イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (958レス)
イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/
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446: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage] 2019/01/02(水) 16:30:08.07 ID:pLrC5iYWo ライモンかわいい。乙々 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/446
447: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/01/03(木) 00:12:02.26 ID:me2Fml5l0 >>446 コメントありがとうございます、引き続きライモンやカヴールを正妻にした鎮守府生活をお送りしていきます http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/447
448: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/01/03(木) 01:31:03.81 ID:me2Fml5l0 …基地祭三日目・朝… カヴール「昨夜はお楽しみでいらっしゃったようですが…ちゃんとお休みになりました?」 提督「ええ、おかげさまで。ライモンはその辺も律儀だから……ふわぁ…ぁ」 カヴール「あらあら? 提督ったらたった今「ライモンドはちゃんとわきまえている」というお話をなさっていましたけれど?」目を細めていたずらっぽくにっこりした… 提督「いえ、実はライモンが寝ちゃった後も火照りが抜けなくて……その、一人で…///」 カヴール「ふふ、提督ったら♪」 提督「だって……って、そんなことは別にいいでしょう///」 カヴール「まぁまぁ、提督ったら顔を紅くなさって…ふふふっ♪ ……今夜は私が添い寝してあげますから、ね♪」 提督「…待っているわね///」 カヴール「はい♪」 提督「って、そんなことより……こほん!」演説台の前に立つと、マイクを取り上げた……食堂には一同が揃って、気楽におしゃべりをしながら提督のあいさつを待っている… 提督「あー……それでは今日が基地祭最終日ですので、最後まで事故のないように頑張りましょう。私も基地祭のお客さんはもちろんのこと、みんなも楽しめるように尽力します。以上!」 カヴール「…提督はお優しいですからそう言って下さいますが…司令官として職務が多くて大変なので、皆さんもよく協力して下さいね?」 一同「「了解」」 提督「みんな、ありがとう…それじゃあ朝食を続けて?」 …提督の一言で、また和やかに食事が再開された食堂……テーブルにはもちもちと食べごたえのあるフォカッチャと厚切りのハム、温かいトマトスープ…そしてイタリアで生まれ、ヘーゼルナッツチョコレートのような味が人気のチョコレートスプレッド「ヌテラ」の瓶がテーブルに鎮座している…… マエストラーレ「それにしても…せっかくの最終日に哨戒だなんてツイてないわ……」 シロッコ「仕方ないさ……歴史の立ちあい人になれないのは残念だけれどね…」 リベッチオ「ま、敵が出てこないことを願うばかりだよね…そうだジュリアーニ、深海棲艦が出てこないようなお祈りをしておいてよ♪」従軍司祭の名前を取ったと言う大型潜のジュリアーニに無茶なリクエストをするリベッチオ レジナルド・ジュリアーニ(大型潜リウッツィ級)「深海棲艦除けのお祈りですか……そのような物はありませんが、まずは哨戒が無事に終わるようにお祈りしておきましょう」相変わらず黒の僧服でまとめていて、胸に金の十字架を提げているジュリアーニ… グレカーレ「ありがとう、ジュリアーニ…♪」 ジュリアーニ「いいえ、構いませんよ」 ヴァイス提督「……カンピオーニ少将。私も出来るだけ協力しますので、何かあったらおっしゃって下さい」 提督「ダンケシェーン♪」 ヴァイス提督「はっ…それとビスマルク」 ビスマルク「むしゃむしゃ、んぐっ……何か?」 ヴァイス提督「…貴様というやつはまったく…一体どういうつもりだ、あれだけ言い聞かせたのにまだそんな風にがっついて……いい加減テーブルマナーくらい覚えたらどうなのだ…!?」こめかみに青筋を立てて、小声でビスマルクを叱りつけているヴァイス提督… ビスマルク「むしゃむしゃ…ずずーっ……ふむ、こういうことを言うのもなんだが…別に構うまい、食い方で戦果が上がるならばフォークとナイフで馬鹿丁寧にやるだろうが…」片手でハムとモッツァレラチーズのスライスを挟んだフォカッチャをつかみ、もう片方の手でスープ用のお椀をつかんですすっている… ヴァイス提督「またそういう言いわけを…ティルピッツも自分の姉だろうが! どうして止めさせない…!?」 ティルピッツ「それは…何度も注意したのですが……」 ヴァイス提督「シャイス、これでは恥をかきに来たようなものではないか……もういい、せめて出撃に随行するようなことがあったら、食った分だけいい所を見せるように…フェルシュテーエン(分かったか)!?」 ビスマルク「ヤー、アトミラル……ずず…っ…」 ヴァイス提督「全く……朝から小言を言わせるな…」 ティルピッツ「司令、どうか落ち着いて……それに姉上も姉上です、そんな原始人みたいな食べ方をして…」 ビスマルク「そう言うな、ティルピッツ…食い方がどうのこうのよりも、私には考えねばならんことがうんとあるのだ」 ティルピッツ「そうかもしれませんが……あっ。…姉上、ちょっと顔をこちらに」 ビスマルク「ん? こうか?」顔を近寄せるビスマルク… ティルピッツ「ヤー…口の端にスープの「ひげ」が……取れましたよ」ナプキンで拭ってあげるティルピッツ… ビスマルク「ダンケ。すまんな、ティルピッツ」 ティルピッツ「ビッテ……だって、たった一人の姉上ですから///」 ビスマルク「ふむ…私にとっても貴様が唯一の妹だぞ」 ティルピッツ「///」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/448
