イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (960レス)
イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/
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432: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/18(火) 11:57:55.46 ID:+H5aGqpq0 カヴール「…なるほど、そう言うことだったんですね……いっその事結婚してしまったらいかがです?」 コルサーロ「違いねぇ…あのお嬢さんは上玉だし、案外悪くないかもしれないぜ?」 ライモン「…わ、わたしは提督のお気持ちが動かない限りはダメだと思いますが……///」 アッテンドーロ「姉さんの言う通りね…その場の流れだとか、政略結婚なんて絶対にうまく行かないわ」 ペルラ「ふふ、それに提督が結婚するなんて言ったら…ウェディングドレス姿で押しかけてくる人たちが数十人ではきかないでしょうね♪」 提督「…修羅場待ったなしね…考えただけで頭が痛いわ……」 チェザーレ「やれやれ、さすがのチェザーレもそんな目には遭わなかったぞ」 ディアナ「そうですね……こういう場合「その道の達人」に聞けばよろしいのでは?」 提督「達人?」 ディアナ「ええ…女性のあしらいが上手なエウジェニオやバニョリーニ、アレッサンドロ……いかがです?」 提督「なるほど、経験豊かな「お姉さま方」に聞くわけね…いいかもしれないわ」 アッテンドーロ「ところでそのエウジェニオは…?」 提督「言われてみれば……それにエレオノーラやルクレツィアもそろそろ見つけに行かないと…お母さまとおばさまは?」 クラウディア「ふふ、私はディアナとお料理をするわ…ね、ディアナ?」 ディアナ「なにとぞ、よろしくお願いいたします」 シルヴィア「だったら私もいるわ…別に今日だけじゃないんだから、気にしないで行ってらっしゃい」 提督「それじゃあ、ちょっとエレオノーラたちを探してきます……行きましょう、ライモン?」 ライモン「はい…そういえばムツィオ、ピッツァの屋台はいいの?」 アッテンドーロ「あぁ…それがビスマルクが座り込んでずーっとむしゃむしゃやってたものだから、生地も具材もすっからかん…っていうわけで今日はもう店じまいよ……おかげで軽く十万リラは稼がせてもらったわ♪」扇のようにしてひらひらとリラ札を振ってみせる… ライモン「そうなの、それじゃあ一緒に行けるわね?」 アッテンドーロ「ええ。おかげで財布の中も暖かいし…何か欲しいなら買ってあげるわよ、姉さん?」 ライモン「もう…ムツィオったら」 提督「…まぁ予算の分さえ回収できたら、あとの利益は好きにしていいって事になっているものね……」 アッテンドーロ「おかげ様でね。ま、そんなことよりエウジェニオを見つけに行きましょ……きっと会場で一番美女が集まっている所ね♪」 …鎮守府・庭… エウジェニオ「ふぅ、にぎやかなのはいいけれど…ここまで来るとちょっと閉口しちゃうわね……れろっ…」 …棒のついた丸い真っ赤なアメ玉をしゃぶりつつ、庭の片隅の芝生にひざを立てて腰を下ろしているエウジェニオ…ギリシャ彫刻のような端正な顔立ちで海を眺めていると、それだけで絵になる……会場の中心ではにぎやかな売り声や来場者の歓声が聞こえてくるが、エウジェニオのいる場所からだと砂浜に打ち寄せる波音や風の音に混じって、途切れ途切れのざわめきのようにしか聞こえてこない… エウジェニオ「いい風……これで隣にいい匂いのする美女でもいれば完璧なんだけど…ま、たまには一人も悪くないわ……ちゅぱ…」 母親「……人混みで疲れちゃったのね…ここならいいでしょう?」 女の子「うん…つかれちゃったし、すわりたいよ……ねえ、ここにすわっていい?」 母親「しかたないわね…着るものを汚さないようにしなさい……あ」茂みの陰で見えなかったエウジェニオを見つけた母娘連れ… エウジェニオ「ボンジョルノ。お嬢さんも人混みで疲れちゃったんでしょう……チャオ♪」女の子に片手を振ってみせる 母親「ええ、娘がぐずってしまって…ここ、座ってもいいですか?」 エウジェニオ「別に私だけの芝生じゃないし、特に花が植わっているわけでもないわ……遠慮しないで座って?」 母親「グラツィエ…ほら、お姉さんが座っていいって言っているわよ」 女の子「ありがと、お姉ちゃん……」そう言って座ると、じーっとエウジェニオの端正な口元を眺めている… エウジェニオ「ノン・ファ・ニエンテ(何でもないわ)…ちゅぱ……」 女の子「…マンマ、あれがほしい……おねえちゃん…」 母親「…え?」 女の子「おねえちゃんのもってるアメ…ほしいよぉ……」 母親「そんなこと言ったって、お姉さんが食べてるでしょう?」 女の子「でもぉ…」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/432
433: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2018/12/20(木) 02:31:10.87 ID:/cTZThh20 エウジェニオ「シニョーラ(奥さん)、私は虫歯も病気もないけれど……良かったらこのアメ、お嬢さんにあげてもいいかしら?」 母親「えーと…その……」 エウジェニオ「エウジェニオ・ディ・サヴォイア…ここの艦娘よ」 女の子「ねぇ、マンマ……」 母親「…え、ええと…では、ありがとうございます」 エウジェニオ「いいのよ、遠慮することはないわ。さぁ、可愛らしいお嬢さま…どうぞ召し上がれ♪」ボールペンを回すように指先でくるりとアメ玉の柄を半回転させると、一輪のバラを渡すようにして女の子にアメ玉を差しだした… 女の子「わぁぁ…♪ グラツィエ、おねえちゃん……ん、ちゅぱ♪」 母親「///」 エウジェニオ「いいのよ…小さな貴婦人さん♪」女の子のぷにぷにした頬に軽くキスをし、母親に軽くウィンクをするエウジェニオ……立ち上がると芝生に下ろしていたヒップの砂を軽く払い、鎮守府の方に歩きかけた… 提督「…あ、いたいた♪」 エウジェニオ「あら、提督。そんな巡礼みたいにみんなをぞろぞろ引きつれて…どうしたの?」 提督「いえ、実を言うとね…あら」 母親「……ボンジョルノ、士官さん///」エウジェニオのウィンクに頬を赤くしている母親… 提督「ボンジョルノ、シニョーラ。 あら可愛らしいお嬢さん…アメは美味しい?」 女の子「うん……おねえちゃんがぺろぺろしてたのをくれたの♪」 提督「…え」 アッテンドーロ「エウジェニオ……前から見境なしだとは思っていたけれど、さすがにそれは…」 カヴール「まぁまぁ…まさか母娘をいっぺんに味見するなんて、エウジェニオったら……ふふっ♪」 エウジェニオ「ちょっと、あなたたちね…人の事を何だと思っているの?」 コルサーロ「ま、そりゃふだんの色事師っぷりを見ていればな…」 エウジェニオ「まったく失礼ね…それじゃあね」 女の子「うん…ちゅぱ、ちゅむ……♪」 … 提督「さてと、それじゃあ今度はエレオノーラたちを見つけないといけないわね」 エウジェニオ「ま、提督はそれよりも「許嫁」との関係をどうにかしないと…でしょう♪」 提督「むぅ…それはそうとエレオノーラたちはどこに行ったのかしら?」 ライモン「あ。