【安価とコンマ】或る無名のウマ娘 4 (990レス)
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抽出解除 レス栞 あぼーん

3: ◆B8D2U7ksoo [saga] 2023/11/26(日)15:59 ID:+25xeMcA0(2/3) AAS
ディープ「調子はどうなんだよ」

ルドルフ「おかげさまでといったところだ」

ルドルフが入院している病院にディープはやって来ていた。今日はルドルフが呼び出したのではなく珍しくディープから彼女を訪ねていた

ディープが彼女の元を訪れたのはブルーのことで話しがあるので耳に入れて欲しいとのことだった

ルドルフ「ブルーは大人しいウマ娘ではなかったのか?」
省2
5: ◆B8D2U7ksoo [saga] 2023/11/26(日)16:07 ID:+25xeMcA0(3/3) AAS
ディープ「アイツは殺しはしたことないが「まだ」ないだけだ」

ルドルフ「殺すことに躊躇いはないと?」

ディープ「躊躇うどころか楽しんで殺すだろうな」

死体から内臓を引き摺り出していたとき他の子は吐き気を催したり泣きそうになっている中、ブルーだけが無表情でやっていた

それがどれだけ恐ろしいことなのかルドルフはピンときていないがディープの表情から深刻なのだと理解する
省5
9: ◆B8D2U7ksoo [saga] 2023/11/26(日)18:39 ID:3OZ4Ks7qO携(1) AAS
もうここに用はないと病院から帰ろうとしたディープをあるウマ娘が呼び止める

ダイヤ「お久しぶりですね」

ディープ「なんだお前かよ」

二人は面識があったようでダイヤは少し話せないかと病院の中庭に向かって歩いていく

ダイヤ「会長さんのお見舞いですか?」
省5
10: ◆B8D2U7ksoo [saga] 2023/11/26(日)18:46 ID:OaGdqmZQO携(1) AAS
ダイヤ「世間では掃き溜めなどと言われていますがあんなに刺激的な場所はありません!」

ディープ「そう思ってるのはお前だけだ」

ダイヤは昔、ディープとブルーの地元に来ていたことがあったが彼女は遊びに来ていたのではなく拐われてしまった

身代金目的で拐われたダイヤだったが閉じ込められていた小屋を破壊し脱出に成功

サトノ家はダイヤを拐った人物を捕らえ小屋のことを聞き出すもそこに彼女の姿は無かった
省6
14: ◆B8D2U7ksoo [saga] 2023/11/27(月)00:17 ID:DODYKgSf0(1/3) AAS
心を乱してはいけないとトレーナーはお気に入りの動画を鑑賞し気分を落ち着かせていた

トレーナー「この揺れは芸術だよなぁ…」

褐色ウマ娘や奇乳化したウィズとの一夜は思い出に残るものであったがそれと動画はまた別もの

魅せる為に作られた動画は実体験にも勝る。行為をしている時には絶対に見れないアングルの動画がトレーナーのお気に入りである

トレーナー「……ん」
省2
15: ◆B8D2U7ksoo [saga] 2023/11/27(月)00:25 ID:DODYKgSf0(2/3) AAS
トレーナー「僕はトレーナーでブルーはウマ娘。それ以上の関係にはならない」

自分は彼女の夢に向けトレーニングを考えブルーはそれに応え走る。その関係に戻るだけなのだと原点に戻る

ブルー「そうはいかない」

トレーナー「ブルー…!」

ブルー「二人だけの時はイダテンって呼んで」
省5
16: ◆B8D2U7ksoo [saga] 2023/11/27(月)00:33 ID:DODYKgSf0(3/3) AAS
イダテン「あのね、トレーナーが幸せになる為だったら私はなんでもするの」

トレーナー「しなくていいんだ君は担当で僕はトレーナー。それだけの関係なんだよ」

イダテンは走ることだけに集中して欲しいとトレーナーが言っても彼女は聞く耳を一切持たない

イダテン「エルトレは脅してまた仕事を手伝うようにしておくね」

トレーナー「そんなことはしないで」
省6
20: ◆B8D2U7ksoo [saga] 2023/11/27(月)17:25 ID:RS65vEnJO携(1) AAS
契約解除という言葉を聞いた途端、ブルーは大人しくなり分かったととりあえず納得する