449: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/01/05(土) 01:46:03.35 ID:Rf6Bg2dt0 …朝食後… ガラテア「おはようございます、提督…中型潜シレーナ級「ガラテア」以下四隻、ただいま哨戒から戻りました」汗と塩水の染みた「艤装」を着たまま、直立不動で敬礼するガラテアたち……波しぶきに叩かれた髪はドックの隅っこに用意してあるバスタオルで拭ったらしく、くしゃくしゃに乱れている… 提督「お疲れさま、夜を徹しての哨戒は大変だったでしょう……今日はゆっくり休んでね?」塩水のせいでしょっぱいガラテアたちの唇に、優しさを込めて順番に口づけする提督… ガラテア「はい、それではお言葉に甘えさせていただきます」疲れていても大理石像のような美しさは健在のガラテア… アンフィトリテ「ふぅ、さすがに疲れたわ……おはよう、トリトーネ」 トリトーネ(中型潜フルット級)「……あ、お帰りお母さ…アンフィトリテ///」 アンフィトリテ「ふふ…「お母さま」で構いませんよ?」 トリトーネ「……き、聞かなかったことにして///」右手には三又矛、腰にはほら貝を提げ、美しさの中に嵐の前の静けさをたたえた威厳のあるトリトーネ…が、「母親」であるアンフィトリテの前では恥ずかしがりつつも甘えてしまう… アンフィトリテ「そう恥ずかしがらずに……ほら、髪を梳いてあげますからおいでなさい?」 トリトーネ「う、うん…」 ネレイーデ「ふー、疲れたけれど気持ち良かったわ……あの明け方の海の綺麗なこと♪」 シレーナ「そうね、毎日でも飽きないわ…ララ♪ …でもさすがに歌い疲れちゃった……」 提督「ふふっ、さすがのシレーナも一晩中は歌えないみたいね?」 シレーナ「ええ、さすがにね……こほんっ…ララ…ラ……♪」 提督「んっ、く……まだまだ歌えそうだけれど…喉を休めた方がいいんじゃないかしら///」 シレーナ「ええ。ありがとう、提督…そうするわ♪」 バリラ(大型潜バリラ級)「それじゃあお母さんが燃料を補給してあげますから……ほぉら、いらっしゃぁ…い♪」 …1928〜29年の就役直後は1427(水上)/1874(水中)トンという大柄な船体を活かしさまざまな航海記録を塗り替えていたものの、戦時にはすっかり旧型になっていて、状態のよかった「アントニオ・シエスタ」以外は燃料タンクとして係留されていたバリラ級……そのことがあるのか「たぷんっ…♪」と揺れるたわわな胸と、母性愛たっぷりのおっとりした性格をしている… シレーナ「ふわぁ…///」 エンリコ・トーティ(バリラ級)「さぁネレイーデ、お母さんが枕になってあげますからねぇ……おっぱいに包まれて、ゆーっくりお休みなさい♪」 ネレイーデ「はぁぁ…おっぱいに挟まれてダメになる……ぅ♪」 トーティ「いいのよぉ♪ ところでネレイーデ……ついでにお母さんのおっぱいを吸ってみる?」 ネレイーデ「!?」 トーティ「ふふっ、別にお乳は出ないけど…どうかしらぁ?」服の襟ぐりを手で広げ、ゆさゆさと揺れる乳房を出そうとする… ネレイーデ「そ、それは止めておくわ…何だか戻れなくなりそうだし、まだお風呂にも入ってないから……///」 トーティ「そーお?」 ネレイーデ「え、ええ…また後でね……」 トーティ「それじゃあ、チャオ♪」 提督「…」 ライモン「…何というか、圧倒的でしたね……」 提督「…ええ」 足柄「うちの間宮でもああは行かないわ……なんて言うのかしら、見ているだけで幼児退行しそうだったわね…」 百合姫提督「…そうね……」 提督「はっ……いけないいけない、ぼんやりしている場合じゃなかったわ…カヴール、そろそろ準備に取りかからないと」 カヴール「そうですね、それでは参りましょう♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/449
450: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/01/08(火) 02:14:09.09 ID:nDgpYwF40 …午前九時・正門… 憲兵大尉「司令官、時間ですが…よろしいですか?」 提督「ええ、お願いします」 憲兵大尉「分かりました……伍長、入場を始めさせてちょうだい」 憲兵伍長「は…それでは入場を開始します! 簡単な手荷物検査がありますので、列に並んで下さい!」 憲兵大尉「それでは司令官、後はこちらでやりますので」 提督「分かりました、それではお任せしま……」 アンナ「…もう、なんで手荷物まで見せなきゃいけないのよ?」アンナの不満そうな声が響いた 提督「…」 憲兵伍長「規則ですから」…女性下士は手荷物を見せようとしないアンナを相手に一歩も譲らず、他の入場客(…と言っても鎮守府のあたりはのんきなもので、早起きして朝から基地祭に来るような地元の人はあまりいない)を他の列にさばきながら、頑として入れないでいる… アンナ「その規則には「司令官の許嫁の荷物も見ろ」って書いてあるわけ?」一方のアンナはナポリ辺りで覚えたのか、両手で扇ぐような大げさな身振りを付けて文句を言っている… 憲兵伍長「司令官の許嫁の方かどうかは存じませんが、手荷物を確認しなければ入ることはできません」 アンナ「全くもうっ…分かったわよ、見せればいいんでしょ!?」 憲兵伍長「……はい、結構です」 アンナ「はぁ、もう……って、フランカ! んー、ちゅっ♪」 提督「んっ…おはよう、アンナ。 …ずいぶんと憲兵隊の人を困らせてくれたわね?」 アンナ「向こうが分からず屋なのがいけないのよ……だいたい、どうして自分の婚約者のいる施設に入るのに許可を得なきゃいけないわけ?」 提督「アンナもよく知っているでしょう、それが…」 アンナ「はいはい「海軍だから」って言うんでしょ……よーく分かったわよ」 提督「分かってくれて嬉しいわ。しばらくは忙しいけれど、昼下がりになったら少し休憩するつもりだから…一緒にお昼でも食べる?」 アンナ「ふふ、嬉しいことを言ってくれるじゃない……でも無理して削り出した時間だから、午後には帰らないといけないのよね」 提督「ふぅ…助かったわ……」 アンナ「何か言った?」 提督「いえ、何も……本当にアンナったら、一度言い出したら聞かないんだから」苦笑いをしながら肩をすくめた アンナ「そうやって押しまくればどこかで相手が折れるもの…ちょうど今みたいにね♪」 提督「負けたわ……それじゃあ今日は施設の中を巡りましょうか」 アンナ「そのあたりは任せるわ…私のこと、ちゃんとエスコートしてよね?」 提督「ええ」 カヴール「それでは私は見回りをしながら、屋台料理でもいただくことにしますから…提督はアンナさんとご一緒に回られてはいかがでしょう?」 提督「え、ええ……今日は最終日だし、カヴールも楽しんでいらっしゃい…」 カヴール「はい、楽しませていただきます…それでは提督、どうぞアンナさんとごゆっくり♪」提督をからかっている時によく浮かべる無邪気な感じのほほ笑みを見せると、小さく手を振ってにこやかに歩いて行った… 提督「そ、そうさせてもらうわ……今日ばかりはカヴールの気の利かせ方がうらめしいわ…」カヴールの後ろ姿を見送りながら、小さくため息をついた… アンナ「フランカ、何をボーっとしてるのよ? 私は午前中しかいないのよ?」 提督「あぁ、はいはい……それじゃあ行きましょう」 アンナ「ええ♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/450
