安価とコンマで異世界転生!その11 (758レス)
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681: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/10(月)20:37 ID:5ZaYuB6H0(5/5) AAS
重騎士「ぶりっ子さん……!」

ぶりっ子「な、なんですかぁ!?」

重騎士「私もそうです」

兜で見えないはずの素顔は、
間違いなく笑顔であると言い切れるだろう
彼女はそのまま容赦なくぶりっ子を射出した

ぶりっ子「嘘つけえぇぇぇぇ!!!」
682: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/11(火)02:03 ID:W6e1qNcK0(1/2) AAS
そして、ぶりっ子はやはり綺麗に飛び、
やる気にキャッチされるのであった

狙撃少女「さて……では全員揃いましたし、行きましょうか」

少年「ああ、そうだな」

平坦な草原であることから、視界状況も非常に良好だ
一行が目指すべき滝は大きく、
故に夜でも視認しやすかった
683: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/11(火)19:34 ID:W6e1qNcK0(2/2) AAS
すみません寝落ちしました

夜の草原は動乱の街とは全くの別世界で、
ただただ静寂に包まれていた

男「本当に、ここに指導者的な存在がいるのか……?」

あっという間に滝崖まで辿り着いた一行
滝の近くを歩いてそれらしき人物を探す

中華「あっ、あれは……」
省1
684: 02/11(火)20:36 ID:OoTyB3Jq0(1) AAS
出来合いの野営キャンプ地。よく見ると怪我人とかが目立つ
685: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/12(水)02:26 ID:IqZ1TTwM0(1/4) AAS
滝壺の水面に映る暖かな光
それを投影する光源に向かえば、
そこには野営キャンプ地があった

氷魔「……人も居ますね……」

やる気「行くっすか?」

ぶりっ子「危険じゃないでしょうかぁ?」

怪盗「危険?」
686: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/12(水)02:32 ID:IqZ1TTwM0(2/4) AAS
ぶりっ子「なんか、怪我してる人多いですしぃ……」

狙撃少女「設営も、規模の割には雑ですね……状況的にも、刺激したらまずそうです」

炎魔「でも、コンタクトは取らないと」

少年「どの道、みんな顔割れてそうだしな」

男「……じゃあ俺が」
省2
687: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/12(水)03:09 ID:IqZ1TTwM0(3/4) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
688: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/12(水)19:51 ID:IqZ1TTwM0(4/4) AAS
氷魔「……やはり……安全のためにも……全員で行くべきでしょう……」

やる気「そうなるっすね」

かの暗殺者ほどの手練れがこのキャンプに潜んでいるとは考えにくかったが、
やや過敏になっている一行は、
固まってキャンプに侵入するのだった

ぶりっ子「お邪魔しま〜す……」
689: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/13(木)03:13 ID:cup6bqSJ0(1/3) AAS
一行がそこに足を踏み入れれば、
やはりと言うべきかキャンプに集う人々は警戒を露わにした
その場から動かず視線を向ける者、
逃げ出す者、傷口を庇い様子見をする者、
傷痍を悟られぬようにする者……
様々な意識が向けられる

怪盗「待って下さい、私たちは事を荒立てに来たのではありません!」

少年「むしろ、帝国の公権力とはがっつり敵対中だぜ?」
690: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/13(木)03:16 ID:cup6bqSJ0(2/3) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
691: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/13(木)19:19 ID:cup6bqSJ0(3/3) AAS
狙撃少女「やはり、こうなりますか……」

周囲から向けられる視線に、
場は完全に冷えきり硬直
次の一手を考えなければならないフェイズだ

炎魔「……?」

しかし、唯一緩やかな足取りで一行に近付いてくる者がいた
その表情は見せかけかもしれないが、
決して威圧的ではなかった

>>下1……近付いてきた存在
692: 02/13(木)19:23 ID:9XNazXoY0(1) AAS
顔半分を包帯で巻いた女性(元男性)。 役職は現役勇者
693: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/14(金)02:04 ID:frQXW21e0(1/4) AAS
勇者「やぁ、君たち……悪いが、彼らはここで大人しくしているだけなんだ。なにか話があるなら、ボクが聞こう」

どこかボーイッシュな印象を受ける女性がそこにいた
彼女の顔のうち半分は包帯で覆われており、
ここにいる人々の例に漏れず、
怪我をしたのだろうと推察できる

男「っ……!?」

男は彼女から奇妙な威圧感を感じた
これまでに会ってきた強者が放つようなそれが、
巧妙に隠されていることに勘づいたのだ
694: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/14(金)02:13 ID:frQXW21e0(2/4) AAS
キャンプに集う人々は、彼女を力強い視線で見つめる
それは一行にも高い信頼を感じさせるほどだった

中華「ここに、邪教徒たちに対して強い影響力を持つ人物がいると聞いてね。多分、あなたですよね?」

勇者「そう言われるとむず痒いですね。……ですが、否定はしませんよ」

氷魔(……携えた宝剣……明らかに只者ではない雰囲気……穏健でいて芯も感じますし……予想以上の傑物が現れたかもしれませんね……)

やる気「うちらは……少なくとも一時的に、それ以降は状況によるっすけど、あなたたちを手を組みたいんすよ」
695: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/14(金)04:10 ID:frQXW21e0(3/4) AAS
本日はここまでです
ありがとうございました
696: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/14(金)19:42 ID:frQXW21e0(4/4) AAS
勇者「私たちと手を?ふむ……」

ぶりっ子「ここにも怪我人が沢山いるようですがぁ……向こうの街でも帝国軍は邪教徒を攻撃しようとしてますよぉ」

怪盗「私たちもあいつらは止めたいと思っているんです!」

狙撃少女「あなたたちとの因縁もありますが、今だけは忘れましょう」

少年「そういう訳だが……話を呑んでくれるか?」
省1
697: 02/14(金)19:49 ID:PLQsXcFH0(1) AAS
…出来れば、男さんと2人だけでお話しさせてほしな。 僕自身も話さないといけない事もあるし
698: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/15(土)02:48 ID:/Wl17JSP0(1/5) AAS
勇者「…出来れば、男さんと2人だけでお話しさせてほしな。」

男「えっ、俺?」

勇者「僕自身も話さないといけない事もあるし」

意味深なことを言う彼女に、
男は少し離れた場所へ誘導される

炎魔「行くんですか?」
省1
699: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/15(土)02:51 ID:/Wl17JSP0(2/5) AAS
勇者「火でも起こしながら話そうか」

男が向かったそこは、
キャンプの中心地にならなかった場所だ
焚き火の用意だけがしてあった

男「いや、夜は冷える。さっさと温めよう」

男は薪に着火魔法を放って場を温める
悠長にしてもいられないということを、
暗に示す形となった

勇者「感謝するよ」
700: ◆UEqqBEVZVY [saga] 02/15(土)02:56 ID:/Wl17JSP0(3/5) AAS
男「気にするな。それより、俺と二人で話したいとは、どういうつもりなんだ?」

勇者「代表者同士で話し合ったほうが早いでしょ?」

男「……まぁな。顔は割れてるんだったか」

勇者「それなりに有名人だしね、君たち」

男「あまり表立って暴れたつもりはないんだけどな……」
省1
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