安価とコンマで異世界転生!その11 (650レス)
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464: ◆UEqqBEVZVY [saga] 12/24(火)01:51 ID:AqUzRJLE0(1/4) AAS
男「俺たちは、この子を連れて帰らなければならないんだ」

少年「………………」

目の前にいる、
異質すぎる双子に少年は口を噤んだままだった
一行はそうした高位の存在を見慣れているが、
彼にとっては初めての邂逅となる

中華「先を急いでいるんだよね」
465: ◆UEqqBEVZVY [saga] 12/24(火)03:25 ID:AqUzRJLE0(2/4) AAS
双子「「……おや……」」

そして、双子もまた静かに少年を見つめていた
体を少し前傾させて、じっくりと見ている

少年「な、なんだよ」

双子「「彼についても知っていることがあります。せめてお茶だけでも……」」

氷魔「……いいですか……?」
省1
466: ◆UEqqBEVZVY [saga] 12/24(火)03:26 ID:AqUzRJLE0(3/4) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
467: ◆UEqqBEVZVY [saga] 12/24(火)19:51 ID:AqUzRJLE0(4/4) AAS
双子の男の子が指を弾くとそこにお茶会用の椅子やテーブルが現れ、
双子の女の子が指を弾くとティーセットとそこに注がれた紅茶が現れた
一行はそこに座り、お茶会へと参加する

やる気「うん、茶がうまいっすね。花畑の中だと、花の匂いも香ってきてより美味しいっす」

双子「「ありがとう」」

少年「それより、俺について知ってることってなんだ?」

双子「「>>下1」」
468: 12/24(火)20:26 ID:WEQizt/ao(1) AAS
彼が背負った大罪について
469: ◆UEqqBEVZVY [saga] 12/25(水)01:57 ID:rnxVLk+q0(1/5) AAS
双子「「彼が背負った大罪について」」

ぶりっ子「た、大罪ぃ!?犯罪者だったんですかぁ!?」

怪盗「彼が追われている事情にも、関係してるってこと?」

双子「「そうかもしれない」」

少年「………………ふん」
省2
470: ◆UEqqBEVZVY [saga] 12/25(水)04:04 ID:rnxVLk+q0(2/5) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
471: ◆UEqqBEVZVY [saga] 12/25(水)19:40 ID:rnxVLk+q0(3/5) AAS
男「こんな子供が大罪?誰かやったのか?」

少年「……どうだろうな」

彼は目を伏せ、それ以上は言わなかった

双子「「大罪というのは、彼の出生にある」」

中華「嫌な話の予感がするね」
省1
472: ◆UEqqBEVZVY [saga] 12/25(水)19:43 ID:rnxVLk+q0(4/5) AAS
氷魔「……そうなんですね……」

双子「「みなさんはご存知だろうけど、神はいる。『ある』のではなく、『居る』」」

やる気「そっすね、何度か見たっすよ」

双子「「かの神の信仰は、いくつかの要素に支えられていたが……その一つが処女性」」

ぶりっ子「……まさか?」
省1
473: ◆UEqqBEVZVY [saga] 12/25(水)19:47 ID:rnxVLk+q0(5/5) AAS
炎魔「それが罪って……この子はなにもしてないじゃないですか!」

双子「「現世では、ね。かの神の胎に潜り込んだ……帝国のお偉いさんが言うには、悪しき魂に大罪が宿っているそうで」」

怪盗「処女性が信仰を支えているのなら、彼のことが大っぴらにされていないのも分かりますね」

狙撃少女「勝手なものですね、人間って」

男「……ただ気になったことなんですけど」
省3
474: 12/25(水)20:33 ID:rB5tlOQDO携(1) AAS
誰の敵にも味方にもならない『中立』の神と言えば言えば良いのかな。
一部の帝国の人間に変に利用されて、帝国に併合すれば敵も味方も無くなると侵略の大義名分にされちゃっているけどね。
475: ◆UEqqBEVZVY [saga] 12/26(木)04:01 ID:V6azshQ40(1/3) AAS
双子「「誰の敵にも味方にもならない『中立』の神と言えば言えば良いのかな。」」

中華「なるほど……侵されないという処女性があるんだね」

氷魔「……それを信じているのに……彼を追い回すのですね……」

双子「「一部の帝国の人間に変に利用されて、帝国に併合すれば敵も味方も無くなると侵略の大義名分にされちゃっているけどね。 」」

男「なるほど、そうだったんですね……」
省3
476: ◆UEqqBEVZVY [saga] 12/26(木)04:48 ID:V6azshQ40(2/3) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
477: ◆UEqqBEVZVY [saga] 12/26(木)18:58 ID:V6azshQ40(3/3) AAS
それから一行はしばらくお茶をして、
ティータイムは終わりを告げた

双子「「では行くといい」」

ぶりっ子「はい、ありがとうございましたぁ」

怪盗「帰り道は急がないとね!」

一行は大聖堂の通路へと戻り、
そこにある空間の歪みから戻った
478: ◆UEqqBEVZVY [saga] 12/27(金)04:15 ID:FORorMuf0(1/3) AAS
一行は街から出ると、街道をその脚で駆け始めた

狙撃少女「まったく、産まれただけで罪なんてひどい話です」

少年「……そうか」

男「今日はいい天気だろ、こんなに眩しい太陽が、お前を罪人として照らしていると思うか?」

少年「………………」
省1
479: ◆UEqqBEVZVY [saga] 12/27(金)04:17 ID:FORorMuf0(2/3) AAS
少年「ふっ……流石にクサくないか?」

男「俺もそう思う!」

ずっとどこか苦し気だった少年も、
ようやく軽口を叩くほどになった

少年「というか……速くない?」

男に担がれて、少年は移動していた
省2
480: ◆UEqqBEVZVY [saga] 12/27(金)04:50 ID:FORorMuf0(3/3) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
481: ◆UEqqBEVZVY [saga] 12/27(金)18:26 ID:VrodR83lO携(1) AAS
氷魔「……当面の目的地は……あの奇妙な街ですね……」

少年「なんだそれは」

やる気「帝国の領内にあって、実質的な自治権を持つ……色んな並行世界の人々が住んでる街っす」

少年「帝国とは敵対してるってことか」

ぶりっ子「そうですねぇ、まぁ腐っても領内ですし、向こう側にもスパイとかいそうですしぃ……長居はできなさそうですけどねぇ」
省1
482: ◆UEqqBEVZVY [saga] 12/28(土)02:40 ID:zSkX/0YF0(1/4) AAS
しばらく走ると、その街が見えてきた

狙撃少女「よし、行きましょう!」

一行は迷わずその奇妙な街へと入った
相変わらず違和感だらけの奇怪な建物群が並んでいる

炎魔「なんだか、このアンマッチ感が癖になりますね」

少年「そ、そうか……?なぁ、帝国の外ってこんな感じなのか?」
省1
483: ◆UEqqBEVZVY [saga] 12/28(土)04:12 ID:zSkX/0YF0(2/4) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
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