451: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/01/10(木) 01:52:59.86 ID:gOa6u5zQ0 …鎮守府・管理棟… 提督「それじゃあ最初はここからにしましょう?」正門のそばに立てられている鉄骨コンクリート造りの現代的な建物ながら、普段は使っていない「管理棟」にアンナを案内する提督… アンナ「いいわよ」 提督「最初は水族館ね…と言っても、みんなが哨戒の時に見つけたクラゲなんかを、たも網ですくって捕まえただけだけれど……」 アンナ「それはまたお金のかからない水族館ね…ま、いいわ」 提督「何しろ予算がないものだから……ここよ♪」 …打ち合わせや映像資料の上映は、普段提督と艦娘たちが暮らしている「本棟」で済ませてしまうため、ほとんど使われていない大部屋の「会議室」…そこへ学校の理科室か何かのように、あちこちから手に入れてきたガラスの水槽やら海水を入れた大きな空きびんやらを並べ、クラゲや魚を種類別にして展示している「水族館」……提督とアンナが開け放してある人気のない入り口をくぐろうとすると、何やら甘い喘ぎ声が聞こえ、絡みあっている脚が見えた… フィザリア(中型潜アルゴナウタ級「カツオノエボシ」)「んむっ、あふっ…はぁ、はぁぁ……♪」 ジャンティーナ(アルゴナウタ級「アサガオガイ」)「ぷは…ぁ…どう、フィザリア…気持ちいい……?」 フィザリア「あふっ…はぅ……んんぅ…気持ち良すぎて……身体が…んくっ…ひくひくする……ぅ♪」 アンナ「ふぅん…これを見物すればいいわけね?」 提督「いえ、そうじゃなくて……こほんっ///」 フィザリア「!」 ジャンティーナ「あ…提督……来てくれたんですね…ぇ…♪」 …ジャンティーナはアサガオガイ(クラゲの一種。綺麗な紫色の巻き貝をフロートにして海面を浮遊し、クラゲを食べる)の「殻」をモチーフにした紫の巻き貝を頭の飾りにあしらい、半透明でひらひらした薄紫色のフレアワンピースをまとっている。ジャンティーナは海面をゆったりとたゆたうクラゲの仲間らしくふわふわと漂うような話し方をしているが、椅子に腰かけたフィザリアと向かい合わせになるようにまたがり、片脚もしっかり脚の間に割り込ませている…さらに、今になって離したお互いの口もとからはとろりと銀色の糸が垂れている… 提督「あー…ジャンティーナ、一応聞くけれど……何をしていたの?」 ジャンティーナ「はい、それはもちろん…水族館の「受付」ですよ……でも、あんまり人が来なくて…眠気覚ましに、フィザリアを味見していました…♪」 提督「そう。それで、美味しかった?……じゃなくて、基地祭の間は人が来るところではそういう事をしないように」 ジャンティーナ「でも…誰も来ていませんでしたよ……?」 提督「あー…でもこうやって見つかることもあるから、以後気を付けてね?」 ジャンティーナ「はぁ…い、りょーかーい…♪」 提督「よろしい……で、フィザリアは大丈夫なの?」 フィザリア「…んぅぅ、大丈夫……んっ…///」こちらも「カツオノエボシ」らしく、シースルーのような青紫色のひらひらした薄物をまとっていて、受付用のパイプ椅子にへたり込むように座っている…普段はふわふわと眠たげながらも意外と責めてくるが、天敵のジャンティーナに「捕食」されてすっかり骨抜き(そもそも骨のないクラゲではあるが…)にされている… 提督「それで、えーと…アンナ、これが「水族館」よ」 アンナ「みたいね」 提督「ジャンティーナ、案内をお願いしていいかしら?」 ジャンティーナ「もちろんです…どうぞ……♪」長い青みがかった髪をゆらゆらさせながら、クラゲやヒトデ、イソギンチャクやカシパン(ウニの仲間)の入った水槽を案内する… 提督「で、これが「フィザリア」ね…」一見すると綺麗な紫と紅をした浮き袋もって漂っているが、その下に長く伸びた猛毒の触手を伸ばしているカツオノエボシ…水槽にはフタもしてあり、クラゲなのでとびかかってくるわけでもないが、遠巻きにしながら観察する… アンナ「ふぅん……お目にかかるのは初めてだわ」 ジャンティーナ「私の名前にもなっていますが…アサガオガイは結構これを食べるんです………確かに、ぷるぷるしていて美味しそうですよね…ぇ…♪」 提督「うーん…さすがに毒のあるクラゲはちょっと……」 ジャンティーナ「そうですかぁ…」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/451
452: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2019/01/10(木) 03:02:13.03 ID:gOa6u5zQ0 提督「で、次が…」 アンナ「さっきがキスだったから、今度はストリップでも見せてくれるつもり?」 提督「あ、あれは姉妹愛が行き過ぎているだけよ…ほらね、ここはなんていうことないでしょう?」 …やはり空き部屋になっている別の部屋は駆逐艦「フレッチア」級の四人がダーツの的当てをやっている……的に向かっているのは可愛らしい女の子から、一見すると中学生くらいに見えるフレッチアたちを相手に自信ありげなお姉さんやあんちゃん、果ては子供につき合っているおばさんまでいる… フレッチア(フレッチア級「矢・フレシェット」)「提督、来てくれたのね…うれしいわ♪」軽く背伸びをして頬にキスをするフレッチア… 提督「ええ、フレッチア。それとみんなに会いたくて♪」ぱちりとウィンクする提督… ダルド(フレッチア級「矢・ダーツ」)「ふふっ、提督ってばお上手なんだから♪」 サエッタ(フレッチア級「閃光・雷」)「ところで提督、それにアンナさんも……どう、一つやっていかない?」 ストラーレ(フレッチア級「雷光・雷電」)「私たちに勝ったらいいことあるかもね♪」 アンナ「そうね、なら勝負させてもらうわ……もちろんフランカもやるのよ?」 提督「分かった、分かったから…それじゃあダルド、矢を貸して?」 ダルド「はい、どうぞ…十本だから慎重にね♪」 提督「ありがと、頑張るわ」 アンナ「さて…と。それで、誰が私と勝負する?」 提督「ずいぶんやる気ね、アンナ?」 アンナ「こういう勝負って結構好きなのよ…負けるのは嫌いだけど」賭け事や勝負にはめっぽう強いアンナだけあって、すっかりやる気になっている フレッチア「…それじゃあ私がお相手しますね」 ストラーレ「頑張ってよ、お姉ちゃん?」 フレッチア「もちろん、妹たちの前で恥はかけないわ……とにかくルールは簡単。より得点の多い方が勝ち」…的には「深海棲艦」として遭遇する大戦時のイギリス艦がシルエットとして描いてあり、それぞれのクリティカル・パートには高得点が書かれている… アンナ「シンプルでいいわ…それじゃあ、まずはそっちからどうぞ?」 フレッチア「了解……それ!」ヒュッ…トスッ! アンナ「へぇ…上手ね。それじゃあ今度は私が…♪」ヒュ……バスッ! フレッチア「ん、お上手!」 提督「えい…っ!」ヒュン…パスッ! ダルド「ふふ、結構上手ね……でも、ごめんなさい♪」ヒュゥッ…トスッ! 提督「むぅ……でも私だって…!」 ダルド「さすが提督…それじゃあこれはどう?」 