イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (966レス)
イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/
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486: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/03/04(月) 01:03:24.34 ID:CXzZgPpA0 >>485 書き溜めもなければ(資料はあり)投下も遅いのに、そう言っていただけると嬉しいです…頑張ります そう言えばひな祭りだったので、はまぐりの潮汁とちらし寿司を楽しみました…もっとも、近場のスーパーにははまぐりがなかったのでデパ地下の鮮魚店で奮発することになりましたが…… そう言えば「貝合わせ」ってはまぐりの殻でやるものなんですよね……あ、「貝合わせ」(意味深)とかそういう意味ではないです(笑) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/486
487: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/03/04(月) 02:30:27.94 ID:CXzZgPpA0 …一か月後… シモネッタ提督「国際法の講義お疲れさま……ねぇフランカ、今夜の自由時間って空いているかしら?」 提督「ええ、別に教本を読むか部屋のみんなでおしゃべりするぐらいだけれど…どうしたの、エレオノーラ?」 シモネッタ提督「それがね…また「協定」を実行する必要が出てきたの」 提督「あら、また? 本当にエレオノーラったら先輩方に受けがいいわね♪」 シモネッタ提督「好みでもない先輩諸氏に好かれたって困るわ……とにかく、今夜の自由時間に「海軍史を教えてあげるから部屋に来ない?」って誘われているから、いつも通り先輩が貴女に夢中になるよう上手くたらしこんで?」 提督「もう、私だって年上なら誰だっていいわけじゃないのよ? …でもまぁエレオノーラのためだものね。仕方ないわ」 シモネッタ提督「ありがとう、助かるわ…ところで、私好みの可愛らしい娘は?」 提督「うーん……エレオノーラのおめがねに叶いそうな「できるだけ小柄で可愛いらしい、初心な候補生」って言われてもね…注文が厳しいわ」 シモネッタ提督「そう…でもこれだとフランカ、貴女が一人で得をしているわよね」わざとむくれたように唇を尖らせるシモネッタ提督… 提督「そんなこと言われても……この間だってマリアを紹介してあげたじゃない。それでもだめなら、今度の日曜日にご飯でもおごりましょうか?」 シモネッタ提督「ふふっ、冗談よ……私と貴女の仲だもの、ね♪」 提督「はいはい…ところでルクレツィアの事なんだけれど」 シモネッタ提督「この間話していたカサルディ候補生のこと?」 提督「ええ…どう思う?」 シモネッタ提督「いいんじゃないかしら…私たちと違ってボーイッシュでさっぱりした感じのタイプだし」 提督「ええ。あ、言っているそばから当の本人が……ルクレツィア、ちょっといいかしら?」 カサルディ提督「あ、フランチェスカにエレオノーラ…お疲れ。もう、身動き一つしないで講義を聞いているのはつらかったわ…カッター漕艇とか海に出られる実習がやりたいよね」 提督「うぇぇ、お願いだから勘弁して…前回のカッター実習の後、身体中きしんで寝られなかったのよ……」 カサルディ提督「私みたいながさつな漁師の娘と違って、フランカは箱入り娘だもんね…で、何のご用?」 提督「ええ、実はルクレツィアにも相談しようかと思って…」 カサルディ提督「何を?」 提督「…私とエレオノーラが女性のことが好きなのは、ルクレツィアもよく知っているわよね?」 カサルディ提督「まぁね……実際、私だって何だかんだで女の子は嫌いじゃないわけだし…///」快活で開けっぴろげなカサルディ提督にしては珍しく、小声でぼそぼそとつぶやいた… 提督「そこでなんだけれど、私とエレオノーラは色んな候補生たちと「仲良くなろうと」思ってに色々手回ししているのだけれど……ルクレツィアも一緒にどうかしら?」 カサルディ提督「うぇ…っ!?」 提督「ふふ、別に無理に力でねじ伏せるような事をしているわけじゃないのよ? …そもそもルクレツィアだってよく知っているように、私の腕力は大したことないもの…ね、エレオノーラ?」 シモネッタ提督「ええ……ただ私たちは、同性の「親しいお友だち」が集まりやすいようにお膳立てをしているだけなの♪」 カサルディ提督「…えーと、フランチェスカ……」 提督「なぁに?」 カサルディ提督「その…そういう女の子の中には……さ」 提督「ええ」 カサルディ提督「……フランチェスカみたいに…おっぱいが大きい娘もいるんだよね///」 提督「ええ♪」 シモネッタ提督「ふふ、もちろん…色んなタイプの人がいるわ♪」 カサルディ提督「…よし……それじゃあ私も乗った!」 提督「ふふっ、よろしくね♪」 シモネッタ提督「貴女が協力してくれるって言ってくれて嬉しいわ♪」 カサルディ提督「いや…だって二人と違って、私はつい最近まで自分がこんなおっぱい好きだなんて思ってなかったし……しかもこういう悩みって打ち明けにくいしさ、同じような仲間がいて良かったよ///」 提督「ふふ、ルクレツィアが目覚めたのはあのレスリング授業の時だものね…♪」 カサルディ提督「つまりフランチェスカのせいってこと……だからさ、おっぱいの大きな女の子がいたら紹介してよ。私も二人が気に入りそうな娘とかいたら教えてあげるから…さ///」 提督「ええ♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/487
488: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/03/07(木) 03:20:22.29 ID:OZH//s+E0 …就寝前の自由時間・先輩候補生の部屋… 先輩候補生(ブロンド・短髪)「いらっしゃい。よく来てくれたわ、シモネッタ候補生……と、そちらは?」 シモネッタ提督「シモネッタ候補生と同期のカンピオーニ候補生です。 …その、エレオノーラと一緒に海軍史の補習を受けたくて……あの、ご迷惑だったでしょうか?」 先輩「あぁ、いえ! どうせ勉強するならお友だちと一緒の方がいいものね…それに勉強熱心なのはいい事よ、カンピオーニ候補生」 提督「はい、その…候補生どのもご自分の勉強があるのに、わざわざお時間を割いて下さって……ありがとうございます///」 先輩「ふふ、そんな堅苦しくしなくても「先輩」でいいわよ。それにルームメイトにはこの時間を他の部屋で過ごしてくれるよう頼んでおいたから、貸し切りみたいなものだし…教本は持って来た?」 シモネッタ提督「はい」 先輩「結構! ならさっそく勉強しましょうか…ちなみに次の試験範囲はどこなの?」 シモネッタ提督「え、えーと…フランチェスカ、貴女は覚えている?」 提督「……確か「第一次大戦における列強海軍の主だった海戦」についてだった気がするわ…」 先輩「なるほどね……カンピオーニ候補生は海軍史が得意?」 提督「えーと…苦手ではないですけれど、せっかくならより詳しい先輩に教えていただきたいなと思って、ついてきてしまいました…その、ごめんなさい…」 先輩「いいのいいの、候補生として後輩たちを指導するのは先輩の務めよ♪」 (…ふぅん…エレオノーラと二人きりになりたかったのに、勝手についてくるなんてとんだ邪魔が入ったと思ったけれど……こっちの娘も意外とネコっぽくていいじゃない…♪) 提督「それでは、よろしくお願いします」 (…むぅ、この先輩は百合とかそんなに詳しくない感じね……なんだかファッションでやっているというか「先輩、先輩っ♪」って後輩たちにきゃあきゃあ言われたがっているだけみたい……そう言うのはあんまり好きじゃないわね…) 先輩「それじゃあ机はそこのを使っていいから…かけて?」 シモネッタ提督「はい」 提督「ありがとうございます…先輩///」 …しばらくの間、二段ベッドの脇にある先輩たちのスチールデスクに向かい、分厚い海軍史のテキストをめくる提督たち……先輩候補生は親切なお姉さんぶりながら二人のノートをのぞきこんだり、椅子を持ってきて二人の間に座ると、さも意識していないように提督たちの腕や背中に胸が当たるようにしてみたり、馴れ馴れしく手を重ねたりしていた… シモネッタ提督「あ…ごめんなさい、ちょっと化粧室に……」 先輩「ええ、行ってらっしゃい…フランチェスカ、あなたは?」 