提督、向こうに…」 提督「あー、見えたわ…みんな、お待たせ♪」 シモネッタ提督「あら、別に待ってないわ……それじゃあ大きなお口で「あーん」してね♪」 ミラベロ「あーん♪」 シモネッタ提督「はい♪ あら、ごめんなさい…私としたことがクリームを口の端に付けちゃったわ、取ってあげるわね……んちゅっ、れろっ♪」 ミラベロ「んふふっ。もう、くすぐったいわ……お返ししてあげる♪」…ちゅっ♪ シモネッタ提督「んふふふっ、むふ…っ♪」 カサルディ提督「ねぇフランカ、早く助けてよ! ここままじゃ、いつうちの娘たちが物陰に連れ込まれるか分かったものじゃないわ…!」 シモネッタ提督「…ルクレツィアったら失礼ね……可愛い天使たちと仲良くするんだもの、ちゃんとベッドのあるところまでエスコートするに決まっているでしょう♪」 カサルディ提督「あぁ、もう!」 エクレール提督「まったく信じられませんわ…シモネッタ提督ときたら、さっきからずっとこんなですのよ!? は、早くどうにかなさいっ///」 提督「あー…なんと言うか、エレオノーラは期待を裏切らないわね……」 エクレール提督「感心している場合ではありませんわ…!」 提督「まぁまぁマリー、落ち着いて……一緒にいられなかった分、後で「パルフェ」でも食べましょうね…もちろん、姫も♪」(※パルフェ…フランス語。「パフェ」の原型になった冷菓子のこと) 足柄「……うちの提督は「メロンパン」なんかが好きだけど…イタリアじゃ難しそうね」 百合姫提督「ええ、特に「チョコチップメロンパン」が好きなの…でもフランカが用意してくれるなら、何だっていいわ♪」 提督「ありがと…それに、パルフェだって甘くて美味しいもの♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/433
434: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/22(土) 12:13:04.25 ID:1zU7qVhY0 …食堂… カサルディ提督「あー…怒鳴り過ぎて喉が痛い……」 シモネッタ提督「もう、あんまり大声を出しちゃダメよ?」 カサルディ提督「一体誰のせいだと…! …う゛ー…ごほんっ…」 提督「まぁまぁ、いま飲み物を用意するから…カフェラテでいいかしら?」 カサルディ提督「ありがと、カフェラテでいいわ…あー…うー…おほんっ……」 エクレール提督「…まったく、イタリア勢の提督は揃いも揃ってどうしようもありませんわね……」 提督「ねぇマリー…「犬のしつけ」って愉しいわよね♪」 エクレール提督「…っ///」 ヴァイス提督「?」 グレイ提督「……ふむ、エクレール大佐はカンピオーニ少将に何か…なるほど、興味深いですね…」 エリトレア「提督方、お待たせしました♪ コーヒーにぴったりなおいしいお菓子ですよっ♪」 グレイ提督「ふふ、なるほど美味しそうですわね…ありがとう、エリトレア」 エリトレア「いえいえ、どうぞお好きなだけ取って下さいねっ♪」 カサルディ提督「グラツィエ…二人ともお菓子は? …あ、でもさっきあれだけ食べたからお腹いっぱいか……」 MS16「ご心配なく、司令…どれも美味しそう♪」 MS22「まだまだいくらでも入るけど、まずは一個ずつ取ってくれる?」 カサルディ提督「まったく…そんな小さい身体のどこに収まるんだか……お腹を壊さないようにね?」 MS16・22「「はい、司令♪」」 シモネッタ提督「あー、私もああいうちっちゃな女の子に囲まれて執務がしたいわ…♪」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「もう、司令ったら浮気しないっ!」 グレカーレ(ヴェネツィア)「ふふ、おねえちゃんったら心配性なんだから…うちの司令に限っては大丈夫、だってちゃんと戻ってくるもの……そうでしょ?」 シモネッタ提督「ええ、だって普段あれだけ「仲良し」してるもの…ね♪」 カサルディ提督「…」 提督「…はい、お待たせ……どうしたの、ルクレツィア? そんな生ゴミを見るような目でエレオノーラを見て」 カサルディ提督「…生ゴミなら幼女にいたずらはしないし、その方がマシよ」 シモネッタ提督「んー、このエクレアおいし…♪」 エリトレア「それは「エクレア・ルージュ」です…貴女の心に響く味がする、イチゴとクランベリーの甘酸っぱいエクレアですよ♪」 シモネッタ提督「なるほど、とっても美味しいわ…ほら、リベッチオはこっち側から食べて?」 リベッチオ(ヴェネツィア)「うんっ……あむっ、はむっ♪」 シモネッタ提督「はむっ、んむ……ちゅぅ…っ♪」 リベッチオ「ぷは……勢い込んで食べてたら、司令の唇まで食べちゃった…甘酸っぱくて美味しいね♪」 シモネッタ提督「ふふ……それじゃあもう一個食べる?」 提督「あー…カヴール、お菓子はどれにする?」 カヴール「あ、あぁ…そうですね、でしたらこのショコラを……」 ヴァイス提督「な、何て破廉恥な……落ち着け、計算でもして冷静になれ…距離一万メートルからの20.3センチ砲弾が角度四十五度で着弾するとき、その貫徹力は……///」 エリザベス「おやまあ…イタリアの提督方は皆さん艦娘たちとずいぶん親密な関係でいらっしゃること…」 エメラルド「///」 グレイ提督「……エメラルド、庭が綺麗ですよ…ほら、ごらんなさい?」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/434
435: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2018/12/25(火) 10:03:45.85 ID:ZfZm7ekI0 この数日投下出来ていませんでしたが、何はともあれ「クリスマスおめでとう」というわけでまた今夜にでも投下していきます…そして数時間かけて準備した割には、意外と少ない料理の数……なぜなのか…? http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/435
436: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/27(木) 01:43:05.67 ID:nbUmKwZF0 提督「ところで、マリー」 エクレール提督「なんですの?」 提督「トゥーロンからはどうやって来たの?」 エクレール提督「あぁ、そのことですか…まずは車で最寄りの空軍基地へ参りまして」 提督「あのムール貝みたいなDS19?」 エクレール提督「いえ、今回は公用車の「ルノー・ルーテシア」ですわ……もっとも、フランチェスカはルーテシアと言うのがいかにフランスらしい由緒ある名前で、どういう来歴があるかなんてご存じないでしょうけれど?」 提督「ルーテシア…ルテチア…ってパリの古い名前でしょう…そうよね、チェザーレ?」 チェザーレ「いかにも……当時ガリアの一部族が住んでいた街の名であるな」 エクレール提督「…むっ」 チェザーレ「ちなみに、パリと言う名前は後にルテチアに入植したパリサイ(パリシー)人から来ているのだ…まぁ何にせよ、ローマとは比べ物にならぬ小さな集落と言うことだな」 エクレール提督「むぅ…っ」 提督「ふふ…あなどってもらっては困るわね。それから?」 エクレール提督「ええ…それから空軍基地に駐機している鎮守府製の「コードロン・シムーン」で、グロッタリーエまで飛んで参りましたの」 (※コードロン・シムーン…1930年代に開発された単発四人乗りの小型郵便・連絡機。