イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (963レス)
イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/
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491: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/03/12(火) 01:56:04.16 ID:KEVfMip00 …数日後… シモネッタ提督「あら、フランカ…ちょうどよかった」 提督「んー?」 シモネッタ提督「いえ、例の「先輩」のことでお礼を言いたくて…おかげで助かったわ♪」 提督「どういたしまして……それに、案外あの先輩も悪い人じゃなかったわよ?」 シモネッタ提督「それは良かったわ。 まぁでも、年上はフランカにお任せしておくわね…♪」 提督「はいはい…そう言えばルクレツィア、あなたはどうだった?」 カサルディ提督「うん、おかげさまで可愛い娘たち
とお付き合いできて大満足ってとこ。いやぁ、女の子ってもちもちふわふわで甘い匂いがして……いいもんだね」 シモネッタ提督「まぁ、おかしい…ふふっ♪」 カサルディ提督「……っ、笑うことはないでしょ…///」 提督「そうよね…エレオノーラったら、そのくすくす笑いを止めてちゃんと聞いてあげたらどうなの?」 シモネッタ提督「ふふ、ごめんなさい…でもあんまりにも正直な感想だったものだから♪」 カサルディ提督「いや、まぁいいけどさ…何しろ私は小さい島の漁師町で育ったから、よく近所のおっちゃんとか肝っ玉母ちゃんみたいな人から
「いつ結婚するんだい?」みたいに言われててね…」 シモネッタ提督「まぁまぁ…それは大変だったでしょうね?」 カサルディ提督「いや、ちょっとした冗談みたいなもんだからそれ自体はいいんだけど……でも、漁師のあんちゃんたちとは男女って言うより兄弟みたいな感じだったから「付き合う」だとか、ましてや「結婚」って言うのはどうも違うように感じてたんだけど……ようやくモヤモヤしてたのが晴れた気分。ありがとね、二人とも」 シモネッタ提督「どういたしまして♪」 提督「ルクレツィアが納得できる恋が出来るようになって嬉しいわ♪」
カサルディ提督「うん。もうなんか世界が違って見えるね…♪」 シモネッタ提督「ふふ、そのようね……聞いたわよ、先週だけでミーナとジュリアをすっかり夢中にさせちゃったそうね?」 カサルディ提督「いや…別にそんなつもりはなかったんだけど……///」 提督「ふふ、でもあんな風に格好いいことを言われたら…たいていの娘は参っちゃうわ♪」 シモネッタ提督「あら、フランカは聞いていたの?」 提督「…ちょっとだけね♪」 …その前日・更衣室… 候補生(栗色・結い上げ髪)「はぁぁ、疲れた…メッセ教官ってば厳しすぎ。 …ルクレツィア
もそう思うでしょ?」 カサルディ提督「うーん、別に私はそこまでじゃないと思うけどね?」 候補生(栗色)「ルクレツィアは鍛えられてるもんね……私なんて最初の体力テストからぎりぎりだったし……」 カサルディ提督「……でもさ、それで言ったらミーナは私よりもずっと立派だと思うんだよね…だって体力のある人が普通にやるより、体力がない人が全力出してる方が偉いでしょ?」肩に手を置いて顔を近づけると、真面目な表情を浮かべてそう言った… 候補生(栗色)「も、もう……ルクレツィアって真顔でそういうこと言うんだから///」きゅん…
っ♪ カサルディ提督「だって本当のことだし…違う?」 候補生(栗色)「……あ、あの…ルクレツィア///」 カサルディ提督「どうかした?」 候補生(栗色)「か、顔が近いんだけど…///」 カサルディ提督「あっ…ごめんね。 …いや、ミーナってまつ毛が長いし、唇も私と違って綺麗で柔らかそうだし……いいなぁ、って///」 候補生(栗色)「ね…ねぇ、ルクレツィア……///」背中をロッカーの扉に預けて、目をつぶった… カサルディ提督「ミーナ、それってさ…」 候補生(栗色)「…そうよ。分かるでしょ///」カサルディ提督の腰に手を回して
ぐっと身体を引き寄せる候補生… カサルディ提督「そっか……嬉しいよ♪」…ちゅぅっ♪ 候補生(栗色)「あむっ、あふっ……ふぁぁぁ…っ♪」 ……… カサルディ提督「うわっ、あれ聞いてたの…!?」 提督「盗み聞きは無粋だから、最初の方だけね……もうルクレツィアの口説き文句ったら、聞いている私の方まで胸がキュンとしそうだったわ♪」 カサルディ提督「べ、別に「口説く」とかそういうつもりで言ったわけじゃなかったんだけど……///」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/491
492: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/03/15(金) 01:34:44.32 ID:uTi1xhWB0 ……… カヴール「まぁまぁ…提督ったら候補生の頃から年上をたぶらかすなんて……ふふ、いけませんね♪」 ライモン「本当にもう…っ///」 メッセ兵曹長「まったく、聞けば聞くほどこの三人は……」あきれたように首をふって、コーヒーをがぶっと飲んだ… ガリレオ「やれやれ、提督たちはとんでもない候補生だったようで…ところで提督?」 提督「なぁに?」 ガリレオ「いえ、今の話を聞いていると……提督は「年上のお姉さまが好き」で合ってるわよね?」 提督「
ええ、基本的に好意を寄せてくれる女性(ひと)なら誰でも愛せるけれど…ね♪」 ガリレオ「ふむふむ……で、シモネッタ提督は幼女がお好き…と」 シモネッタ提督「ええ、小さくて純粋無垢な女の子……天使っていうのはそういう娘のためにある言葉だもの♪」 ガリレオ「なるほど……で、カサルディ提督は…」 カサルディ提督「うーん、別に私は年にはこだわらないけど…しいて言えば話題の多い同年代……まぁ、できればおっぱいが大きい娘がいいかなって言う程度で…」 ガリレオ「ふむ…つまりこういう図式が出来上がるわ……」 提督「図式?」
ガリレオ「ええ…紙に描くとこんな感じよ、提督」ガリレオはさっと円を二つ書き上げた…二つの円は一部が重なっていて、片方の円に「年増」、もう片方には「幼女」と書いてあって、二つが重なるところに「同い年」と書いてある… 提督「あー…こういうの、数学で見たことあるわね」 シモネッタ提督「集合論でしょう、フランカ…もう貴女ってば、本当に数学が苦手なんだから♪」 提督「別に砲術科じゃないんだからいいわ。それに基本の航海術くらい出来るし……」 カサルディ提督「ま、怪しいところだけどね」 提督「もう、失礼ね……」 リベッチ
オ(ヴェネツィア)「ねぇねぇ……カンピオーニ提督、カサルディ提督」 提督「んー?」 カサルディ提督「どうかした?」 リベッチオ(ヴェネツィア)「うん♪ ……あのね、リベッチオは私たちの司令がどんなだったのか知りたいなぁ…って♪」 提督「あー…エレオノーラねぇ……」 カサルディ提督「うーん……まぁ、その…アレだ……」 シモネッタ提督「…ねぇ、どうして二人とも口ごもるの?」 提督「それは……だって、ねぇ…」 カサルディ提督「…まぁ、問題が多いというか……うちの娘たちに変な事は聞かせたくないしね…」 シモネッタ提
督「どのみち貴女たち二人だって同じようなものでしょう?」 提督・カサルディ提督「「それはないわ」」 メッセ兵曹長「わっはははっ、これこそまさに「意見の一致」というやつだな♪」 MS16「ねぇ司令…司令の言う「変な事」ってなに?」 MS22「そうそう、気になる…それに見た目こそ小さいけど、私たちだってオトナなんだから……あんまり子供扱いしないでよね?」 カサルディ提督「あぁもう、これだから話したくないんだ……全くもう!」 ライモン「あの、提督……シモネッタ提督の話ですが、わたしが聞いても大丈夫でしょうか…?」
提督「あー…その、まぁ……別にライモンも子供じゃないわけだし、犯罪とかそういう話ではないから……」 カサルディ提督「怪しいところだけどね…この話をちょっとでも聞かれたら、間違いなく「査問会案件」で憲兵か法務官が駆け込んでくるとは思うわ……」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/492
493: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage] 2019/03/15(金) 17:27:56.18 ID:PwvuK7Vco 乙 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/493
494: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/03/18(月) 01:52:53.11 ID:LWgXHgoU0 >>493 ここまででもずいぶん長くなってしまいましたし、投下も遅いのでお待たせしております… …まだしばらくは提督たちのおしゃべりが続きますが、時間的にはまだお昼にもなっていませんので、久しぶりに何か料理の描写も入れていきたいです…ご期待ください(笑) http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/494
