【安価コンマ】?「障害走を極める」【ウマ娘】 (985レス)
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抽出解除 レス栞 あぼーん

2: ◆TC24MJNQio 08/11(日)23:56 ID:R5gzkGn+0(2/2) AAS
「主人公」には大きな野望があった。それは障害走を極め有名になろうというもの

走ることを選んだ多くのウマ娘はトゥインクルシリーズを目指す中で「主人公」はあえて障害走を選んだ

障害を走るウマ娘の多くは平地で結果が出ず障害落ちとなった者が多い

結果が出たとしてもウマ娘は喜ばずトゥインクルシリーズに出たいと天を仰ぐ

そんな状況がトレセンの中で当たり前となっている中で「主人公」があえて障害を選んだのは……
省7
5: ◆TC24MJNQio 08/12(月)00:17 ID:hjdGKLGQ0(1/4) AAS
「主人公」は名家の出身でありウマ娘である彼女は当然のように走ることが義務付けられた

幼い頃からトゥインクルシリーズを目指すようにと言い続けられた「主人公」は嫌気がさしてしまった

トゥインクルシリーズを目指さないという「主人公」に実家の人間はため息をつくが速く走るだけがウマ娘の全てではない

そのことを「主人公」は結果をもって示しあの時ため息をついた実家の人間達を見返してやろうとしていた

「主人公」の出身は…
省6
8: ◆TC24MJNQio 08/12(月)00:56 ID:hjdGKLGQ0(2/4) AAS
「主人公」はメジロ家で生まれ育ち他のメジロのウマ娘と同じような活躍を期待された

脚に問題がない限りメジロのウマ娘はトゥインクルシリーズを目指すという使命から「主人公」は逃げた形となった

そのため障害走を選んだ「主人公」への風当たりは強くメジロで良い扱いはされていない

自らの扱いが悪いと実感すればするほど「主人公」のモチベーションは上がりついには障害走を極めるという決心にまで至った

メジロの人間とおばあさまを見返すため「主人公」は今日もトレーニングに励もうとしている
省2
12: ◆TC24MJNQio 08/12(月)17:13 ID:HF6djqrfO携(1/2) AAS
「よぉし、やってやるぞ」

「主人公」はやる気に満ちた様子でトレーニングに励んでいた

中等部の「主人公」は大人しい性格で押しに弱そうに見えるが自分の信念だけは絶対に曲げない

メジロらしく所作はお嬢様そのものであり平地を走っていれば一目置かれる存在であった

しかし「主人公」はあえて障害を選んだということでネガティブな意味で注目されてしまう
省7
15: ◆TC24MJNQio 08/12(月)17:39 ID:HF6djqrfO携(2/2) AAS
マックイーン「随分と張り切ってますわね」

「誰かと思ったらマックイーンかあ」

同じ中等部であるというのも関係しているが「主人公」はマックイーンと仲が良い

メジロのウマ娘との不仲が噂されている「主人公」にとってマックイーンと仲良くしている姿は異質に見られている

邪な視線に気付く「主人公」であったが気にすることなく今日もトレーニングに励んでいると会話を続ける
省4
16: ◆TC24MJNQio 08/12(月)17:45 ID:f4vLp0qWO携(1) AAS
マックイーン「もし平地で勝てたらそのまま…」

「私は平地を走るつもりはないから」

マックイーンの言葉を遮り「主人公」はそう話す。彼女の決意は硬いとマックイーンは再確認する

「主人公」がメジロ家と良い関係を築けていないことを気にしており自分が仲介することでなんとかできないかと考えていた

だが「主人公」の想いが強いと知るとそれ以上なにも言うことはできない
省8
19: ◆TC24MJNQio 08/12(月)20:39 ID:NV9oJZPKO携(1) AAS
翌日、「主人公」はトレセンから離れ障害のトレーニングを始めようとしていた

フリースタイルのレース場のように「主人公」がトレーニングをしようとしている場所は野良の障害レースが行える場所である

レースができるということはトレーニングもできるということなので「主人公」はすぐにでも練習がしたかった

だが野良であっても障害レースはマイナーのため全く手入れがされていない恐れがある

運が良ければ整備されていてすぐにでもトレーニングを開始できるが現場に着いてみなくてはわからない
省2
22: ◆TC24MJNQio 08/12(月)21:23 ID:sQtBi5oJ0(1/4) AAS
コンマ99全く手入れされていないプラスボーナス

「なにこれぇ……」

「主人公」が目的地に着くとそこはジャングルのようだった。とてもトレーニングができそうな場所ではない

障害で使われる竹柵は人工竹であり雑草のように生い茂る心配はない

「主人公」が期待していたのは障害の柵に適度に雑草が茂っている状態だったのだがこれは酷すぎる
省4
24: ◆TC24MJNQio 08/12(月)21:31 ID:sQtBi5oJ0(2/4) AAS
ブゥゥゥウン

「……」

「主人公」は無言でトラクターを操作していた。馬場の整備はとても人力では無理だと判断しトレセンに機具の貸出を申請した

申請は運よく当日に通ったので「主人公」は死んだ表情のまま馬場を均していく

「……」
省3
25: ◆TC24MJNQio 08/12(月)21:41 ID:sQtBi5oJ0(3/4) AAS
次の日もトレーニングの前にあの場所の整備が必要になると「主人公」は肩を落としながら現場に向かう

