安価とコンマで異世界転生!その11 (670レス)
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301: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/11/16(土)20:39 ID:SHVl5BgA0(4/4) AAS
一行は謎の箱を手に入れ、
その後は特にアクシデントもなく峠を越えた

怪盗「夕方ですねー」

そろそろ太陽がオレンジになる頃合いで、
どこか泊まれる場所を見つけたいところだった

炎魔「どうですか狙撃少女さん!街見えますか!?」

狙撃少女「はい、>>下1が」
省6
302: 2024/11/16(土)20:44 ID:cc/iBLJs0(1) AAS
6.亜人や半人半魔、明らかに機械化してる人間が共存してる『街』
303: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/11/17(日)04:15 ID:QWW4FDSB0(1/3) AAS
狙撃少女「『街』ですね……なんか妙な雰囲気ですけど」

男「安全そうか?」

狙撃少女「うーん……まぁ……そうですね……」

歯切れの悪い狙撃少女だったが、
強くは否定されなかったので一行は向かうことにした

中華「た、確かに……変わってるね」
省1
304: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/11/17(日)04:24 ID:QWW4FDSB0(2/3) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
305: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/11/17(日)19:39 ID:QWW4FDSB0(3/3) AAS
魔界のようと形容できるおどろおどろしい尖塔があったり、
高度な科学技術を感じさせる工場があったり、
あるいはオリエンタルな木造の建物があったりする

氷魔「……警戒はしましょう……」

一行が街に入れば、そこは活気に満ちていた
人々の多くは楽しそうで、
あるべき街の風景が繰り広げられている
ただし、それはものの見た目に頓着しない者に限っての認識だ
306: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/11/18(月)01:39 ID:cV8ZCPlN0(1/4) AAS
やる気「ど、どうなってるんすか、ここ?」

メインストリートを歩くは、
明らかな亜人、悪魔の要素が混じったような人間、
それどころではなく無機質な機械的パーツで人体を構成する人間までもが闊歩しているのだ

ぶりっ子「入って大丈夫なんですかねぇ、ここ?」

炎魔「いいんじゃないですか?むしろ居心地がよさそうです!」

炎魔は無邪気にはしゃいで街へと入っていく
307: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/11/18(月)02:58 ID:cV8ZCPlN0(2/4) AAS
男「んー……まぁ多様性ってやつか」

と言って男までもが入っていくので、
結局みな足踏みはできなかった

怪盗「半魔とか亜人って、まだちょっと慣れないんですよね」

狙撃少女「私はサイボーグの方が怖いですが……」

中華「機械化されてる人って、味覚あるのかな?」
308: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/11/18(月)03:00 ID:cV8ZCPlN0(3/4) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
309: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/11/18(月)19:46 ID:cV8ZCPlN0(4/4) AAS
一行はしばらく街を歩き、宿らしき建物を発見した
そして早速そこへ入っていった

氷魔「……すみませーん……」

女将「はーい、旅の方ですか?」

やる気「そっすよ、宿開いてるっすか?」

女将「はい、まだあります」
省2
310: 2024/11/18(月)20:10 ID:P++uO9kDO携(1) AAS
彼らはそれぞれの種族が文明の中心となった複数の平行世界から突然この世界に飛ばされたみたいなの

元々ここは普通の街だったけど、それぞれの元の世界に帰還するまで互いに協力するために今みたいな街になっていったのよ
311: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/11/19(火)01:00 ID:/Z86OcWu0(1/4) AAS
女将「彼らはそれぞれの種族が文明の中心となった複数の平行世界から突然この世界に飛ばされたみたいなの」

怪盗「へ、平行世界……?」

狙撃少女「……不思議なこともあるものですね、なぜここに……?」

奇妙極まりない風景や不思議な風貌の種族たちが共存できていたのはそういう理由なのだろう

女将「それがまだよく分かってないのよ。……この辺りの時空が不安定だって話は聞くけれどね」
省2
312: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/11/19(火)01:05 ID:/Z86OcWu0(2/4) AAS
中華「よく平和が保たれてますね、あの状態で……」

女将「元々はみな不干渉だったわ。なんならうっすら敵対してて、嫌な雰囲気が街を覆っていたの」

氷魔「……そちらの方が……むしろ自然ですけれどね……」

誰もが分かり合えるなどあくまで理想論だと、
一行の多くも薄々思っていた

女将「ただ、帝国も異常に気付いたらしくてね……当時街の権力を握っていたのも平行世界から来た人たちだったから、自治を求めて内戦になったのよ」
313: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/11/19(火)01:08 ID:/Z86OcWu0(3/4) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
314: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/11/19(火)19:26 ID:/Z86OcWu0(4/4) AAS
やる気「この分じゃ、勝ってそうっすね」

女将「ひとまずはね。帝国の敗因としちゃ、人間用の武器や戦術が効かないやつと、魔物用のそれらが効かないやつらの混成部隊に苦戦したってのが大きいのよ」

この街の住人に適合する戦法が見つかれば、
帝国はこの街を攻め滅ぼすのだと彼女は暗に示している

ぶりっ子「やっばり、兵力差はキツいんですかぁ?」

女将「そうね、街一つと国一つじゃあねぇ……」
315: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/11/20(水)01:35 ID:htFK/daW0(1/3) AAS
怪盗「でも、放っておけばこの街ももっと強くなりそうじゃないです?」

女将「私もそう思うわ。けれど帝国が次来るときは兵力を結集してくるはずよ」

狙撃少女「この前はそうじゃなかったんですか?」

女将「どうもそこかしこと戦争しすぎて、兵力が分散していたようなのよ。それで、今度からはもっと束ねて兵力を使うみたいよ」

この街がそれで滅びるかもしれない、
と一行は思ったがそれ以上の懸念があった
市長のいるあの街も戦争の対象だという点だ
316: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/11/20(水)02:36 ID:htFK/daW0(2/3) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
317: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/11/20(水)19:49 ID:htFK/daW0(3/3) AAS
炎魔「……大変ですね」

女将「ま、私もなんだかんだでこの街が好きだしね」

しばらく立ち話をして、一行は部屋に通された
商隊向けの部屋だったが、
そうでもなければ全員は一部屋に入らないのだ

まだ夕食までは時間がある

>>下1……なにをする?
1.中華と話す
2.氷魔と話す
3.やる気と話す
省5
318: 2024/11/20(水)19:56 ID:CYjLH/VDO携(1) AAS
6
319: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/11/21(木)02:40 ID:XLCqCfyv0(1/4) AAS
狙撃少女「ふふ……」

特になにか面白いものがあるわけでもないのに、
彼女は笑っていた
男はそれを不思議に思ったので声をかけることにした

男「……狙撃少女?どうした?」

狙撃少女「あ、いえ……」

男「なにか面白いものでもあったのか?」
320: ◆UEqqBEVZVY [saga] 2024/11/21(木)02:43 ID:XLCqCfyv0(2/4) AAS
狙撃少女「前にもお話したと思うのですが、私は小説などお話を書くのが趣味なのです」

男「ああ、なにせ読ませてもらったしね」

狙撃少女「最近は不死鳥に会ったり、テレポート装置を見つけたり……この街のように、不思議な場所を見つけたりして……とっても想像が膨らむんですよ」

男「なるほど、確かにインスピレーションを与える出来事は多かったな」

彼女はやたらに目がいいが、
自分の世界にそれを落とし込む洞察力とも関係しているのではないか、と男は考えた
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