495: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/03/18(月) 02:53:52.94 ID:LWgXHgoU0 提督「とはいっても…どのみちここまで話したなら同じじゃないかしら?」 カサルディ提督「あれか「毒食わば皿まで」…ってやつ?」 提督「ええ、まぁ」 カサルディ提督「あー、それもそうか…それにエレオノーラの事を話せば、私たちの罪状が軽く見えるようになるもんね♪」 シモネッタ提督「もう…失礼なことを言うわね?」 カサルディ提督「まぎれもない事実でしょうが……この変態のロリコン…」 提督「まぁまぁ……それじゃあ話すとしましょう。エレオノーラも
付け加えがあったら言ってね?」 シモネッタ提督「ええ、そうさせてもらうわ♪」 カサルディ提督「私たちが知っている分だけで充分なのに、それに付け加えるのがあったら……うへぇ…」 提督「まぁ、そう言わずに……えーと、あれは私が例の先輩候補生と「仲良く」なった後のことで…」 ……… …シャワー室… 提督「ふー…いい気持ち♪ ……本当はたっぷりのお湯につかってゆっくりしたいところだけれど、士官学校でそれは無理よね…」 カサルディ提督「そうだね…まぁ身体をきれいにするのに湯船はいらないし、フリゲートとかで暮らすなら節
水にも慣れないといけないからね。…ま、これも訓練だと思って諦めなよ」 提督「ええ……あー、時間を気にしないですむ家のお風呂とご飯が懐かしいわ」 カサルディ提督「フランチェスカのお母さんって料理上手だしね。この間、実家から送ってもらったお母さんの手づくりお菓子を分けてくれたでしょ…あれすっごく美味しかったもん……よかったらまた分けてよ?」 提督「ふふ、今度の手紙にそう書いておくわ…そうしたらきっとお母さまのことだから、喜んでルクレツィアの分も送ってくれるわ♪」 カサルディ提督「それじゃあフランチェスカには早く
手紙を書いてもらわないとね…♪」 提督「もう、せかさないで…身体中ベタベタするから、出来るだけ長く浴びていたいの」 カサルディ提督「はははっ、わかるわかる。私も運動は得意な方だけど、汗ばむのだけはいただけないもんね…背中、流そうか?」 提督「…仕切りで区切られているのに?」 カサルディ提督「フランチェスカの長話につき合ってたら全身洗い終わっちゃったから……それにフランチェスカは髪の毛が長いしさ、時間かかるでしょ?」 提督「ええ、まぁ…」 カサルディ提督「それじゃお邪魔しまーす、と。……相変わらず最高のおっぱ
いだね♪」もにゅ…♪ 提督「あんっ…もう、最初からそれがしたかっただけでしょう///」 カサルディ提督「まぁね……って、ねぇ…あれ」 提督「?」 カサルディ提督「あっち…エレオノーラとマリアじゃない?」 …カサルディ提督があごをしゃくった先には、やはり一つのシャワーブースに入って洗いっこをしているシモネッタ提督と、もう一人同期の候補生がいる… 提督「あー…そうね」 カサルディ提督「相変わらず仲がいいんだね…まぁ当然ちゃあ当然か」 提督「ええ…幼女好きで優雅なエレオノーラと、甘えたがりで童顔のマリア……」 カサ
ルディ提督「…肉とワイン、パスタにオリーヴオイルって所だよね」 提督「エレオノーラに紹介したのは私だけれど、あんなに上手く行くとは思ってなかったわ……喜ぶべきなのか、それとも後悔すればいいのやら…」 カサルディ提督「ま、そこまで気に病むことはないんじゃない? …フランチェスカが紹介しなくたって、エレオノーラが目をつけたと思うし」 提督「…確かに」 カサルディ提督「でしょ? …あ、あの二人はシャワー終わったみたいだね……私たちもそろそろあがらないと」 提督「ええ、そうしましょう」 カサルディ提督「それじゃ、お
っぱいは私が流してあげるからね」鏡越しに提督へ向かって気持ちのいい笑みを浮かべながら、張りのある乳房を「ぽよん…っ♪」と下から弾ませた… 提督「もうっ…ルクレツィアってば♪」 カサルディ提督「あはは、ごめんごめん…あんまりにも大きくてたゆんたゆん揺れてるからさ♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/495
496: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/03/21(木) 02:33:23.86 ID:MEisRB7n0 …廊下… カサルディ提督「ねぇ、フランチェスカ」 提督「んー?」 カサルディ提督「…今夜の自由時間に…したいな」 提督「ふふっ、了解……って…」 カサルディ提督「うん? どうしたの?」 提督「いえ…そこの倉庫……」 …提督の視線の先には、ドアの鍵が外れた小ぶりの倉庫がある……廊下の一隅にある倉庫は旧式の教材が収めてあるだけで大して使われていない上、宿舎へ向かう廊下を左折した先にあるので、普段はわざわざ角を曲がって立ち寄る人もいない…
…もっとも提督たちはスキモノの「お姉さま」方から、その倉庫の「使い方」と、一番安全な時間帯、それに壊れかけた鍵を開けるドアノブの回し方を伝授されていた… カサルディ提督「……倉庫がどうかした?」 提督「ええ……何か声がしたような気がしたの」 カサルディ提督「あー、言われてみれば…それに、そこの倉庫ってさ……」 提督「ええ…そうよ」 カサルディ提督「…それじゃあさ、ちょっとのぞいてみる?」 提督「えぇ? ……まぁ、ルクレツィアがそういうなら…」 カサルディ提督「じゃあ「隠密接近」ってやつで行かないと…♪」
…倉庫… 提督「…相変わらず埃っぽいわね……」 カサルディ提督「…しーっ、やっぱり誰かいる」 提督「…そうみたいね……あれってエレオノーラとマリアじゃないかしら…?」 …幼女好きのシモネッタ提督を満足させるような「無垢で愛らしい娘」を士官学校で見つけるのは草食のライオンや羽音を立てるフクロウを見つけるよりも難しいが、提督は(…どういうわけかクラスに一人くらいはいる)同期とは思えない童顔の小柄な候補生をシモネッタ提督に紹介し、甘えん坊の候補生も(変態ながら)優しい「お姉ちゃん」のシモネッタ提督について回って
、暇さえあればいちゃいちゃしていた……提督たち二人がふちの錆びたロッカーの陰からのぞくと、シモネッタ提督が候補生の前にひざまづいて、脚を舐めまわしている… 候補生(童顔ショートヘア・ネコ)「…んはぁ、はぁ…んっ♪」 シモネッタ提督「あぁぁぁんっ、もう…マリアったらそんな風に顔を赤らめちゃって可愛いっ♪」 候補生「らってぇ……エレオノーラおねえひゃんが…ふわぁぁぁっ///」 シモネッタ提督「あらあら…マリアったらまた靴擦れを起こしちゃって、可哀そうに……お姉ちゃんがその小さな足を舐めてあげるわね…ぇ♪」れろっ、
んちゅ…♪ 候補生「はひゅっ、ひくぅ…っ♪」あどけない顔をトロけさせ、がくがくと膝を震わせている…… シモネッタ提督「いいのよぉ、お姉ちゃんがいっぱい気持ち良くしてあげるからねぇ♪」ちゅっ、ぢゅぅっ…♪ 候補生「ふぁぁぁ…っ、おねえひゃ……っぁ、きもひいぃよぉぉ♪」くちゅり、ぬちゅ…っ♪ シモネッタ提督「んふふふっ…つつましいお胸に小さな身体、それにつるんとしたあそこ……はぁぁぁぁ、たまらないわ…ぁ♪」両手で小さな足を包み込むと、指の間まで丁寧に舐めあげていく… 候補生「あっあっあっ……それっ、きもひいぃれ
ひゅ…っ///」 シモネッタ提督「ふふ、それじゃあもーっと気持ちいいことしましょうねぇ♪」 候補生「ふぇ…っ?」 シモネッタ提督「ふふ、そーれ…っ♪」濃緑色の指定ショーツをずり下ろすと片脚立ちをさせて、下から顔を寄せるとつるんとした割れ目に舌を這わせた… 候補生「ひぅっ、エレオノーラおねえひゃん……は、恥ずかしいよぉ…♪」 シモネッタ提督「まぁまぁまぁ…恥ずかしがちゃって、可愛いっ♪」むちゅ、じゅるっ…れろぉ…♪ 候補生「はひぃ、はあぁぁ…んっ……きもひよくってぇぇ…腰が抜けちゃいそうれす……///」 シモネッタ
提督「んふふふっ、そうなったらお姉ちゃんがお部屋まで連れて行ってあげますからねぇ……むちゅっ、じゅるぅぅ…ぬちゅっ♪」 候補生「ふわぁぁぁ…おねえひゃん、しゅきぃぃ♪」 シモネッタ提督「んふっ…嬉しいっ。そんな良い子にはもーっと気持ちいいことしてあげましょうねぇ♪」 候補生「おねえひゃぁん…マリアに、いいこと……してぇぇ♪」 提督「…」 カサルディ提督「……見なきゃよかった…」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/496
497: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2019/03/23(土) 03:04:25.01 ID:cgVRenAH0 ……… … 提督「…と言うようなことがあったの」 カサルディ提督「あー、そう言えばそんなこともあったね……」 シモネッタ提督「ふふっ…それにしても、あれを見られていたとは思わなかったわ♪」胸元に垂れている髪の房をいじりながら、柔らかい笑みを浮かべている… メッセ兵曹長「…何だ、お前たちもあの「コマシ倉庫」を使ってたのか? まったく、悪い事だけはちゃんと受け継ぐ奴らだ」 カサルディ提督「先輩諸公の教育のたまものですよ♪」 メッセ兵曹長「やれ
やれ、まったく度し難い女たらしどもだな……頼むから海軍参謀総長だとか大臣の娘にだけは手を出すなよ?」 提督「あー…」 カサルディ提督「…」 メッセ兵曹長「…おい、まさかとは思うが……シモネッタ、まさか「あの噂」だけは冗談だろうな?」 シモネッタ提督「…すみません、メッセ教官♪」 メッセ兵曹長「はぁ…あきれたな。風の噂で「北ティレニア海管区司令官の孫娘をたらしこんだ大バカが海軍にいる」とは耳にしていたが……あれは貴様か」 シモネッタ提督「はい♪」 メッセ兵曹長「まったく…もしも地獄の入り口を知ってたら尻を蹴飛