提督「はい、大丈夫です」 先輩「なら続けましょうか……エレオノーラ、あなたが戻ってきたらさっきのページの答えを添削してあげるわね」 シモネッタ提督「はい、お願いします」(…それじゃあ頼んだわね♪) 提督「行ってらっしゃい」(ええ…♪) 先輩「じゃあ続きをしましょう…何かお菓子でもあればよかったわね♪」 (…確か「フランチェスカ」って言ったわよね…ふふっ、見れば見るほど可愛いじゃない……何だったらエレオノーラの代わりにこの娘を私の「特別な後輩たち」に加えてもいいわ…♪) 提督「いえ、そんな…先輩の時間を使わせてしまっているのは私ですから……それと、先輩」 先輩「はい、なぁに?」 提督「テキストの「ユトランド沖海戦」に関するこの問題が分からなくて…「帝政ドイツ艦隊と英艦隊との交戦においてドイツ戦艦の被害はイギリス側より少なかったが、その理由を『水平防御』の語を用いて記述せよ」とあるのですが…」 先輩「あぁ、それはね……」むにゅ…♪ 提督「……あ、あの…」 先輩「どうしたの?」 提督「…その、胸が……///」 先輩「あら、ごめんなさい…でも女同士なんだし、気にすることはないじゃない♪」 (さぁ、フランチェスカはどうかしら…でもこの感じ、手ごたえがあるわ……♪) 提督「いえ…それは……そうですけれど…///」 (いよいよ仕掛けてきたわね……んー、でも顔は綺麗だし、誘い受けって考えたらこういう露骨な誘惑も可愛く見えないこともないし……ふふっ、そう考えたらこの先輩も…うん、いいわね♪) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/488
489: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/03/09(土) 02:14:05.57 ID:bMcJPLgn0 …すみません、訂正が一つ… 488の二行目「シモネッタ提督」は「提督」です。途中で書きかえたりするからこういうことが起きるんですよね…反省しております… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/489
490: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2019/03/09(土) 03:26:48.08 ID:bMcJPLgn0 先輩「ふふ…さっきから顔が赤いわよ、フランチェスカ?」 提督「いえ、だって…先輩の顔が近い…から…///」 先輩「ふーん…なら、あなたのここはどきどきしているのかしら?」そっと提督の胸元に手を当て、鼓動を確かめるそぶりをする先輩… 提督「あ、あっ…///」 先輩「ふふふ、私の手にあなたの心臓の音が伝わってくる……大丈夫よ、すぐやみつきになっちゃうから…ね♪」あごに手を当てて、軽く顔を上げさせた… 提督「せ、せんぱい…///」 先輩「いいのよ、私に身を任せて。何も心配いらないわ……んっ♪」 提督「んぅ…っ♪」 先輩「ん…ちゅっ……ぷは♪」 提督「…」(え…これだけ?) 先輩「…ね、気持ちいいでしょう?」(ふふ、これでもうすっかり私にメロメロね…♪) 提督「えーと…その……」 先輩「どうしたの? そんなによかった?」 提督「ふぅ……あむっ♪」 先輩「んっ♪」(ふふ、この娘ったら積極的…きっと私のキスに参っちゃったのね♪) 提督「…んちゅっ…ちゅぅぅっ、ちゅるぅぅっ…ちゅくっ、んちゅぅっ♪」(…さてと…それじゃあ独りよがりの先輩に、本当の甘いキスがどんなものか教育してあげないとね♪) 先輩「ん……んぅっ!?」 提督「あむっ、ちゅぅぅ♪ …ちゅる…ちゅぅぅっ、んちゅぅ、ぢゅっ…♪」 先輩「んんぅぅ…ん゛ぅ゛ぅぅっ!」 提督「んむっ、ちゅぅぅぅ…ちゅくっ、ちゅぽっ……んはぁ…ちゅぅ、ちゅぷっ……んちゅるぅっ♪」 先輩「ぷはぁっ! ちょ、ちょっと待っ…んぐぅ///」(こ、この娘…上手過ぎ…っ! …すごい舌が絡まって来て……キスだけなのに…イきそうっ///) 提督「んちゅぅぅ…れろっ、ちゅぱ……んふっ、ちゅぅぅぅ…っ♪」 先輩「ぷはぁっ…! お願いだから息をさせ…んむっ!」 提督「んむっ、ちゅうぅぅっ……ぷはぁ♪」 先輩「はひっ…はふぅぅ……///」椅子からずり落ちて、脚を広げてぺたんと床にへたり込む先輩…口を半開きにして瞳をとろんとさせ、力なく崩れている… 提督「ふふっ…本当のキスはどうでしたか、先輩?」 先輩「はひぃ…あふぅ……も、もう…腰が……抜けて…///」部屋着として決められている灰色のスウェットにじんわりと染みが出来ている… 提督「…ふふっ、でも気持ちいいのはここからですよ……先輩♪」 先輩「え…///」 提督「まだ時間はありますし……ね♪」スイッチの入った提督の瞳が爛々と光り、さっきまでの柔らかい微笑みがいやらしい笑みに変わった…そのまま先輩候補生の上にまたがり、床にゆっくりと押し倒す… 先輩「いえ、今日はこれでいいから…ね、また今度……」 提督「ふふっ…だめですよ、先輩。あなたが百合に免疫のない候補生を誘惑しては、自分の取り巻きにしていたのは知っているんですから……せめてお互いに気持ち良くなれるやり方は覚えましょうよ…ね♪」 先輩「いえっ、その…っ///」 提督「ふふっ、大丈夫ですよ…優しく手ほどきしますから♪」するりとスウェットの裾から手を入れて、海軍制式のスポーツブラ越しにゆっくりと乳房をこね回した… 先輩「はひっ、あぁ…っ♪ んぁ…っ♪」 提督「ん…ちゅっ♪」左手で固くなった乳首をつまみながら唇を重ねて舌を絡め、右手の長い人差し指をねっとりと濡れた花芯にそろそろと入れていく… 先輩「ふぁぁっ…はひゅ……あ、あっ……んぁぁ///」 提督「先輩、せっかくのキスをあんな雑にしてはダメですよ。あれではエトナ山みたいに熱い恋だって冷めちゃいますよ…分かりましたか?」くちゅっ、にちゅっ…♪ 先輩「は、はひっ…///」 提督「ふふっ、さすがは先輩……それでは…と♪」くちゅり…っ♪ 先輩「あっ、あぁぁぁ…っ♪」ぷしゃぁ…っ♪ 提督「ふふ…また「海軍史」を教えて下さいね、先輩♪」 先輩「…ひ、ひゃい///」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/490
491: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/03/12(火) 01:56:04.16 ID:KEVfMip00 …数日後… シモネッタ提督「あら、フランカ…ちょうどよかった」 提督「んー?」 シモネッタ提督「いえ、例の「先輩」のことでお礼を言いたくて…おかげで助かったわ♪」 提督「どういたしまして……それに、案外あの先輩も悪い人じゃなかったわよ?」 シモネッタ提督「それは良かったわ。 まぁでも、年上はフランカにお任せしておくわね…♪」 提督「はいはい…そう言えばルクレツィア、あなたはどうだった?」 カサルディ提督「うん、おかげさまで可愛い娘たちとお付き合いできて大満足ってとこ。いやぁ、女の子ってもちもちふわふわで甘い匂いがして……いいもんだね」 シモネッタ提督「まぁ、おかしい…ふふっ♪」 カサルディ提督「……っ、笑うことはないでしょ…///」 提督「そうよね…エレオノーラったら、そのくすくす笑いを止めてちゃんと聞いてあげたらどうなの?」 シモネッタ提督「ふふ、ごめんなさい…でもあんまりにも正直な感想だったものだから♪」 カサルディ提督「いや、まぁいいけどさ…何しろ私は小さい島の漁師町で育ったから、よく近所のおっちゃんとか肝っ玉母ちゃんみたいな人から「いつ結婚するんだい?」みたいに言われててね…」 シモネッタ提督「まぁまぁ…それは大変だったでしょうね?」 カサルディ提督「いや、ちょっとした冗談みたいなもんだからそれ自体はいいんだけど……でも、漁師のあんちゃんたちとは男女って言うより兄弟みたいな感じだったから「付き合う」だとか、ましてや「結婚」って言うのはどうも違うように感じてたんだけど……ようやくモヤモヤしてたのが晴れた気分。ありがとね、二人とも」 シモネッタ提督「どういたしまして♪」 提督「ルクレツィアが納得できる恋が出来るようになって嬉しいわ♪」 カサルディ提督「うん。もうなんか世界が違って見えるね…♪」 シモネッタ提督「ふふ、そのようね……聞いたわよ、先週だけでミーナとジュリアをすっかり夢中にさせちゃったそうね?」 カサルディ提督「いや…別にそんなつもりはなかったんだけど……///」 提督「ふふ、でもあんな風に格好いいことを言われたら…たいていの娘は参っちゃうわ♪」 シモネッタ提督「あら、フランカは聞いていたの?」 提督「…ちょっとだけね♪」 …その前日・更衣室… 候補生(栗色・結い上げ髪)「はぁぁ、疲れた…メッセ教官ってば厳しすぎ。 …ルクレツィアもそう思うでしょ?」 カサルディ提督「うーん、別に私はそこまでじゃないと思うけどね?」 