【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part4 (765レス)
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21: ◆eAA16RTlRw2e [saga] 09/21(土)15:49 ID:4CMT/bs30(20/35) AAS
ー朝
シルバーコイン 客室
チュンチュン
イリス「ど、どうする……? これから……」
ミスティ「……捜しましょう。ここまで来てあの子を見捨てるなんてありえないわ」
暗黒行商少女「ちょ、ちょっと待って待って! 私たち実際もうかなりヤバい立場なのよ!?」
ミスティ「知ったことではないわ。こんな国の法律なんてクソ喰らえよ」
暗黒行商少女「不法侵入と器物破損は大体どこの国でも違法じゃない!」
ミスティ「じゃあどこの国の法律もクソってことよ!」
暗黒行商少女「ああああ!! なんで暗黒商人の私が法令遵守を説いているのよ!?」
イリス「い、一旦落ち着こうよ! ね、妖精さん!」
妖精「……うん。まあ、この国の治安組織を実質的に握っているのはシュヴィア・オーデルシュタインだから……あいつらを信じるなら、すぐに私たちの身柄がどうこうって話にはならないと思う」
暗黒行商少女「うむむう……。まあ、それはそうだけど……」
ローガン「……信用しても大丈夫か?」
妖精「それは……う〜ん……」
暗黒行商少女「……まあ、さっきはああ言ったけど多分大丈夫よ。御三家の一角が崩れた今、デンネル不在の隙を狙って多くの魑魅魍魎が蠢き出す混乱が訪れるわ。そんな時にわざわざ旅の一行なんかに構っている暇なんかないはず」
エバンス「なるほど、確かにそうだ。仲間の救出に夢中な奴らなんか放っておいても大した害にはならねえもんな」
暗黒行商少女「そういうこと。とは言っても、デンネルの後釜……例えばあのエミリオとかが、建て直しの片手間に私たちへ刺客を差し向けてくる可能性もあるから注意は必要だけど」
妖精「そうだね……。ひとまず、私もあのステラスライムを捜すのに賛成。ただしあのステラスライムは御三家のうち二つ……マガジンとデンネルに狙われてたから、追う過程で本格的に奴らを敵に回す危険性もある……。もしもの時はすぐにこの街を離れられるように準備をしておく必要はあると思う」
ミスティ「妖精……!」
イリス「……私も賛成。やっぱり、このまま放ってはおけないよね」
ローガン「フッ……私も付き合おう。法に背いて弱きを助くというのも、悪くない」
エバンス「旦那ってけっこうノリが良いよな。俺も賛成だぜ。あ、でも傭兵団に迷惑がかかるとまずいから顔と身分は隠させてもらいたいが……」
暗黒行商少女「ああもう、このお人好し共め……! わかったわよ、私も手を貸すわ! でも何かあったら本当にすぐ逃げる準備を整えておくのよ!?」
妖精「うん。ありがとう」
暗黒行商少女「宿も変えた方が良い……ていうかここで誘拐されたんなら、この部屋で呑気に作戦会議してるのってめちゃくちゃヤバイわ!」
イリス「い、言われてみれば!」
妖精「そ、そうだった! すぐ出よう!」
クロシュ「……」ウツラウツラ
妖精「クロシュ――は疲れてるか」
クロシュ「んぇ……。あ、えと……」パチクリ
ローガン「クロシュくんは私がおぶっていこう。もう少しの間、人間の姿で辛抱してくれ」
クロシュ「あ、うん……」
イリス「次の宿に着いたらご飯にしよ! 夜通し働いて朝ご飯も食べてないもん、私たち!」
エバンス「ゆっくり休む暇もなかったからな……」
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