[過去ログ] まどか「これには流石に」篝「篝ちゃんもびっくりです」 (133レス)
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16: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:44 ID:vCKoEhN50(12/24) AAS
瑚太郎「ちっちっち、残念会長。今回のネタは一味違うんすよ」

朱音「天王寺の癖に生意気な……」

ルチア「どう言った内容のものだ?」

瑚太郎「ここから電車で二時間ほど行った所にある、見滝原町。そこで俺はひとつの不思議の欠片を見出したのだ」

ちはや「見滝原……ですか?」
省4
17: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:45 ID:vCKoEhN50(13/24) AAS
小鳥「それで、そのー見滝原?がどうかしたの?」

瑚太郎「どうもその街、不自然な事件や事故が多いらしいんだ」

静流「不自然……どういうこと?」

瑚太郎「理由のはっきりしないものや、動機が不明なものだったり。まぁ、とにかく色々なもんだ」

朱音「………この街の不思議を調査するというお前の意気込みはどこへ行った?」
省4
18: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:46 ID:vCKoEhN50(14/24) AAS
瑚太郎「森に住む怪人だって!」

小鳥「おほほほほ」

瑚太郎「理科室で歩くアレだって!」

ちはや「アハハハ……」

瑚太郎「僕が超能力者だとか、僕こそ真の超能力者だとかだって!!」
省4
19: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:48 ID:vCKoEhN50(15/24) AAS
朱音「待って、みんなではないわよ。自称超能力者は、その素質があると言う程度だったでしょう」

瑚太郎「そんなの些細な問題だもん!もう見え透いちゃってるんだもん!」

ちはや「瑚太郎が駄々っ子みたいになってます……」

瑚太郎「ですから!思い切って俺は町の外へ眼を向ける事にしたんすよ!!」

ルチア「急に胸を張りだしたな」
省3
20: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:49 ID:vCKoEhN50(16/24) AAS
瑚太郎「いいですか、俺たちはみんな揃ってオカ研なんです!!」

小鳥「だぁねぇ」

瑚太郎「誰か一人でも欠けちゃいけないんすよ!!」

ちはや「まぁ、そうですねぇ」

瑚太郎「一度は壊れかけた絆でも、こうして仲良くまた集まる事が出来てるじゃないですか!」
省6
21: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:50 ID:vCKoEhN50(17/24) AAS
瑚太郎「ルチア……静流……ちはや……小鳥……」

賛同の意を示してくれた四人を眺めながら、瑚太郎は目頭が熱くなるのを感じた。

瑚太郎「ありがとうっ……やはり持つべき物は仲間だなぁ」

朱音「………」

瑚太郎「持つべき物は仲間だなぁ」
省5
22: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:52 ID:vCKoEhN50(18/24) AAS
朱音「……はぁ、仕方ないわね。それじゃ、具体的な問題点を羅列してあげる」

瑚太郎「も、問題点ですとな?」

社長椅子からその重そうな腰をあげ、朱音はホワイトボードの方へ移動する。

朱音「いい?まずわたし達は学生よ」

瑚太郎「は、はい」
省6
23: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:53 ID:vCKoEhN50(19/24) AAS
朱音「普通に考えて非現実的ね?」

ルチア「か、会長!そこまでにしてあげてくれ!!天王寺がどんどん小さくなっていて、正視に堪えない!!」

瑚太郎「うぅ……週末クエスト……ぐすん……」

静流「おお、よしよし、コタロー。あたしはコタローの味方だぞ」

小鳥「元気出しんさいコタさんや」
省2
24: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:54 ID:vCKoEhN50(20/24) AAS
ちはや「あのー、ちょっといいですか?」

朱音「何かしら、ちはや?」

ちはや「見滝原までの足なら、咲夜に頼めばなんとかなると思います」

朱音「………は?」

ちはや「車で移動出来るんなら、調査もじっくり出来ますよね?」
省5
25: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:55 ID:vCKoEhN50(21/24) AAS
朱音「黙りなさいちはや」