ばして放り込んでやるところだ……」 シモネッタ提督「ふふ…お手数をおかけします♪」 リベッチオ(ヴェネツィア)「…それにしても、ほんとに司令ってば可愛い娘を見るとすぐ手を出して……そうやって色目ばっかり使ってると「めっ!」なんだからね♪」身体を寄せてシモネッタ提督の肩に頭を預けると、見上げるようにしながら手の甲をつねった… シモネッタ提督「ごめんね、リベッチオ…でも士官学校の時は他に小さくて可愛い娘がいなかったし……ね、おわびにリベちゃんの言うこと聞いてあげるから♪」 リベッチオ(ヴェネツィア)「…それじゃ
あ「ちゅー」したら許してあげる♪」 シモネッタ提督「はい、喜んで♪」ちゅぅ…っ♪ リベッチオ(ヴェネツィア)「えへへっ…♪」 提督「…」 ライモン「…」 カサルディ提督「二人とも、あんなのを見ると悪影響があるからね…目をつぶってなさい」 MS16・22「「これでいい?」」 カサルディ提督「ええ、それでよし……それにしてもまったく、真っ昼間から雌犬そこのけに盛ってくれちゃって……」 提督「ルクレツィア、全国の雌犬に失礼よ…うちのルチアにもね」 ルチア「ワンッ!」 カサルディ提督「あー、ごめんごめん…お前のこと
じゃないからね」足下にいるルチアを撫で、それから呆れたように両手を上に向けて広げた… カヴール「……それはそうと」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「…むぅ……リベッチオだけじゃなくて、私たちも怒ってるんですよっ?」 グレカーレ(ヴェネツィア)「そうだよぉ、司令ってばいっつも小さい女の子にばっかり優しくして…っ」 シロッコ(ヴェネツィア)「エレオノーラおねえちゃんは私たちよりも、MAS(魚雷艇)やVAS(駆潜艇)のみんなみたいな娘の方がいいんでしょ」 シモネッタ提督「もう、そんなことはないわ……私はマエストラ
ーレ級のみんなも大好きよ♪」左右に座っているマエストラーレとリベッチオを抱き寄せてそれぞれのふとももに手を置き、膝にシロッコを乗せてぎゅっと身体をくっつけながらグレカーレの頬にくちづけした… カヴール「…こと女性にかけては提督もなかなかでいらっしゃいますが、これほどではありませんね♪」 提督「さすがにエレオノーラと一緒にされるのは心外よ、カヴール……それにしてもお昼前だっていうのに痴話喧嘩に惚気だなんて、これだけでお腹がいっぱいになりそう……」 カヴール「ふふ、いい食事制限になりますね♪」 提督「…むしろお
昼でも食べないとやってられないわ」 ディアナ「昼食の時間まではあと二時間ほどですから…どうか辛抱なさってくださいまし」 提督「……耐えられるか不安になってきたわ」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/497
498: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/03/28(木) 12:32:26.00 ID:J5sgj4K90 シモネッタ提督「あら、フランカったら自分だけは関係ないみたいな顔をして……あなただってなかなかだったでしょう♪」 カサルディ提督「確かに…年上が一番の好みってだけで、あとは選り好みしなかったよね」 ライモン「へぇぇ…そうなんですか、提督?」 提督「…だって///」 カサルディ提督「そうそう…フランチェスカときたら先輩はたらしこむわ同級生を誘惑するわ、果ては後輩は手ほどきするわで、どれだけの候補生を食べ散らかしたか分かった物じゃないんだか
ら♪」 提督「そ、それは言い過ぎよ……ただ、先輩のお姉さま方は大人っぽくていい匂いがするし、同期の何人かとは話しているうちに自然と仲良くなっちゃって…それに後輩たちに「先輩、先輩♪」って慕われるのも嬉しくて…それで、つい///」 カサルディ提督「…聞いてあきれるわ」 シモネッタ提督「ふふ、そうね…確か、あれは半年くらいたってからだったわね?」 提督「あっ…///」 カサルディ提督「あー、そうだった。あの辺からタガが外れたようになったもんね……ま、どうせだから話しちゃおうか」 カヴール「ふふ、何やら楽しみですね♪」
提督「///」 フィリッポ・コリドーニ「おや、何やら特ダネの匂いが…ぜひお聞かせ願います!」 カサルディ提督「もちろん。これはね、誰とは言わないけど…そこで乙女みたいなふりをして頬を赤らめているどこかの誰かさんのお話でね♪」 ……… … …士官学校・入学からおよそ半年… ビアンケッリ候補生「それじゃあ私は図書室で勉強してくるから…後でね」 カサルディ提督「ああ、また後で」 提督「行ってらっしゃい♪」 先輩候補生(結い上げ髪・ネコ)「……カンピオーニ候補生、いる?」 提督「はい、ここにおります」 先輩(ネコ)
「ああ、ちょうどよかった……その、今夜の2200時ごろに…いいかしら///」 提督「ふふっ、もちろんいいですよ……先輩♪」 先輩(ネコ)「…ええ、待ってるわね///」 提督「はい♪」 後輩候補生(金髪お団子)「…失礼します! カンピオーニ候補生はいらっしゃいますか?」 提督「あら、いらっしゃい…どうしたの、講義で分からないところでもあった?」 後輩(お団子)「あ、いえ……その、お姉さまがよろしければ…今夜……///」 提督「あぁ、ごめんなさい…今夜はちょっと忙しくて……もしよかったら、明日の晩はどうかしら♪」 後輩
(お団子)「はいっ…///」 カサルディ提督「フランチェスカってば相変わらずモテるねぇ…それに運動がダメなのにレズセックスは大丈夫って……」 提督「だってえっちするときは走ったり跳んだりしないもの…♪」 ベルガミーニ候補生「……そ、そう言えばフランカ///」 提督「どうしたの、カルラ…また何か無くなったの?」 ベルガミーニ候補生「ううん、そうじゃなくて……その///」 提督「ふふっ、分かったわ…♪」ちゅっ、ちゅむ…っ♪ カサルディ提督「まったく、同室のルームメイトまで骨抜きにするなんてどうかしてるんじゃない?」 提
督「お褒めにあずかり恐縮です…あむっ、ちゅ…♪」 カサルディ提督「はぁー…仕方ない、ちょっとトレーニングルームにでも行って汗を流してくるから……」 提督「ごめんなさいね、ルクレツィア……はぁ、んむ…っ♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/498
499: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/01(月) 03:28:41.75 ID:IZ6zbuaA0 …また別の日・屋外射撃場… メッセ教官「さて、候補生諸君もライフルや短機関銃の射撃に慣れてきたことだろうが…いま一度おさらいといこう!」 …濃緑色の野戦服に身を包んで地面に座っている候補生たちを前に、迷彩服姿で解説するメッセ教官と小火器担当のアシスタント教官数人……脇にはイタリア軍に制式採用されている数種類の自動小銃と短機関銃が並べておいてある……提督は「シルヴィアおばさま」のおかげで小さい頃からたしなんでいたので(…大きい音は苦手
ながら)射撃はなかなか得意で、長距離走や障害物走などと違って射撃訓練はわりと好きな時間だった… メッセ教官「まず、これが「ベレッタ・BM59」自動小銃。口径は7.62×51ミリで装弾数は二十発…陸軍や第一線級の部隊ではすでに「ベレッタ・AR70/90」に置き換わっているが、海軍ではまだまだ更新されていないから見る機会もあるだろう……とにかく重くてかさばるが威力は抜群だ。コンクリートブロックを撃ちぬくことも出来るし、当たれば身体のその部分とは一生お別れすることになる」 メッセ教官「……しかし、海軍士官候補生
の諸君はこっちの方が手にする機会が多いはずだ。この短機関銃はルイージ・フランキの「LF57」で、口径は9×19ミリ。シンプルな形で構造も簡単。取り回しのいい短機関銃だ…今は同じ9ミリでより扱いやすい「ベレッタ・M12S」と交代しているが、一部の施設にはまだ残っているからよく練習しておく必要がある」 メッセ教官「さて…とにかくまずは事故を起こさないことだ。私も口が酸っぱくなるほど言って来たし、諸君も耳にタコができるほどだろうが、どじな小娘のせいで軍法会議にかけられたりするのはゴメンだ!」 候補生たち「「くすく
すっ…♪」」 メッセ教官「笑いごとじゃなく、本当に火器の扱いには気を付けろよ…弾は薬室に送り込まず、引き金には指をかけるな! それだけで事故率はうんと減る」 メッセ教官「……さて、班ごとに分かれているから順繰りに回していこう。それぞれ一挺づつ渡すから、全員が一弾倉分を撃ち終えたら報告しろ!」 候補生たち「「了解!」」 カサルディ提督「…それじゃあ早くしよう? 最初は私がやるよ」全員耳当てをし、奥に的と土盛りがある射撃レンジに集まった… 提督「ええ」 補助教官「よし、それじゃあ始めろ…使い方は覚えているな?」
カサルディ提督「はい。カサルディ、射撃を始めます!」伏せ撃ちのセミオート射撃でBM59を撃つと引き金を引くたびに轟音が響き、奥で土煙が上がる… 補助教官「…よろしい、次!」 提督「カンピオーニ、射撃を始めます!」撃つたびにドスッ!…と肩に蹴りを浴びたような重い衝撃が走るが、何とかこらえて二十発を撃ちきった メッセ教官「…カンピオーニ候補生、お前は射撃が上手いな。この射撃の腕に走りや反応の機敏さが加われば、射撃記章や海軍射撃チーム入りも夢じゃないぞ?」 提督「ありがとうございます、教官」 メッセ教官「いや、
それもお前の才能だよ…もっと運動させてやるから、射撃と一緒に伸ばしていけ!」 提督「か、感謝します……うぇぇ……」 メッセ教官「なんだ。せっかく教えてやろうと言うんだからもっと喜べ、全く……ビアンケッリ、もっと落ち着いて撃て!」 提督「…努力します」 メッセ教官「それでいい。お前はせっかく脚が長いんだから、走り方を覚えればもっと速く長く走れるようになるはずだが……どうもその胸のせいか、呼吸と走り方がずれるんだな。また今度フォームを確認してやろう」 カサルディ提督「……だって♪」 提督「…」たゆんっ…♪ ht