候補生(栗色)「ルクレツィアは鍛えられてるもんね……私なんて最初の体力テストからぎりぎりだったし……」 カサルディ提督「……でもさ、それで言ったらミーナは私よりもずっと立派だと思うんだよね…だって体力のある人が普通にやるより、体力がない人が全力出してる方が偉いでしょ?」肩に手を置いて顔を近づけると、真面目な表情を浮かべてそう言った… 候補生(栗色)「も、もう……ルクレツィアって真顔でそういうこと言うんだから///」きゅん…っ♪ カサルディ提督「だって本当のことだし…違う?」 候補生(栗色)「……あ、あの…ルクレツィア///」 カサルディ提督「どうかした?」 候補生(栗色)「か、顔が近いんだけど…///」 カサルディ提督「あっ…ごめんね。 …いや、ミーナってまつ毛が長いし、唇も私と違って綺麗で柔らかそうだし……いいなぁ、って///」 候補生(栗色)「ね…ねぇ、ルクレツィア……///」背中をロッカーの扉に預けて、目をつぶった… カサルディ提督「ミーナ、それってさ…」 候補生(栗色)「…そうよ。分かるでしょ///」カサルディ提督の腰に手を回してぐっと身体を引き寄せる候補生… カサルディ提督「そっか……嬉しいよ♪」…ちゅぅっ♪ 候補生(栗色)「あむっ、あふっ……ふぁぁぁ…っ♪」 ……… カサルディ提督「うわっ、あれ聞いてたの…!?」 提督「盗み聞きは無粋だから、最初の方だけね……もうルクレツィアの口説き文句ったら、聞いている私の方まで胸がキュンとしそうだったわ♪」 カサルディ提督「べ、別に「口説く」とかそういうつもりで言ったわけじゃなかったんだけど……///」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/491
492: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/03/15(金) 01:34:44.32 ID:uTi1xhWB0 ……… カヴール「まぁまぁ…提督ったら候補生の頃から年上をたぶらかすなんて……ふふ、いけませんね♪」 ライモン「本当にもう…っ///」 メッセ兵曹長「まったく、聞けば聞くほどこの三人は……」あきれたように首をふって、コーヒーをがぶっと飲んだ… ガリレオ「やれやれ、提督たちはとんでもない候補生だったようで…ところで提督?」 提督「なぁに?」 ガリレオ「いえ、今の話を聞いていると……提督は「年上のお姉さまが好き」で合ってるわよね?」 提督「ええ、基本的に好意を寄せてくれる女性(ひと)なら誰でも愛せるけれど…ね♪」 ガリレオ「ふむふむ……で、シモネッタ提督は幼女がお好き…と」 シモネッタ提督「ええ、小さくて純粋無垢な女の子……天使っていうのはそういう娘のためにある言葉だもの♪」 ガリレオ「なるほど……で、カサルディ提督は…」 カサルディ提督「うーん、別に私は年にはこだわらないけど…しいて言えば話題の多い同年代……まぁ、できればおっぱいが大きい娘がいいかなって言う程度で…」 ガリレオ「ふむ…つまりこういう図式が出来上がるわ……」 提督「図式?」 ガリレオ「ええ…紙に描くとこんな感じよ、提督」ガリレオはさっと円を二つ書き上げた…二つの円は一部が重なっていて、片方の円に「年増」、もう片方には「幼女」と書いてあって、二つが重なるところに「同い年」と書いてある… 提督「あー…こういうの、数学で見たことあるわね」 シモネッタ提督「集合論でしょう、フランカ…もう貴女ってば、本当に数学が苦手なんだから♪」 提督「別に砲術科じゃないんだからいいわ。それに基本の航海術くらい出来るし……」 カサルディ提督「ま、怪しいところだけどね」 提督「もう、失礼ね……」 リベッチオ(ヴェネツィア)「ねぇねぇ……カンピオーニ提督、カサルディ提督」 提督「んー?」 カサルディ提督「どうかした?」 リベッチオ(ヴェネツィア)「うん♪ ……あのね、リベッチオは私たちの司令がどんなだったのか知りたいなぁ…って♪」 提督「あー…エレオノーラねぇ……」 カサルディ提督「うーん……まぁ、その…アレだ……」 シモネッタ提督「…ねぇ、どうして二人とも口ごもるの?」 提督「それは……だって、ねぇ…」 カサルディ提督「…まぁ、問題が多いというか……うちの娘たちに変な事は聞かせたくないしね…」 シモネッタ提督「どのみち貴女たち二人だって同じようなものでしょう?」 提督・カサルディ提督「「それはないわ」」 メッセ兵曹長「わっはははっ、これこそまさに「意見の一致」というやつだな♪」 MS16「ねぇ司令…司令の言う「変な事」ってなに?」 MS22「そうそう、気になる…それに見た目こそ小さいけど、私たちだってオトナなんだから……あんまり子供扱いしないでよね?」 カサルディ提督「あぁもう、これだから話したくないんだ……全くもう!」 ライモン「あの、提督……シモネッタ提督の話ですが、わたしが聞いても大丈夫でしょうか…?」 提督「あー…その、まぁ……別にライモンも子供じゃないわけだし、犯罪とかそういう話ではないから……」 カサルディ提督「怪しいところだけどね…この話をちょっとでも聞かれたら、間違いなく「査問会案件」で憲兵か法務官が駆け込んでくるとは思うわ……」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/492
493: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage] 2019/03/15(金) 17:27:56.18 ID:PwvuK7Vco 乙 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/493
494: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/03/18(月) 01:52:53.11 ID:LWgXHgoU0 >>493 ここまででもずいぶん長くなってしまいましたし、投下も遅いのでお待たせしております… …まだしばらくは提督たちのおしゃべりが続きますが、時間的にはまだお昼にもなっていませんので、久しぶりに何か料理の描写も入れていきたいです…ご期待ください(笑) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/494
495: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/03/18(月) 02:53:52.94 ID:LWgXHgoU0 提督「とはいっても…どのみちここまで話したなら同じじゃないかしら?」 カサルディ提督「あれか「毒食わば皿まで」…ってやつ?」 提督「ええ、まぁ」 カサルディ提督「あー、それもそうか…それにエレオノーラの事を話せば、私たちの罪状が軽く見えるようになるもんね♪」 シモネッタ提督「もう…失礼なことを言うわね?」 カサルディ提督「まぎれもない事実でしょうが……この変態のロリコン…」 提督「まぁまぁ……それじゃあ話すとしましょう。エレオノーラも付け加えがあったら言ってね?」 シモネッタ提督「ええ、そうさせてもらうわ♪」 カサルディ提督「私たちが知っている分だけで充分なのに、それに付け加えるのがあったら……うへぇ…」 提督「まぁ、そう言わずに……えーと、あれは私が例の先輩候補生と「仲良く」なった後のことで…」 ……… …シャワー室… 提督「ふー…いい気持ち♪ ……本当はたっぷりのお湯につかってゆっくりしたいところだけれど、士官学校でそれは無理よね…」 カサルディ提督「そうだね…まぁ身体をきれいにするのに湯船はいらないし、フリゲートとかで暮らすなら節水にも慣れないといけないからね。…ま、これも訓練だと思って諦めなよ」 提督「ええ……あー、時間を気にしないですむ家のお風呂とご飯が懐かしいわ」 カサルディ提督「フランチェスカのお母さんって料理上手だしね。この間、実家から送ってもらったお母さんの手づくりお菓子を分けてくれたでしょ…あれすっごく美味しかったもん……よかったらまた分けてよ?」 提督「ふふ、今度の手紙にそう書いておくわ…そうしたらきっとお母さまのことだから、喜んでルクレツィアの分も送ってくれるわ♪」 カサルディ提督「それじゃあフランチェスカには早く手紙を書いてもらわないとね…♪」 提督「もう、せかさないで…身体中ベタベタするから、出来るだけ長く浴びていたいの」 カサルディ提督「はははっ、わかるわかる。私も運動は得意な方だけど、汗ばむのだけはいただけないもんね…背中、流そうか?」 提督「…仕切りで区切られているのに?」 カサルディ提督「フランチェスカの長話につき合ってたら全身洗い終わっちゃったから……それにフランチェスカは髪の毛が長いしさ、時間かかるでしょ?」 提督「ええ、まぁ…」 カサルディ提督「それじゃお邪魔しまーす、と。……相変わらず最高のおっぱいだね♪」もにゅ…♪ 提督「あんっ…もう、最初からそれがしたかっただけでしょう///」 カサルディ提督「まぁね……って、ねぇ…あれ」 提督「?」 