【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 (1002レス)
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79: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 04/27(土)23:35 ID:G41wZLu70(7/7) AAS
ミスティ「……さて、それじゃあ話もまとまりそうだし私は入浴を済ませてくるわね」スクッ スタスタ
イリス「あ、うん! いってらっしゃ〜い」
パタム…
イリス「……」
妖精「どしたの、イリス」
イリス「……えと、みんなにちょっと相談があるんだけど……」
クロシュ「?」
妖精「え、相談?」
ローガン「うむ……聞こう」
エバンス「おう、何だ?」
イリス「うん……あのね、ミスティのことで……」
妖精「ああ……イリスも流石に気付くか……」
エバンス「え、どういうことだ……?」
妖精「この街に着く少し前のことなんだけど――」
*
エバンス「故郷と家族の仇……。そんなことが……」
イリス「はい……。それで、ここ最近ちょっと思い詰めてるみたいで……」
妖精「私も気付いてはいるんだけど……。家族の仇ともなると、安易に復讐やめろとも言えないし、難しいんだよね……」
イリス「私は家族を殺されたわけじゃないから……下手な言葉をかけると、かえって嫌な気持ちにさせちゃいそうで……」
妖精「ローガンは近い境遇なんでしょ? 何か、良い案はない……?」
ローガン「確かに、私は彼女と似た境遇だが……。だからこそ、彼女の気持ちも痛いほどわかるのだ……。憎き仇が現れて、そいつがのうのうと生きている姿を見せつけられて……黙ってなど、いられるはずもない。私がミスティくんと同じ立場であれば……勝ち目などないとわかっていても、きっと無謀な戦いを挑まずにはいられないだろう」
妖精「……」
ローガン「すまん……私は、本心では復讐を肯定する愚か者なのだ。そんな私が復讐を止める言葉を吐いても、軽薄な戯言にしかならぬ……」
イリス「そんなことありません! ローガンさんもミスティも、家族が本当に大事だったんです!! だから、その想いが愚かだなんて……」
ローガン「イリスくん……」
妖精「イリスって本当に良い子だねえ。でもその考えだと復讐を肯定しちゃいそうじゃない?」
イリス「あっ……!! いや、でも……うう……」
ローガン「大事だからこそ、か……。フッ……家族の言葉なら、あるいはミスティくんに届いたのかもしれんな……」
妖精「その家族が殺されたんだから、届けようがない……」
エバンス「……なあ、ミスティちゃんの元々の旅の目的って何だったんだ?」
妖精「安住の地を探してたんだって。今は私の仕事に付き合ってもらってるけど……これが終わったら、また一人で旅に出るのかなあ」
ローガン「……魔族国……はまだ難しいだろうが、緑の国であれば十分に安住の地と言えそうな気がするな」
イリス「ティセリアさんたちなら喜んで迎えてくれるだろうし、あの森妖精の子もきっとすっごく喜びそう……!」
エバンス「いろいろあったんだな……。しかしこのパーティ以外からもしっかり愛されてるんじゃないか、ミスティちゃん。とんだ困ったちゃんだぞこりゃ……」
イリス「愛されて……。みんなが、ミスティを大事に思ってることを、上手く伝えられたら……」
ローガン「愛を伝える方法か……。指輪を渡す……のは違うな、すまん」
エバンス「はは、一瞬ビビったぜ……。でも、言葉だけでなく何かしら別の形で表現するのは実際良いかもな」
妖精「別の形かあ……。何か、ミスティへの愛を示せるものはあったかな……」
クロシュ「……」
↓1〜2自由安価 クロシュは何か良い案ある?
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