ブルー「でも仕事はどうするの」

トレーナー「エアトレさんは同じチームなんだから協力してくれる。君はレースの事だけ考えて欲しい」

ブルー「考えとく」

考えておくではなくちゃんと約束して欲しいとトレーナーは言うがブルーは無視してどこかに行ってしまう
省2
21: ◆B8D2U7ksoo [saga] 2023/11/27(月)17:31 ID:HhCUXr7XO携(1) AAS
翌日以降、エルトレの協力がなくともトレーナーは遅くまで仕事をすることは無かった

トレーナーが言った通りエアトレに手伝ってもらっているのもあるがルドルフの忠告があったのも大きい

ブルーを放置していれば彼女の「善意」による虐殺が考えられるとルドルフは樫本理事長に全て報告していた

そしてルドルフは退院後、キタルファに加わることがほぼ決まったがこれはブルーをより強く監視する為

ルドルフは走れるようになったが本人は走るより学園の為、主任であるトレーナーを支えたいという意向があった
省5
25: ◆B8D2U7ksoo [saga] 2023/11/27(月)19:42 ID:oxpgw7mI0(1/2) AAS
定時に帰れるようになったところでプロジェクトL'Arcが忙しいことには変わりがない

カフェトレはいなくなりエルトレからはやる気を感じられずシリウスがトレーナーだと言い張っているのは子犬

このままではまた仕事に追われる日々になってしまうのでサトノトレに協力を要請することを決める

トレーナー「サトノトレさんか……」

サトノダイヤモンドとサトノクラウンを担当しているサトノトレ。プロジェクトL'Arcに参加しているのはダイヤだけということで全面協力は得られていない
省1
26: ◆B8D2U7ksoo [saga] 2023/11/27(月)20:01 ID:oxpgw7mI0(2/2) AAS
ウマレーターの開発に関わっているとも聞き狂信なセガ信者であるという噂を聞くサトノトレ

自身の仕事が忙しいこともありトレーナーはサトノトレと面識がほぼ無いに等しかった

プロジェクトL'Arcへの参加はダイヤの独断だったので挨拶もなく今まで過ごしてきてしまっていた

まだ挨拶ができていないサトノトレへの気まずさから今まで協力して欲しいと話ができなかった

トレーナー「僕が頭を下げればいいだけなんだ」
省3
30: ◆B8D2U7ksoo [saga] 2023/11/27(月)21:38 ID:6LVlkDReO携(1) AAS
サトノトレのトレーナー室の前まで来てみるとドアが半開きになっていた。トレーナーは早く頭を下げた方がいいとノックせず扉を開けてしまう

サトノトレ「あ!!」

トレーナーの落ち度といえばノックせず扉を開けたことくらい。サトノトレはそれよりも大きなことをやらかしていた

彼女は右手でダイヤの下着を持ち匂いを嗅ぎつつ左手がズボンの中に。更にポケットからはクラウンの下着がハミ出ていた

イナリトレやクリトレとは違いサトノトレは女性なのでまさかこんな場面に遭遇するとはトレーナーは夢にも思わなかった
省4
31: ◆B8D2U7ksoo [saga] 2023/11/27(月)21:42 ID:KBJ34t9EO携(1) AAS
サトノトレ「大変お見苦しいものを…」

トレーナー「いえ……」

落ち着きを取り戻したサトノトレだったが気まずい空気が流れたまま。少しの沈黙のあとトレーナーは例の話をする

トレーナー「プロジェクトL'Arcのことなんですけど……」

サトノトレ「喜んで手伝わせて頂きます…」
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35: ◆B8D2U7ksoo [saga] 2023/11/28(火)16:46 ID:M9sGPM7l0(1/2) AAS
サトノトレがプロジェクトL'Arcに協力してくれるようになってから数日後、今度はゴルトレとゴルシがやって来る

