FF零式「開戦運命の三時間」 (13レス)
上
下
前
次
1-
新
10
: [saga] 2022/01/18(火)22:45
ID:pAViFCvW0(10/13)
AA×
[240|
320
|
480
|
600
|
100%
|
JPG
|
べ
|
レス栞
|
レス消
]
10: [saga] 2022/01/18(火) 22:45:45.63 ID:pAViFCvW0 エースは彼に回復魔法を使った。 彼のものとは違い、魔法は途中で消滅せずに彼の体を包み込む。しかし、傷つきすぎた彼の体には、もはや効果はなかった。 エースの横を生真面目そうな眼付きの強い女が通り過ぎる。彼女もまた、赤いマントを羽織っていた。 「もう、無理ですね」 「わかってる」 悔しさを滲ませながら、エースは答えた。 エースはゆっくりと立ち上がる。 そうして、赤いマントの特待生は、次の戦場へと向かった。 若い朱雀兵は、薄れゆく視界の中、一組の男女を見つめる。 あとに残されたのは、若い朱雀兵と、彼の愛するチョコボ――チチリだけだった。 「来てくれて、ありがとな……チチリ」 「くえ」 チチリは彼の声に鳴き声で答える。銃弾に倒れ伏したチチリの鳴き声は、とてもか細く、小さかった。 「少し……休もう」 ぱちぱちと街の燃える音が聞こえる。 彼はあたたかなチチリの羽毛を感じながら、喋り始めた。 「お前の名前、さ」 彼は喋る、喋る。油断すると、泣き声のような声が混じってしまう。 それを抑えて、彼は笑いながらチチリに語り掛ける。 「やっぱり、変だよ、チチリ。ははっ」 弱り切った様子のチチリは、それでも愛情の籠った「くえ」という相槌返す。 彼はまた笑った。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1642513047/10
エースは彼に回復魔法を使った 彼のものとは違い魔法は途中で消滅せずに彼の体を包み込むしかし傷つきすぎた彼の体にはもはや効果はなかった エースの横を生真面目そうな眼付きの強い女が通り過ぎる彼女もまた赤いマントを羽織っていた もう無理ですね わかってる 悔しさをませながらエースは答えた エースはゆっくりと立ち上がる そうして赤いマントの特待生は次の戦場へと向かった 若い朱雀兵は薄れゆく視界の中一組の男女を見つめる あとに残されたのは若い朱雀兵と彼の愛するチョコボチチリだけだった 来てくれてありがとなチチリ くえ チチリは彼の声に鳴き声で答える銃弾に倒れ伏したチチリの鳴き声はとてもか細く小さかった 少し休もう ぱちぱちと街の燃える音が聞こえる 彼はあたたかなチチリの羽毛を感じながら喋り始めた お前の名前さ 彼は喋る喋る油断すると泣き声のような声が混じってしまう それを抑えて彼は笑いながらチチリに語り掛ける やっぱり変だよチチリははっ 弱り切った様子のチチリはそれでも愛情のったくえという相槌返す 彼はまた笑った
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 3 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
AAサムネイル
ぬこの手
ぬこTOP
0.037s