カサルディ提督「あっち…エレオノーラとマリアじゃない?」 …カサルディ提督があごをしゃくった先には、やはり一つのシャワーブースに入って洗いっこをしているシモネッタ提督と、もう一人同期の候補生がいる… 提督「あー…そうね」 カサルディ提督「相変わらず仲がいいんだね…まぁ当然ちゃあ当然か」 提督「ええ…幼女好きで優雅なエレオノーラと、甘えたがりで童顔のマリア……」 カサルディ提督「…肉とワイン、パスタにオリーヴオイルって所だよね」 提督「エレオノーラに紹介したのは私だけれど、あんなに上手く行くとは思ってなかったわ……喜ぶべきなのか、それとも後悔すればいいのやら…」 カサルディ提督「ま、そこまで気に病むことはないんじゃない? …フランチェスカが紹介しなくたって、エレオノーラが目をつけたと思うし」 提督「…確かに」 カサルディ提督「でしょ? …あ、あの二人はシャワー終わったみたいだね……私たちもそろそろあがらないと」 提督「ええ、そうしましょう」 カサルディ提督「それじゃ、おっぱいは私が流してあげるからね」鏡越しに提督へ向かって気持ちのいい笑みを浮かべながら、張りのある乳房を「ぽよん…っ♪」と下から弾ませた… 提督「もうっ…ルクレツィアってば♪」 カサルディ提督「あはは、ごめんごめん…あんまりにも大きくてたゆんたゆん揺れてるからさ♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/495
496: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/03/21(木) 02:33:23.86 ID:MEisRB7n0 …廊下… カサルディ提督「ねぇ、フランチェスカ」 提督「んー?」 カサルディ提督「…今夜の自由時間に…したいな」 提督「ふふっ、了解……って…」 カサルディ提督「うん? どうしたの?」 提督「いえ…そこの倉庫……」 …提督の視線の先には、ドアの鍵が外れた小ぶりの倉庫がある……廊下の一隅にある倉庫は旧式の教材が収めてあるだけで大して使われていない上、宿舎へ向かう廊下を左折した先にあるので、普段はわざわざ角を曲がって立ち寄る人もいない……もっとも提督たちはスキモノの「お姉さま」方から、その倉庫の「使い方」と、一番安全な時間帯、それに壊れかけた鍵を開けるドアノブの回し方を伝授されていた… カサルディ提督「……倉庫がどうかした?」 提督「ええ……何か声がしたような気がしたの」 カサルディ提督「あー、言われてみれば…それに、そこの倉庫ってさ……」 提督「ええ…そうよ」 カサルディ提督「…それじゃあさ、ちょっとのぞいてみる?」 提督「えぇ? ……まぁ、ルクレツィアがそういうなら…」 カサルディ提督「じゃあ「隠密接近」ってやつで行かないと…♪」 …倉庫… 提督「…相変わらず埃っぽいわね……」 カサルディ提督「…しーっ、やっぱり誰かいる」 提督「…そうみたいね……あれってエレオノーラとマリアじゃないかしら…?」 …幼女好きのシモネッタ提督を満足させるような「無垢で愛らしい娘」を士官学校で見つけるのは草食のライオンや羽音を立てるフクロウを見つけるよりも難しいが、提督は(…どういうわけかクラスに一人くらいはいる)同期とは思えない童顔の小柄な候補生をシモネッタ提督に紹介し、甘えん坊の候補生も(変態ながら)優しい「お姉ちゃん」のシモネッタ提督について回って、暇さえあればいちゃいちゃしていた……提督たち二人がふちの錆びたロッカーの陰からのぞくと、シモネッタ提督が候補生の前にひざまづいて、脚を舐めまわしている… 候補生(童顔ショートヘア・ネコ)「…んはぁ、はぁ…んっ♪」 シモネッタ提督「あぁぁぁんっ、もう…マリアったらそんな風に顔を赤らめちゃって可愛いっ♪」 候補生「らってぇ……エレオノーラおねえひゃんが…ふわぁぁぁっ///」 シモネッタ提督「あらあら…マリアったらまた靴擦れを起こしちゃって、可哀そうに……お姉ちゃんがその小さな足を舐めてあげるわね…ぇ♪」れろっ、んちゅ…♪ 候補生「はひゅっ、ひくぅ…っ♪」あどけない顔をトロけさせ、がくがくと膝を震わせている…… シモネッタ提督「いいのよぉ、お姉ちゃんがいっぱい気持ち良くしてあげるからねぇ♪」ちゅっ、ぢゅぅっ…♪ 候補生「ふぁぁぁ…っ、おねえひゃ……っぁ、きもひいぃよぉぉ♪」くちゅり、ぬちゅ…っ♪ シモネッタ提督「んふふふっ…つつましいお胸に小さな身体、それにつるんとしたあそこ……はぁぁぁぁ、たまらないわ…ぁ♪」両手で小さな足を包み込むと、指の間まで丁寧に舐めあげていく… 候補生「あっあっあっ……それっ、きもひいぃれひゅ…っ///」 シモネッタ提督「ふふ、それじゃあもーっと気持ちいいことしましょうねぇ♪」 候補生「ふぇ…っ?」 シモネッタ提督「ふふ、そーれ…っ♪」濃緑色の指定ショーツをずり下ろすと片脚立ちをさせて、下から顔を寄せるとつるんとした割れ目に舌を這わせた… 候補生「ひぅっ、エレオノーラおねえひゃん……は、恥ずかしいよぉ…♪」 シモネッタ提督「まぁまぁまぁ…恥ずかしがちゃって、可愛いっ♪」むちゅ、じゅるっ…れろぉ…♪ 候補生「はひぃ、はあぁぁ…んっ……きもひよくってぇぇ…腰が抜けちゃいそうれす……///」 シモネッタ提督「んふふふっ、そうなったらお姉ちゃんがお部屋まで連れて行ってあげますからねぇ……むちゅっ、じゅるぅぅ…ぬちゅっ♪」 候補生「ふわぁぁぁ…おねえひゃん、しゅきぃぃ♪」 シモネッタ提督「んふっ…嬉しいっ。そんな良い子にはもーっと気持ちいいことしてあげましょうねぇ♪」 候補生「おねえひゃぁん…マリアに、いいこと……してぇぇ♪」 提督「…」 カサルディ提督「……見なきゃよかった…」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/496
497: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2019/03/23(土) 03:04:25.01 ID:cgVRenAH0 ……… … 提督「…と言うようなことがあったの」 カサルディ提督「あー、そう言えばそんなこともあったね……」 シモネッタ提督「ふふっ…それにしても、あれを見られていたとは思わなかったわ♪」胸元に垂れている髪の房をいじりながら、柔らかい笑みを浮かべている… メッセ兵曹長「…何だ、お前たちもあの「コマシ倉庫」を使ってたのか? まったく、悪い事だけはちゃんと受け継ぐ奴らだ」 カサルディ提督「先輩諸公の教育のたまものですよ♪」 メッセ兵曹長「やれやれ、まったく度し難い女たらしどもだな……頼むから海軍参謀総長だとか大臣の娘にだけは手を出すなよ?」 提督「あー…」 カサルディ提督「…」 メッセ兵曹長「…おい、まさかとは思うが……シモネッタ、まさか「あの噂」だけは冗談だろうな?」 シモネッタ提督「…すみません、メッセ教官♪」 メッセ兵曹長「はぁ…あきれたな。風の噂で「北ティレニア海管区司令官の孫娘をたらしこんだ大バカが海軍にいる」とは耳にしていたが……あれは貴様か」 シモネッタ提督「はい♪」 メッセ兵曹長「まったく…もしも地獄の入り口を知ってたら尻を蹴飛ばして放り込んでやるところだ……」 シモネッタ提督「ふふ…お手数をおかけします♪」 リベッチオ(ヴェネツィア)「…それにしても、ほんとに司令ってば可愛い娘を見るとすぐ手を出して……そうやって色目ばっかり使ってると「めっ!」なんだからね♪」身体を寄せてシモネッタ提督の肩に頭を預けると、見上げるようにしながら手の甲をつねった… シモネッタ提督「ごめんね、リベッチオ…でも士官学校の時は他に小さくて可愛い娘がいなかったし……ね、おわびにリベちゃんの言うこと聞いてあげるから♪」 リベッチオ(ヴェネツィア)「…それじゃあ「ちゅー」したら許してあげる♪」 シモネッタ提督「はい、喜んで♪」ちゅぅ…っ♪ リベッチオ(ヴェネツィア)「えへへっ…♪」 提督「…」 ライモン「…」 カサルディ提督「二人とも、あんなのを見ると悪影響があるからね…目をつぶってなさい」 MS16・22「「これでいい?」」 カサルディ提督「ええ、それでよし……それにしてもまったく、真っ昼間から雌犬そこのけに盛ってくれちゃって……」 提督「ルクレツィア、全国の雌犬に失礼よ…うちのルチアにもね」 ルチア「ワンッ!」 カサルディ提督「あー、ごめんごめん…お前のことじゃないからね」足下にいるルチアを撫で、それから呆れたように両手を上に向けて広げた… カヴール「……それはそうと」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「…むぅ……リベッチオだけじゃなくて、私たちも怒ってるんですよっ?」 グレカーレ(ヴェネツィア)「そうだよぉ、司令ってばいっつも小さい女の子にばっかり優しくして…っ」 シロッコ(ヴェネツィア)「エレオノーラおねえちゃんは私たちよりも、MAS(魚雷艇)やVAS(駆潜艇)のみんなみたいな娘の方がいいんでしょ」 シモネッタ提督「もう、そんなことはないわ……私はマエストラーレ級のみんなも大好きよ♪」左右に座っているマエストラーレとリベッチオを抱き寄せてそれぞれのふとももに手を置き、膝にシロッコを乗せてぎゅっと身体をくっつけながらグレカーレの頬にくちづけした… カヴール「…こと女性にかけては提督もなかなかでいらっしゃいますが、これほどではありませんね♪」 提督「さすがにエレオノーラと一緒にされるのは心外よ、カヴール……それにしてもお昼前だっていうのに痴話喧嘩に惚気だなんて、これだけでお腹がいっぱいになりそう……」 カヴール「ふふ、いい食事制限になりますね♪」 提督「…むしろお昼でも食べないとやってられないわ」 ディアナ「昼食の時間まではあと二時間ほどですから…どうか辛抱なさってくださいまし」 提督「……耐えられるか不安になってきたわ」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/497