提督「っ!?」 ダルド「ふふ、このくらいは出来ないと…名前負けしちゃうから♪」…ダルドの投げたダーツは提督の投げたダーツと同じ場所に刺さって、双子のように震えている… 提督「ふぅ……ダルドったら本当に上手ね、結局負けちゃったわ」 ダルド「無理もないわ、私たちは初日から相当やってるもの」 提督「それにしてもね…ところでフレッチアとアンナの勝負は……」 ストラーレ「それが互角なの…すごい勝負になってきたわ♪」 フレッチア「…これで最後の一本ね」お互いの投げたダーツが「10点」の部分に林立していて、「ハント」級駆逐艦を描いた的はハリネズミになっている… アンナ「さ、投げてちょうだい」 フレッチア「……やっ!」ヒュンッ…プツッ! アンナ「なるほど、なかなか上手よ……でもね!」ヒュッ…バシッ! フレッチア「あっ!」…アンナの投げたダーツが突き刺さっていたはずのフレッチアのダーツをはじき落とし、的の中心に突き立っている… アンナ「…ふふん♪」 提督「さすがアンナね……おめでとう」 フレッチア「こんないい勝負できるとは思ってなかったわ。それでは賞品をどうぞ…はい♪」…屋台のケーキ引き換え券を渡す アンナ「どうもね。さぁフランカ、次に行きましょう?」 提督「はいはい…もう、アンナったら本当にせっかちなんだから♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/452
453: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/01/12(土) 11:25:23.69 ID:2wtc+z6S0 提督「どう? ケーキは美味しい?」 アンナ「そうね、ここの「艦娘」たちが作ったって言ってたけど…だとしたら大したものね。美味しいわよ」…引き換え券でもらった、マスカルポーネチーズとレモンのムースをつつきながら感心している 提督「そう、よかった♪」 アンナ「ええ…ところでフランカ」 提督「なぁに?」 アンナ「目をつぶって口を大きく開けなさい」 提督「…こう?」 アンナ「それでいいわ……ほら」使い捨てフォークでケーキを切って提督の口に押し込むと、ムースが口の端についた 提督「んっ…んむんむ……」 アンナ「どう? …私一人で食べるのも悪いから、味見させてあげる」 提督「ごくん……ありがとうアンナ、美味しかったわ」 アンナ「そう、よかったわ。 …ちょっと待って」 提督「んー?」 アンナ「口にムースがついてる」 提督「どのあたり?」 アンナ「ああ、そっちじゃない……いいからじっとしてなさい、私が取ってあげるわよ」…甘い香水と、吐息に混じるレモンムースの爽やかな匂い……ぱっちりと長いまつげと濃い色の瞳、綺麗な紅色のルージュを引いた唇がじりじりと近寄ってくる… 提督「ん///」思わず目を閉じて、唇が触れるのを待つ提督… アンナ「……はい、取れたわよ」 提督「…?」薄目を開けてみると、アンナはハンカチを取り出して指を拭っている… アンナ「なに、どうしたのよ?」 提督「あ…いえ、その……///」(まさか唇でクリームを取るものと思っていた…なんて言えないわね……) アンナ「ふぅ……んちゅっ♪」 提督「んぅっ!?」 アンナ「…こういう風にされると思ったんでしょ?」 提督「え、ええ…///」 アンナ「まったく、考えていることが分かりやすいんだから…さ、次行くわよ♪」 提督「…そ、そうね」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/453
454: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/01/12(土) 13:13:11.82 ID:2wtc+z6S0 提督「少し歩き疲れたでしょう…休憩する?」 アンナ「そうね、どこかで一休みさせてもらいたいわ……意外と広いもの、ここ」 提督「ええ……それじゃあついてきて♪」 …管理棟・三階… 提督「どう、アンナ?」 アンナ「…いい眺めじゃない」 …正門に近い側に建っている管理棟の東の窓からは、鎮守府の様子が一望できる…手前に波止場と黄色いレンガ造りの船渠が見え、その奥には貴族のお屋敷のような鎮守府の本棟と広い庭、ゆるい三日月型に伸びる砂浜……そしてずっと奥に続いている白っぽい地面と松林が、てっぺんにフェイズドアレイ・レーダーのサイトを設けている小さな岬で区切られている… 提督「ね?」 アンナ「ええ…風も気持ちいいし、休憩にはうってつけの場所ね」 ニコ(ナヴィガトリ級駆逐艦「ニコロソ・ダ・レッコ」)「本当に気持ちがいいよね……ねぇ提督」 提督「なぁに?」 ニコ「…良かったら少し聞いていってよ?」椅子に腰かけているニコはマンドリンを抱えている…この鎮守府は比較的落ち着いた管区にあるので普段はのんびりしていて、たいていの艦娘たちは退屈しのぎに楽器の一つふたつを練習しているか、さもなければそこそこ歌が歌える… 提督「ええ、それじゃあお願いするわ」 アンナ「じゃあフランカはそこに座ったら?」 提督「ええ、そうさせてもらうわ…あら、特等席ね。ニコの顔が良く見えるわ♪」 ニコ「て、提督ってばまたそういうことを…///」 アンナ「まったく、フランカときたら息をするようにそういうことを言って……子供の頃のおとなしかったフランカはどこに行っちゃったの?」 提督「ふふっ…私だって成長したのよ♪」 アンナ「やれやれ……ま、いいわ。一つ聞かせてちょうだい?」 ニコ「そうだね…じゃあ一つやってみようか」 ニコ「♪」…軽くマンドリンを爪弾くと、滑らかに「サンタ・ルチア」を弾きはじめた アンナ「あら上手♪」 提督「…しーっ」 …提督とアンナがマンドリンの音に耳を傾けていると、暇な艦娘たちが音色を聞きつけたのかやってきた……それぞれ手には楽器を持っていて、いつの間にか小さな演奏会になっている… ミトラリエーレ(ソルダティ級駆逐艦「機関銃手」)「ふふ、上手いうまい…♪」イタリア音楽には欠かせない、素朴な木のカスタネットを叩いてリズムを作る… レオーネ(レオーネ級駆逐艦「雄ライオン」)「♪」レオーネは鎮守府に寄付されたオカリナを吹きながら身体を揺すっている… ゼフィーロ(トゥルビーネ級駆逐艦「春の西風・ゼファー」)「♪〜サンタ・ルーチーアーぁぁ…サンタ・ルチぃーアぁぁ…♪」独特の響きを持ったチターを弾きながら口ずさむ… 提督「ふふ…っ♪」 アンナ「フランカ、あなたの気持ちが少し分かったわよ…こんな無邪気で可愛い娘たちがいたんじゃ、そう簡単に辞めるわけにはいかないわね?」 提督「…そういうことよ♪」 アンナ「……でも私はあきらめないから。とっととあなたのお母さんにウェディングドレスのデザインと採寸をしてもらうことね」 提督「…もう///」 アンナ「それじゃあそろそろ行かないと……楽しかったわよ♪」 提督「じゃあ門まで送るわ」 アンナ「ええ、ありがと」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/454