性能が良く素直な操縦性が評価され、フランスの航空会社や、「星の王子様」の作者で知られるサン・テグジュベリなど多くの冒険飛行家に愛用された。一部は連絡機として戦前・戦中のフランス空軍にも配備された。220馬力のルノー製エンジンを搭載し、最高速度300キロ前後…C500に始まり多くのサブタイプがあり、名前の「シムーン」は砂漠の風のこと) 提督「シムーンねぇ…乗る前にちゃんとキスはした?」 エクレール提督「…どういう意味ですの?」 提督「あー…いえ、分からないならいいわ」 百合姫提督「……もしかして上手く編隊を組んだら、リ・マージョンできるかも知れないわね?」 提督「そういうこと♪」 エクレール提督「ですから、さっきから何が言いたいんですの?」 提督「気にしないで、私と姫の間で通じる暗号みたいなものだから」 百合姫提督「ええ…♪」 エクレール提督「どうも引っかかりますわね…まぁいいですわ」 グレイ提督「それはそうと、カンピオーニ提督」 提督「はい、何でしょう?」コーヒーを優雅にすすりつつ、にこやかに返事をした グレイ提督「あの「許嫁」の方がいらっしゃいましたわ」 提督「けほっ、こほっ…!」 アンナ「フランカ、そろそろ話は済んだでしょう? あ、それと貴女「ディアナ」だったわよね……私にもカフェラテをお願い♪」別のテーブルから椅子を持ってきて、ちゃっかり隣に腰かけるアンナ… ディアナ「…はい」 提督「あの…アンナ、今はちょっと……」 アンナ「コーヒーとお菓子を並べて優雅にお茶してるところなのに、私がいちゃいけないの? …皆さんはどう?」 シモネッタ提督「私は構いませんよ、フランカのお友だちなら歓迎です♪」 カサルディ提督「うん、私も構わないわ…それより、フランカったらこんなきれいな女の人と付き合ってたの?」 提督「あー、いえ…アンナとは……」 アンナ「フランカとは幼いころからの許嫁なんです…アンナです、よろしく♪」 シモネッタ提督「そうでしたか…フランカとアンナさんはお似合いですし、いい婦妻になりそうですね♪」 カサルディ提督「フランカ、おめでと……う?」 提督「はぁ…ぁ」 カサルディ提督「……ねぇフランカ、もしかしてめでたくない?」 提督「ええ、全然めでたくないわ…まるでジョロウグモの糸に絡められた蝶の気分よ……」 カサルディ提督「…あらまぁ……」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/436
437: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/27(木) 11:49:23.96 ID:nbUmKwZF0 アンナ「ほら「あーん」しなさいよ、食べさせてあげるから♪」 提督「あー…気持ちは嬉しいけれど、自分で食べられるから大丈夫よ」 アンナ「いいから。それとも私のフォークで刺したケーキは嫌だって言うの?」 提督「いえ、あの…別にそう言うつもりではないわ……あーん…」 アンナ「あーん。もう、フランカったら他の提督さんたちがいるからって照れちゃって…許嫁なんだから気にすることなんてないじゃない?」 提督「だからその話は保留にする…って///」 グレイ提督「ふふ…いつも鷹揚な態度でいらっしゃるカンピオーニ提督がこれだけ動揺しているさまを見るのは大変に愉快……いえ、興味深いですわね」…お菓子を優雅に楽しみながら、くすくす笑いをしている クラウディア「まぁまぁ、フランカったら「あーん」なんてしてもらっちゃって…私もシルヴィアにしてもらおうかしら♪」 提督「あ、お母さま……ディアナとのお料理はどうだった?」 クラウディア「ええ、いくつか我が家のレシピを書いてきたけれど…ディアナったらてきぱきしているしお料理そのものも上手で、むしろ私の方が勉強になったわ♪」 ディアナ「お褒めにあずかり恐縮でございます」 提督「ディアナは本当に料理が上手だものね…お母さまとシルヴィアおばさまはタラントのホテルで泊まるの?」 シルヴィア「いいえ」 クラウディア「…ここの近くに小さな町があるでしょう、そこのホテルを予約したの」 提督「なるほどね」 カサルディ提督「それにしてもフランカのご両親は綺麗な人ね……うらやましい♪」 提督「もう…ルクレツィアったら人の親に色目を使わないでよ」 カサルディ提督「いや、事実だから仕方ないでしょ?」 シモネッタ提督「あら、またルクレツィアの口説きが始まったみたいね…そうでしょう、二人とも?」 MS16「くすくすっ…だってうちの司令は口説き上手だもの♪」 MS22「ねっ♪」 カサルディ提督「……クラウディアさんは可愛らしいし、フランカに似て美人ですね……私はクラウディアみたいな優しい感じの女性、結構好きですよ♪」 クラウディア「まぁまぁ…カサルディさんったらお上手ね。シルヴィアがいなかったら、ころりと参ってしまいそう♪」 カサルディ提督「どうかルクレツィアと呼んで下さい」 クラウディア「そう、それじゃあ…ルクレツィア」 カサルディ提督「はい、何ですか?」 クラウディア「ふふ、呼んでみただけよ♪」 カサルディ提督「はは、一本取られちゃった…クラウディアってばお茶目なんですね♪」 提督「ちょっと、ルクレツィア…!」 カサルディ提督「どうしたの、フランカ?」 提督「もう「どうしたの?」じゃなくて…普通、人の母親を本人の目の前で誘惑する?」 カサルディ提督「別に誘惑しているつもりじゃないけど…でも、自然と仲良くなっちゃうのは仕方ないでしょ♪」 提督「…これだからルクレツィアは……」 シモネッタ提督「さすが「スケコマシ」の名をほしいままにしただけあるわね…ふふふ♪」 ヴァイス提督「うぅ、こんな会話には参加できそうにない……どうしてコーヒーを楽しみながら、和気あいあいと女性を口説いているのだ…!?」 提督「…ところで、ヴァイス提督はどうですか?」 ヴァイス提督「え? …あー、その…それは良いと思いますが……?」 提督「そう、よかった……ほらね、ヴァイス提督もお姉さまが良いそうよ♪」 シモネッタ提督「あら、残念ね♪」 ヴァイス提督「!?」 提督「ふふ…適当に返事をしちゃダメよ、シャルロッテ♪」 ヴァイス提督「は、これからは気を付けます……///」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/437