tp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/499
500: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/05(金) 03:12:30.64 ID:5irHmmL60 …また別の日・海岸の演習場… メッセ教官「よーし、訓練生諸君! 今日はここで訓練をしてもらう!」迷彩服をまとい、もとより大きい声をさらに張り上げるメッセ教官… …遠浅の干潟が広がる演習場は、明るい陽光に照らされて潮の匂いがする蒸れた空気がたちこめ、滑らかな灰色の泥地が沖合まで広がっている……二班ごとに並んだ提督たち士官候補生は濃緑色の迷彩服の上に漁師が着るような「胴長」を着こみ、それぞれ弾の入っていないフランキ短機関銃を持ち、置いて
あるゴムボートのまわりに座っている… カサルディ提督「うわ…これはきついかも……」 提督「…ええ……もう、サン・マルコ海兵連隊でもないのにどうして私たちが上陸訓練なの……」(※サン・マルコ海兵連隊…イタリア海軍最強の海兵連隊。コマンド作戦や破壊工作で第二次大戦中から有名) メッセ教官「さて、この訓練の目的だが……諸君はもしかしたら乗艦を捨てることになり、どうにか陸地にたどり着かないといけなくなるかもしれない。そんな時のためにゴムボートの漕艇と、上陸した場所が軟弱地だったことを想定し、歩き方を体験しておくこ
とにある!」 メッセ教官「……それに諸君ら候補生の中にはダイエットに熱心な者もいるようだからな。たっぷり運動して脂肪を落せるようにという、私からのささやかなプレゼントだ♪」 提督「…誰よ、もう…ダイエットなんて余計な事をしているのは……」 カサルディ提督「ま、少なくともフランチェスカじゃないよね…♪」 メッセ教官「さて…各班はまず突堤からゴムボートに乗り、沖合のブイまで向かう! ブイまでたどり着いたらUターンして戻り、旗の立ててある辺りに上陸し、ボートを引いて陸まで戻ってくること…一応「お助け」として岸から
ロープを数本伸ばしてあるから、どうしても進めなくなった班はそれにすがって戻ってこい!」 提督「…すごく頑張らないといけなくなりそうね……」 ビアンケッリ候補生「……確かに」 ベルガミーニ候補生「ねえ……もし足を引っぱっちゃったらごめん…」 カサルディ提督「大丈夫だって…さ、行こうよ」 ……… …数十分後… 提督「ぜぇ…はぁ……ふぅ…」ぐぽっ…ずぶっ…… ベルガミーニ候補生「はぁ…ひぃ……」ずぼっ…ぐじゅっ…… カサルディ提督「ほら、頑張ろう……あと少しだから…ふぅ、はぁ……」ぐじゅっ…ぬとっ…… …全身す
っかりどろんこになって汗を滝のように流し、じりじりと日光に背中をあぶられながらゴムボートを引っ張る提督たち……ゴムボートを漕いで凪ぎの海に出て、ブイの所にたどり着くまでは涼しい風もあってまだ良かったが、干潟に上陸してゴムボートを引っ張り出してからは地獄そこのけだった……最初こそ文句を言う元気もあったが、数十メートルも行かないうちに声を出す元気もなくなり、一歩進むたびにまとわりついてひざまで埋まる泥にどんどん体力を消耗した… 提督「…はぁ、はぁ……ひぃ…ふぅ……」ずぶっ…ぐぱ…っ…… カサルディ提督「ほら、
もう一歩…おいちに、さんし……」 ベルガミーニ提督「ん、んんっ…きゃあっ!」脚を抜こうとして「べしゃっ…」と泥の中に倒れ込む… 提督「カルラ…ほら、つかまって……」 ベルガミーニ提督「ありがと……はぁ、うぷっ…」顔についた泥を拭ってゴムボートのロープをつかみ直す… 候補生(黒髪ショート)「今日ほど教官が憎らしい日はないわ……」 メッセ教官「…ほら、頑張れ! あと数十メートルだぞ!」 候補生(ショート)「!」 メッセ教官「…教官だからと言ってふんぞり返って、お前たちだけにやらせるのは不公平だからな……歩く時は
一度脚を垂直に上げてから前に出すようにしろ、一気に前に進めようとしても泥をかきわける分だけ疲れるぞ!」いつの間にか胴長に着替え、隣の班に加わっているメッセ教官… カサルディ提督「はい、教官…!」 メッセ教官「ああ、それじゃあ頑張れよ!」 シモネッタ提督「……フランカ、もう少しだから頑張ってね…♪」横を追い越しながら小声ではげましていった…汗だくではあるが、顔に泥はね一つ付けず綺麗なままでいる… 提督「…ええ、ありがとう……はぁ、ふぅ……」息も絶え絶えで脚を上げる提督…身体がふらつき、一歩ごとに提督たちを引き
戻そうとするゴムボートが心底にくらしい…… カサルディ提督「ほら、もうちょっとだから…!」小柄な身体で二人分は頑張っているカサルディ提督…足をとられている別な候補生を助け起こしながらロープを引っ張っている…… 提督「…ええ……ひぃ、ふぅ…!」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/500
501: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/06(土) 02:47:41.30 ID:ZesxxEy30 …しばらくして… 提督「……ルクレツィア、スポンジを取ってくれる?」 カサルディ提督「はい…フランチェスカってば、もう「動くのも嫌だ」って顔だね」 提督「ええ、ごめんなさい…でも、もうふらふらで……」 ベルガミーニ候補生「ごめんね、私のせいで…」よくよくツイてないベルガミーニ候補生は途中で数回転び、一回はゴムボートに載せておいた短機関銃を泥の中に落として、数分かけて干潟を這いずりまわりながら探すはめになっていた… 提督「別にカルラのせ
いじゃないわ……そもそもはこのゴムボートのせいだもの…」ホースから水を浴びせかけ、ゴムボートの底面から内側まで丁寧に洗う… メッセ教官「……きれいに洗えよ、候補生諸君…泥汚れが残っていたらやり直しだからな!」 提督「…それにしても、教官のあの体力はどこから来るのかしらね?」 ビアンケッリ候補生「鍛え方が違うんでしょうね……私には無理…」 カサルディ提督「だね……よし。ボートは綺麗になったし、戻ったら顔とか野戦服を洗って…それから甘いものでも食べて休憩しよう♪」 ベルガミーニ提督「同感…この後の講義がなくて良
かったわ……」 …数分後… カサルディ提督「ふぅ、さすがに今日は身体にこたえたね……」 提督「…ええ……もう歩くことすらしたくないわ…」 …ワイン樽を運ばされるロバか石材運びの奴隷のような気分でゴムボートを岸まで引っ張りあげると、そのままゴムボートや胴長の洗浄と「ルイージ・フランキ・LF57」短機関銃のメンテナンスをやらされ、すっかりヘトヘトの提督…髪にまで付いていた泥はねをゴムボート洗いのついでにある程度流し、房になっている濡れた髪を手で軽く整えた… メッセ教官「…カンピオーニ候補生!」 提督「はい、
教官…!」 メッセ教官「ちょっと用がある…教官室まで来てくれ」 提督「はっ!」 カサルディ提督「……フランチェスカってば、何かやらかしたんじゃない?」 提督「…どうかしら…これと言った覚えはないけれど……」 カサルディ提督「ふふ、あれだけ「つまみ食い」しておきながらよく言うね……じゃあ荷物は私が持って行ってあげるから」 提督「ええ、ありがとう…」 カサルディ提督「それじゃ…カミナリを落されないように祈っておくよ♪」白い歯を見せて爽やかな笑みを浮かべると、提督の背中を「ぽんっ」と叩いた… ……… …体育教官室
… 提督「…カンピオーニ候補生、入ります!」 メッセ教官「よく来たな……さ、入れ」ビニール製シートの回転椅子を一脚引っぱってきてデスクのそばに寄せると迷彩服の上着を自分の椅子の背にひっかけ、それからポットのコーヒーをマグカップに注いだ… 提督「失礼します!」…まだ着替えを済ませていない提督は汗と潮水で濡れた野戦服で椅子が汚れるのをはばかって、座らずにいる… メッセ教官「椅子は構わないから座れ…長身のお前に立っていられたんじゃ首がこって仕方がない」 提督「は、ありがとうございます…」 メッセ教官「コーヒーはど
うだ?」自分にはブラックコーヒーを淹れ、振り向くとたずねた… 提督「はい、いただきます…」どうやら叱られるために呼び出されたわけではないらしいと、少しリラックスして肩の力を抜いた提督… メッセ教官「クリームと砂糖は?」 提督「えーと…少しづつお願いします」 メッセ教官「ふははっ、そう硬くなるな…別に叱り飛ばすために呼んだわけじゃない。叱り飛ばす時は「教訓」が行き渡るように、訓練生全員の前でやるからな」 提督「…は、はい」 メッセ教官「ああ…さてと……」どっかりと椅子に腰を下ろし、腕組みをした…汗で色が濃くな
っている濃緑色のタンクトップを、きゅっと引き締まった乳房が押し上げている… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/501
502: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/06(土) 11:43:49.58 ID:ZesxxEy30 提督「…」 メッセ教官「カンピオーニ、さっきのお前には感心したぞ……あの干潟ゴムボート引きでは例の「お助けロープ」にすがったり、音を上げる候補生も多いんだが…よく最後まで頑張ったな」 提督「…あ、ありがとうございます///」 メッセ教官「なに、礼などいらないさ。お前自身の努力だ…自分でも最初に比べて体力が付いたのが分かるだろう?」 提督「そうかもしれません…あまり実感はありませんが……」 メッセ教官「はははっ。周りも同じように伸びている