498: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/03/28(木) 12:32:26.00 ID:J5sgj4K90 シモネッタ提督「あら、フランカったら自分だけは関係ないみたいな顔をして……あなただってなかなかだったでしょう♪」 カサルディ提督「確かに…年上が一番の好みってだけで、あとは選り好みしなかったよね」 ライモン「へぇぇ…そうなんですか、提督?」 提督「…だって///」 カサルディ提督「そうそう…フランチェスカときたら先輩はたらしこむわ同級生を誘惑するわ、果ては後輩は手ほどきするわで、どれだけの候補生を食べ散らかしたか分かった物じゃないんだから♪」 提督「そ、それは言い過ぎよ……ただ、先輩のお姉さま方は大人っぽくていい匂いがするし、同期の何人かとは話しているうちに自然と仲良くなっちゃって…それに後輩たちに「先輩、先輩♪」って慕われるのも嬉しくて…それで、つい///」 カサルディ提督「…聞いてあきれるわ」 シモネッタ提督「ふふ、そうね…確か、あれは半年くらいたってからだったわね?」 提督「あっ…///」 カサルディ提督「あー、そうだった。あの辺からタガが外れたようになったもんね……ま、どうせだから話しちゃおうか」 カヴール「ふふ、何やら楽しみですね♪」 提督「///」 フィリッポ・コリドーニ「おや、何やら特ダネの匂いが…ぜひお聞かせ願います!」 カサルディ提督「もちろん。これはね、誰とは言わないけど…そこで乙女みたいなふりをして頬を赤らめているどこかの誰かさんのお話でね♪」 ……… … …士官学校・入学からおよそ半年… ビアンケッリ候補生「それじゃあ私は図書室で勉強してくるから…後でね」 カサルディ提督「ああ、また後で」 提督「行ってらっしゃい♪」 先輩候補生(結い上げ髪・ネコ)「……カンピオーニ候補生、いる?」 提督「はい、ここにおります」 先輩(ネコ)「ああ、ちょうどよかった……その、今夜の2200時ごろに…いいかしら///」 提督「ふふっ、もちろんいいですよ……先輩♪」 先輩(ネコ)「…ええ、待ってるわね///」 提督「はい♪」 後輩候補生(金髪お団子)「…失礼します! カンピオーニ候補生はいらっしゃいますか?」 提督「あら、いらっしゃい…どうしたの、講義で分からないところでもあった?」 後輩(お団子)「あ、いえ……その、お姉さまがよろしければ…今夜……///」 提督「あぁ、ごめんなさい…今夜はちょっと忙しくて……もしよかったら、明日の晩はどうかしら♪」 後輩(お団子)「はいっ…///」 カサルディ提督「フランチェスカってば相変わらずモテるねぇ…それに運動がダメなのにレズセックスは大丈夫って……」 提督「だってえっちするときは走ったり跳んだりしないもの…♪」 ベルガミーニ候補生「……そ、そう言えばフランカ///」 提督「どうしたの、カルラ…また何か無くなったの?」 ベルガミーニ候補生「ううん、そうじゃなくて……その///」 提督「ふふっ、分かったわ…♪」ちゅっ、ちゅむ…っ♪ カサルディ提督「まったく、同室のルームメイトまで骨抜きにするなんてどうかしてるんじゃない?」 提督「お褒めにあずかり恐縮です…あむっ、ちゅ…♪」 カサルディ提督「はぁー…仕方ない、ちょっとトレーニングルームにでも行って汗を流してくるから……」 提督「ごめんなさいね、ルクレツィア……はぁ、んむ…っ♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/498
499: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/01(月) 03:28:41.75 ID:IZ6zbuaA0 …また別の日・屋外射撃場… メッセ教官「さて、候補生諸君もライフルや短機関銃の射撃に慣れてきたことだろうが…いま一度おさらいといこう!」 …濃緑色の野戦服に身を包んで地面に座っている候補生たちを前に、迷彩服姿で解説するメッセ教官と小火器担当のアシスタント教官数人……脇にはイタリア軍に制式採用されている数種類の自動小銃と短機関銃が並べておいてある……提督は「シルヴィアおばさま」のおかげで小さい頃からたしなんでいたので(…大きい音は苦手ながら)射撃はなかなか得意で、長距離走や障害物走などと違って射撃訓練はわりと好きな時間だった… メッセ教官「まず、これが「ベレッタ・BM59」自動小銃。口径は7.62×51ミリで装弾数は二十発…陸軍や第一線級の部隊ではすでに「ベレッタ・AR70/90」に置き換わっているが、海軍ではまだまだ更新されていないから見る機会もあるだろう……とにかく重くてかさばるが威力は抜群だ。コンクリートブロックを撃ちぬくことも出来るし、当たれば身体のその部分とは一生お別れすることになる」 メッセ教官「……しかし、海軍士官候補生の諸君はこっちの方が手にする機会が多いはずだ。この短機関銃はルイージ・フランキの「LF57」で、口径は9×19ミリ。シンプルな形で構造も簡単。取り回しのいい短機関銃だ…今は同じ9ミリでより扱いやすい「ベレッタ・M12S」と交代しているが、一部の施設にはまだ残っているからよく練習しておく必要がある」 メッセ教官「さて…とにかくまずは事故を起こさないことだ。私も口が酸っぱくなるほど言って来たし、諸君も耳にタコができるほどだろうが、どじな小娘のせいで軍法会議にかけられたりするのはゴメンだ!」 候補生たち「「くすくすっ…♪」」 メッセ教官「笑いごとじゃなく、本当に火器の扱いには気を付けろよ…弾は薬室に送り込まず、引き金には指をかけるな! それだけで事故率はうんと減る」 メッセ教官「……さて、班ごとに分かれているから順繰りに回していこう。それぞれ一挺づつ渡すから、全員が一弾倉分を撃ち終えたら報告しろ!」 候補生たち「「了解!」」 カサルディ提督「…それじゃあ早くしよう? 最初は私がやるよ」全員耳当てをし、奥に的と土盛りがある射撃レンジに集まった… 提督「ええ」 補助教官「よし、それじゃあ始めろ…使い方は覚えているな?」 カサルディ提督「はい。カサルディ、射撃を始めます!」伏せ撃ちのセミオート射撃でBM59を撃つと引き金を引くたびに轟音が響き、奥で土煙が上がる… 補助教官「…よろしい、次!」 提督「カンピオーニ、射撃を始めます!」撃つたびにドスッ!…と肩に蹴りを浴びたような重い衝撃が走るが、何とかこらえて二十発を撃ちきった メッセ教官「…カンピオーニ候補生、お前は射撃が上手いな。この射撃の腕に走りや反応の機敏さが加われば、射撃記章や海軍射撃チーム入りも夢じゃないぞ?」 提督「ありがとうございます、教官」 メッセ教官「いや、それもお前の才能だよ…もっと運動させてやるから、射撃と一緒に伸ばしていけ!」 提督「か、感謝します……うぇぇ……」 メッセ教官「なんだ。せっかく教えてやろうと言うんだからもっと喜べ、全く……ビアンケッリ、もっと落ち着いて撃て!」 提督「…努力します」 メッセ教官「それでいい。お前はせっかく脚が長いんだから、走り方を覚えればもっと速く長く走れるようになるはずだが……どうもその胸のせいか、呼吸と走り方がずれるんだな。また今度フォームを確認してやろう」 カサルディ提督「……だって♪」 提督「…」たゆんっ…♪ http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/499
