[過去ログ] まどか「これには流石に」篝「篝ちゃんもびっくりです」 (133レス)
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94: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/09/05(水)23:04 ID:9drdWplZ0(2/35) AAS
小鳥「んで、どうするの瑚太郎くん?」
瑚太郎「そうだなぁ……」
朱音「もう調査は十分であると、わたしはそう考えるけれど?」
瑚太郎「うぐっ……」
ちはや「そうですねぇ。この街に来た当初の目的だって、その不可解な事故や動機のはっきりしない自殺とかなんでしょう?」
省3
95: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/09/05(水)23:05 ID:9drdWplZ0(3/35) AAS
朱音「この件は記事には出来ないわね。あー残念。さあ、咲夜、車を出してちょうだい」
咲夜「よろしいので?」
朱音「仕方ないでしょう?この件、わたし達で例えるならば超人やら魔物やらの記事を載せるのと同義よ?」
瑚太郎「うぅっ……俺の期待してた真相じゃなかったってのか……」
小鳥「元気出しんさい、瑚太郎くん」
省5
96: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/09/05(水)23:06 ID:9drdWplZ0(4/35) AAS
〜〜〜
それを見つけたのは、見滝原の街を出て、風見野の町外れへと差しかかったところだった。
咲夜「…………おや?」
ちはや「どうかしましたか、咲夜?」
咲夜「いえ……道端に、倒れ込んでいる人が……」
省7
97: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/09/05(水)23:07 ID:9drdWplZ0(5/35) AAS
しかし、そんなのは瑚太郎には些細なことだった。
小鳥「ど、どうかしたの、瑚太郎くん……?」
瑚太郎「近づくな、小鳥!」
小鳥「え、え……?」
瑚太郎「ルチア、静流!近くまで来てくれ!」
省6
98: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/09/05(水)23:07 ID:9drdWplZ0(6/35) AAS
瑚太郎「………ルチア、こいつに見覚えは?」
ルチア「い、いや、ないぞ?第一、わたしの毒は……!」
瑚太郎「まだ、完全に消せたわけじゃなかったよな?」
ルチア「あ、ああ……だが、今はもう手袋をしなくとも十分な程に、抑制されている」
静流「この子………町外れで会った子だ」
省8
99: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/09/05(水)23:09 ID:9drdWplZ0(7/35) AAS
咲夜「……流れから察するに、その体の傷は、此花さんの体に宿る毒によるもの……ですか?」
瑚太郎「ああ。間違いない」
朱音「………穏やかじゃないわね。とにかく、こんな道路のど真ん中でいつまでもぼんやりとしているわけにはいかないわ。一旦、その子を車の中へ」
朱音の言葉に従い。気絶している少女を車の中へ連れて行く。
ルチアの毒に耐性の無い小鳥、ちはや、朱音は車の後部座席へ。
そもそもの持ち主であるルチアに、今は耐性が出来ている瑚太郎、自身の力により毒を中和出来る静流は中部座席へ。
運転手である咲夜は運転席に座り、とりあえずはその少女の眼が覚めるのを待つ。
省6
100: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/09/05(水)23:10 ID:9drdWplZ0(8/35) AAS
杏子「……うぅ……!」
静流「眼が覚めたか!」
杏子「………ハ…カ……!!」
瑚太郎「うなされてるみたい、だな。なんかを呟いてるみたいだが……」
杏子「アサ……ル………………おり………く………カ……!!」
省6
101: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/09/05(水)23:11 ID:9drdWplZ0(9/35) AAS
それから、30分程経った頃だった。
杏子「………う………」
今までうなされていた杏子が、ゆっくりと眼を開けた。
瑚太郎「気が付いたか!?」
杏子「あ……アンタは……?」
省5
102: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/09/05(水)23:11 ID:9drdWplZ0(10/35) AAS
杏子「………ああ、意識がはっきりしてきた」
静流「申し訳ないが、痣まで消すことは出来なかった。許してほしい」
杏子「いや……つか、ここどこだ?」
瑚太郎「車の中だ。あんた、道端に倒れてたから、介抱してたんだよ」
杏子「……っ!!」
省5
103: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/09/05(水)23:12 ID:9drdWplZ0(11/35) AAS
ルチア「な、何だ?わたしがどうかしたのか?」
杏子「どうもクソもあるか!!忘れてねぇぞ、てめぇの名前……!!」
杏子「アサヒハルカ!!」
ルチア「!!!」
杏子「あたしに何の恨みがあんのか知らねえけどな、やられっぱなしであたしが黙ってると思ったら大間違いだ!!」
