安価とコンマで異世界転生!その11 (758レス)
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531: ◆UEqqBEVZVY [saga] 01/07(火)03:02 ID:wACn5cXa0(2/7) AAS
氷魔「……あなたは……どうしてここに……?」

AI妹「仕事だ。本来お前たちと接触する予定はなかったがな」

やる気「それより!男が捕まって……殺されちゃうかも知れないんすよ!」

AI妹「……それで?お前たちは奴を見捨てて逃げてきたというのか?」

口調も顔つきも、姉のそれよりは険しかった
特に口調はかなり威圧的である
省2
532: ◆UEqqBEVZVY [saga] 01/07(火)04:10 ID:wACn5cXa0(3/7) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
533: ◆UEqqBEVZVY [saga] 01/07(火)19:46 ID:wACn5cXa0(4/7) AAS
彼女は火器を使ってチンピラたちを吹き飛ばした

怪盗「怖……」

AI妹「さて、どうするか……」

彼女はなにやら考えている
AIの演算にそこまで時間はかかるのだろうか?

狙撃少女「あの、男さん……暗殺者みたいな人に捕まっちゃったんですけど、それにこれだけの敵……一体なにが起こってるんですか?」
省1
534: 01/07(火)19:54 ID:iwCIV0gX0(1) AAS
別の宗教団体の暴動です
535: 01/07(火)19:59 ID:/c00jDQi0(1) AAS
・・・反乱よ。帝国は、ある男が少女の封印を解こうとしてる情報を掴んでいるわ。
たとえガセだとしても信憑性があれば阻止する理由になる
536: ◆UEqqBEVZVY [saga] 01/07(火)21:38 ID:wACn5cXa0(5/7) AAS
AI妹「別の宗教団体の暴動です」

中華「別の、宗教団体……?」

AI妹「この街が混沌としていることぐらいは分かっているだろう?」

氷魔「……えぇ……そうですね……」

AI妹「当然、信教もバラバラ……神など信じない者も少なくはない。そこを、信者獲得の好機と見なした宗教がある」
537: ◆UEqqBEVZVY [saga] 01/07(火)21:42 ID:wACn5cXa0(6/7) AAS
やる気「はぁ、そうなんすね」

AI妹「帝国の認可を受けた宗教団体は、この街への接触を禁じられている……認可のない、誰が見ても邪教だと分かるような宗教団体による仕業だ」

彼女の言葉に、みなは納得した
チンピラをけしかけたり、
首にナイフを突きつけたりするような集団は、
邪教に違いないのだと当然考える

ぶりっ子「で、でもぉ……なんで男さんが?」

AI妹「なんでって、あいつがベストだろう。殺すにしても囚えるにしても」
538: ◆UEqqBEVZVY [saga] 01/07(火)21:55 ID:wACn5cXa0(7/7) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
539: ◆UEqqBEVZVY [saga] 01/08(水)19:26 ID:Jq1osHgA0(1/3) AAS
怪盗「確かに、宗教絡みと考えれば納得がいくかも」

AI妹「やつが奇跡を行使したというのを見たことがあるものは少なくない。それに……」

狙撃少女「な、なんですか?」

AI妹「……いや、なんでもない。ともかく男は教祖だ。見せしめに殺すにしても、牢にぶち込んで表に出られないようにするにしても、価値があるぞ」

中華「……それは、ラッキーな情報だね」
省1
540: ◆UEqqBEVZVY [saga] 01/08(水)19:32 ID:Jq1osHgA0(2/3) AAS
中華「儀式殺人をするなら、人を集めてやらなければならない。囚えておくなら無論殺さない……」

氷魔「……少なくとも今はまだ……救出の余地が残されているということですね……」

ぶりっ子「ですねぇ、よかったです」

沈痛な面持ちの一行にも希望が帰ってきた
誰もがそれを手放さないように行動することだろう

AI妹「あいつを置いてきた負い目があるのなら、助けてやればいい」
省1
541: ◆UEqqBEVZVY [saga] 01/08(水)19:36 ID:Jq1osHgA0(3/3) AAS
彼ははっきりと、そう決心を口にした

怪盗「……え、いやぁ……」

狙撃少女「あなたは、守られる側の人間です。どこかで隠れているのがいいでしょう」

少年「そんなことしてられるか!男やみんなが俺をどう思ってるかは知らないが、俺はあいつを仲間だと思ってる!連れていってくれ!」

炎魔「うーん……どうしましょう……そんなに必死に頼まれると……」
省3
542: 01/08(水)20:13 ID:fp4rX7Qmo(1) AAS
1
543: ◆UEqqBEVZVY [saga] 01/09(木)02:53 ID:tftG6e5C0(1/3) AAS
しばらく話し合い、意見が纏まった

中華「ま、最低限は戦えるみたいだし……ね?」

氷魔「……そうですね……」

少年「ありがとう」

やる気「その代わり、ちゃんと色々してもらうっすからね」
省1
544: ◆UEqqBEVZVY [saga] 01/09(木)04:26 ID:tftG6e5C0(2/3) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
545: ◆UEqqBEVZVY [saga] 01/09(木)19:31 ID:tftG6e5C0(3/3) AAS
AI妹「この街の出入口は二つだ。今あんたらが出てきたここと、反対側にもう一つ」

怪盗「となれば、その二箇所を塞げば逃走は防げますね」

狙撃少女「そうとも限りませんね」

怪盗「えっ?」

狙撃少女「どこかに抜け穴がないとは言い切れません。彼らは突然現れた……それに、かつて私たちはあの地下水道を使って移動する邪教の話を聞いたことがあります」
省1
546: ◆UEqqBEVZVY [saga] 01/10(金)03:04 ID:97nP6WT20(1/2) AAS
氷魔「……同じ邪教とも限りませんが……対策したほうがよいでしょうね……」

やる気「よし、じゃあ分かれるっすよ!」

少年「ああ!」

と、一行は役割の振り分けを始めた
そこまで見届けて、
AI妹は『仕事』のためにその場を去ったのだった

AI妹(わりと強く当たったが、姉貴になにか言われたら嫌だなぁ……)
547: ◆UEqqBEVZVY [saga] 01/10(金)04:33 ID:97nP6WT20(2/2) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
548: ◆UEqqBEVZVY [saga] 01/10(金)18:29 ID:bmfD15hjO携(1) AAS
一方そのころ
男は即座に殺害されたりはせず、
大きな木箱に詰められていた

男(出ようと思えば出られるが……外の状況が分からん)

海神(大丈夫?なんかここ最近でトップクラスにまずそうな雰囲気出てますけど)

男(いやぁ、まずいな……ん?)

その木箱は複数人で運搬されているようだが、
運び手たちはなにか話しているようだ
男は木箱に遮られくぐもったその会話に耳をそばだてる
省1
549: 01/10(金)18:36 ID:f1j5pIvxO携(1) AAS
なぜ少年を追うのか上の意図が分からない
穏やかに暮らしていたのにここ数年でキナ臭くなってると不満げ
550: ◆UEqqBEVZVY [saga] 01/11(土)03:52 ID:P7zzVMto0(1/4) AAS
運び手A「しっかし、最近なんか……妙な手配書回ってこねぇか?」

運び手B「あぁ、あのガキ探してるっていう……」

運び手A「保護するっつってるが……必死すぎるよな、お上」

運び手B「そうだな、だがあいつを突き出せば褒賞金が出るそうじゃないか?一つお祭りだと思うのはどうだ」

運び手A「お祭り?んな辛気臭い祭がどこにあるよ。金に余裕のねぇ家はみんな、あのガキ探そうっつって他人をひたすら監視してんのよ」
省1
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