安価とコンマで異世界転生!その11 (758レス)
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481: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/12/27(金)18:26 ID:VrodR83lO携(1) AAS
氷魔「……当面の目的地は……あの奇妙な街ですね……」

少年「なんだそれは」

やる気「帝国の領内にあって、実質的な自治権を持つ……色んな並行世界の人々が住んでる街っす」

少年「帝国とは敵対してるってことか」

ぶりっ子「そうですねぇ、まぁ腐っても領内ですし、向こう側にもスパイとかいそうですしぃ……長居はできなさそうですけどねぇ」
省1
482: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/12/28(土)02:40 ID:zSkX/0YF0(1/4) AAS
しばらく走ると、その街が見えてきた

狙撃少女「よし、行きましょう!」

一行は迷わずその奇妙な街へと入った
相変わらず違和感だらけの奇怪な建物群が並んでいる

炎魔「なんだか、このアンマッチ感が癖になりますね」

少年「そ、そうか……?なぁ、帝国の外ってこんな感じなのか?」
省1
483: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/12/28(土)04:12 ID:zSkX/0YF0(2/4) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
484: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/12/28(土)19:39 ID:zSkX/0YF0(3/4) AAS
一行は前にも訪ねた宿へと向かった

中華「どうもー」

女将「いらっしゃい、用事は終わりました?」

氷魔「……はい……」

女将「それは良かった……あれ?知らない子がいますね」
省1
485: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/12/28(土)20:54 ID:zSkX/0YF0(4/4) AAS
女将にも事情を話し、前回と同じ部屋に通された

ぶりっ子「ここは夕食もユニークなんですよねぇ。すっごく甘いお粥みたいなのも出るんですよぉ」

少年「甘味は……ううん、あまり得意ではないかもしれない。ミルクやチョコが食べられないわけではないが」

怪盗「あ、それなら避けたほうがいいかも……あれ、ビビるほど甘いんで」

まだ夕食までは時間がある
省10
486: 2024/12/28(土)20:58 ID:uN2ogfeDO携(1) AAS
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487: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/12/29(日)04:30 ID:wnSh67pD0(1/3) AAS
氷魔「……しかし……暑いです……走りすぎました……」

ローブをぱたぱたとさせて、
彼女は自身の暖まりきった体を冷まそうとしている

男「えいっ」

氷魔「……ありがとうございます……」

首元に冷たいものを当てる悪戯は王道だが、
男が彼女の首元に氷を当てても、
驚くどころか冷静に感謝を述べられてしまっている
488: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/12/29(日)04:35 ID:wnSh67pD0(2/3) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
489: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/12/29(日)19:45 ID:wnSh67pD0(3/3) AAS
男「しかし、本当に暑がりだね」

氷魔「……こればかりは体質ですね……なってみたいものです……冷え性とやらに……」

と、一部の女性から恨まれそうなことを溢している

男「氷魔らしいな……」

氷魔「……ええ……よく思ってます……」
省2
490: 2024/12/29(日)21:52 ID:yDbtcPGYo(1) AAS
最近力不足を感じる
491: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/12/30(月)03:19 ID:a6u931V70(1/3) AAS
氷魔「最近力不足を感じる」

男「……えっ?あの氷魔が?」

彼女が溢した言葉があまりにも意外で、
男はデリカシーに欠ける反応してしまった

氷魔「……私がもっと強ければ……と思うことが増えました……」

男「十分強いだろう!?あんな威力の魔法、真似できやしない」
492: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/12/30(月)03:23 ID:a6u931V70(2/3) AAS
氷魔「……しかし……魔力の消費が激しいです……そう連発はできない……継続的に……破壊力を出せないのです……」

男「あぁ……やる気とか、中華と比べてる?あいつらは魔王だし……やっぱり、単発の圧倒的な威力が氷魔の持ち味だよ」

そう彼は語りかける
しかし、氷魔はどこか冷たい目で男へ視線を向けた

氷魔「……一撃の威力というなら……男さんの方が出るじゃないですか……」

男「神様降ろすんだったら、そうかもしれないけど……みんな魔力吸われちまう。氷魔のそれよりも、格段に使いづらいぜ?」
493: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/12/30(月)04:07 ID:a6u931V70(3/3) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
494: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/12/30(月)19:10 ID:Wqaaxcg4O携(1) AAS
氷魔「……ふん……慰めなんて要りませんよ……」

氷魔はぷいっとそっぽを向いて、軽く鼻を鳴らす

男「……なんか、どつぼに嵌まってるときのぶりっ子みたいになっちまった」

氷魔「……今度は他の女の話ですか……」

男「へっ!?」
省2
495: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/12/31(火)03:22 ID:V8IhAH0P0(1/3) AAS
肝を冷やしているうちに、夕食の時間となった
女将が部屋に料理を運んでくる
相変わらず珍妙極まりない料理の数々だ

中華「やっぱりすごいなぁ……!」

中華は相も変わらず目を輝かせている

やる気「料理人には、なにか分かるもんがあるんすかね」
496: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/12/31(火)04:21 ID:V8IhAH0P0(2/3) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
497: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/12/31(火)19:25 ID:V8IhAH0P0(3/3) AAS
食事が始まったが、
並べられた料理を見て少年は硬直している

少年「これ、大丈夫なのか?」

ぶりっ子「どれも美味しいですよぉ」

少年「そうか……では、食べてみるとするか」

彼は変わった色の肉を取って食べた
食感は柔らかく、わりとジューシーだ
498: ◆UEqqBEVZVY [saga] 01/01(水)04:01 ID:IV7gN6+w0(1/4) AAS
怪盗「どうですか?」

少年「うまい……」

どうやら彼のお気に召したようで、
いくつもその肉を取って食べ始めた

やる気「あっ!俺っちの分の肉残してくれっす!」

狙撃少女「ふふっ……」
499: ◆UEqqBEVZVY [saga] 01/01(水)04:03 ID:IV7gN6+w0(2/4) AAS
炎魔「これは……?」

彼女が不思議がりながらもスプーンで掬い上げたのは、歯車のようなものだった

男「……は、歯車じゃないかそれ?本当に食べられるやつか?」

炎魔「そうですねぇ……」

彼女は怖れを一切見せずそれを口内に運んだ
ばりばりと噛み砕く音が鳴り、それは呑み込まれた
500: ◆UEqqBEVZVY [saga] 01/01(水)04:04 ID:IV7gN6+w0(3/4) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
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