500: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/05(金) 03:12:30.64 ID:5irHmmL60 …また別の日・海岸の演習場… メッセ教官「よーし、訓練生諸君! 今日はここで訓練をしてもらう!」迷彩服をまとい、もとより大きい声をさらに張り上げるメッセ教官… …遠浅の干潟が広がる演習場は、明るい陽光に照らされて潮の匂いがする蒸れた空気がたちこめ、滑らかな灰色の泥地が沖合まで広がっている……二班ごとに並んだ提督たち士官候補生は濃緑色の迷彩服の上に漁師が着るような「胴長」を着こみ、それぞれ弾の入っていないフランキ短機関銃を持ち、置いてあるゴムボートのまわりに座っている… カサルディ提督「うわ…これはきついかも……」 提督「…ええ……もう、サン・マルコ海兵連隊でもないのにどうして私たちが上陸訓練なの……」(※サン・マルコ海兵連隊…イタリア海軍最強の海兵連隊。コマンド作戦や破壊工作で第二次大戦中から有名) メッセ教官「さて、この訓練の目的だが……諸君はもしかしたら乗艦を捨てることになり、どうにか陸地にたどり着かないといけなくなるかもしれない。そんな時のためにゴムボートの漕艇と、上陸した場所が軟弱地だったことを想定し、歩き方を体験しておくことにある!」 メッセ教官「……それに諸君ら候補生の中にはダイエットに熱心な者もいるようだからな。たっぷり運動して脂肪を落せるようにという、私からのささやかなプレゼントだ♪」 提督「…誰よ、もう…ダイエットなんて余計な事をしているのは……」 カサルディ提督「ま、少なくともフランチェスカじゃないよね…♪」 メッセ教官「さて…各班はまず突堤からゴムボートに乗り、沖合のブイまで向かう! ブイまでたどり着いたらUターンして戻り、旗の立ててある辺りに上陸し、ボートを引いて陸まで戻ってくること…一応「お助け」として岸からロープを数本伸ばしてあるから、どうしても進めなくなった班はそれにすがって戻ってこい!」 提督「…すごく頑張らないといけなくなりそうね……」 ビアンケッリ候補生「……確かに」 ベルガミーニ候補生「ねえ……もし足を引っぱっちゃったらごめん…」 カサルディ提督「大丈夫だって…さ、行こうよ」 ……… …数十分後… 提督「ぜぇ…はぁ……ふぅ…」ぐぽっ…ずぶっ…… ベルガミーニ候補生「はぁ…ひぃ……」ずぼっ…ぐじゅっ…… カサルディ提督「ほら、頑張ろう……あと少しだから…ふぅ、はぁ……」ぐじゅっ…ぬとっ…… …全身すっかりどろんこになって汗を滝のように流し、じりじりと日光に背中をあぶられながらゴムボートを引っ張る提督たち……ゴムボートを漕いで凪ぎの海に出て、ブイの所にたどり着くまでは涼しい風もあってまだ良かったが、干潟に上陸してゴムボートを引っ張り出してからは地獄そこのけだった……最初こそ文句を言う元気もあったが、数十メートルも行かないうちに声を出す元気もなくなり、一歩進むたびにまとわりついてひざまで埋まる泥にどんどん体力を消耗した… 提督「…はぁ、はぁ……ひぃ…ふぅ……」ずぶっ…ぐぱ…っ…… カサルディ提督「ほら、もう一歩…おいちに、さんし……」 ベルガミーニ提督「ん、んんっ…きゃあっ!」脚を抜こうとして「べしゃっ…」と泥の中に倒れ込む… 提督「カルラ…ほら、つかまって……」 ベルガミーニ提督「ありがと……はぁ、うぷっ…」顔についた泥を拭ってゴムボートのロープをつかみ直す… 候補生(黒髪ショート)「今日ほど教官が憎らしい日はないわ……」 メッセ教官「…ほら、頑張れ! あと数十メートルだぞ!」 候補生(ショート)「!」 メッセ教官「…教官だからと言ってふんぞり返って、お前たちだけにやらせるのは不公平だからな……歩く時は一度脚を垂直に上げてから前に出すようにしろ、一気に前に進めようとしても泥をかきわける分だけ疲れるぞ!」いつの間にか胴長に着替え、隣の班に加わっているメッセ教官… カサルディ提督「はい、教官…!」 メッセ教官「ああ、それじゃあ頑張れよ!」 シモネッタ提督「……フランカ、もう少しだから頑張ってね…♪」横を追い越しながら小声ではげましていった…汗だくではあるが、顔に泥はね一つ付けず綺麗なままでいる… 提督「…ええ、ありがとう……はぁ、ふぅ……」息も絶え絶えで脚を上げる提督…身体がふらつき、一歩ごとに提督たちを引き戻そうとするゴムボートが心底にくらしい…… カサルディ提督「ほら、もうちょっとだから…!」小柄な身体で二人分は頑張っているカサルディ提督…足をとられている別な候補生を助け起こしながらロープを引っ張っている…… 提督「…ええ……ひぃ、ふぅ…!」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/500
501: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/06(土) 02:47:41.30 ID:ZesxxEy30 …しばらくして… 提督「……ルクレツィア、スポンジを取ってくれる?」 カサルディ提督「はい…フランチェスカってば、もう「動くのも嫌だ」って顔だね」 提督「ええ、ごめんなさい…でも、もうふらふらで……」 ベルガミーニ候補生「ごめんね、私のせいで…」よくよくツイてないベルガミーニ候補生は途中で数回転び、一回はゴムボートに載せておいた短機関銃を泥の中に落として、数分かけて干潟を這いずりまわりながら探すはめになっていた… 提督「別にカルラのせいじゃないわ……そもそもはこのゴムボートのせいだもの…」ホースから水を浴びせかけ、ゴムボートの底面から内側まで丁寧に洗う… メッセ教官「……きれいに洗えよ、候補生諸君…泥汚れが残っていたらやり直しだからな!」 提督「…それにしても、教官のあの体力はどこから来るのかしらね?」 ビアンケッリ候補生「鍛え方が違うんでしょうね……私には無理…」 カサルディ提督「だね……よし。ボートは綺麗になったし、戻ったら顔とか野戦服を洗って…それから甘いものでも食べて休憩しよう♪」 ベルガミーニ提督「同感…この後の講義がなくて良かったわ……」 …数分後… カサルディ提督「ふぅ、さすがに今日は身体にこたえたね……」 提督「…ええ……もう歩くことすらしたくないわ…」 …ワイン樽を運ばされるロバか石材運びの奴隷のような気分でゴムボートを岸まで引っ張りあげると、そのままゴムボートや胴長の洗浄と「ルイージ・フランキ・LF57」短機関銃のメンテナンスをやらされ、すっかりヘトヘトの提督…髪にまで付いていた泥はねをゴムボート洗いのついでにある程度流し、房になっている濡れた髪を手で軽く整えた… メッセ教官「…カンピオーニ候補生!」 提督「はい、教官…!」 メッセ教官「ちょっと用がある…教官室まで来てくれ」 提督「はっ!」 カサルディ提督「……フランチェスカってば、何かやらかしたんじゃない?」 提督「…どうかしら…これと言った覚えはないけれど……」 カサルディ提督「ふふ、あれだけ「つまみ食い」しておきながらよく言うね……じゃあ荷物は私が持って行ってあげるから」 提督「ええ、ありがとう…」 カサルディ提督「それじゃ…カミナリを落されないように祈っておくよ♪」白い歯を見せて爽やかな笑みを浮かべると、提督の背中を「ぽんっ」と叩いた… ……… …体育教官室… 提督「…カンピオーニ候補生、入ります!」 メッセ教官「よく来たな……さ、入れ」ビニール製シートの回転椅子を一脚引っぱってきてデスクのそばに寄せると迷彩服の上着を自分の椅子の背にひっかけ、それからポットのコーヒーをマグカップに注いだ… 提督「失礼します!」…まだ着替えを済ませていない提督は汗と潮水で濡れた野戦服で椅子が汚れるのをはばかって、座らずにいる… メッセ教官「椅子は構わないから座れ…長身のお前に立っていられたんじゃ首がこって仕方がない」 提督「は、ありがとうございます…」 メッセ教官「コーヒーはどうだ?」自分にはブラックコーヒーを淹れ、振り向くとたずねた… 提督「はい、いただきます…」どうやら叱られるために呼び出されたわけではないらしいと、少しリラックスして肩の力を抜いた提督… メッセ教官「クリームと砂糖は?」 提督「えーと…少しづつお願いします」 メッセ教官「ふははっ、そう硬くなるな…別に叱り飛ばすために呼んだわけじゃない。叱り飛ばす時は「教訓」が行き渡るように、訓練生全員の前でやるからな」 提督「…は、はい」 メッセ教官「ああ…さてと……」どっかりと椅子に腰を下ろし、腕組みをした…汗で色が濃くなっている濃緑色のタンクトップを、きゅっと引き締まった乳房が押し上げている… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/501
