イタリア百合提督(その2)「タラントに二輪の百合の花」 (952レス)
上下前次1-新
141: ◆b0M46H9tf98h [sage saga] 2018/03/29(木)00:55 ID:B3eVOtYu0(1/2) AAS
…翌日…
ヴァイス提督「…昨夜は申し訳ありませんでした、少将閣下!」直立不動の姿勢で提督に平謝りしているヴァイス提督に、食堂で午前のコーヒーや紅茶を楽しんでいる艦娘たちは何事かと注目している…
提督「そんな、お気になさらず……私と『親しい』日本の提督も「困ったときはお互いさま」ってよく言っていますし…ね?」
ヴァイス提督「いえ…昨夜は夜分遅くにもかかわらずお部屋にあがり込んで、大変ご迷惑をおかけしました……さらに化粧品までいただいてしまい、申し訳ない限りです…!」
提督「ふふ、いいんですよ……差し上げた化粧品は私にはあまり似合わない、きりっとした雰囲気の物でしたから…ヴァイス提督に使ってもらった方が「効率的」でしょう?」
ヴァイス提督「それは……まぁ、たしかに効率的で無駄がないですね」
提督「でしょう?…ところで、よかったら一緒に午前のお茶でもいかがですか♪」
ヴァイス提督「は、それではちょうだいいたします……」
提督「…どうかしました?」
ヴァイス提督「いえ…どうも先ほどから艦娘たちからの視線があるのですが」
ライモン「……あの、カヴールさん…今の、まさかとは思いますけど…」
カヴール「ええ…ヴァイス提督が確かに「夜分にもかかわらず上がり込んで迷惑をかけました」とおっしゃってましたね…これはどういう意味か提督にお聞きする必要がありそうですね♪」
リットリオ「もぉ、私が妹たちと「仲良く」している夜に限ってドイツの提督を部屋に連れ込むなんて……提督もなかなか捨てておけないんだから♪」
ローマ「…っ///」
ヴェネト「もう、姉さんったら…みんなに聞かれちゃう///」
デュイリオ「あらまぁ♪……それはそうと、ヴァイス提督のかけた「迷惑」とやらについて、今夜はたっぷりと提督に尋ねないといけないわ♪」
提督「…あー」
ヴァイス提督「その…申し訳ありません。私がお邪魔したせいで何か艦娘たちと予定していたことが出来なくなってしまったのですね?」
提督「えーと…ヴァイス提督の考えているような真面目なこととはおそらく違いますからお気になさらず……それで、飲み物は…」
ヴァイス提督「カンピオーニ提督と同じものを」
提督「ええ、分かりました……エリトレア、私とヴァイス提督にカプチーノの砂糖二さじ、ミルクはぬるめでスプーマを(泡)多めにして、濃く淹れたものをお願い♪」
エリトレア「はぁーい♪」
ヴァイス提督「あの…カンピオーニ提督……」
提督「ええ、なんですか?」
ヴァイス提督「今頼んだのはコーヒーですか?」
提督「そうですよ?」
ヴァイス提督「イタリアではコーヒー一杯にそんなに色々言わないといけないのですか……」
提督「えーと…私は注文の少ない方なのですが……そんなに多かったですか?」
ヴァイス提督「ええ…そう思えました」
提督「ふふ…それじゃあきっと「お国柄」でしょうね♪」カプチーノを受け取ると眺めのいい席に座り、鮮やかな海を眺めつつゆっくりとすすった…
提督「…ふぅ、美味しい♪」
ヴァイス提督「…確かに美味しいです」
アヴィエーレ「やぁ提督……隣、いいかな」
提督「あら、アヴィエーレ…今日もエースパイロットみたいで格好いいわね♪」アヴィエーレは毛皮の襟付き革ジャケットとサングラス…グレイグリーンの乗馬ズボンの裾は黒の革長靴につっ込んであり、航空チャートも一緒にねじ込んである…
アヴィエーレ「グラツィエ…ところで提督、ちょっと欲しいものがあるんだ」
提督「欲しいものねぇ……家具とか?」
アヴィエーレ「いや、家具は充分にあるよ……ふふ、何が欲しいか分かるかな♪」
提督「なら香水とか…でもアヴィエーレはあんまり香水や化粧品は使わないものね……じゃあプラモデルの道具や機材とか…でも休暇で一杯買って来たのよね?」
アヴィエーレ「あぁ、そうだね…どうだい?」
提督「うーん、何かしら……だめ、降参するわ♪」両手を上に持ち上げて肩をすくめた
アヴィエーレ「そっか、なら教えるよ…♪」ちゅっ♪…と頬に軽くキスをしてから、ぐっと身を乗りだした……
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 811 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル
ぬこの手 ぬこTOP 0.012s