438: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/28(金) 01:52:25.40 ID:t93puI9t0 …夕方… ガラテア(中型潜シレーナ級)「さて、それでは哨戒任務に行ってきませんと。せっかくのお祭の日に順番が回って来てしまうなんて、少し残念ですね」 …美女揃いの鎮守府の中でも特に美しく目も覚めるような「ガラテア」は、白大理石のような純白の肌を、淡い灰色と灰緑色の斑点迷彩を施した「艤装」で包んでいる……ぴっちりと肌に吸いついたウェットスーツのような艤装のおかげで、くっきりと乳首やあそこの割れ目が際立っている…… ネレイーデ(シレーナ級)「そう?私は哨戒も好きよ? 沖に出て感じる海のざわざわした感じや、泡立つ波のしぶきとか♪」海の精だけあって、たとえ理由が哨戒でも海に出るのが好きなネレイーデ… アンフィトリテ(シレーナ級)「私も嫌いではないわ…シレーナはどう?」こちらも海神ポセイドンの妻だけあり、ほとんど海と一心同体のアンフィトリテ…自分の艤装には飾りのフリルを付けているが、それも白く砕ける波頭に見える… シレーナ「そうね、海は好きよ…ラララ、ララ…ラ〜…♪」一人でワルツを踊る真似をしながら、聞くだけで心もとろかすようなメロディを聞かせるシレーナ(セイレーン)… 提督「んっ…シレーナ、ちょっと歌うのは止めてもらっていいかしら……///」 ライモン「そ、そうですね…///」恥ずかしげに頬を赤らめ、もじもじとふとももを擦りあわせるライモン… シレーナ「あら残念、気に入ってもらえると思ったのに」 提督「いえ、歌は上手だけれど…その……」 アッテンドーロ「その甘い声が良くないのよ」 シレーナ「そうですか…それじゃあ洋上でうんと歌ってくることにしましょう♪」 提督「そうしてもらえると助かるわ…」 シモネッタ提督「んぅぅ、私も今の声で濡れちゃったわ……ねぇリベッチオ♪」 リベッチオ(ヴェネツィア)「んー?」 シモネッタ提督「…ちょっと化粧室に行きたくなぁい?」 リベッチオ(ヴェネツィア)「うん、提督が行きたいなら一緒に行ってあげる♪」 シモネッタ提督「んふっ、リベッチオはいい娘ね♪」 リベッチオ「えへへっ♪ …提督、リベッチオのこと……いっぱい気持ち良くしてね♪」 シモネッタ提督「ええ、それはもう…んふふっ♪」 提督「えーと……あ、そうそう、日が沈んだら庭に行きましょう。二日目の催し物として準備しているものがあるの」 グレイ提督「それは楽しみですわね…エメラルド、わたくしたちは外で待つことといたしましょう?」 エメラルド「は、はい…んぅ……///」歌声を聞いて身体を火照らせ、悩ましげな表情を浮かべたエメラルド…それをさりげなく連れ出すグレイ提督と、さすがに顔色一つ変わらないクィーン・エリザベス… …日没・庭先… シルヴィア「…それで、何を用意してあるの?」 提督「まぁまぁ、それは見てのお楽しみ。期待していてね、シルヴィアおばさま♪」 クラウディア「ふふ、楽しみね……んっ」意外と冷たい夜風に軽く身震いしたクラウディア…と、シルヴィアが肩に手を回して軽く抱きしめた… シルヴィア「ほら、こうしていれば少しは暖かいでしょう?」 クラウディア「ええ、ありがとう///」 提督「…ライモン、あなたは平気?」 ライモン「ええ、大丈夫です…でも、隣にいさせて下さいね……提督///」 提督「ふふっ、もちろんいいわ…さ、そろそろね♪」 リットリオ「えー、こちらリットリオ…提督、始めてもいいですか?」 提督「こちら提督…ええ、どうぞ♪」 リットリオ「リットリオ了解。それでは行きますよ? ……トーレ、ドゥーエ、ウーノ…フオーコ(撃て)♪」…と、リットリオ級の甲板上にある星弾(照明弾)用の単装砲が目一杯仰角を取ると発射され、シュルシュルと尾を引いて照明弾が打ち上げられたかと思うと、上空で紅と緑の花火が開いた…… シルヴィア「へぇ、綺麗ね…」 提督「ふふ…照明弾にちょっと細工をしてもらって花火にしたの」アナウンスを受けて艦隊の方を見ていたお客さんたちからも歓声が上がる… グレイ提督「まぁまぁ、なかなかお洒落ですわね…♪」 アンナ「許嫁と花火なんて言うのも悪くないわね…フランカ、合格点をあげるわ♪」 提督「そう、よかった……それじゃあお母さま、おばさま、それにアンナ…この花火が終わったらお客さんは退場の時間だから、気を付けて帰ってね?」 クラウディア「ええ、とっても楽しかったわ…また明日も遊びに来るわね」 提督「ええ、待ってるから……ちゅっ♪」 デュイリオ「それではそろそろ夕食にいたしましょう…わたくし、お腹が空いてしまいました♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/438
439: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage] 2018/12/28(金) 22:49:55.09 ID:Dlwrpz5zo 乙。ライモンは癒し http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/439
440: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/29(土) 01:04:16.53 ID:G0SCtc800 >>439 まずはコメントありがとうございます。優しい世界観を目指してガンバっております…書いている方としてもライモンは(艦としてもキャラとしても)メインヒロインになっている感じがします ……ここ数日で急に寒くなりましたから、見ている皆さまはどうか暖かくして、風邪など引かないようにして下さいね…ちなみにこの後は基地祭二日目〜三日目を投下していく予定ですので、どうぞ見ていって下さい http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/440
441: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/29(土) 01:59:36.67 ID:G0SCtc800 …夕食後… 提督「ふー…ディアナの料理が美味しいのはいつもだけれど、それよりも今日は懐かしい味だったわ。なんだかうちで夕食を食べたみたい♪」 ディアナ「それは良かったです……クラウディア様にカンピオーニ家の味を教わったかいがありました」 提督「ええ…あんまり美味しいから、ちょっと食べ過ぎちゃったわ……」苦笑いしながらお腹をさする提督… ライモン「もう、また提督は…基地祭の間は運動する時間が取れないんですから、少しは食べる方を抑えないとだめですよ?」 提督「大丈夫、その分お風呂に長く入って汗を流して……それから、ベッドでも「運動」することにするから…ね♪」意味ありげにウィンクをし、カクテルグラスを持ち上げて乾杯した… ライモン「も、もうっ…///」 デュイリオ「あらあら、うふふ…でしたらわたくしも一緒に「運動」したいです♪」つつー…っ、と提督のふとももに指を走らせる… 提督「んっ///」 ドリア「もう、デュイリオったら邪魔してはいけませんよ。ライモンドは提督と二人きりで過ごしたいのですから、ね♪」 デュイリオ「ふふ、分かってます……でもうらやましいじゃありませんか、ライモンドったら提督のみずみずしい身体を独り占めなんて」 ライモン「///」 提督「まぁまぁ…デュイリオのために明日の夜は開けておくから、それで許してくれる?」 デュイリオ「仕方ありませんね……それで勘弁してあげます♪」 ザラ「提督も大変ね」 提督「ザラもね…お姉ちゃんっ子の妹が多いと大変でしょう?」 ザラ「ええ…きつい姿勢が多いから、腰とふとももに来るわ……ポーラ、あなたに言っているのよ?」 ポーラ「え〜? ポーラはぁ、よく分かりませぇ〜ん……んくっ、こくんっ♪」 ザラ「…これだもの……ま、それだけ愛されているのかしら?」 フィウメ「そうですよ、ザラ姉…私たちはザラ姉の事が大好きなんですから///」 ゴリツィア「はい、その通りです…たとえ姉さまが嫌がっても、もう一生離れませんからね?」 ザラ「はいはい……はぁ、酔っぱらいたくなってきたわ…」 ボルツァーノ「あの、ザラ…私もその中に加えていただいても……いいでしょうか…?」 ザラ「ふふ、当然でしょ……貴女は私たちザラ級の準同型なんですもの、もう姉妹みたいなものよ?」 ボルツァーノ「ザラ…///」 ザラ「さぁポーラ、ボルツァーノも加えた私たち「姉妹」に、何か素敵なカクテルをちょうだい?」 