502: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/06(土) 11:43:49.58 ID:ZesxxEy30 提督「…」 メッセ教官「カンピオーニ、さっきのお前には感心したぞ……あの干潟ゴムボート引きでは例の「お助けロープ」にすがったり、音を上げる候補生も多いんだが…よく最後まで頑張ったな」 提督「…あ、ありがとうございます///」 メッセ教官「なに、礼などいらないさ。お前自身の努力だ…自分でも最初に比べて体力が付いたのが分かるだろう?」 提督「そうかもしれません…あまり実感はありませんが……」 メッセ教官「はははっ。周りも同じように伸びているから気付かないかも知れんが、着実に良くなっているぞ……しかもさっきはベルガミーニ候補生を手助けしていたな。大したもんだ」 提督「///」 メッセ教官「そう恥ずかしがるな…海軍士官は「同じ艦(ふね)の仲間」として生きるも死ぬも一緒。そうしたときにお互いを助けあうのは大事なことだ……またそうなるように我々教官は憎まれ役を買って出ているんだからな」 提督「はい」 メッセ教官「お前は座学がよく出来るそうだし、もっと体力をつければいい士官になれるだろう…希望は決めてあるのか?」 提督「えぇと…「指揮官・参謀コース」を……」 メッセ教官「なるほど、お前は歴史や図上演習が得意だからな…だがあれの選抜にも体力テストはあるぞ。よっぽどいい成績を付けるか、運動を頑張るかしないとな」 提督「はい、努力します」 メッセ教官「ああ、頑張れよ……と、ここまではいい話だ…」 提督「…」 メッセ教官「…カンピオーニ、お前らの女遊びの話はここまで聞こえてきているぞ」 提督「っ///」 メッセ教官「別に「するな」とは言わん…だがお前やカサルディのはやりすぎだ」 提督「…」 メッセ教官「……どこの誰が士官学校の候補生をたらしこんでハーレムを作れと言った…しかもご丁寧に卒業間近の連中から入りたての娘っ子まで構わず食い散らかしやがって、このどあほうが…!」 提督「……申し訳ありません、教官…!」 メッセ教官「いまさら謝って済むことか…まったく。お前とその仲間どもときたら、どいつもこいつも大人しいフリをしてとんでもないアバズレだ」 提督「…」 メッセ教官「…だがな」 提督「?」 メッセ教官「そのくらい元気があるっていうのはいいことだ……若いうちは身体を持て余すこともあるだろうしな♪」ニヤッと笑ってあきれたように首を振った… 提督「えぇと…その……」 メッセ教官「それにだ、確かにお前は女受けのいい顔をしてる…さぞモテるだろうな?」ぐっと顔を近寄せて、じっくりと提督を観察するメッセ教官… 提督「あー…それは、まぁ…///」 メッセ教官「今さら恥ずかしがるな、このスケベ女が……んっ♪」 提督「んっ!?」メッセ教官の荒い唇が触れると、コーヒーと煙草の煙るような味と潮の匂いがまとわりつく… メッセ教官「んむっ、ん…ちゅっ、ちゅぅぅ…っ!」 提督「んむ、あふっ…はむっ……んちゅぅ、ちゅぅぅ///」 メッセ教官「ぷはっ……なるほど、これじゃあ骨抜きにされる娘っ子が出るのも無理はない」手の甲で唇を拭うと、感心したようにうなずいた… 提督「き、教官…///」 メッセ教官「なんだ、おかしいか? 私だってな、もっと向こう見ずな頃には色々と悪さをしたもんだ……本当は教官になるつもりはなかったんだが…」 提督「その……では、どうして教官になったのですか///」 メッセ教官「そのことか…まぁ時間もあるしな、話してやろう」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/502
503: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2019/04/09(火) 02:34:08.30 ID:M9rLO2DT0 メッセ教官「ふー……私の家族は頭が固くてね、物心ついた頃から何かといえば「お前は女の子なんだから、将来いいお嫁さんになれるよう女の子らしくしなさい」ばっかり言われてたもんだ」 メッセ教官「…特に母親はそうでな。何かといえば「そんな女の子らしくない事は止めなさい!」とくる」 提督「……それは…息がつまりそうですね…」 メッセ教官「ああ…着ているものと言えばいつも丸襟のブラウスとスカートで、エナメルの丸っこい靴を履かされてお行儀よく……いいところのお嬢さんみたいにな」 提督「…正直、想像もできません」 メッセ教官「無理もない……それに私はガキの頃から駆けずり回るのが好きだったものだから、そんなのはまったく好みに合わなかった」 提督「…ええ」 メッセ教官「隙を見つけちゃ家を抜け出して日が暮れるまで暴れ回り、自分よりひと回りは大きい近所の坊主どもを蹴散らしてたもんだ」 メッセ教官「…だがな、それをやって家に帰ると「お前は女の子なのに、どうしておしとやかにしないの!」なんて言われては、夕飯を抜きにされたり頬を引っぱたかれたり……二日に一回はそんな具合だったな」 提督「…」 メッセ教官「…で、家にいる時は毎日お裁縫だのお菓子作りだの…つまり母親が言うところの「女の子らしい」事ばっかりやらされた……とにかく嫌でたまらなかったから、学校に入ってからはうんと勉強するようにしてやった……どうしてか分かるか?」 提督「…勉強にぶつけたのですか?」 メッセ教官「まぁそれもあるが……少なくともノートを開いて勉強の真似事をしている間は、そういう「がらくた」につき合わされないで済むからだ」 提督「なるほど…」 メッセ教官「…で、中学生になったらなったで今度は「将来、素敵な男性に見初めてもらえるよう」に化粧だとか服だとか…もちろん、母親からは子供の時よりもっと金切り声でやられる始末だ…まったく「繊細で情緒的」だった私にしてみれば悪夢だったよ」 提督「ええ…想像するだけで胃がきりきりします……」 メッセ教官「そうだろうな……とにかく、母親の考えでは「女に花嫁修業以外の教育はいらない」って事だったらしくてな。高校を卒業するかしないかのうちにいい人を見つけて、後はそいつにコバンザメよろしくひっ付いて食べ物のおこぼれをあずかり、パーティの時は見てくれのいいお飾りになっていればいい…ってつもりだったらしい」 提督「…」 メッセ教官「もちろん、高校生の私にだってそのくらいの考えは読めた……で、どうやって家出をするか考えていて、ふと街に貼ってあるポスターに気づいたわけだ……」 提督「あの……それって、もしかして…」 メッセ教官「ああ、そうだ…海軍の「新兵募集」のポスターさ。で、私は高校卒業と同時に自分の貯金をかき集めて家を飛び出し、海軍に転がり込んだ…ってわけだ」 提督「…教官は大変だったのですね……」 メッセ教官「そうかもな……まぁ海軍の初等訓練が楽だったとは言わないが、何かと金切り声でわめく母親はいないから気苦労がないし、好きなだけ身体を動かして怒られるどころか褒められるんだからな…私にしてみればいい所だった」 メッセ教官「…それでだ、私は訓練課程の修了までにうんと鍛えて、並みの男の三人分くらい戦えるようになったから「サン・マルコ」海兵連隊に志願したんだが……」 提督「…が?」 メッセ教官「担当士官に「君は優秀だとは思うが女性のための設備がないし、海兵連隊の伝統もあって女は入れられない」……と門前払いを食った」 提督「…」 メッセ教官「もうくやしかったどころじゃない……あれだけ「女らしく」って言われるのが嫌だったのに、制度にまでそう言われるとは思ってもなかったからな……海兵の荒くれを一人か二人ぶちのめして見せて、そいつの代わりに入れてもらおうかと思ったくらいさ」 メッセ教官「…まぁ腹わたが煮えくり返ったのは一週間くらいで、そのうちにこう思った……「私自身は入れなくても、私が強い女性兵士や士官をたくさん育てれば、いつか海軍だって認めざるを得なくなるだろう」ってな…それに体力と脳みそはあって困ることはない。違うか?」 提督「いいえ、その通りだと思います」 メッセ教官「そうだろう……それにここでなら私の性癖も満たせるからな♪」 提督「えっ…?」 メッセ教官「私が子供時代に抑えつけられたせいもあるだろうが……私は女が泥んこになってるのが好きなんだ。軍では好きなだけ泥だらけになれるし、教官ならある程度訓練項目を選ぶことも出来るからなおのことだ…ま、干潟訓練はいい体力トレーニングにもなるし「一石二鳥」ってわけだな」 提督「…教官、それでは……その///」 メッセ教官「……さっきはベルガミーニが身体中泥まみれになってべちゃべちゃやってるのを見て興奮した…カンピオーニ、お前もなかなかだったぞ♪」 提督「あ、あー…えーと、ありがとうございま…す……///」 メッセ教官「…適当なロングブーツを買ってきてぬかるみに突っこむのも好きだが……お前はいらないブーツとかあるか?」 提督「……さ、探しておきます」 メッセ教官「おう…さ、もう私の昔話はいいだろう。行ってよし!」 提督「はっ、失礼します……コーヒーをごちそうさまでした、教官♪」 メッセ教官「ああ…しっかりやれよ」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/503