ちはや「は、はい?」

朱音「……っ……」

ちはやの言葉を遮り、朱音は恐る恐る瑚太郎の方へ視線を移した。

瑚太郎「鳳ちはや……女神か……?」
省2
26: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:56 ID:vCKoEhN50(22/24) AAS
瑚太郎「ホントなんだなちはやっ!?」

朱音の正論ラッシュで打ちひしがれていた瑚太郎がガバッと立ち上がり、ちはやの両手を熱く握る。

ちはや「こ、瑚太郎っ?」

瑚太郎「咲夜に頼めば、足はなんとかなるんだなっ!?」

ちはや「ま、まぁ、なると思いますけど……」
省4
27: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:57 ID:vCKoEhN50(23/24) AAS
小鳥「わたしからもお願いするよちーちゃん。何とかしてあげてよ」

瑚太郎に続き、小鳥もちはやに頭を下げる。

静流「新生オカ研の、新しい門出だ。あたしもお願いしたい、ちー」

更には、静流も頭を下げる。

ルチア「わたしからも、お願い出来ないだろうか?久しぶりに、その、このみんなでどこかへ出かけるのもいいと思うんだ」
省5
28: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/02(木)23:58 ID:vCKoEhN50(24/24) AAS
朱音「ま、待ちなさい!わたしは許可していないわよ!?」

ほぼ決定の流れとなったところで、慌てて朱音がそう口を挟む。
しかしその言葉は、浮かれ切った瑚太郎の耳には届いていなかった。

小鳥「……諦めるのが懸命だと思いますよ、会長」

朱音「か、会長!そうよ、オカ研の会長はわたしよ!?決定権はわたしにあって然るべきじゃないの?」

静流「ここまで話が決まった後で取り消しになると、コタローの命が危うい」
省6
29: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/03(金)00:00 ID:J9IrbT0g0(1/2) AAS
朱音「……はぁ、わかった、わかったわよ。わたしも行けばいいのでしょう……」

観念した朱音が、深いため息と共に許諾の言葉を呟いた。

瑚太郎「さすが会長!多数決などの決定には異議を申し立てづらい!!」

朱音「うるさいわよ天王寺。今回だけだからね?」

瑚太郎「わかってます、わかってますって!」
省1
30: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/03(金)00:01 ID:J9IrbT0g0(2/2) AAS
というわけで導入回でした
これだけ見ると完全にRewriteのSSだな……
次からはしっかりとまどマギ勢も出て来ます
では
31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/03(金)00:03 ID:cL2oGaqfo(1) AAS
乙!
自分もちょっと考えてたクロスだから期待してます!

ほむ×小鳥や、さやか×朱音とか考えるとワクワクしてきた。
あとアカリちゃんが出る事にも期待・・・期待・・・
32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/08/04(土)07:43 ID:l2KfgxbG0(1) AAS
期待してます。
33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga] 2012/08/13(月)13:36 ID:mvZKNHx20(1/45) AAS


そして、週末。

咲夜「ちはやさん。車の準備、完了しました」

ちはや「ありがとうございます咲夜。さあ皆さん、乗ってください」

瑚太郎「お、おう……」
省4
34: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/13(月)13:38 ID:mvZKNHx20(2/45) AAS
朱音「咲夜。念のため聞いておくけれど、この車は……?」

咲夜「ご心配には及びませんよ朱音さん。これは、私の方のツテで用意したものですから」

朱音「そう、ならいいわ。さ、みんな。行きましょう」

朱音を筆頭にして、瑚太郎を除く全員が乗り込む。

咲夜「瑚太郎くんは乗らないんですか?」
省8
35: ◆/ZP6hGuc9o [saga] 2012/08/13(月)13:39 ID:mvZKNHx20(3/45) AAS
小鳥「ねぇねぇちーちゃん、見滝原って、どんな所なの?」

ちはや「とってもいい街ですよ!」

瑚太郎「ンな答えを求めてるんじゃないんだよ。もっとこう、具体的な話をだな」

ちはや「えーっと……ですね……」

朱音「ちはやに聞いて、まともな答えが返ってくるとでも思っているの?お前たちは」
省5
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