ゴルトレ「私とゴルシもプロジェクトL'Arcに参加しようと思ってるのよ」

独自に凱旋門賞を目指していたチームシリウス。ここにきてプロジェクトL'Arcへ参加するということは何か意味がある

トレーナーはその意味を聞いてから参加してもらおうと考えていたがゴルシは詮索を許さないという

ゴルシ「そっちは人数が多ければ都合がいいんだろ?」
省2
36: ◆B8D2U7ksoo [saga] 2023/11/28(火)16:55 ID:M9sGPM7l0(2/2) AAS
ゴルトレとトレーナーによる洗練されたトレーニングと最新式のウマレーター

この二つが揃ったプロジェクトL'Arcは以前にも増して凱旋門賞という夢に近付いていた

トレーナー(メイさんに元気になって欲しい)

この状況を伝えるだけで彼女は喜ぶだろうがメイは入院中。面会が許されるようになれば真っ先に伝えに行こうと考えていた

プロジェクトL'Arcだけでなくキタルファのことを考えれば有マへの挑戦が待っている
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40: ◆B8D2U7ksoo [saga] 2023/11/28(火)19:11 ID:0S9hNFGW0(1/4) AAS
ある日、ゴルシがもう一人このプロジェクトに参加するか考えてるウマ娘がいると聞かされる

トレーナー「それって誰なのかな?」

ゴルシ「ナカヤマだな」

トレーナー「ナカヤマフェスタが考えてくれているんだね」

彼女にはトレーナーがいないがもし参加するならシリウスの一員として参加するとゴルシは言う
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41: ◆B8D2U7ksoo [saga] 2023/11/28(火)19:18 ID:0S9hNFGW0(2/4) AAS
その日の夜、今日はウィズとは出掛けず一人でのんびりと部屋で過ごしていた所に突然ウララが訪れてくる

彼女が来るということは何かがあったのだと推察しつつトレーナーはウララを部屋に招き入れた

ウララ「これでプロジェクトL'Arcの全員が揃ったみたい」

相変わらず彼女の言っていることは理解できなかったがナカヤマフェスタの参加により物語は進むのだという

ウララ「あとはトレーナーさんに頑張ってもらうしかないんだけど、私から一つ提案があるの」
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42: ◆B8D2U7ksoo [saga] 2023/11/28(火)19:23 ID:0S9hNFGW0(3/4) AAS
力を返せばウララの実力は元に戻り全知全能でもなくなる。トレーナーにとって彼女を失うことは大きい

ウララもそのことはわかっているのになぜ力を返すのか。それはブルーが関係しているのだという

ウララ「ブルーちゃんは私の力に気付きかけてる。私を殺して奪おうとしてるの」

全てを知るということは過去だけでなく未来にも干渉できる。ウララはその事実を隠していたがブルーが気付いてしまった

ウララを殺せば力が手に入ると決まっていないが否定もできない。僅かな可能性があるならブルーはやる
省1
43: ◆B8D2U7ksoo [saga] 2023/11/28(火)19:29 ID:0S9hNFGW0(4/4) AAS
ウララの話を聞き考え込むトレーナー。やがて答えを出し彼女に質問があると疑問を投げる

トレーナー「君は未来を見ることができるんだよね」

ウララ「見た通りの未来になるとは限らないよ」

トレーナー「君は未来を変える為にこの話をしてる?」

ウララ「うん」
省6
47: ◆B8D2U7ksoo [saga] 2023/11/29(水)16:48 ID:5ScCJ2Xm0(1/2) AAS
悲劇を回避する為にウララが戻るのを受け入れるトレーナー。ウララはその選択を喜び帰っていった

翌日の早朝、力が無くなり元に戻ったウララが早朝トレーニングに参加し、キタルファメンバーも彼女が元に戻ったことを知る

力があった時の記憶はあるのかとネイチャが聞いてみると、覚えていないが覚えているという答えが返ってきてしまう

ネイチャ「えーっとつまりどゆこと?」

ウララ「私じゃないんだけど私が喋ってる覚えがある?」
省6
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