から気付かないかも知れんが、着実に良くなっているぞ……しかもさっきはベルガミーニ候補生を手助けしていたな。大したもんだ」 提督「///」 メッセ教官「そう恥ずかしがるな…海軍士官は「同じ艦(ふね)の仲間」として生きるも死ぬも一緒。そうしたときにお互いを助けあうのは大事なことだ……またそうなるように我々教官は憎まれ役を買って出ているんだからな」 提督「はい」 メッセ教官「お前は座学がよく出来るそうだし、もっと体力をつければいい士官になれるだろう…希望は決めてあるのか?」 提督「えぇと…「指揮官・参謀コース」を…
…」 メッセ教官「なるほど、お前は歴史や図上演習が得意だからな…だがあれの選抜にも体力テストはあるぞ。よっぽどいい成績を付けるか、運動を頑張るかしないとな」 提督「はい、努力します」 メッセ教官「ああ、頑張れよ……と、ここまではいい話だ…」 提督「…」 メッセ教官「…カンピオーニ、お前らの女遊びの話はここまで聞こえてきているぞ」 提督「っ///」 メッセ教官「別に「するな」とは言わん…だがお前やカサルディのはやりすぎだ」 提督「…」 メッセ教官「……どこの誰が士官学校の候補生をたらしこんでハーレムを作れと言っ
た…しかもご丁寧に卒業間近の連中から入りたての娘っ子まで構わず食い散らかしやがって、このどあほうが…!」 提督「……申し訳ありません、教官…!」 メッセ教官「いまさら謝って済むことか…まったく。お前とその仲間どもときたら、どいつもこいつも大人しいフリをしてとんでもないアバズレだ」 提督「…」 メッセ教官「…だがな」 提督「?」 メッセ教官「そのくらい元気があるっていうのはいいことだ……若いうちは身体を持て余すこともあるだろうしな♪」ニヤッと笑ってあきれたように首を振った… 提督「えぇと…その……」 メッセ教
官「それにだ、確かにお前は女受けのいい顔をしてる…さぞモテるだろうな?」ぐっと顔を近寄せて、じっくりと提督を観察するメッセ教官… 提督「あー…それは、まぁ…///」 メッセ教官「今さら恥ずかしがるな、このスケベ女が……んっ♪」 提督「んっ!?」メッセ教官の荒い唇が触れると、コーヒーと煙草の煙るような味と潮の匂いがまとわりつく… メッセ教官「んむっ、ん…ちゅっ、ちゅぅぅ…っ!」 提督「んむ、あふっ…はむっ……んちゅぅ、ちゅぅぅ///」 メッセ教官「ぷはっ……なるほど、これじゃあ骨抜きにされる娘っ子が出るのも無理はな
い」手の甲で唇を拭うと、感心したようにうなずいた… 提督「き、教官…///」 メッセ教官「なんだ、おかしいか? 私だってな、もっと向こう見ずな頃には色々と悪さをしたもんだ……本当は教官になるつもりはなかったんだが…」 提督「その……では、どうして教官になったのですか///」 メッセ教官「そのことか…まぁ時間もあるしな、話してやろう」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/502
503: ◆b0M46H9tf98h [saga] 2019/04/09(火) 02:34:08.30 ID:M9rLO2DT0 メッセ教官「ふー……私の家族は頭が固くてね、物心ついた頃から何かといえば「お前は女の子なんだから、将来いいお嫁さんになれるよう女の子らしくしなさい」ばっかり言われてたもんだ」 メッセ教官「…特に母親はそうでな。何かといえば「そんな女の子らしくない事は止めなさい!」とくる」 提督「……それは…息がつまりそうですね…」 メッセ教官「ああ…着ているものと言えばいつも丸襟のブラウスとスカートで、エナメルの丸っこい靴を履かされてお行儀よく……いいと
ころのお嬢さんみたいにな」 提督「…正直、想像もできません」 メッセ教官「無理もない……それに私はガキの頃から駆けずり回るのが好きだったものだから、そんなのはまったく好みに合わなかった」 提督「…ええ」 メッセ教官「隙を見つけちゃ家を抜け出して日が暮れるまで暴れ回り、自分よりひと回りは大きい近所の坊主どもを蹴散らしてたもんだ」 メッセ教官「…だがな、それをやって家に帰ると「お前は女の子なのに、どうしておしとやかにしないの!」なんて言われては、夕飯を抜きにされたり頬を引っぱたかれたり……二日に一回はそんな具合
だったな」 提督「…」 メッセ教官「…で、家にいる時は毎日お裁縫だのお菓子作りだの…つまり母親が言うところの「女の子らしい」事ばっかりやらされた……とにかく嫌でたまらなかったから、学校に入ってからはうんと勉強するようにしてやった……どうしてか分かるか?」 提督「…勉強にぶつけたのですか?」 メッセ教官「まぁそれもあるが……少なくともノートを開いて勉強の真似事をしている間は、そういう「がらくた」につき合わされないで済むからだ」 提督「なるほど…」 メッセ教官「…で、中学生になったらなったで今度は「将来、素敵な
男性に見初めてもらえるよう」に化粧だとか服だとか…もちろん、母親からは子供の時よりもっと金切り声でやられる始末だ…まったく「繊細で情緒的」だった私にしてみれば悪夢だったよ」 提督「ええ…想像するだけで胃がきりきりします……」 メッセ教官「そうだろうな……とにかく、母親の考えでは「女に花嫁修業以外の教育はいらない」って事だったらしくてな。高校を卒業するかしないかのうちにいい人を見つけて、後はそいつにコバンザメよろしくひっ付いて食べ物のおこぼれをあずかり、パーティの時は見てくれのいいお飾りになっていればいい…っ
てつもりだったらしい」 提督「…」 メッセ教官「もちろん、高校生の私にだってそのくらいの考えは読めた……で、どうやって家出をするか考えていて、ふと街に貼ってあるポスターに気づいたわけだ……」 提督「あの……それって、もしかして…」 メッセ教官「ああ、そうだ…海軍の「新兵募集」のポスターさ。で、私は高校卒業と同時に自分の貯金をかき集めて家を飛び出し、海軍に転がり込んだ…ってわけだ」 提督「…教官は大変だったのですね……」 メッセ教官「そうかもな……まぁ海軍の初等訓練が楽だったとは言わないが、何かと金切り声でわ
めく母親はいないから気苦労がないし、好きなだけ身体を動かして怒られるどころか褒められるんだからな…私にしてみればいい所だった」 メッセ教官「…それでだ、私は訓練課程の修了までにうんと鍛えて、並みの男の三人分くらい戦えるようになったから「サン・マルコ」海兵連隊に志願したんだが……」 提督「…が?」 メッセ教官「担当士官に「君は優秀だとは思うが女性のための設備がないし、海兵連隊の伝統もあって女は入れられない」……と門前払いを食った」 提督「…」 メッセ教官「もうくやしかったどころじゃない……あれだけ「女らしく」
って言われるのが嫌だったのに、制度にまでそう言われるとは思ってもなかったからな……海兵の荒くれを一人か二人ぶちのめして見せて、そいつの代わりに入れてもらおうかと思ったくらいさ」 メッセ教官「…まぁ腹わたが煮えくり返ったのは一週間くらいで、そのうちにこう思った……「私自身は入れなくても、私が強い女性兵士や士官をたくさん育てれば、いつか海軍だって認めざるを得なくなるだろう」ってな…それに体力と脳みそはあって困ることはない。違うか?」 提督「いいえ、その通りだと思います」 メッセ教官「そうだろう……それにここでな
ら私の性癖も満たせるからな♪」 提督「えっ…?」 メッセ教官「私が子供時代に抑えつけられたせいもあるだろうが……私は女が泥んこになってるのが好きなんだ。軍では好きなだけ泥だらけになれるし、教官ならある程度訓練項目を選ぶことも出来るからなおのことだ…ま、干潟訓練はいい体力トレーニングにもなるし「一石二鳥」ってわけだな」 提督「…教官、それでは……その///」 メッセ教官「……さっきはベルガミーニが身体中泥まみれになってべちゃべちゃやってるのを見て興奮した…カンピオーニ、お前もなかなかだったぞ♪」 提督「あ、あー
…えーと、ありがとうございま…す……///」 メッセ教官「…適当なロングブーツを買ってきてぬかるみに突っこむのも好きだが……お前はいらないブーツとかあるか?」 提督「……さ、探しておきます」 メッセ教官「おう…さ、もう私の昔話はいいだろう。行ってよし!」 提督「はっ、失礼します……コーヒーをごちそうさまでした、教官♪」 メッセ教官「ああ…しっかりやれよ」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/503
504: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/09(火) 10:20:41.04 ID:M9rLO2DT0 ……… … シモネッタ提督「…それは初耳ね」 カサルディ提督「あれ、言ってなかったかな……とにかくそれ以降は教官も黙認みたいなものだったから、フランチェスカときたらもうやりたい放題で…」 メッセ兵曹長「全くだ…カンピオーニときたら、私が少し甘い顔をしてやったら勘違いしてな」 提督「むぅ…それを言ったらルクレツィアだって更衣室のロッカーに同期の娘を押し付けて、耳元でずーっと甘酸っぱいような台詞をささやいていたじゃない」 カサルディ提督「
あー…それは、まぁ…そうかもしれないけどさ……」 提督「…忘れたなんて言わせないわよ?」 コリドーニ「おぉぉ…次から次へと記事になりそうな話が……!」 デュイリオ「うふふっ、そういうのもあるのですね……今度機会を見つけて、私も提督に試すといたしましょう…♪」 ガリバルディ「さっきから聞いていたけれど…へぇ、なるほどね♪」 エウジェニオ「色々と役に立ちそうな話ね……ふふ♪」 提督「あら、三人ともお帰りなさい…外の様子は?」 デュイリオ「風もなく心地よいお日柄です……催し物は上天気が一番ですもの♪」 ガリバルデ