455: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/01/16(水) 03:06:18.26 ID:6msX+G6t0 …しばらくして・通信室… 提督「当直お疲れさま、マルコーニ、ビアンキ。カフェラテを持って来たから交代でどうぞ? …コーヒーは少し濃い目の砂糖二杯、ミルクは多めで少しぬるくしてあるわ」 …自分の分と合わせて三つカップを持っている提督……目が疲れないようにと照明の明るさを少し落してある通信室で、無線機の前に詰めているのは「マルコーニ」級大型潜の「グリエルモ・マルコーニ」と「ミケーレ・ビアンキ」…二人は「当直」と言うことでヘッドフォンをかけて座っているが、マルコーニは世界初の無線電信の発明者なのでまさにぴったりの役どころ… ビアンキ「お先にどうぞ、グリエルモ」 マルコーニ「グラツィエ……コンソールデッキにこぼすといけないので、こっちに座らせてもらいますね」 提督「ええ。それで、変わった様子はない?」 マルコーニ「はい、今のところは」 提督「そう、ならよかったわ…うちの水偵からも?」 マルコーニ「はい、なにもありません」 提督「そう、ならそろそろ交代だから……」そう言って提督が温かいコーヒーを飲もうとした瞬間、無線機がざわめきだした… マルコーニ「…何とも間が悪いですね!」マグカップを置くと慌てて席についてヘッドフォンをあてた 提督「…深海棲艦の艦隊とかじゃないといいのだけれど……」 …数分前・鎮守府沖数十浬… マエストラーレ「ふー…いい天気で気持ちいいわねぇ」 シロッコ「本当にね……出撃なんておっくうだと思っていたけれど、出てみると案外いいものね」 リベッチオ「そうだね、風が爽やかで気持ちいい…♪」 グレカーレ「もう、みんなたるんでない?」 リベッチオ「だってぇ…」 マエストラーレ「……確かにグレカーレの言う通りね。みんな気を引き締めて見張るように!」 リベッチオ「そんなこと言ったって、深海棲艦がこんなところまで出てくるわけないと思うけどね?」 シロッコ「それはたし……ん?」何かと勘のいいシロッコが、不意に水平線と雲の間に目をこらした… マエストラーレ「…どうしたの?」 シロッコ「敵機視認! …もう、基地祭の日なのに!」 マエストラーレ「そんなことを言ったって仕方ないでしょうが…対空陣形!」メインマストに軍艦旗を掲げつつ、鎮守府に打電するマエストラーレ… ……… … マルコーニ「…敵機視認。機種、ウォーラス……ただちに対空戦に入る」 提督「ウォーラスに見つかったら、お次はボーファイターかアンソンか……とにかく哨戒中の水偵を向かわせて、その間にマッキを発進させましょう」 マルコーニ「了解」リズムよく「トトン・ツー…」とモールス電信を叩きはじめるマルコーニと、電話にかじりついてグロッタリーエ空軍基地に駐機している「鎮守府所属」の戦闘機隊へ発進要請をかけるビアンキ…… 提督「…」戦闘機隊が発進してマエストラーレたちの所にたどり着くまでの時間を計算している… … マエストラーレ「無電を発信されたら敵機がわらわら来るに違いないわ…対空戦闘! 急いで落として!」120ミリ主砲と40ミリ機銃、それに戦時に増設された20ミリ・ブレダ機銃も吼えたてる… グレカーレ「主砲、てっ!」 シロッコ「…落ちろ、蚊トンボ!」 リベッチオ「撃てぇ!……あ、命中…命中っ!」航続距離はあっても速度や敏捷さには欠けるウォーラス水偵の周囲に次々と対空砲弾が炸裂していたが、ついに一発がウォーラスを捉え、二つに折れた残骸がゆっくりと落ちていった… シロッコ「無電の発信は…なかったみたい」 マエストラーレ「……ふぅ。なら鎮守府に連絡して一件落着ね」 シロッコ「良かった…まだ基地祭の屋台巡りも終わってないし、ね♪」 ……… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/455
456: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/01/20(日) 02:24:05.46 ID:casHf3ZW0 提督「ふぅぅ…敵の増援が来なくてよかったわ……」 マルコーニ「ですね」 提督「それじゃあC202の小隊はグロッタリーエに戻りつつ哨戒を…Ro43水偵はマエストラーレたちの外側五十キロを目安に哨戒ラインを作って、彼女たちが帰投するのに合わせて戻しましょう」 マルコーニ「了解、そのように打電します」トン・トト・トン・ツー… 提督「それじゃあ私はまた見回りに行ってくるけれど、何かあったら呼んでね?」 マルコーニ「はい」 提督「ふー…」軍帽を脱いで額を拭うと、紅くなっている帽子の跡と、ぱらりと目にかかってくる前髪を気にしつつ通信室を出た… ……… …鎮守府・庭… ライモン「そうですか…よかったです……」同じ1964年に退役した「グレカーレ」と仲が良く、そもそも仲間思いの優しい性格だけにほっとしたようなライモン… 提督「ええ…これで私も心おきなく可愛い女の子を物色出来るわ」 ライモン「提督」 提督「冗談よ、だって一番可愛い女の子はここにいるものね♪」胸元に抱え込むようにしてライモンをぎゅっと抱きしめると、さらさらの髪を撫でる提督… ライモン「んむぅ、むぐ……ぷはぁ!」 提督「あら、ごめんなさい…♪」 ライモン「もう…///」 リットリオ「…相変わらずお熱いですねぇ」無邪気な笑顔を浮かべて「とととっ…♪」と軽やかなステップで駆け寄ってくるリットリオ……着ている白いブラウスからのぞく胸元は赤みを帯びていて、髪が少し乱れている…… 提督「ええ、おかげ様で♪ …でも、リットリオだって他人のことは言えないでしょう?」 リットリオ「ふふっ、そうですね♪」 提督「ところで、ヴェネトとローマは…?」 リットリオ「はい、「さっきまでは」裏のあずまやで一緒でした♪」 提督「あー…」 ライモン「な、何も今日しなくたって…///」 リットリオ「……だって、したくなっちゃって♪」 提督「まぁほどほどにね…この後は?」 リットリオ「そうですね、特に予定はないですよ?」 提督「そう……だったらヴェネトとローマの様子も見てきてあげてね?」 リットリオ「了解です、提督っ……でもその前に、ちょっと甘いものを補給してきます♪」 ライモン「何というか…自由奔放ですね」 提督「そこが魅力と言うべきかしらね。それじゃあ私たちは見回りを続けましょうか」 ライモン「はい」 提督「…それとも、デートって言いかえた方がいいかしら?」 ライモン「も、もうっ///」 提督「ふふふっ♪」つんっ、とライモンのほっぺたをつついて目を細める… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/456
