イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (953レス)
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139: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/03/27(火)02:20 ID:wlDgRadb0(2/3) AAS
ヴァイス大尉「本日をもって秘書艦を潜水艦母艦「ザール」からこの「ティルピッツ」に交代する!…今後は厳格に規律を励行し、違反があれば容赦なく罰則を与える!」

ティルピッツ「…秘書艦となったビスマルク級二番艦「ティルピッツ」です。司令のおっしゃる通り、今後はきちんとしてもらいます!」

U100「結構なことでございますな……ところでお美しいティルピッツどのは撃沈何隻、何トンになりますので?」

ティルピッツ「いや…それは……」

U47「…何度も出迎えはしてくれただろうが、出撃したことはあるのか?」

Uボート一同「「あっはははは!!」」

ティルピッツ「うぅ…これでもビスマルク級の二番艦としてノルウェーからにらみをきかせていたんです!」

U100「…スキーと海水浴を楽しみながら?」

ヴァイス大尉「…いい加減にしないか!……規則に文句があるなら私が相手になるが!?」

U100「いえいえ…とんでもございません、わたくしどもはこの美しいユングフラウ(若い乙女)の活躍を聞きたかっただけなので♪」

U38「…けっ、図体ばかり大きい戦艦が」

U47「……ロイアル・オークの代わりにG7e魚雷で沈めてやってもいいかもな」

U96「…私みたいに銀幕デビューしてから言って欲しいね」

U510「…こっちは日本まで行ってきたんだから、あんまり指図されたくないね」

ティルピッツ「うぅぅ…」

ヴァイス大尉「もういい!…以上、解散っ!!」

ティルピッツ「…司令、この任務は私に向いてないのではないでしょうか……」

ヴァイス大尉「気にするな。ティルピッツは職務にまい進すればいい」

ティルピッツ「……は、命令とあらば頑張ってみせます!」



………

提督「あー…やっぱり」

ヴァイス提督「ええ…それで数週間もすると……」

………

ヴァイス大尉「一体どうなっているのか…ザール!」

ザール「は、はいっ…!」

ヴァイス大尉「これで規律が保たれていると言えるのか?」

…艦娘用の食堂には大音量でUボートの歌が流れ、同時にエディット・ピアフのシャンソンやララ・アンデルセンの「リリー・マルレーン」もかけられている。…皮肉で現実主義者なUボートの艦娘たちはビールやコニャック、シュナップスを浴びるように飲みながら、胸を強調するようなドイツの民族衣装を着せられ、きゃあきゃあと嬌声をあげているU459たち]W型「乳牛」の身体を揉みしだいている…

ザール「い、いえ…」

ヴァイス大尉「ティルピッツ!……ティルピッツは?」

U100「どうやらおねんねの時間みたいですなぁ…♪」一同が爆笑する

ヴァイス大尉「…U100、ティルピッツに何かしたのか?」

U100「いいえ…♪」

ヴァイス大尉「…ふむ、いずれにせよ諸君は規律を守る気がないようだ」

U99「規律はともかく戦果は挙げています…一魚雷につき一隻で」

U47「私の牡牛の角だって相変わらず冴えわたっている…レッド・エンサイン(※英商船旗…赤地の旗の隅にユニオン・ジャックが入っている)があれば突進してやるさ!」

U29(ZA型)「…うまいっ、私が「カレイジャス」を撃沈した時みたいに冴えてるな!」(※カレイジャス…英空母。1939年9月17日に撃沈された)

ヴァイス大尉「…もう結構。この調子なら私も他の手を考えさせてもらう」

………
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