ポーラ「はぁ〜い♪」 ザラ「…ん、美味しいわね……キール?」 ポーラ「はい、キールですよぉ♪」(※キール…戦後すぐのフランスで生まれたカクテル。戦争で荒廃したせいで売れずにいた地元のワインやリキュールを売り込むために作られた。白ワインとクレーム・ド・カシスで作る鮮やかな紅紫色のさっぱりとしたカクテルで、名前は竜骨(キール)ではなく村の名前から) エクレール提督「…でしたら、わたくしにも何かフランスらしいものをお願いいたしますわ」 ポーラ「そうですねぇ…アブサンなんてどうでしょ〜?」 (※アブサン…フランスやスイスで作られる、透明な黄緑色をしたニガヨモギのリキュールで「ペルノー」が有名。プロヴァンス地方などの特産だが、一時期ニガヨモギの成分ツヨン(ツジョン)が覚醒剤と類似の効果があると販売禁止になったことも……もちろん含有量はとても少ないのでそんなことはなく、おまけにへそ曲がりが自慢のフランス人の事なので「知った事か」と自家醸造は続けていたが、その間市販品として風味を似せた「パスティス」が販売されていた……味はミントガムと砂糖とパクチーを混ぜたようなもので、しばらくは味覚が麻痺すること請け合い) エクレール提督「ええ、それで構いませんわ」 ポーラ「はぁ〜い、お待ちどうさま〜♪」 エクレール提督「メルスィ……ん」アルコール度数が高いので小さなグラスに入ったアブサンをちびりちびりと舐めるエクレール提督… ジェンマ「それにしても何だな……」 提督「んー?」 ジェンマ「我らがイタリア海軍の重巡って言うのは全部で七隻なわけだが…」 提督「それがどうかしたの?」 ジェンマ「いや…それなら「荒野の七人」ができるな……」ちょっとだけ嬉しそうにバーボンを喉に流し込んでいるジェンマは相変わらず「西部のガンファイター」といった格好で決めていて、ガンベルトを腰に巻き、シングルアクション・アーミーを二丁拳銃にして突っこんでいる… 提督「ふふっ、言われてみれば…♪」 ジェンマ「♪〜フーフーン、フーフー、フーフーン……」機嫌よく「荒野の七人」のテーマを鼻歌で奏でている… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/441
442: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/29(土) 02:42:45.52 ID:G0SCtc800 …大浴場… 提督「…ふぅぅ、気持ちいい……」ほろ酔いと言うには少し酔いが回っている状態のぼんやりした気分で、暖かいお湯にとっぷりと浸かっている提督…浴槽の縁石に腕を乗せ、ぼーっと天井のモザイク画を眺めている… ナザリオ・サウロ(駆逐艦サウロ級)「大丈夫、提督?」…見た目は中学生になるかならないかと言った様子のサウロたちがぞろぞろとお風呂にやって来て、くたっとなっている提督の左右に「ちゃぽん…」と入って来た… 提督「ええ……すっかりふにゃふにゃだけれど…あー……身体がとろけるみたい……ふわぁ…ぁ」 ダニエレ・マニン(サウロ級)「もう…提督ったらだらしないんだから♪」 提督「だって……ふわ…ぁ……」 フランチェスコ・ヌロ(サウロ級)「…提督、身体は洗わないの?」 提督「洗いたいのはやまやまなんだけれど…お風呂から出るのも面倒で……あー…」 チェザーレ・バティスティ(サウロ級)「もう、提督ったらダメね……私たちで洗ってあげましょうか?」 提督「グラツィエ…お願いするわ……」 サウロ「それじゃあせめて浴槽から出てくれないと…」 提督「はーい…」 ヌロ「……提督?」 提督「…動きたくないわ……」 サウロ「あぁもう…!」 バティスティ「提督ったらこれだもん…さ、立って?」 提督「ええ…ふわ……ぁ」両腕を小さな手につかまれて、カランの方に連れて行かれる提督… サウロ「はい、そこに座って」 提督「…りょうかーい……」 ヌロ「ふふ、提督ったらまるで子供みたい……私たちでお世話してあげる♪」 提督「ありがと……んぁ///」サウロたちがスポンジに石けんを泡立てて優しく背中をこすり始めると、くすぐったさに変な声が出た提督… バティスティ「何、今の声?」 提督「いえ、ちょっとくすぐったくて……んっ///」 マニン「提督ってば、あんまり甘い声をあげないでよ…こっちまで変な気分になっちゃう///」 提督「そんなこと言ったって…サウロたちの小さい手があちこち撫でるから……んぅぅ♪」 サウロ「…ねぇ、バティスティ」 バティスティ「なに?」 サウロ「……前もちゃんと洗った方がいいわよね?」 バティスティ「…そうだね♪」 提督「あー、気持ちは嬉しいけれどそれぐらいは自分でやれるか……んあぁっ♪」 サウロ「ダメよ、綺麗にしないと…特に提督はおっぱいが大きいし、ふとももだってむっちりしてるから汗が溜まりやすいでしょ?」 マニン「そうそう、割れ目だって綺麗にしておかないと…ライモンドに嫌われちゃうよ?」くちゅ…つぷっ♪ 提督「あ、はぁ…ん……はぁ、はぁ、はぁ…っ…♪」 ヌロ「提督、ここも洗った方がいいですよね?」ぬりゅっ、するっ…♪ 提督「はぁぁ…んっ……きもひいぃ…っ♪」胸の谷間、秘所とヒップの割れ目…そして脇腹を愛撫するようにサウロたちの柔らかな手やスポンジが撫でまわしていき、提督は惚けたようにとろりと愛液をしたたらせ、口を開いて甘い声で喘いでいる…… サウロ「…それじゃあ、そろそろ流すわね?」 提督「ううん…もっと洗って? ……だって割れ目には汗が溜まりやすいもの…ね♪」 バティスティ「くすくすっ…提督ってばいけないんだ♪」ぐちゅ、ぬちゅっ…♪ 提督「ふふっ、そうね……あんっ♪」 ……… … http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/442
443: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/31(月) 02:10:18.07 ID:uJxFt4PG0 提督「…んっ///」 …全身をくまなく洗ってお風呂からは出たものの、サウロたちが中途半端に責めたせいで身体が火照っている提督……バスローブにスリッパ姿で寝室に向かいながらも、ふとももがこすれるたびに「にちゅ…っ」と粘っこい水音が聞こえ、生暖かい蜜が垂れるのが分かる… 提督「はぁ……んぅ♪」ワインのせいもあってか、恥も外聞もなくバスローブの合わせ目から片手を差し入れて秘所に指を這わせ、階段の手すりにつかまりながら歩く… 提督「んぅ、気持ちいぃ……こんなところをメアリに…いえ、誰に見られても困るわね……でも…ん、くぅっ♪」くちゅくちゅ…っ♪ 提督「…はぁ…はぁぁ……んっ♪」 …提督寝室… ライモン「…あ、提督。お待ちしていまし……た?」読みかけの本をテーブルに置いて顔を上げるライモン… 提督「まぁ、ライモンったら♪ 待っていてくれるなんて優しい…ん、ちゅっ♪」 ライモン「提督、一体どうなさったので……きゃあっ!?」 提督「ふふっ…ライモンの事、押し倒しちゃっ…た♪」 …提督のベッドは規律正しい(?)