457: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2019/01/20(日) 03:32:54.37 ID:casHf3ZW0 …鎮守府・空き部屋… アヴィエーレ「…そうか、それは良かったね」 提督「ええ、おかげさまで♪」 …イタリア海軍旗が部屋の隅のに飾ってある「仮設展示室」には、鎮守府所属のマッキやフィアット、レジアーネやメリジオナーリの戦闘機や雷撃機、水偵のプラモデルがアクリルケースに収まってずらりと並び、アヴィエーレは椅子に座ってお客さんの質問に備えている……が、たいていは庭で行っている舞台の出し物や屋台に集まっているので、全部の催し物を一通り巡ろうとする真面目な人が時々のぞきに来る以外は、かなり空いている… アヴィエーレ「まぁ、Ro43水偵ならウォーラスより機動性が上だからね…心配することはないかな」 提督「そうね」 (※メリジオナーリRo43水偵…単発複座・複葉の水上偵察機。武装は前部固定1挺と後部旋回1挺の7.7ミリ機銃、最高速力300キロ弱とごくごく平凡な弾着観測用の「水偵らしい水偵」。実戦で使われることは少なかったものの戦時イタリア艦の標準的な搭載機で、複葉機ならではの旋回性の良さから限定的ながら空戦能力も有する。性格としては帝国海軍の「九五式水偵」に近く、前部機銃を2挺に増やし後席を無くした「水上戦闘機」型のRo44も作られている) アヴィエーレ「それじゃあじっくり見ていってよ」 提督「ええ、ありがと」つい海軍士官の癖で、手を後ろに組んで歩き始める提督… ライモン「…」 提督「あ、いけないいけない……はい♪」 ライモン「…はい///」 アヴィエーレ「ふふ…「恋人つなぎ」とはなかなかやるじゃないか、提督♪」オールバックにした髪を櫛で撫でつけながら、ニヤニヤしている… 提督「…アヴィエーレも「恋人つなぎ」したい?」 アヴィエーレ「はは、提督とライモンドの間を邪魔するほど無粋じゃないつもりさ。それにそろそろ水偵が戻ってくる頃だろうし、ちょっと風の具合を確かめて来るから……終わったら呼んでくれないかな?」 提督「ええ」 アヴィエーレ「それじゃ…♪」 ライモン「……行っちゃいましたね、アヴィエーレ」 提督「そうね」 ライモン「別にそんなに気を使わなくたっていいのに…そうですよね、提督?」 提督「いいえ、私は嬉しいわ……だってライモンと二人きりになれたもの♪」 ライモン「て、提督はまたそうやって///」 提督「嘘じゃないわ……ライモン」 ライモン「て、提督…///」 提督「……いい?」 ライモン「///」そっと目を閉じて提督に顔を向けるライモン… 提督「…ライモン……可愛い…♪」ライモンの腰に手を回してぐっと身体を引き寄せ、顔を上向かせた……と、首から提げていた携帯電話が「ピリリリッ…!」と鳴りはじめた… ライモン「…っ!?」 提督「あぁもう……はい、もしもし?」 ライモン「…っ///」(わ、わたし…わたしったら、この部屋にお客さんが入ってくるかもしれないのにっ///) 提督「ふぅぅ…ルクレツィアからだったわ。またエレオノーラが手に負えなくなっているから助けて欲しいそうよ」 ライモン「そ、そうですか」 提督「ええ……でも感謝しないとね」 ライモン「…と、言いますと?」 提督「だって…おあずけにされた分だけ、次のキスが待ち遠しくなるものね♪」 ライモン「……いいえ、提督」 提督「?」 ライモン「その……いつだって、提督とのキスは待ち遠しいです…///」 提督「…まぁ♪」 ライモン「……さぁ、早く行きましょう///」 提督「ふふ、そうね♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/457
458: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage] 2019/01/20(日) 12:44:28.15 ID:NM5RRqBio いいね http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/458
459: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/01/22(火) 01:11:01.11 ID:q30RPO+t0 >>458 ありがとうございます。なかなか進みませんが頑張ります… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/459
460: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/01/22(火) 02:45:47.63 ID:q30RPO+t0 …食堂… カサルディ提督「あぁ、やっと来た。フランカ、早くエレオノーラのことをどうにかしてよ…!?」 提督「少し落ち着いて、ルクレツィア……一体どうしたの?」 カサルディ提督「…あれよ」 …指差した先にはシモネッタ提督が椅子に腰かけ、年の割には幼い見た目のせいで耳年増に見える駆逐艦の「カルロ・ミラベロ」「アウグスト・リボティ」と過剰なふれ合いに興じている姿が見える……そしてシモネッタ提督をからかっているミラベロとリボティは白いフリルブラウスと、コルセットを兼ねたような黒のフレアースカートとつま先の丸いエナメルの靴…と、いかにも「お嬢さま」スタイルの格好をしている… シモネッタ提督「はぁぁぁっ、まさに「私に天使が舞い降りた!」わ…♪」 提督「あー…」 ライモン「…」 ミラベロ「ふふ、シモネッタ提督……ううん「エレオノーラお姉ちゃん」…♪」ミラベロは髪型もいかにもお嬢さんらしいツーサイドアップ(両側頭からのツインテール)で、髪の根元を可愛らしいデザインの黒リボンで留めている… シモネッタ提督「んふっ…どうしたの、ミラベロ?」 ミラベロ「くすくすっ……呼んでみただけ♪」小首を傾げてぱちぱちとまばたきすると、ふわりとなびいた髪の束がシモネッタ提督の鼻先をくすぐった… シモネッタ提督「ふわぁぁぁぁ…可愛い、しかもいい匂い…ぃ♪」 ミラベロ「ふふ、ありがと♪ …でも、エレオノーラお姉ちゃんがもっと褒めてくれたら……私もその分頑張ってあげちゃうけれど…ね?」 シモネッタ提督「まぁまぁ、可愛いミラベロは何を頑張ってくれるのかしらぁ♪ お姉ちゃんに教えてぇ?」 ミラベロ「ふふ、なにかしら?」 シモネッタ提督「えーとねぇ…むふふっ、んふっ♪」 ミラベロ「残念、時間切れ……♪」 シモネッタ提督「えー?」 ミラベロ「正解は……んしょ♪」ぽすっ…と膝の上に座り、顔を上向かせてシモネッタ提督を眺める… シモネッタ提督「あっ、あっ、あっ……んふゅっ、むふっ♪」 ミラベロ「ふふっ…さ、なでなでして?」 