。
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