安価とコンマで異世界転生!その11 (758レス)
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666: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/07(金)01:26 ID:sBAMlmbu0(1/2) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
667: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/07(金)18:25 ID:sBAMlmbu0(2/2) AAS
AI妹「まとめ役じゃないが滝付近にいる。案内が必要か?」

男「いや、滝の方角だけ教えてくれればいい」

AI妹「南東だ。とはいえ、この街の外なんだが……検問よりは内側だから辿り着けるはずだ」

重騎士「ええっ!?案内要らないんですか!?」

やる気「必要なのはあんただけっすよ……」
省1
668: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/08(土)03:07 ID:ZkTJcXoG0(1/4) AAS
AI妹「ふむ、過学習だったか……やはり、人間の基準で言えば彼女は変わり者だからな」

重騎士「むぅ……」

不服そうな彼女を尻目に、一行の議題は次に移った
少なくとも、
裏門を突っ切るには大きなリスクが伴うのだ

中華「じゃあ、どうやってここを出ようか?」

氷魔「……そこですね……みんなに翼があればいいんですけれど……」
669: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/08(土)03:09 ID:ZkTJcXoG0(2/4) AAS
重騎士「そこは、私にお任せ下さい!」

怪盗「え!?なにがすごい案があるんですか!?」

街を囲むようにある大きな壁を越えることは難しい
となれば、なんらかの抜け道を知っているのではないかと誰もが期待した

重騎士「私がみなさんを外まで投げ飛ばします!」

少年「……は?」
省1
670: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/08(土)03:22 ID:ZkTJcXoG0(3/4) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
671: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/08(土)19:47 ID:ZkTJcXoG0(4/4) AAS
重騎士「兜で声が籠ってましたか?」

炎魔「いや、そうじゃなくて……」

AI妹「だが、優れた選択の一つだろうな。時間はあまりないし、表の門も裏門のようになっていないとは限らない」

と、それができて当たり前かのような口ぶりで彼女は続ける
そもそも、そんなことができるのかすら一行にとっては怪しいものである

男「できるのか?そんなこと……」
省1
672: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/09(日)01:09 ID:pbthUltV0(1/4) AAS
中華「怖……」

重騎士「さぁ、最初は誰がいいですか!?」

炎魔「あ、私は自分で飛んでいくんで……」

半笑いの炎魔は街を囲む壁の上方へと飛んでいく

氷魔「……あ……」
省1
673: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/09(日)01:14 ID:pbthUltV0(2/4) AAS
ぶりっ子「わ、私は嫌ですよぉ!?」

やる気「……なら、俺っちが行くしかないっすね」

重騎士「じゃあ、私の腕に収まって下さい!」

重騎士は右手でやる気の重心を支え、
左手の平を飛ばすべき角度へ向けている

怪盗「だ、大丈夫なんです!?」
省1
674: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/09(日)01:30 ID:pbthUltV0(3/4) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
675: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/09(日)19:34 ID:pbthUltV0(4/4) AAS
重騎士「じゃあ行きますよ……!」

やる気「どんと来い!」

重騎士「いち、にの……さんっ!」

槍投げのメダリストの如く美しいフォームで、
腕に収まっていたやる気を発射した

やる気「くおぉぉぉ……!」
省3
676: 02/09(日)21:08 ID:JSktBVNVo(1) AAS
平坦な草原
677: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/10(月)01:43 ID:5ZaYuB6H0(1/5) AAS
重騎士「そういえば、向こう側ってどんな地形なんでしょう?」

炎魔「あ、確認すれば良かった……」

一方、やる気は物理法則の権化と化して、地面へと叩きつけられようとしていた

やる気「しめたっ!」

地形が平坦な草原であることを確認した彼は、
即座に受け身の構えへと移行
流れるような動きで地面の衝撃を回避したのだった
678: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/10(月)01:45 ID:5ZaYuB6H0(2/5) AAS
炎魔は不安になりながらも壁の向こう側を確認する

炎魔「大丈夫ですかー?」

やる気「問題ないっす!ちゃんとした草原なんで、受け身も取りやすいし踏ん張って受け止めるのも楽っすよ!」

大きく両手を振りながら、やる気は安全を伝えた

炎魔「大丈夫みたいですー!」
679: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/10(月)01:48 ID:5ZaYuB6H0(3/5) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
680: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/10(月)19:22 ID:5ZaYuB6H0(4/5) AAS
それから、一行は次々に壁の向こうへ放り投げられた
バリスタのような重騎士の投擲と、
やる気の正確なキャッチが安全性のハーモニーを奏でる

ぶりっ子「や、や、も、もっと安全な方法ないんですかぁ!?」

AI妹「なんだ、お前はやけに情けないな」

ぶりっ子「あったり前じゃないですか!?私、花も恥じらう女の子ですよぉ!?」

最後に残ったのは、ぶりっ子だった
681: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/10(月)20:37 ID:5ZaYuB6H0(5/5) AAS
重騎士「ぶりっ子さん……!」

ぶりっ子「な、なんですかぁ!?」

重騎士「私もそうです」

兜で見えないはずの素顔は、
間違いなく笑顔であると言い切れるだろう
彼女はそのまま容赦なくぶりっ子を射出した

ぶりっ子「嘘つけえぇぇぇぇ!!!」
682: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/11(火)02:03 ID:W6e1qNcK0(1/2) AAS
そして、ぶりっ子はやはり綺麗に飛び、
やる気にキャッチされるのであった

狙撃少女「さて……では全員揃いましたし、行きましょうか」

少年「ああ、そうだな」

平坦な草原であることから、視界状況も非常に良好だ
一行が目指すべき滝は大きく、
故に夜でも視認しやすかった
683: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/11(火)19:34 ID:W6e1qNcK0(2/2) AAS
すみません寝落ちしました

夜の草原は動乱の街とは全くの別世界で、
ただただ静寂に包まれていた

男「本当に、ここに指導者的な存在がいるのか……?」

あっという間に滝崖まで辿り着いた一行
滝の近くを歩いてそれらしき人物を探す

中華「あっ、あれは……」
省1
684: 02/11(火)20:36 ID:OoTyB3Jq0(1) AAS
出来合いの野営キャンプ地。よく見ると怪我人とかが目立つ
685: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/12(水)02:26 ID:IqZ1TTwM0(1/4) AAS
滝壺の水面に映る暖かな光
それを投影する光源に向かえば、
そこには野営キャンプ地があった

氷魔「……人も居ますね……」

やる気「行くっすか?」

ぶりっ子「危険じゃないでしょうかぁ?」

怪盗「危険?」
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