シモネッタ提督「ええ、お姉ちゃんがいっぱいなでなでしてあげるわねぇ…むふふっ♪」 提督「…」 ライモン「…シモネッタ提督、ここに来てから一番の笑顔ですね……」 提督「そうね…」 シモネッタ提督「んふ…ミラベロのすべすべふとももをなでなでしたり、一緒にお風呂に入ったり……ほのかなふくらみを触ったりしたいわぁ♪」さわ…っ♪ ミラベロ「あんっ、お姉ちゃんってばぁ……えっち♪」そう言いつつも小さな手をシモネッタ提督の手に重ね、わざとふとももを撫でさせる… シモネッタ提督「くふふっ…♪」 リボティ「……ねぇエレオノーラお姉ちゃん、私も相手してくれないとつまらないな」こちらはカチューシャを付けたセミロングの髪を肩に垂らしている… シモネッタ提督「あぁん、ごめんなさいねぇ……じゃあリボティには、照れ隠しにお姉ちゃんを叱ってくれるかしら♪」 ジュセッペ・フィンチ(大型潜カルヴィ級)「おぉ…それはジァポーネで言うところの「ツンデレ」というやつだな……私も見るのは初めてだ!」遠巻きにして面白半分に観察していたが、「ガタッ…!」と椅子から身を乗り出した… リボティ「それじゃあ……いい?」 シモネッタ提督「ええ、お願いするわね♪」 リボティ「こほん……い、いつもスパゲッティを食べてるからって、別にペンネが嫌いなわけじゃないんだからね…っ///」 シモネッタ提督「ふわぁぁぁ…可愛いっ、可愛いわぁぁぁ…もう今夜にでも……いえ、むしろ今すぐ頂きたいわねぇ…♪」 提督「ふー……ちょっとエレオノーラ、うちの娘に変なことを吹きこんだりしないでくれる?」(それにリボティのセリフ…それっぽくはあったけれど、ツンデレとはちょっと違うような……) シモネッタ提督「あ、フランカ……もう、本当にフランカってば人が悪いんだから…♪」 提督「…どういうこと?」 シモネッタ提督「んふっ、とぼけちゃって……こーんな可愛い娘をいっぱい抱えて、大人な知識まで吹きこんでいるなんて…イケナイ提督さんだこと♪」 提督「あー、いえ…それは別に私が教えたわけでも何でも……」 シモネッタ提督「んふふっ、隠さなくたっていいのよ……さぁミラベロ、リボティ、お姉ちゃんが一万リラあげるから、好きな物を買ってね♪」 提督「…」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/460
461: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2019/01/25(金) 02:47:44.30 ID:R5DGKo880 カサルディ提督「フランカ、ごめん…エレオノーラが壊れてる時は手におえないって忘れてた……」 提督「いいえ、構わないけれど……問題が起きる前にお茶にでもして、二人をエレオノーラから引き離しましょう?」 カサルディ提督「そうね。どのみちここに来ている提督はみんな集まってるし…」 提督「そうね、言われてみれば…それじゃあ早くお菓子を用意しないと♪」 百合姫提督「ふふ、今回はどんなお菓子かしら……こっちに来てから美味しいものが多くって、食事のたびに目移りしちゃうの…♪」 エクレール提督「まぁ…でしたらぜひフランスにおいで下さいな。量ばかりのイタリア料理と違って、洗練された美食が味わえますわ」 提督「姫、マリーの言うことを聞いちゃダメよ…フランス料理なんて田舎は「ブイヤベース」とか「ラタトゥイユ」みたいなごった煮ばかりだし、かといってパリのビストロなんて入ったら目が回るような勘定書きが届くわよ?」 エクレール提督「また貴女はそうやって…!」 グレイ提督「ふふ、仲がよろしいようで結構ですわね…百合野提督、もし機会があったらイギリスの「ミートミンスパイ」か「ヨークシャープディング」……さもなければ朝食だけでもご賞味下さいね?」 ヴァイス提督「…それなら、ドイツを訪問されるようなことがあったらぜひ本場のソーセージを召し上がってください……!」 百合姫提督「はい、機会があったらみんな味わってみたいです……って、あら?」震えだした携帯電話をちらりと見て番号を確認すると、提督たちに謝って電話を受けた… 提督「鎮守府から?」 百合姫提督「ええ……はい、もしもし…」席を外して廊下に出て行く百合姫提督… … 百合姫提督「…仁淀、どうかしたの?」 仁淀「はい、提督…実は前回提出の書類で一枚だけ差し戻しが……訂正はすぐ出来たのですが、提督のハンコを代わりに押してしまっても…?」 百合姫提督「ええ、仁淀が大丈夫だっていうなら大丈夫…ハンコは机の上にあるから、代わりに押していいわ」 仁淀「了解、それでは…」 百合姫提督「あぁ、待って仁淀」 仁淀「はい、何でしょうか?」 百合姫提督「こっちの時間から考えると横須賀は1900時くらいよね…?」 仁淀「ええ、まぁだいたいそのくらいです」 百合姫提督「みんなご飯はちゃんと食べている? もっとも、厨房は間宮だから心配ないとは思うけれど……」 仁淀「ええ、大丈夫ですよ…ちょうどいま済ませて、それでお電話したところです」 百合姫提督「それで、今日は何を食べたの?」 仁淀「えーとですね…主食は「昆布わかめ」の混ぜご飯で、おかずは「べにしゃけ」と冷蔵庫に残っていた「タチ」(太刀魚)の塩焼き……具だくさんのけんちん汁に納豆…あ、あと食後に「森永みるく」と「もちオーレ」をいただきました」 百合姫提督「そう、ならよかったわ…♪」 仁淀「おかげ様で大満足です…実は「メロンメロン」のチョコチップメロンパンもあったのですが、さすがに満腹で……」 百合姫提督「まぁ、ふふ…あのお店のメロンパンは私も好きだから、帰ったらまた買いに行きましょう♪ …ちなみに明日の献立は決まっているの?」 仁淀「あ、はい…明日はハンバーグステーキを喫食する予定なのですが、間宮も伊良湖も意気込んでいて……もうデミグラスソースの仕込みに取り掛かっています」 百合姫提督「なるほどね……じゃあ明日は「デミライフ!」ってところね?」 仁淀「はい…正直ちょっと楽しみです♪」 百合姫提督「分かったわ……それじゃあまた寝る前にかけるから…皆にもよろしく伝えておいてね?」 仁淀「はい。では失礼します」 百合姫提督「ええ」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/461
462: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage] 2019/01/25(金) 11:11:56.98 ID:JnkLhmH5o 乙。 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/462
463: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/01/26(土) 01:06:19.86 ID:bJAj1Ff+0 グラツィエ…引き続き投下していきます http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/463