昨日のうちにレーンの一部の馬場の整備はできたのでその場所の柵を先に整えようと「主人公」は考えた

少ない時間でもトレーニングを行い残りの時間は馬場の整備に当てようと考えていたのだが目的地に着くと「主人公」は驚く

なんと馬場どころか柵まで完璧に整備されておりトレーニングどころかすぐにレースができる状態にまで仕上がっていた

一体誰がと狼狽えているとここを整備を指示したという人物が「主人公」に話しかけてくる
省4
26: ◆TC24MJNQio 08/12(月)21:50 ID:sQtBi5oJ0(4/4) AAS
学園に帰った理事長は平地からの障害落ちではなく「主人公」は最初から障害走を志望していたと知る

それだけを聞けば物好きなウマ娘もいると話が終わってしまうのだが「主人公」の行動を見ていた理事長はそうは思わない

「主人公」は本気で障害走をやろうとしてるのだと知った理事長は彼女を助けることに決めた

理事長の所持している機械をフル動員してあっという間に馬場を整えてしまったと聞き「主人公」は頭を下げてお礼を言う

「ありがとうございます。これでここで毎日トレーニングができます」
省9
29: ◆TC24MJNQio 08/12(月)23:20 ID:hjdGKLGQ0(3/4) AAS
「トレーナーは絶対に必要だからどうにかして契約までこぎつけるしかない」

トレーニング場の問題が思ったより早く解決したことで「主人公」は次の段階に入ろうとしていた

未勝利戦への準備とこれから先のことを考えるとトレーナーは必須

しかし障害レースを走るウマ娘のトレーナーをわざわざやる人物が中央にいるとは思えない

有名チームのトレーナーに頼み込み「ついで」の指導を受けるのも選択肢に入ってくる
省7
32: ◆TC24MJNQio 08/12(月)23:41 ID:hjdGKLGQ0(4/4) AAS
「変態トレーナーを釣ろう。それが一番早い」

トレーナーとの契約は運が絡む。自分の努力だけではどうにもならないことの一つにトレーナー問題がある

運命的な出会いはそうそうあるものではなくウマ娘からの逆スカウトも失敗することが多い

ならばと「主人公」はお色気作戦に引っかかったトレーナーに負い目を感じさせその弱みに漬け込む

こちらが優位に立てるうえに確実にトレーナーがゲットできると「主人公」は頷く
省8
35: ◆TC24MJNQio 08/13(火)00:08 ID:S4kGpcHc0(1/11) AAS
「セット完了これでよしと」

学園内でも人通りの少ない場所かつトレーナー達がよく通る通路にブツをセットする

洗ったものではなくトレーニングを終えたあとの下着であることは触ればすぐにわかる

下着の落とし物だとなにも気にせず持っていくトレーナーが大半だが絶対に変態はいると「主人公」は確信している

「この位置からなら見つからない。じっと待っていよう」
省7
38: ◆TC24MJNQio 08/13(火)00:36 ID:S4kGpcHc0(2/11) AAS
「……」

(周りをキョロキョロ見てる。これは絶対ヤる)

トラップを仕掛けてから数十分後。「主人公」の思惑通りにことが進もうとしていた

落ちている下着を拾おうとした彼だったがそのブツが汗だくであることに気付く

汗だくということは洗っていないということ。一人で楽しむには一晩では足りないようなクオリティを放つ下着
省3
39: ◆TC24MJNQio 08/13(火)00:44 ID:S4kGpcHc0(3/11) AAS
夜になり部屋に戻ってきた「主人公」はトレーナーを現行犯で捕まえられなかったことを憂いていた

「顔が良かったのが意外だったかなあ」

自分の想定では変態とイケメンは繋がることはなかったのだが下着を持ち去った彼の顔は非常に良かった

誰も見ていないというシチュエーションなら男なら誰でもやってしまうのかと悩む

「弱味は握らせたからとりあえず成功にしよう」
省3
40: ◆TC24MJNQio 08/13(火)00:52 ID:S4kGpcHc0(4/11) AAS
「主人公」の下着を持ち去ったイケメントレーナーはその見た目から人気があるようでハッキリ言ってモテている

面食いのウマ娘が自分を担当してもらおうと逆スカウトが何件も来たらしい

自分には実力がないからとイケメントレーナーはその都度断っていたらしいのだが…

「きっと好みのウマ娘を探してたんだ」

黙っていても逆スカウトが来るのなら自分の好みのウマ娘を担当するに決まっている
省7
43: ◆TC24MJNQio 08/13(火)01:18 ID:S4kGpcHc0(5/11) AAS
イケトレ「君も僕に担当して欲しいのかな?」

まずは話でも聞くよと慣れた様子で進めようとした彼に「主人公」はいきなり核心をつく

「下着のことは黙ってるので契約してください」

彼女の言葉を聞いたイケメントレーナーは動じる様子は見せなかった

まさか作戦失敗かと「主人公」は焦る。場所を変えようと言う彼のあとを歩きながら次はどうすべきかと思考を巡らす
省2
44: ◆TC24MJNQio 08/13(火)01:24 ID:S4kGpcHc0(6/11) AAS
土下座したままなにも言葉を発さない彼を見た「主人公」は作戦が成功したと安堵する

そして最初の目的の通り彼と契約するために土下座を続けるイケメントレーナーに話しかける

「あなたを責めることはしないので契約してください」

イケトレ「許してくれるんでしょうか……」

「許すから契約して欲しいです」
省3
45: ◆TC24MJNQio 08/13(火)01:30 ID:S4kGpcHc0(7/11) AAS
「私を担当してレースで結果が出たらまたあげますよ」

イケトレ「え、それって」

「あなたの想像している通りのものです」

トレーナーが手に入るのなら使用済みの下着などくれてやると「主人公」は思い切る

顔に似合わず変態なトレーナーはその申し出を断るはずもなく契約するという選択肢しかなかった
省4
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