ィ「そうね。おかげで盛況よ、提督…混乱も特になし」 エウジェニオ「憲兵隊が上手くさばいてくれているから、提督はゆっくりしていて……ね♪」ちゅっ♪ 提督「ふふ、了解♪」 ライモン「もう、提督ってばエウジェニオには甘いんですから……」 ガリバルディ「提督、ライモンドが妬いているわよ…ほら、怒られる前にご機嫌を取ってあげないと♪」 提督「ふふっ……怒らないでね、ライモン?」…ちゅっ♪ ライモン「…っ///」 シモネッタ提督「本当にフランカときたらお熱いこと…♪」わざとらしく手で扇いでみせるシモネッタ提督…気づけばい
つの間にか提督の所の小さな駆逐艦「クィンティノ・セラ」をテディベアのように抱きかかえ、カサルディ提督の「MS16」と「MS22」をはべらせている… 提督「ちょっと…エレオノーラ!?」 シモネッタ提督「なに?」 提督「…い、いつの間に……?」 シモネッタ提督「ふふ、貴女が昔話に花を咲かせている間によ……それにしてもセラは可愛いわね♪」セラのさらさらの髪を手ですくい上げると顔に近づけ「すぅ…」と深呼吸する… セラ「えぇと……あの…///」シモネッタ提督のひざの上で、恥ずかしげに顔を紅くしているセラ… 提督「あー…
…そろそろお昼だし、姫たちにも戻って来てもらいましょうか…ね、ライモン?」意味ありげにウィンクをしてみせる… ライモン「…あ……あ、あぁ…そうですね! わたしもお腹が空きました♪」 提督「そうよね♪ それじゃあお昼の用意をしないと…セラ、お皿を運ぶから手伝ってくれる?」 セラ「は、はい///」 シモネッタ提督「もう…せっかく至福の時間を過ごしていたのに……」 提督「はいはい…兵曹長もご一緒にいかがですか?」 メッセ兵曹長「すまんな…それじゃあせっかくだしごちそうになろうか」 提督「ええ、ぜひ…ライモン、悪いけ
れど姫たちに「お昼にしますので」って伝えてきてもらえる?」 ライモン「はい」 提督「ディアナ、厨房に行きましょうか」 ディアナ「ええ、よしなに…♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/504
505: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/11(木) 02:07:30.25 ID:DXgjiEIo0 …厨房… 提督「…さてと、お昼の献立は何にする?」金モールの付いた上着と軍帽を厨房の隅っこに置いてある椅子にたたんで乗せるとエプロンをかけ、手を洗った… ディアナ「そうですね…とりあえずカリフラワーがたくさんありますから、それを使って一品作りましょう。後は砂を吐かせたアサリが冷蔵庫に入っております」 提督「んー…だったら「カリフラワーのアンチョビ風味」と「ボンゴレ・ビアンコ」でどうかしら? 後は屋台料理のお余りや冷蔵庫の残り物とかをか
き集めたら、そこそこどうにかなるんじゃないかしら?」 ディアナ「ああ、それはよろしいですね…♪」 提督「それじゃあ私はカリフラワーに取りかかるから、ディアナはボンゴレをお願い」 ディアナ「はい、よしなに」 提督「それじゃあまずはカリフラワーを洗って……」 …提督はクリーム色をしたカリフラワーをとなりの食料庫からいくつか取り出してきてざっと洗い、それから包丁で房を一口大に切り出していく……残った太い茎は食べられないこともないが、わざわざ使うこともないのでルチアの餌に混ぜることにして分けておく… 提督「…お湯
も沸いたみたいね」ごぼごぼと泡を立てている鍋にカリフラワーを放り込み、タイマーを四分にセットする… 提督「ではその間に…と♪」唐辛子とニンニク、アンチョビの缶詰をまな板の脇に並べた……ニンニクは薄切りにし、乾燥唐辛子は辛みが出るようハサミで適当な大きさの輪切りにする…綺麗な赤色の唐辛子はパリパリに乾いているのでハサミを入れるそばから割れてしまうが、風味付けなので気にせずに切った… 提督「♪〜ふーん、ふふーん……」アルミの大ぶりなフライパンにオリーヴオイルを流し込んで火にかけると唐辛子を入れ、(焦げやすいの
で)少し間を開けてからニンニクを入れる… 提督「そろそろ茹ったかしら…うん、いいわね♪」 …カリフラワーがちゃんと茹ったかどうか串を刺し、それから網しゃくしでカリフラワーをしゃくい上げた…手際を考えるならカリフラワーをすくうよりは、むしろ流し台のザルに空けてお湯を流してしまう方が早いが、そこは節水を叩きこまれた海軍士官だけに、つい「何かに使える」とお湯を残す… 提督「……それでは、と」アンチョビの缶を開けるとフライパンに空け、アンチョビがすっかり溶けてしまうまで弱火にかけた… 提督「後はカリフラワーを……そ
ーれ♪」火を止めたフライパンに水気を切った茹でカリフラワーを投入して、さっと和える……少し馴染ませると陶器の大きなサラダボウルに移し、それから油汚れが取れるように、カリフラワーの茹で汁をフライパンにそそぎこんだ… 提督「私の方はできたわ…ディアナ、何か手伝いましょうか?」 ディアナ「いえ、こちらも出来上がりますので…」 …大戦時は32ノットを誇った「高速スループ」だけあって、とにかく手際のいい「ディアナ」…提督がカリフラワーを料理している間にアサリの「ボンゴレ・ビアンコ」を仕上げている……まずはみじん切り
のニンニクとオリーヴオイルを弱火にかけて、刻んだ玉ねぎを少々加える…玉ねぎがすっかり透明になったところで、殻を擦りあわせて良く洗った殻つきアサリをガラガラと放り込み、火勢を強めて白ワインをそそぐと蓋をして、一気に蒸らす…ほんの二分ばかりでアサリがぱっくりと口を開け、そこに薄めのコンソメスープを注いで軽くひと煮立ちさせる……アサリの塩気が出るので塩はほとんど入れず、少し固めにゆで上げたパスタに出来上がった「ボンゴレ・ビアンコ」をたっぷりと注ぐ… 提督「すぅー……いい匂い。美味しそうね♪」 ディアナ「ふふ、さ
ようでございますね…さ、提督も上着をお召しになって食卓に参りましょう?」 提督「ええ♪」パスタが冷めないうちにと、急いで上着を羽織る… …食堂… 提督「お待たせしました…さぁ、召し上がれ♪」提督が制服を整えて食堂の席に着くころには百合姫提督たちも戻って来ていて、長テーブルに揃った白と紺、そして金モールの制服がまぶしい… カサルディ提督「うわぁ、いい匂い…♪ 料理の腕は相変わらずみたいだね、フランチェスカ?」 提督「ええ…だけどここに着任してからはディアナに頭が上がらないわ♪」そう言ってディアナにウィンクを投
げる ディアナ「お褒めいただきありがたく存じます…///」 シモネッタ提督「あら、美味しい…毎日こんなにいいものを食べているなんて、やっぱりフランカはずるいわ♪」 提督「ふふっ、少将にもなると色んな特権があるのよ…♪」冗談めかしてそう言うと、白ワインのグラスを軽くかかげた… 百合姫提督「ほんと…美味しいわ……♪」 グレイ提督「確かに…上品な味付けでよろしいですわね」 ヴァイス提督「アサリだけでこんなに美味しい料理が作れるのですね」 エクレール提督「まぁ、フランスでしたらこのくらいは……」 提督「…んー?」意味
ありげに眉を上げ、微笑んでみせる提督… エクレール提督「い、いえ…なかなかの味だと思いますわ///」 提督「そう、よかったわ♪」 ルチア「ワフッ…ハフハフッ……フガ…♪」長テーブルの脇で冷ましておいた鶏レバーとカリフラワーの茎を混ぜたものをもらってご満悦のルチア… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/505
506: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/13(土) 15:34:15.43 ID:iJO4E7Fn0 提督「ふー…美味しかったわ♪」 カサルディ提督「本当に美味しかったよ…おかげで食べ過ぎちゃった……」 提督「ふふ、いいじゃない…日差しが気持ちいいし、お昼寝でもして来たら?」 カサルディ提督「いやいや…そんなことしたら夜まで寝ちゃいそうだし、起きてることにするわ」 提督「そう、ならコーヒーでも淹れましょうか…みんなは?」 シモネッタ提督「ええ、ありがとう」 メッセ兵曹長「もらおう」 提督「はいはい…ライモン、手伝って?」 ライモン「は
い、提督」 カサルディ提督「……うーん、美味しい」甘いカフェ・ラテをすすって満足そうにため息をついた… 提督「ふふっ…カフェ・ラテ一杯でそんなに感心しなくたって♪」 カサルディ提督「いや、それがさ…うちは規模が小さいから予算もあんまりつかないし、艦娘も少ないから当然出し合う食費の方も集まらなくて……たいていはインスタントコーヒーなんだよね」 提督「あらまぁ…エーゲ海管区と言えば激戦区なのに、それはずいぶんね?」 カサルディ提督「うん…まぁもっとも、うちはレロス島鎮守府って言っても「第十二」なんていうほとんど
末席の小さい所だからね……ところでエレオノーラ、ここは貴族の別荘みたいだけどさ「ヴェネツィア第三」はどんな感じ?」 シモネッタ提督「そうね……まぁ、ここほど贅沢ではないけれど一応みんなに個室があるし、艦娘の子も結構いるから「まぁまぁ」って所ね」 カサルディ提督「そっか…そう言えばさ、エレオノーラがロリコ……いや、幼女が好きになったのってどうして?」 シモネッタ提督「…あら、それなら士官学校の時に話したことがなかったかしら?」 カサルディ提督「そうだっけ?」 提督「…確かあの時は私だけで、ルクレツィアはいなか
ったんじゃなかったかしら?」 シモネッタ提督「あぁ、そう言えばそうだったわ……そう、あれはまだ私が小さい頃だったけれど、近所に従姉妹がいて……」 カサルディ提督「へぇ、エレオノーラに従姉妹ねぇ……よそ様の話とはいえ、その従姉妹の貞操が心配になるわ…」 シモネッタ提督「失礼ね、その頃はまだ「愛の手ほどき」なんてしていなかったわ♪」 カサルディ提督「…」 シモネッタ提督「まぁとにかくその娘が可愛くて可愛くて…くりっとした瞳にぷるぷるの唇…小さくて柔らかな手足に、笑みを浮かべると出来るえくぼ……もう天使がいるよう