464: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/01/26(土) 01:41:09.89 ID:bJAj1Ff+0 提督「姫、横須賀は大丈夫だった?」 百合姫提督「ええ、おかげさまで」 提督「それは良かったわね…ところで、よかったらみんなでテラスに出ない?」意味ありげな含み笑いを浮かべている… シモネッタ提督「…何かあるのね?」 提督「ええ…実はグロッタリーエ所属の空軍機が訓練を兼ねて、ちょっとしたアクロバットをしてくれることになっているの」 カサルディ提督「へぇ、フランカってば空軍に顔が利くんだ?」 提督「ううん、これは向こうの好意みたいなものよ……何しろ空軍は目立ちたがりだもの♪」 カサルディ提督「ぷっ…確かに♪」 シモネッタ提督「それで、どこならよく見られるかしら」 提督「そうねぇ…飛行ルートは沖合だから、二階のベランダかそこのテラスね」 カサルディ提督「じゃあそこでいいんじゃない?」 提督「そう? ならそこにしましょう…さ、姫は特等席にどうぞ♪」 百合姫提督「あ、そんな…私が一番いい席に座るなんておこがましいと思うの……むしろグレイ提督に座ってもらった方が…///」 グレイ提督「構いませんよ…わたくしは立っている方が好きですから」 ヴァイス提督「私の方が階級が下ですから、どうぞ先に座って下さい。そうでないと私も席を決められませんので」 百合姫提督「えーと…ならエクレール提督……」 エクレール提督「わたくしはこの席で構いませんわ…どうぞ遠慮なさらずにお座りなさいな?」 提督「別にマリーの椅子じゃないのだけれど…でもまぁ、そう言うことね」 百合姫提督「じ、じゃあ失礼して……」 提督「素直でよろしい…♪」 カサルディ提督「……あ、来たんじゃない?」 …空に溶け込むような灰色の迷彩を施した「パナヴィア・トーネード」が二機編隊でやって来て、湾に列を作って停泊している艦隊の上でロールを打ち、それから垂直上昇で高度を取ると、今度は機体を背面に入れてスプリットSをかけた… シモネッタ提督「へぇ、空軍もなかなかどうしてやるじゃない…」 提督「そうね…あ、もう行っちゃった……」トーネードは翼を軽く振ると、独り占めにしたお客さんの歓声を後に残し、さっさと飛んで行ってしまった… カサルディ提督「きっと燃料がないんでしょ?」 提督「…かもしれないわね」 …ジェットの響きが遠ざかると、またざわめきを取り戻し始めた会場……とはいえナポリやジェノヴァ、ヴェネツィア…あるいは市街地に近い「タラント第一」と違って、田舎にあるのどかな鎮守府なのでお客さんが詰めかけることもなく、海軍憲兵隊が上手くさばいてくれているのでたいした問題もない……そこで提督たちは会場を眺めながら、安心してお茶を楽しんでいる…… ?「…気を付け!」 提督「!」ビクンッ…! シモネッタ提督「!!」 カサルディ提督「っ!?」…不意に大声で号令をかけられ、反射的に直立不動の姿勢を取った提督たち… ?「よろしい、休め…!」 提督「もう、一体誰……教官!?」声の方を向くと、軍のデジタル迷彩服に身を包んだ短髪の女性が立っていた…ブーツはよく手入れされているが迷彩服のボタンは二つ目まで外していて、両手の邪魔にならないよう、ベレー帽は肩章を縫いつけるボタン留めの「輪っか」の所に突っこんでいる… 短髪の女性「久しぶりだな、『カンピオーニ候補生』……短い間にずいぶんと昇進したな?」敬礼を交わすと左右の頬に接吻をし、それから提督の手を力強く握った… 提督「ええ、おかげさまで…///」 女性「いや、お前の実力だよ……それはいいが、また肉が付いているな。私にがみがみ言われないからって運動してないだろう…って、なんだ、お前たちも一緒か?」 カサルディ提督「お久しぶりです、教官」 シモネッタ提督「お会いできて嬉しいです♪」 女性「なんだ、あの時の問題児どもが一堂に揃ってるじゃないか……それにどいつもこいつも金モールと勲章をベタベタつけて…昇進おめでとう」そう言うとニヤリと笑ってみせた… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/464
465: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/01/26(土) 02:44:31.09 ID:bJAj1Ff+0 …食堂… 提督「紹介するわね…私たちの指導教官だったエウリディーチェ・メッセ曹長」 ライモン「初めまして」 メッセ曹長「ああ、よろしく…きっとカンピオーニの事だから、うんと君らを甘やかしていることだろうな」口調は少しぞんざいだが、どことなく親切な感じがするメッセ… カヴール「ええ、まぁ…」 メッセ曹長「はははっ、おおかたそんな事だろうと思ってたよ♪」 ディアナ「…どうぞ、カフェラテです」 メッセ曹長「お、悪いな…君は?」 ディアナ「高速スループ「ディアナ」でございます」 メッセ曹長「それじゃあごちそうになろう……うーん、こいつはいい」 ディアナ「お褒めに預かり恐縮でございます…♪」 提督「……それにしても、どうして教官が?」 メッセ曹長「どうしても何も…タラントに用事があったから、ついでに教え子の様子を見に来ただけだが……さては私が見ていないからって、たるんだ生活をしているんだろう」いかにも怒ったふりをして腕組みをする… 提督「いえ、そんなことはまったくありません……ちゃんと規則正しい生活を送っています」 メッセ曹長「ほー、そうか…じゃあ昨日はどんなトレーニングをこなした?」 提督「えーと……腹筋を…」 メッセ曹長「何回だ?」 提督「……回です」 メッセ曹長「なに? もう少しはっきり言わないか」 提督「十回です…///」 メッセ曹長「ふー…十回か……ということは他のメニューが重かったんだな?」 提督「えーと…」 メッセ曹長「腕立てか?懸垂か?…それとも敷地内でランニングか?」 提督「いえ……その…」 メッセ曹長「ふむぅ…どうやらみっちり絞られたいらしいな」 提督「…っ!」 メッセ曹長「まぁいい、今日は「昇進おめでとう」を言いにきたんだ。あまりガミガミ言わないでやる……感謝しろよ?」 シモネッタ提督「ふふっ…♪」 メッセ曹長「何がおかしいんだ、シモネッタ?」 シモネッタ提督「…いえ、何でもありません」 メッセ曹長「そうか…カンピオーニの事を笑えるなら、さぞかしトレーニングをしているんだろうな?」 シモネッタ提督「…」 メッセ曹長「どうなんだ?」 シモネッタ提督「いえ、まさか訪問先の運動施設を借りるのもどうかと思いまして……」 メッセ曹長「別に腕立てや腹筋なら道具もいらないだろう……ちゃんとやってるか?」 シモネッタ提督「…い、いいえ」 メッセ曹長「全くカンピオーニといいシモネッタといい……カサルディ、お前は大丈夫だろうな?」 カサルディ提督「はい…客室で腕立てと腹筋を四十づつ」 メッセ曹長「よろしい……この二人の身体がボローニャソーセージみたいになったら、その時はうんと笑ってやれ」 カサルディ提督「はっ…!」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/465
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