504: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/09(火) 10:20:41.04 ID:M9rLO2DT0 ……… … シモネッタ提督「…それは初耳ね」 カサルディ提督「あれ、言ってなかったかな……とにかくそれ以降は教官も黙認みたいなものだったから、フランチェスカときたらもうやりたい放題で…」 メッセ兵曹長「全くだ…カンピオーニときたら、私が少し甘い顔をしてやったら勘違いしてな」 提督「むぅ…それを言ったらルクレツィアだって更衣室のロッカーに同期の娘を押し付けて、耳元でずーっと甘酸っぱいような台詞をささやいていたじゃない」 カサルディ提督「あー…それは、まぁ…そうかもしれないけどさ……」 提督「…忘れたなんて言わせないわよ?」 コリドーニ「おぉぉ…次から次へと記事になりそうな話が……!」 デュイリオ「うふふっ、そういうのもあるのですね……今度機会を見つけて、私も提督に試すといたしましょう…♪」 ガリバルディ「さっきから聞いていたけれど…へぇ、なるほどね♪」 エウジェニオ「色々と役に立ちそうな話ね……ふふ♪」 提督「あら、三人ともお帰りなさい…外の様子は?」 デュイリオ「風もなく心地よいお日柄です……催し物は上天気が一番ですもの♪」 ガリバルディ「そうね。おかげで盛況よ、提督…混乱も特になし」 エウジェニオ「憲兵隊が上手くさばいてくれているから、提督はゆっくりしていて……ね♪」ちゅっ♪ 提督「ふふ、了解♪」 ライモン「もう、提督ってばエウジェニオには甘いんですから……」 ガリバルディ「提督、ライモンドが妬いているわよ…ほら、怒られる前にご機嫌を取ってあげないと♪」 提督「ふふっ……怒らないでね、ライモン?」…ちゅっ♪ ライモン「…っ///」 シモネッタ提督「本当にフランカときたらお熱いこと…♪」わざとらしく手で扇いでみせるシモネッタ提督…気づけばいつの間にか提督の所の小さな駆逐艦「クィンティノ・セラ」をテディベアのように抱きかかえ、カサルディ提督の「MS16」と「MS22」をはべらせている… 提督「ちょっと…エレオノーラ!?」 シモネッタ提督「なに?」 提督「…い、いつの間に……?」 シモネッタ提督「ふふ、貴女が昔話に花を咲かせている間によ……それにしてもセラは可愛いわね♪」セラのさらさらの髪を手ですくい上げると顔に近づけ「すぅ…」と深呼吸する… セラ「えぇと……あの…///」シモネッタ提督のひざの上で、恥ずかしげに顔を紅くしているセラ… 提督「あー……そろそろお昼だし、姫たちにも戻って来てもらいましょうか…ね、ライモン?」意味ありげにウィンクをしてみせる… ライモン「…あ……あ、あぁ…そうですね! わたしもお腹が空きました♪」 提督「そうよね♪ それじゃあお昼の用意をしないと…セラ、お皿を運ぶから手伝ってくれる?」 セラ「は、はい///」 シモネッタ提督「もう…せっかく至福の時間を過ごしていたのに……」 提督「はいはい…兵曹長もご一緒にいかがですか?」 メッセ兵曹長「すまんな…それじゃあせっかくだしごちそうになろうか」 提督「ええ、ぜひ…ライモン、悪いけれど姫たちに「お昼にしますので」って伝えてきてもらえる?」 ライモン「はい」 提督「ディアナ、厨房に行きましょうか」 ディアナ「ええ、よしなに…♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/504
505: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/11(木) 02:07:30.25 ID:DXgjiEIo0 …厨房… 提督「…さてと、お昼の献立は何にする?」金モールの付いた上着と軍帽を厨房の隅っこに置いてある椅子にたたんで乗せるとエプロンをかけ、手を洗った… ディアナ「そうですね…とりあえずカリフラワーがたくさんありますから、それを使って一品作りましょう。後は砂を吐かせたアサリが冷蔵庫に入っております」 提督「んー…だったら「カリフラワーのアンチョビ風味」と「ボンゴレ・ビアンコ」でどうかしら? 後は屋台料理のお余りや冷蔵庫の残り物とかをかき集めたら、そこそこどうにかなるんじゃないかしら?」 ディアナ「ああ、それはよろしいですね…♪」 提督「それじゃあ私はカリフラワーに取りかかるから、ディアナはボンゴレをお願い」 ディアナ「はい、よしなに」 提督「それじゃあまずはカリフラワーを洗って……」 …提督はクリーム色をしたカリフラワーをとなりの食料庫からいくつか取り出してきてざっと洗い、それから包丁で房を一口大に切り出していく……残った太い茎は食べられないこともないが、わざわざ使うこともないのでルチアの餌に混ぜることにして分けておく… 提督「…お湯も沸いたみたいね」ごぼごぼと泡を立てている鍋にカリフラワーを放り込み、タイマーを四分にセットする… 提督「ではその間に…と♪」唐辛子とニンニク、アンチョビの缶詰をまな板の脇に並べた……ニンニクは薄切りにし、乾燥唐辛子は辛みが出るようハサミで適当な大きさの輪切りにする…綺麗な赤色の唐辛子はパリパリに乾いているのでハサミを入れるそばから割れてしまうが、風味付けなので気にせずに切った… 提督「♪〜ふーん、ふふーん……」アルミの大ぶりなフライパンにオリーヴオイルを流し込んで火にかけると唐辛子を入れ、(焦げやすいので)少し間を開けてからニンニクを入れる… 提督「そろそろ茹ったかしら…うん、いいわね♪」 …カリフラワーがちゃんと茹ったかどうか串を刺し、それから網しゃくしでカリフラワーをしゃくい上げた…手際を考えるならカリフラワーをすくうよりは、むしろ流し台のザルに空けてお湯を流してしまう方が早いが、そこは節水を叩きこまれた海軍士官だけに、つい「何かに使える」とお湯を残す… 提督「……それでは、と」アンチョビの缶を開けるとフライパンに空け、アンチョビがすっかり溶けてしまうまで弱火にかけた… 提督「後はカリフラワーを……そーれ♪」火を止めたフライパンに水気を切った茹でカリフラワーを投入して、さっと和える……少し馴染ませると陶器の大きなサラダボウルに移し、それから油汚れが取れるように、カリフラワーの茹で汁をフライパンにそそぎこんだ… 提督「私の方はできたわ…ディアナ、何か手伝いましょうか?」 ディアナ「いえ、こちらも出来上がりますので…」 …大戦時は32ノットを誇った「高速スループ」だけあって、とにかく手際のいい「ディアナ」…提督がカリフラワーを料理している間にアサリの「ボンゴレ・ビアンコ」を仕上げている……まずはみじん切りのニンニクとオリーヴオイルを弱火にかけて、刻んだ玉ねぎを少々加える…玉ねぎがすっかり透明になったところで、殻を擦りあわせて良く洗った殻つきアサリをガラガラと放り込み、火勢を強めて白ワインをそそぐと蓋をして、一気に蒸らす…ほんの二分ばかりでアサリがぱっくりと口を開け、そこに薄めのコンソメスープを注いで軽くひと煮立ちさせる……アサリの塩気が出るので塩はほとんど入れず、少し固めにゆで上げたパスタに出来上がった「ボンゴレ・ビアンコ」をたっぷりと注ぐ… 提督「すぅー……いい匂い。美味しそうね♪」 ディアナ「ふふ、さようでございますね…さ、提督も上着をお召しになって食卓に参りましょう?」 提督「ええ♪」パスタが冷めないうちにと、急いで上着を羽織る… …食堂… 提督「お待たせしました…さぁ、召し上がれ♪」提督が制服を整えて食堂の席に着くころには百合姫提督たちも戻って来ていて、長テーブルに揃った白と紺、そして金モールの制服がまぶしい… カサルディ提督「うわぁ、いい匂い…♪ 料理の腕は相変わらずみたいだね、フランチェスカ?」 提督「ええ…だけどここに着任してからはディアナに頭が上がらないわ♪」そう言ってディアナにウィンクを投げる ディアナ「お褒めいただきありがたく存じます…///」 シモネッタ提督「あら、美味しい…毎日こんなにいいものを食べているなんて、やっぱりフランカはずるいわ♪」 提督「ふふっ、少将にもなると色んな特権があるのよ…♪」冗談めかしてそう言うと、白ワインのグラスを軽くかかげた… 百合姫提督「ほんと…美味しいわ……♪」 グレイ提督「確かに…上品な味付けでよろしいですわね」 ヴァイス提督「アサリだけでこんなに美味しい料理が作れるのですね」 エクレール提督「まぁ、フランスでしたらこのくらいは……」 提督「…んー?」意味ありげに眉を上げ、微笑んでみせる提督… エクレール提督「い、いえ…なかなかの味だと思いますわ///」 提督「そう、よかったわ♪」 ルチア「ワフッ…ハフハフッ……フガ…♪」長テーブルの脇で冷ましておいた鶏レバーとカリフラワーの茎を混ぜたものをもらってご満悦のルチア… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/505
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