海軍士官にふさわしくいつもきちんと整えられていて、そこへライモンを抱えるようにしながらダイブする…昼間は高めに結っているライモンのポニーテールはすでにほどかれていたので、まるでパスタ鍋にスパゲッティを入れた時のように、布団の上に落ち着いた色合いの金髪がふわりと広がった… ライモン「て、提督……最初は、キスからして欲しいです///」 提督「ええ、あなたのお願いは断れないわ……ん、んちゅっ…ちゅっ♪」 ライモン「ん、はぁ…ぷは……んんぅ、あむっ…ちゅぅ……♪」 提督「ライモン…甘くて美味しい……♪」 ライモン「もう…提督ったら///」ちゅっ…と首筋にキスし返すライモン 提督「ん、もっと…♪」 ライモン「……今までも何回かこういうことはしていますけど…それでも恥ずかしいですね……んっ、ちゅぅぅ…っ///」 提督「ふあぁぁ…あっ、ん……♪」柔らかな二の腕に吸いつくようなキスをされ、甘い吐息を漏らす… ライモン「そ、そんな声を出さないで下さい……わたし、我慢できなくなっちゃいます…///」 提督「ふふっ、どうして我慢するの……?」 ライモン「だ、だって…」 提督「……ここの壁は厚くて聞こえないから大丈夫よ♪」甘ったるくいやらしい笑みを浮かべると、ライモンの両脚を押し広げて顔をうずめた… ライモン「て、提督……って、んぁぁっ♪ 何をするんですかっ///」 提督「んむっ…ちゅうぅ……ライモンの…れろっ、くちゅぅっ……味見をしようと…じゅるっ……思って…ぷはぁ♪」 ライモン「も、もうっ…ひゃあぁぁっ///」 提督「ん、じゅるっ…ぢゅくっ、じゅぶぅ…っ♪」 ライモン「はぁぁ…んっ、んくぅ…はひぃっ、はー、はーっ……ひぅぅんっ♪」 提督「ん、じゅぶっ…ぴちゃ……じゅるっ…♪」産毛一つ生えていない滑らかでしなやかなライモンのふとももに挟まれ、とろりと濡れそぼった花芯に舌を這わす… ライモン「て、提督ったら情緒も何もなくいきなり……そう言うことなら♪」…もとより人とは力の違う「艦娘」だけあってあっさりと提督をひっくり返すと顔の上にまたがり、互い違いのような形になった… 提督「んむぅ、むぅ…じゅぶっ、くちゅっ……♪」濡れてぺったりと張りついた柔らかな金色の産毛と、とろとろと蜜をしたたらせる花芯に舌を差しこみ「くちゅくちゅ…っ♪」と音を立ててライモンをよがらせる…… ライモン「はひっ、ひゃあぁっ♪ …でも、わたしだっていつまでもやられっぱなしではないんですよ……んむっ、ちゅぅぅっ、じゅるっ…ちゅぷ……っ♪」 提督「んぁぁぁっ…はぁ…っ、んんぅ♪」ぞくぞくっ…と下腹部から甘い衝撃が走り、ひくひくと身体をよじらせた提督……と同時に、思っているよりも奥まで舌をねじ込んでしまう… ライモン「はひっ、あひぃっ……あっ、んはぁぁ…っ♪」とぷっ…ぶしゃあぁ…っ♪ 提督「いいっ、はひっ…はぁぁ…んっ♪」とぽっ…とろとろ……っ♪ ライモン「……はー、はー…はぁぁ……っ///」 提督「…はぁ、ふぅ…はぁぁ……まるで…下半身が全部とろけちゃったみたい……んっ♪」 ……… … http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/443
444: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/12/31(月) 21:29:11.72 ID:uJxFt4PG0 何だかんだと言って今日は大みそかですが……今年はアニメや漫画の百合作品が豊富ないい年でしたね(笑) …まずは遅々として進まない更新にもかかわらず見て下さった皆さま、ありがとうございます。また年が明けた三が日にでも更新していきますので、どうぞよろしくお願いします ……そして来年が皆さまにとって平和で実り多い(そして百合作品でいっぱいの)一年になりますように…それではよいお年を♪ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/444
445: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2019/01/02(水) 01:19:22.94 ID:IwLI7TQG0 少し遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます また投下していきますので、なにとぞお付き合い下さいませ……今年も皆さまの「初春」が「松」「竹」「梅」と縁起よく揃ったよいお年になりますように… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/445
446: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage] 2019/01/02(水) 16:30:08.07 ID:pLrC5iYWo ライモンかわいい。乙々 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/446
447: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/01/03(木) 00:12:02.26 ID:me2Fml5l0 >>446 コメントありがとうございます、引き続きライモンやカヴールを正妻にした鎮守府生活をお送りしていきます http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/447
448: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/01/03(木) 01:31:03.81 ID:me2Fml5l0 …基地祭三日目・朝… カヴール「昨夜はお楽しみでいらっしゃったようですが…ちゃんとお休みになりました?」 提督「ええ、おかげさまで。ライモンはその辺も律儀だから……ふわぁ…ぁ」 カヴール「あらあら? 提督ったらたった今「ライモンドはちゃんとわきまえている」というお話をなさっていましたけれど?」目を細めていたずらっぽくにっこりした… 提督「いえ、実はライモンが寝ちゃった後も火照りが抜けなくて……その、一人で…///」 カヴール「ふふ、提督ったら♪」 提督「だって……って、そんなことは別にいいでしょう///」 カヴール「まぁまぁ、提督ったら顔を紅くなさって…ふふふっ♪ ……今夜は私が添い寝してあげますから、ね♪」 提督「…待っているわね///」 カヴール「はい♪」 提督「って、そんなことより……こほん!」演説台の前に立つと、マイクを取り上げた……食堂には一同が揃って、気楽におしゃべりをしながら提督のあいさつを待っている… 提督「あー……それでは今日が基地祭最終日ですので、最後まで事故のないように頑張りましょう。私も基地祭のお客さんはもちろんのこと、みんなも楽しめるように尽力します。以上!」 カヴール「…提督はお優しいですからそう言って下さいますが…司令官として職務が多くて大変なので、皆さんもよく協力して下さいね?」 一同「「了解」」 提督「みんな、ありがとう…それじゃあ朝食を続けて?」 …提督の一言で、また和やかに食事が再開された食堂……テーブルにはもちもちと食べごたえのあるフォカッチャと厚切りのハム、温かいトマトスープ…そしてイタリアで生まれ、ヘーゼルナッツチョコレートのような味が人気のチョコレートスプレッド「ヌテラ」の瓶がテーブルに鎮座している…… マエストラーレ「それにしても…せっかくの最終日に哨戒だなんてツイてないわ……」 シロッコ「仕方ないさ……歴史の立ちあい人になれないのは残念だけれどね…」 リベッチオ「ま、敵が出てこないことを願うばかりだよね…そうだジュリアーニ、深海棲艦が出てこないようなお祈りをしておいてよ♪」従軍司祭の名前を取ったと言う大型潜のジュリアーニに無茶なリクエストをするリベッチオ レジナルド・ジュリアーニ(大型潜リウッツィ級)「深海棲艦除けのお祈りですか……そのような物はありませんが、まずは哨戒が無事に終わるようにお祈りしておきましょう」相変わらず黒の僧服でまとめていて、胸に金の十字架を提げているジュリアーニ… グレカーレ「ありがとう、ジュリアーニ…♪」 ジュリアーニ「いいえ、構いませんよ」 ヴァイス提督「……カンピオーニ少将。