にしか思えなかったわ…♪」 カサルディ提督「あー…幼い頃からそんなだったわけね……」 提督「そのようね……前に聞いた時も同じ話をしてくれたもの」 シモネッタ提督「ええ…で、幼心にこう思ったの「将来は可愛い幼女に色々手ほどきできるような立派な女性になりたい」って…♪」 カサルディ提督「それって立派な犯……いや、まぁ…夢を持つのはいいことだと思うけどさ……」 提督「……しかもちゃんと実現できているものね…」 シモネッタ提督「ふふ…たまたま行ったイベントで艦娘の子に出会わなかったら、今ごろは保育士か幼稚園の先生に
なっていたでしょうね♪」 カサルディ提督「…さもなきゃ刑務所か……」 提督「ええ、それが一番ありそうね…」 シモネッタ提督「そう言えば…私は艦娘たちといちゃいちゃしたかったからで、フランカは歴史とか軍艦のことが得意だったから、って言うのは知っているけれど……ルクレツィアはどういう経緯で海軍に入ったの?」 カサルディ提督「あー、私はねぇ…実家はリーパリ諸島からシチリア沖に船を出して魚を取る漁師で……私は船を継ぐ気だったんだけど、シチリア辺りじゃ女が漁師になるっていうのはなかなか受け入れてもらえなくてさ…しかも
「深海棲艦」騒ぎが起こって危険だからって、もう漁どころじゃなくなっちゃって……」 シモネッタ提督「…それで?」 カサルディ提督「まぁそういう訳で小舟の扱いは上手かったから、モーターボートの選手になろうと思ってヴェネツィアに行ったんだけど……海軍の制服ってスマートで格好いいし、お給料もきちんとくれるし…それに意外と小型艇も多いから、けっこう向いてるんじゃないか……って思ってね」 シモネッタ提督「なるほど…」 提督「…少なくともエレオノーラの理由よりは健全よね」 カサルディ提督「…確かに」 シモネッタ提督「もう
、失礼ね…これでもちゃんと指揮は取れるのよ?」苦笑いするカサルディ提督とむくれてみせるシモネッタ提督… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/506
507: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/13(土) 17:38:20.18 ID:iJO4E7Fn0 …まずはこれで「提督たちの士官学校時代」はおしまいにして、あとは基地祭の最終日の模様を続けていこうかと思います……あと、せっかくなので「カリフラワーのアンチョビソース」のレシピを書いておきます… ……… カリフラワーのアンチョビソース(だいたい三人前くらい) カリフラワー…一株 アンチョビ缶…四切れ程度 乾燥唐辛子…半分〜一本分(輪切り) ニンニク…ひとかけ(薄切り) オリーヴオイル…適量(アンチョビ缶の油を使う場合はその分減らしておく
) カリフラワーは「幹」の部分から各「枝」ごとに切り出し、三分から四分くらい茹でておく(ゆでてすぐ和えると水っぽくなるので少し冷ました方がいいかも…) フライパンにオリーヴオイルを(使う場合はアンチョビ缶のオイルも一緒に)たらして、唐辛子を(辛み成分が油溶性だそうなので、時間をかけた方が辛みが出ます)弱火でゆっくり温め、しばらくしたら薄く切ったニンニクを投入して、軽くカリカリになるまで火を加える ニンニク・唐辛子オイルにアンチョビを投入して、木べらでほぐすようにしていく…完全に形がほぐれたら火を止めて、ゆ
でておいたカリフラワーを投入して和える……もし味が薄かったら塩を軽く振る ……こんな感じでわりと簡単です。温かい内はもちろん、冷めても前菜やワインのお供にぴったりで、しかも数日は置いておけるので常備菜にでも… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/507
508: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/16(火) 01:33:08.82 ID:Hi11guKo0 …昼下がり… シロッコ「うーん……屋台の当番も終わったし、お昼も美味しかったわ…ふわぁ…あ…///」大きく伸びをしながらあくびをするシロッコ… シロッコ「……この後は少し昼寝をして、それから今度はお客さんになって屋台でも巡ろうかな……って、お姉…」廊下の先を歩いている、見覚えのある淡い褐色のシルエット……シロッコは声をかけようとして口を開けたが、直前でやめた… マエストラーレ?「…」 シロッコ「……くすくすっ♪」(ふふ、いいこと思いつい
ちゃった……後ろからいきなり抱きついておっぱい触ったりしたら、堅物なお姉ちゃんのことだから「きゃあ!」とか可愛い反応をしちゃうよね……♪) マエストラーレ?「…」 シロッコ「…そーっと、そーっと……」(お姉ちゃんにしては何だか少し背が低いような気がするけど…気づかないうちに私も背が伸びたのかしら……?) マエストラーレ?「…」 シロッコ「……えい♪」ふにっ…♪ マエストラーレ?「ひゃあっ!?」 シロッコ「ん? …お姉ちゃんにしては胸がずいぶん慎ましいような…声も甲高いし……」 マエストラーレ(ヴェネツィア)
「も、もうっ…いきなり何するのっ///」 シロッコ「えっ…あれっ!?」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「…後ろからいきなり胸をわしづかみにするなんて……どういうつもり…っ///」 シロッコ「うわわ…っ、ごめんなさい! お姉ちゃんのつもりでびっくりさせようとしたんだけど……まさかヴェネツィアのマエストラーレだったなんて…」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「……シロッコは自分のお姉ちゃんと私を間違えたの?」 シロッコ「そ、そういうこと……ごめんなさい…」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「そういうこと…ならいいわ。間違
えたのなら許してあげる♪」鎮守府のマエストラーレたちより少し小柄なヴェネツィアの「マエストラーレ」が少しつま先立ちをして、シロッコの頭をぽんぽんと撫でる… シロッコ「あぁ、驚いた。 だってこっちに来た時はお団子二つだったのに、いつのまにか髪型がお姉ちゃんと同じになってるんだもの…」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「ああ、これ? これはね、さっき食堂でここのマエストラーレと一緒になって……」 …数分前・食堂… マエストラーレ(ヴェネツィア)「美味しいわねぇ、リベッチオ?」 リベッチオ(ヴェネツィア)「うんっ、
おいひい…♪」 シロッコ(ヴェネツィア)「もう、口もとにべたべたつけちゃって…ほぉら、拭いてあげるから顔を寄せて?」 リベッチオ(ヴェネツィア)「んー…♪」 グレカーレ(ヴェネツィア)「あはは、本当にリベッチオってば子供なんだから……♪」 リベッチオ(ヴェネツィア)「えへへ…っ♪」 マエストラーレ「……ねぇ、マエストラーレ?」ヴェネツィアのシロッコたちが食堂から出ていくと、残っていたマエストラーレに声をかけた… マエストラーレ(ヴェネツィア)「なぁに、マエストラーレ…って、これだと自分で自分を呼んでいるみた
いでおかしな感じ♪」 マエストラーレ「そうね……って、そうじゃなくて」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「…?」 マエストラーレ「いえ…他の鎮守府所属の「自分」と出会うのって初めてだけど、変な気分で……マエストラーレはどう?」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「うーん…確かにちょっとおかしな気分ではあるけれど、瓜二つってほどじゃないから……従姉妹みたいな感じかな♪」 マエストラーレ「…なるほど、従姉妹ね……言われてみればそうかもしれないわ♪」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「でしょ♪ ……あ、そうだ。せっかくだ
から髪をとかしてくれない?」 マエストラーレ「髪を?」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「うん…せっかく自分の「分身」に会えたわけだし、同じ髪型にしてほしいの」 マエストラーレ「なるほどね……分かった、それじゃあ櫛を持ってくるわね」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/508
509: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/16(火) 02:36:46.66 ID:Hi11guKo0 ……… … マエストラーレ「……どう?」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「うん…気持ちいい……」マエストラーレが二つのお団子を解いて櫛を走らせると、椅子に大人しく座っている「マエストラーレ」(ヴェネツィア)は心地よさそうに目をつぶり、頭皮をくすぐる櫛の感触を楽しんでいる…… マエストラーレ「きれいな髪…シモネッタ司令はいい女性(ひと)みたいね」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「そうね、とってもいい女性よ…ちょっと幼女好みなのが欠点だけ