省5
104: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/09/05(水)23:13 ID:9drdWplZ0(12/35) AAS
ルチア「な、なんだかよくわからないが、無理はしない方がいい!!わたしの毒に汚染されているのなら、尚更だ!!」
杏子「うるせぇ!!覚悟しや……が、れ……っ?」
威勢のよかった声から、急激に力が抜けているのが傍から聞いてもよくわかった。
そのままよろよろと、その場にへたりこむ。
瑚太郎「あーあーもう!言わんこっちゃない!大丈夫かよアンタ!?」
杏子「う、る、せぇ……!くそ、この程度………っ!!」
省5
105: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/09/05(水)23:14 ID:9drdWplZ0(13/35) AAS
杏子「さあ、お待ちかねだ。二回戦と行こうぜ?」
ルチア「………」
静流「なんだかよくわからないが、とにかく落ち着いてほしい。わたし達に、お前と敵対する意思はない」
杏子「はんっ!!信用ならないな!!ホントにそうならグリーフシードのひとつでもよこしてみろっての!!」
瑚太郎「グリーフシード?」
省5
106: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/09/05(水)23:15 ID:9drdWplZ0(14/35) AAS
瑚太郎「小鳥、巴さんが言ってたあれ、確かまだ持ってるよな?」
小鳥「うん、持ってるよ。グリーフシード……だったっけ?」
瑚太郎「ああ、予想通りあの子も魔法少女みたいなんだ。そのグリーフシード、あいつに渡していいか?」
小鳥「これはそもそも瑚太郎くんが倒した得物さね。好きにするといいよ、はい」
瑚太郎「サンキュ!」
省3
107: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/09/05(水)23:15 ID:9drdWplZ0(15/35) AAS
瑚太郎「よし。おい、アンタ!」
杏子「な、なんだ?」
何が何だかわからないと言った表情をしている杏子に、瑚太郎は夕方に会った魔女が落としたグリーフシードを投げ渡す。
瑚太郎「それ、だろ?あんたが欲しいのってのは」
杏子「……まさかマジでグリーフシードを持ってるとはな」
省4
108: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/09/05(水)23:16 ID:9drdWplZ0(16/35) AAS
瑚太郎「………で、杏子、つったか」
杏子「おう」
瑚太郎「お前が会ったのは、ホントにこいつ……ルチア、なんだな?」
ルチア「………」
杏子「間違いないと思うよ。あいつは、アサヒハルカと名乗ってたけどな」
省6
109: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/09/05(水)23:17 ID:9drdWplZ0(17/35) AAS
ルチア「なぁ、佐倉さん」
杏子「なんだ?」
ルチア「何があったのか、出来るなら詳しく教えて欲しい。わたしが無関係だとは、とても思えないんだ」
杏子「………詳しく、つっても……あたしにも、何があったのかはよくわかってないんだ」
そう前置いて、杏子は今日あった事の顛末を話し始める。
110: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/09/05(水)23:18 ID:9drdWplZ0(18/35) AAS
昼間見滝原へと行っていた杏子は、夕暮れと共に自身の狩場である風見野へと帰ってきていた。
この時に、ちはやと静流は杏子と出会っていたらしい。
風見野へと帰って来ると、出掛ける前には感じなかった魔力反応がしたのだった。
その元を辿って歩いて行くと、杏子にとってとても大切な場所へと辿りついた。
そこに、アサヒハルカと名乗る少女は居たと言う。
省10
111: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/09/05(水)23:20 ID:9drdWplZ0(19/35) AAS
杏子「………これが、事の顛末だ」
ルチア「アサヒハルカと名乗る、わたしに瓜二つの少女……か」
瑚太郎「どうにも、きな臭いな」
小鳥「ルーちゃんの真相を知る誰かが、ルーちゃんになり済ましてるってこと?」
瑚太郎「その可能性が高い、かな」
省7
112: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/09/05(水)23:20 ID:9drdWplZ0(20/35) AAS
ルチア「天王寺……しかし、これは……」
瑚太郎「しかしもクソもあるか。なぁ、みんな?」
ルチアの言葉を遮り、瑚太郎はオカ研一同の顔を見渡した。
小鳥「確かに、放ってはおけないよね。ルーちゃんの事を貶める話にもなりかねないし」
ちはや「そうですね。此花さんも、わたし達の大切な仲間ですし」
省6
113: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/09/05(水)23:21 ID:9drdWplZ0(21/35) AAS
咲夜「………事は、そう簡単ではなさそうですけどね」
静流「うむ……咲夜の言うとおりだ」
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