私も出来るだけ協力しますので、何かあったらおっしゃって下さい」 提督「ダンケシェーン♪」 ヴァイス提督「はっ…それとビスマルク」 ビスマルク「むしゃむしゃ、んぐっ……何か?」 ヴァイス提督「…貴様というやつはまったく…一体どういうつもりだ、あれだけ言い聞かせたのにまだそんな風にがっついて……いい加減テーブルマナーくらい覚えたらどうなのだ…!?」こめかみに青筋を立てて、小声でビスマルクを叱りつけているヴァイス提督… ビスマルク「むしゃむしゃ…ずずーっ……ふむ、こういうことを言うのもなんだが…別に構うまい、食い方で戦果が上がるならばフォークとナイフで馬鹿丁寧にやるだろうが…」片手でハムとモッツァレラチーズのスライスを挟んだフォカッチャをつかみ、もう片方の手でスープ用のお椀をつかんですすっている… ヴァイス提督「またそういう言いわけを…ティルピッツも自分の姉だろうが! どうして止めさせない…!?」 ティルピッツ「それは…何度も注意したのですが……」 ヴァイス提督「シャイス、これでは恥をかきに来たようなものではないか……もういい、せめて出撃に随行するようなことがあったら、食った分だけいい所を見せるように…フェルシュテーエン(分かったか)!?」 ビスマルク「ヤー、アトミラル……ずず…っ…」 ヴァイス提督「全く……朝から小言を言わせるな…」 ティルピッツ「司令、どうか落ち着いて……それに姉上も姉上です、そんな原始人みたいな食べ方をして…」 ビスマルク「そう言うな、ティルピッツ…食い方がどうのこうのよりも、私には考えねばならんことがうんとあるのだ」 ティルピッツ「そうかもしれませんが……あっ。…姉上、ちょっと顔をこちらに」 ビスマルク「ん? こうか?」顔を近寄せるビスマルク… ティルピッツ「ヤー…口の端にスープの「ひげ」が……取れましたよ」ナプキンで拭ってあげるティルピッツ… ビスマルク「ダンケ。すまんな、ティルピッツ」 ティルピッツ「ビッテ……だって、たった一人の姉上ですから///」 ビスマルク「ふむ…私にとっても貴様が唯一の妹だぞ」 ティルピッツ「///」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/448
449: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/01/05(土) 01:46:03.35 ID:Rf6Bg2dt0 …朝食後… ガラテア「おはようございます、提督…中型潜シレーナ級「ガラテア」以下四隻、ただいま哨戒から戻りました」汗と塩水の染みた「艤装」を着たまま、直立不動で敬礼するガラテアたち……波しぶきに叩かれた髪はドックの隅っこに用意してあるバスタオルで拭ったらしく、くしゃくしゃに乱れている… 提督「お疲れさま、夜を徹しての哨戒は大変だったでしょう……今日はゆっくり休んでね?」塩水のせいでしょっぱいガラテアたちの唇に、優しさを込めて順番に口づけする提督… ガラテア「はい、それではお言葉に甘えさせていただきます」疲れていても大理石像のような美しさは健在のガラテア… アンフィトリテ「ふぅ、さすがに疲れたわ……おはよう、トリトーネ」 トリトーネ(中型潜フルット級)「……あ、お帰りお母さ…アンフィトリテ///」 アンフィトリテ「ふふ…「お母さま」で構いませんよ?」 トリトーネ「……き、聞かなかったことにして///」右手には三又矛、腰にはほら貝を提げ、美しさの中に嵐の前の静けさをたたえた威厳のあるトリトーネ…が、「母親」であるアンフィトリテの前では恥ずかしがりつつも甘えてしまう… アンフィトリテ「そう恥ずかしがらずに……ほら、髪を梳いてあげますからおいでなさい?」 トリトーネ「う、うん…」 ネレイーデ「ふー、疲れたけれど気持ち良かったわ……あの明け方の海の綺麗なこと♪」 シレーナ「そうね、毎日でも飽きないわ…ララ♪ …でもさすがに歌い疲れちゃった……」 提督「ふふっ、さすがのシレーナも一晩中は歌えないみたいね?」 シレーナ「ええ、さすがにね……こほんっ…ララ…ラ……♪」 提督「んっ、く……まだまだ歌えそうだけれど…喉を休めた方がいいんじゃないかしら///」 シレーナ「ええ。ありがとう、提督…そうするわ♪」 バリラ(大型潜バリラ級)「それじゃあお母さんが燃料を補給してあげますから……ほぉら、いらっしゃぁ…い♪」 …1928〜29年の就役直後は1427(水上)/1874(水中)トンという大柄な船体を活かしさまざまな航海記録を塗り替えていたものの、戦時にはすっかり旧型になっていて、状態のよかった「アントニオ・シエスタ」以外は燃料タンクとして係留されていたバリラ級……そのことがあるのか「たぷんっ…♪」と揺れるたわわな胸と、母性愛たっぷりのおっとりした性格をしている… シレーナ「ふわぁ…///」 エンリコ・トーティ(バリラ級)「さぁネレイーデ、お母さんが枕になってあげますからねぇ……おっぱいに包まれて、ゆーっくりお休みなさい♪」 ネレイーデ「はぁぁ…おっぱいに挟まれてダメになる……ぅ♪」 トーティ「いいのよぉ♪ ところでネレイーデ……ついでにお母さんのおっぱいを吸ってみる?」 ネレイーデ「!?」 トーティ「ふふっ、別にお乳は出ないけど…どうかしらぁ?」服の襟ぐりを手で広げ、ゆさゆさと揺れる乳房を出そうとする… ネレイーデ「そ、それは止めておくわ…何だか戻れなくなりそうだし、まだお風呂にも入ってないから……///」 トーティ「そーお?」 ネレイーデ「え、ええ…また後でね……」 トーティ「それじゃあ、チャオ♪」 提督「…」 ライモン「…何というか、圧倒的でしたね……」 提督「…ええ」 足柄「うちの間宮でもああは行かないわ……なんて言うのかしら、見ているだけで幼児退行しそうだったわね…」 百合姫提督「…そうね……」 提督「はっ……いけないいけない、ぼんやりしている場合じゃなかったわ…カヴール、そろそろ準備に取りかからないと」 カヴール「そうですね、それでは参りましょう♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/449