ど……」 マエストラーレ「まぁ、それで言ったらうちの提督も女たらしの年上好きだから……」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「…何でも完璧な人はいないって事ね」 マエストラーレ「そうかもね……あ…」梳いている髪からふわりと甘いいい香りが漂った… マエストラーレ(ヴェネツィア)「どうしたの?」 マエストラーレ「あー、えーと……いま、マエストラーレの髪からいい匂いがして…///」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「シャンプーかな……うちはみんなで集める分に提督がお金を足してくれるから、いいのを使えるの」 マエストラーレ
「あ、ヴェネツィアもそういう風になっているのね。 …それにしてもいい香りで、まるで花園みたい♪」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「そうかもね…これはうちの提督がアロマのお店に頼んで作ってもらってるオーダーメイドだから」 マエストラーレ「…それでこんなにいい匂いがするのね……すうぅ…はぁ……」髪をひと房持ち上げて深呼吸する… マエストラーレ(ヴェネツィア)「んっ…///」 マエストラーレ「あ…ごめんなさい」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「大丈夫、ちょっとくすぐったかっただけ……///」 マエストラーレ「そう……続
けるわね?」 …マエストラーレは優しく櫛を走らせ、髪をとかしていく……そのたびにヴェネツィアの「マエストラーレ」からふわりと立ち上る甘い香りと、ちらちらのぞく淡褐色の艶やかなうなじ…小さな肩と華奢な身体は、とても北アドリア海を守る「艦娘」の一人とは思えない…… マエストラーレ「…ねぇ、マエストラーレ……///」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「…なに?」 マエストラーレ「その、続きは……部屋で…しない…?」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「……うん///」 …しばらくして・マエストラーレ級の部屋… マエストラーレ
「……それじゃあ、するわね…///」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「…うん……来て///」 マエストラーレ「ん…ちゅ……ちゅっ///」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「あむっ……んちゅっ、ちゅ…///」 マエストラーレ「あっ、あっ…んぁっ♪」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「あふっ、んっ…あ♪」 マエストラーレ「んくっ、ちゅるっ……れろっ///」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「ふぁっ、あぁ……んふ、ちゅる……ぅ///」 マエストラーレ「はぁ、はぁ……んはぁ…脱がすわ……ね///」しゅるり…とお互いの服をたくし上げると、その
まま滑らかに脱がしていった……ヴェネツィアの「マエストラーレ」はあどけない感じのする褐色の身体に、レースをあしらった揃いの白いブラとショーツがよく似合っていて、大人びたランジェリーも清楚な下着のどちらも中途半端で決まらない感じがするマエストラーレとしては少しうらやましい… マエストラーレ(ヴェネツィア)「ん……」くちゅ…♪ マエストラーレ「んんぅ、マエストラーレ…ぇ♪」じゅるっ、ぢゅぷ…っ、んちゅるっ…♪ マエストラーレ(ヴェネツィア)「うん……あっあっ、そこ…ゆび…気持ちいいのっ……ふぁぁ…ぁっ///」くち
ゅくちゅっ…にちゅっ、じゅぷっ…♪ マエストラーレ「はぁぁ……あぁ…んぅ///」くちゅっ、じゅぶ…っ♪ マエストラーレ(ヴェネツィア)「あぁぁ、はぁ…も、もう…イキそう……///」 マエストラーレ「…んんぅ、はぁ…っ…私も……///」 マエストラーレ「あっ、あっ、あっ……んあぁぁぁっ///」くちゅっ、くちゅ…ぷしゃぁぁ……っ♪ マエストラーレ(ヴェネツィア)「はぁぁ、あぁ…んっ、くぅぅっ…///」とぷっ、ぷしゃぁ…♪ ……… http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/509
510: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2019/04/17(水) 11:45:30.14 ID:R4D884Do0 マエストラーレ(ヴェネツィア)「…って言うようなことがあったから……それに終わってから時計を見たら、実際は数分どころじゃなくて……///」 シロッコ「へぇ…普段はあんなにガミガミいう割には、お姉ちゃんも意外とスケベなのね……それにしてもほんの数分でそんなになるなんて、マエストラーレも意外とスキモノなのね♪」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「い、言わないで……だって…髪をくしけずってもらうと身体がじんじんして……///」 シロッコ「へぇ…髪だ
けで?」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「え、ええ…///」 シロッコ「ふぅん……ねぇマエストラーレ、何か隠してない?」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「…っ!」 シロッコ「隠しても無駄よ…なんとなーく分かるもの」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「…そ、それじゃあ教えるけど……他のみんなには…言わないでくれる?」 シロッコ「もちろん」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「それじゃあ……その…私が提督とするときは…たいてい……髪をすいてもらうところから始めるから……///」 シロッコ「……なるほど。条件反射って言うやつ
?」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「そ、そう……だから、もう…髪の毛を撫でられると濡れてきちゃって……///」 シロッコ「ふふっ、そうなのね…♪」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「ええ……と、とにかく他のみんなには秘密にしてちょうだい///」 シロッコ「もちろん…この「歴史の立会人」を信用して?」 マエストラーレ(ヴァネツィア)「…歴史の立会人って言うのは分からないけれど……ええ」 シロッコ「うん…それじゃあまた♪」 マエストラーレ(ヴェネツィア)「またね…ちょっと休憩してくるわ……」 シロッコ「チャオ……ふふ
ーん、いいこと聞いちゃった♪」 …またしばらくして・食堂… 提督「……ふふっ、エレオノーラったら相変わらずね♪」 シモネッタ提督「ええ、それはもう…♪」 グレイ提督「ふふふっ、イタリアの提督は愉快な方々ばかりですわね……イギリスでしたらテレビ番組に出られますわ♪」 ヴァイス提督「いや、それはその……くすっ///」 提督「あ、やっと笑ってくれたわね……いつものきりりとしたシャルロッテも凛々しくて素敵だけれど、笑った顔も可愛らしくていいわ」 ヴァイス提督「あ、いえ…笑うつもりなどなかったのですが……///」 提督「い
いんですよ…面白おかしい話をしているのですから、笑ってくれないとかえって心配になってしまいます♪」 グレイ提督「ええ、ドイツ人の事ですから笑うことは禁止されているとか…さもなければ脳のユーモア神経でも切除されてしまったのかと心配になりますわ」 ヴァイス提督「いえ、決してそんなことは……」 エクレール提督「まぁ、ドイツ人に笑いを理解させるのはイギリス人に美食を作らせるくらいの難事業ですから…致し方ありませんわ」 提督「そうね。でもフランス人にまともなデザインをさせるよりは簡単でしょうけれど♪」 グレイ提督「ま
ぁまぁ、カンピオーニ提督……わたくしはフランス艦の特異なデザインは「見ている分には」面白いと思いますわ」 提督「考えオチですけれど…ね♪」 エクレール提督「ぐっ…また貴女はそうやって……!」 提督「そう言えば、マリーはバターが好きよね……食後のおやつにでも持ってきてもらいましょうか?」(…いつかの時は四つん這いになって、夢中で舐めまわしていたものね♪) エクレール提督「…っ///」 提督「…ねぇディアナ、マリーにバターを……って、あら?」 ライモン「提督、ディアナさんでしたら出し物に出演しに行きましたよ」 提
督「あ、そういえばそんなことを言っていたわね……でも練習しているところは見せてくれたことがないし、何をするのか気になっていたのよね」 デュイリオ「でしたら見に行きましょう…ね、提督♪」ぎゅっと身体を寄せて甘えるようにしながら、提督の腕を胸の谷間に挟み込みつつ抱き寄せた… ライモン「わ、わたしもご一緒したいです……!」反対側の手を「恋人つなぎ」にして肩を寄せた… 提督「ええ…♪」 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1514656546/510
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