450: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/01/08(火) 02:14:09.09 ID:nDgpYwF40 …午前九時・正門… 憲兵大尉「司令官、時間ですが…よろしいですか?」 提督「ええ、お願いします」 憲兵大尉「分かりました……伍長、入場を始めさせてちょうだい」 憲兵伍長「は…それでは入場を開始します! 簡単な手荷物検査がありますので、列に並んで下さい!」 憲兵大尉「それでは司令官、後はこちらでやりますので」 提督「分かりました、それではお任せしま……」 アンナ「…もう、なんで手荷物まで見せなきゃいけないのよ?」アンナの不満そうな声が響いた 提督「…」 憲兵伍長「規則ですから」…女性下士は手荷物を見せようとしないアンナを相手に一歩も譲らず、他の入場客(…と言っても鎮守府のあたりはのんきなもので、早起きして朝から基地祭に来るような地元の人はあまりいない)を他の列にさばきながら、頑として入れないでいる… アンナ「その規則には「司令官の許嫁の荷物も見ろ」って書いてあるわけ?」一方のアンナはナポリ辺りで覚えたのか、両手で扇ぐような大げさな身振りを付けて文句を言っている… 憲兵伍長「司令官の許嫁の方かどうかは存じませんが、手荷物を確認しなければ入ることはできません」 アンナ「全くもうっ…分かったわよ、見せればいいんでしょ!?」 憲兵伍長「……はい、結構です」 アンナ「はぁ、もう……って、フランカ! んー、ちゅっ♪」 提督「んっ…おはよう、アンナ。 …ずいぶんと憲兵隊の人を困らせてくれたわね?」 アンナ「向こうが分からず屋なのがいけないのよ……だいたい、どうして自分の婚約者のいる施設に入るのに許可を得なきゃいけないわけ?」 提督「アンナもよく知っているでしょう、それが…」 アンナ「はいはい「海軍だから」って言うんでしょ……よーく分かったわよ」 提督「分かってくれて嬉しいわ。しばらくは忙しいけれど、昼下がりになったら少し休憩するつもりだから…一緒にお昼でも食べる?」 アンナ「ふふ、嬉しいことを言ってくれるじゃない……でも無理して削り出した時間だから、午後には帰らないといけないのよね」 提督「ふぅ…助かったわ……」 アンナ「何か言った?」 提督「いえ、何も……本当にアンナったら、一度言い出したら聞かないんだから」苦笑いをしながら肩をすくめた アンナ「そうやって押しまくればどこかで相手が折れるもの…ちょうど今みたいにね♪」 提督「負けたわ……それじゃあ今日は施設の中を巡りましょうか」 アンナ「そのあたりは任せるわ…私のこと、ちゃんとエスコートしてよね?」 提督「ええ」 カヴール「それでは私は見回りをしながら、屋台料理でもいただくことにしますから…提督はアンナさんとご一緒に回られてはいかがでしょう?」 提督「え、ええ……今日は最終日だし、カヴールも楽しんでいらっしゃい…」 カヴール「はい、楽しませていただきます…それでは提督、どうぞアンナさんとごゆっくり♪」提督をからかっている時によく浮かべる無邪気な感じのほほ笑みを見せると、小さく手を振ってにこやかに歩いて行った… 提督「そ、そうさせてもらうわ……今日ばかりはカヴールの気の利かせ方がうらめしいわ…」カヴールの後ろ姿を見送りながら、小さくため息をついた… アンナ「フランカ、何をボーっとしてるのよ? 私は午前中しかいないのよ?」 提督「あぁ、はいはい……それじゃあ行きましょう」 アンナ「ええ♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/450
451: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/01/10(木) 01:52:59.86 ID:gOa6u5zQ0 …鎮守府・管理棟… 提督「それじゃあ最初はここからにしましょう?」正門のそばに立てられている鉄骨コンクリート造りの現代的な建物ながら、普段は使っていない「管理棟」にアンナを案内する提督… アンナ「いいわよ」 提督「最初は水族館ね…と言っても、みんなが哨戒の時に見つけたクラゲなんかを、たも網ですくって捕まえただけだけれど……」 アンナ「それはまたお金のかからない水族館ね…ま、いいわ」 提督「何しろ予算がないものだから……ここよ♪」 …打ち合わせや映像資料の上映は、普段提督と艦娘たちが暮らしている「本棟」で済ませてしまうため、ほとんど使われていない大部屋の「会議室」…そこへ学校の理科室か何かのように、あちこちから手に入れてきたガラスの水槽やら海水を入れた大きな空きびんやらを並べ、クラゲや魚を種類別にして展示している「水族館」……提督とアンナが開け放してある人気のない入り口をくぐろうとすると、何やら甘い喘ぎ声が聞こえ、絡みあっている脚が見えた… フィザリア(中型潜アルゴナウタ級「カツオノエボシ」)「んむっ、あふっ…はぁ、はぁぁ……♪」 ジャンティーナ(アルゴナウタ級「アサガオガイ」)「ぷは…ぁ…どう、フィザリア…気持ちいい……?」 フィザリア「あふっ…はぅ……んんぅ…気持ち良すぎて……身体が…んくっ…ひくひくする……ぅ♪」 アンナ「ふぅん…これを見物すればいいわけね?」 提督「いえ、そうじゃなくて……こほんっ///」 フィザリア「!」 ジャンティーナ「あ…提督……来てくれたんですね…ぇ…♪」 …ジャンティーナはアサガオガイ(クラゲの一種。綺麗な紫色の巻き貝をフロートにして海面を浮遊し、クラゲを食べる)の「殻」をモチーフにした紫の巻き貝を頭の飾りにあしらい、半透明でひらひらした薄紫色のフレアワンピースをまとっている。ジャンティーナは海面をゆったりとたゆたうクラゲの仲間らしくふわふわと漂うような話し方をしているが、椅子に腰かけたフィザリアと向かい合わせになるようにまたがり、片脚もしっかり脚の間に割り込ませている…さらに、今になって離したお互いの口もとからはとろりと銀色の糸が垂れている… 提督「あー…ジャンティーナ、一応聞くけれど……何をしていたの?」 ジャンティーナ「はい、それはもちろん…水族館の「受付」ですよ……でも、あんまり人が来なくて…眠気覚ましに、フィザリアを味見していました…♪」 提督「そう。それで、美味しかった?……じゃなくて、基地祭の間は人が来るところではそういう事をしないように」 ジャンティーナ「でも…誰も来ていませんでしたよ……?」 提督「あー…でもこうやって見つかることもあるから、以後気を付けてね?」 ジャンティーナ「はぁ…い、りょーかーい…♪」 提督「よろしい……で、フィザリアは大丈夫なの?」 フィザリア「…んぅぅ、大丈夫……んっ…///」こちらも「カツオノエボシ」らしく、シースルーのような青紫色のひらひらした薄物をまとっていて、受付用のパイプ椅子にへたり込むように座っている…普段はふわふわと眠たげながらも意外と責めてくるが、天敵のジャンティーナに「捕食」されてすっかり骨抜き(そもそも骨のないクラゲではあるが…)にされている… 提督「それで、えーと…アンナ、これが「水族館」よ」 アンナ「みたいね」 提督「ジャンティーナ、案内をお願いしていいかしら?」 ジャンティーナ「もちろんです…どうぞ……♪」長い青みがかった髪をゆらゆらさせながら、クラゲやヒトデ、イソギンチャクやカシパン(ウニの仲間)の入った水槽を案内する… 提督「で、これが「フィザリア」ね…」一見すると綺麗な紫と紅をした浮き袋もって漂っているが、その下に長く伸びた猛毒の触手を伸ばしているカツオノエボシ…水槽にはフタもしてあり、クラゲなのでとびかかってくるわけでもないが、遠巻きにしながら観察する… アンナ「ふぅん……お目にかかるのは初めてだわ」 ジャンティーナ「私の名前にもなっていますが…アサガオガイは結構これを食べるんです………確かに、ぷるぷるしていて美味しそうですよね…ぇ…♪」 提督「うーん…さすがに毒のあるクラゲはちょっと……」 ジャンティーナ「そうですかぁ…」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/451
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